この記事のまとめ
- 大企業・中小企業には分類がある
- 大企業・中小企業はそれぞれメリット・デメリットがある
- 大企業・中小企業ならではの対策がある
- 適職診断
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就職活動をおこなっていると大企業を選ぶか中小企業に就職するのか、自分にはどちらが合っているのだろうかと迷うことがあるかもしれませんね。
そもそも大企業・中小企業とはどのような分類なのでしょうか。また、大企業と中小企業それぞれの特徴にはどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、キャリアアドバイザーの高尾さん、降幡さん、吉田さんと一緒に、大企業と中小企業の特徴や働くメリットデメリットを見ていき、自分にはどちらに就職するのが向いているのかを考えていきましょう。
企業選びの前提として大企業と中小企業のどちらに向いているか把握しよう
就職活動をおこなう際には、大企業と中小企業どちらを選んだら良いのかということも悩みの一つとして挙げられます。
大企業も中小企業も、それぞれ違った魅力があるので、自分にはどちらが向いているのだろうと悩んでしまいますよね。
大企業・中小企業の違いや、それぞれに就職するメリット・デメリットを紹介し、就職活動を成功させるためのポイントも解説していきます。
そもそも大企業・中小企業とは? まずは定義を把握しよう
就職活動をおこなう際、大企業・中小企業という言葉を使って企業を分類しますが、そもそも大企業・中小企業はどのよう泣き順で分類されているのでしょうか。
それぞれの定義や、分類のされ方の違いについて紹介していきます。
大企業の定義
大企業は売り上げが大きかったり社員数が多い会社というイメージがあると思います。しかし、明確に社員数が何人以上なら大企業、という風に人数で決まっているわけではありません。
会社法では、資本金5億円以上または負債総額200億円以上の株式会社を大企業とする、という定義もされているので、これは一つ大企業かどうかを見極める指標となりそうですね。
また、大企業は業界内でトップのシェアを占めている企業という考え方もできます。抽象的ではありますが、誰でも知っているような知名度の高い会社は大企業であると分類できます。
中小企業の定義
日本の企業のうち99.7%が中小企業と言われており、定義は中小企業庁が明確に定めています。業種によって中小企業となる条件が異なっています。業種ごとの条件配下の表の通りです。
業種 | 資本金の学または出資の総額 | 常時使用する従業員の数 |
製造業、建設業、運輸業、その他 | 3億円以下 | 300人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
サービス業 | 5,000万円以下 | 100人以下 |
小売業 | 5,000万円以下 | 50人以下 |
このように、資本金の額や従業員数で中小企業が定義されています。
大企業の明確な定義はありませんでしたが、中小企業の条件となっている資本金、従業員数を超えていると大企業とみなす、という考え方もできそうですね。
- 上場企業という言葉もよく聞きますが、上場企業は大企業と中小企業どちらに含まれますか?
上場企業といっても規模の大きい企業ばかりではない
上場企業は、その規模によって大企業であったり中小企業であったりするため、一概に上場企業=大企業ではないので注意してください。
上場企業とは、株式を公開している企業のことで、東京証券取引所などの株式市場で株式を売買できます。
上場しているからといって必ずしも大企業であるわけではなく、上場企業の中には規模が小さく中小企業に分類される企業もあるわけです。
たとえば、特定の地域に特化していたり、ニッチな産業などは上場していても中小企業に分類されていることがあります。
大企業と中小企業の違いはここ!5つの角度で徹底比較
大企業と中小企業は資本金や従業員数が大きく違っていることがわかりました。その他にも、業界内でトップシェアを占めていて有名なのが大企業という見方もできることがわかりました。
企業の規模が違うと、就職して働く際に自分にはどんな影響があるのでしょうか。大企業と中小企業に就職してからの働き方などの違いについて、5つの角度から比較していきます。
①給与
まずは給与面での比較です。一般的に、大企業のほうが中小企業よりも給料が高い傾向にあります。ボーナスがしっかりと支給され、昇給の際も給料の増額幅が大きく、福利厚生による手当ても多いため、年収は大企業のほうが高くなりやすいのです。
ただし、中小企業の中にはインセンティブが用意されている企業もあり、頑張りや成果に応じて給料が変わるという企業もあります。そうした企業で活躍すれば、大企業よりも大きな額を稼げる中小企業もあります。
②キャリアパス
大企業の場合、研修制度がしっかりと設けられていて、会社が5年後10年後を見据えたキャリアパスを用意してくれているところも多いです。
そのため、就職してから将来的にどのように活躍しているかを描きやすいという特徴があります。
一方中小企業の場合、キャリアパスが明確になっていなかったり、昇給の仕組み自体も曖昧な企業もあったりします。特にベンチャー企業の場合、事業自体が次々と変わっていく可能性があるので、将来どのような働き方をしているかを見通すのが難しいという点が挙げられます。
とはいえ、終身雇用も難しいと言われている時代なので、必ず思い描いた通りの働き方ができるというわけではありません。
ベンチャー企業についてはこちらの記事でまとめています。ベンチャー企業に興味がある人は参考にしてみてください。
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③福利厚生
福利厚生とは、給与や賞与に追加される、社員とその家族に提供する報酬のことを言います。
一般的なものとしては雇用保険や通勤手当、住宅手当、結婚・出産祝い金などが挙げられます。
大企業のほうが福利厚生がしっかりしているというイメージがあるかもしれませんが、近年中小企業でも採用を強化するために福利厚生を充実させる動きを取っているところも多くあるのです。
特にユニークな福利厚生を設けている企業も増えてきています。
たとえば会社にバナナやオレンジなどのフルーツが用意されていて、いつでも食べられるというフリービタミン制度や、ティッシュや目薬代を支給する花粉症手当、子どもが急に体調を崩してしまったときに在宅勤務に変更できるキッズ在宅といった福利厚生が設けられています。
④労働時間
労働時間に関しては、大企業も中小企業も、原則1日8時間が最低限定められているので、同じです。
残業が発生するかどうかについては、大企業か中小企業か、という違いで決めるのは難しいので、大企業で労働時間が長いところもあれば、中小企業で労働時間が短い企業もあります。
大企業のほうが効率よく仕事を終わらせる仕組みが整っていそうだから、働く時間も短そうというイメージがあるかもしれませんが、労働時間に関しては入社する企業や業界によって異なります。
- できるだけ残業が少ない企業に就職したいです。どうすれば残業の多さを見極められますか?
OB・OG訪問などでリアルな情報を集めるのがおすすめ
まずは厚生労働省から出ている「時間外労働の現状」や「毎月勤労統計」などの資料を確認し、志望する業界の状況や特性を把握しましょう。
そのうえで、求人情報に記載されている月間の残業時間を確認してください。
もちろん求人情報と実態が異なることも大いに考えられるので、口コミサイトや実際にOG・OB訪問などをおこなって確認することも重要です。
実際に面接時に質問をして、面接担当者の反応を見てみるのも一つの方法です。直接質問しにくい場合は、自分の目で確かめるためにも定時後にその企業を訪れ、夜遅くまで灯りが点いていないか確かめてみるのも良いかもしれませんね。
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⑤将来性
大企業は業界トップシェアを誇る会社なので、知名度が高く将来的に安定しそうというイメージがあるかと思います。
確かに現状売り上げという観点で結果を残している企業なので、継続的に結果を残し続ける可能性は高く、将来性があると考えられます。
一方中小企業でも、これから成長する業界に参入している企業や、革新的な技術を持っている企業の場合、今の時点では規模が大きくなくても、将来的に規模が拡大する可能性はあるので、こうした企業も将来性はあるといえます。
一般的に大企業のほうが将来性が高いと考えられますが、参入している業界によっても異なるので、一概に大企業だからといって将来安泰、というわけではありません。
企業選びの参考に! 大企業に就職するメリットとデメリット
企業選びの参考に! 大企業に就職するメリットとデメリット
大企業と中小企業の違いを5つの角度で比較してきました。なんとなく大企業、あるいは中小企業に就職して、自分がどのような働き方をしているのか、将来的にはどんな風になっているのか想像できましたでしょうか。
とはいえ、まだまだ違いや特徴がわからず、悩んでいるという人も多いはず。続いて、大企業・中小企業に就職するメリットとデメリットについて紹介していきます。
まずは大企業のメリット・デメリットについて紹介します。
メリット①教育体制が整っている傾向がある
大企業のメリットとして、教育体制が整っているという点が挙げられます。
大企業の場合、しっかり利益を上げているため教育体制に投資できる資金が中小企業よりも多いです。また会社の規模を大きくするためには社員の教育も必須であるため、教育体制に力を入れている企業が多くあります。
教育体制が整っていると、会社のノウハウを体系立てて学ぶことができるので、最短で活躍できる人材へと成長することができるのです。
また、キャリアパスを見越して研修や教育体制が組まれていることが多く、自分に必要なものを会社が用意して与えてくれることが多いので、効率的に学習を進められるというメリットがあります。
大企業の教育体制では、特に新入社員研修やOJT制度が充実しています。
新入社員研修ではビジネスマナーや業務スキルが学べ、OJT制度では先輩社員の指導のもとより実践的なスキルを習得することができるのです。
さらに、キャリアアップのためのリーダーシップ研修や専門研修、資格取得支援制度、経験豊富な社員が若手社員の相談役となるメンター制度などが整っており、中長期的かつ計画的にスキルアップを図ることができます。
これにより、大企業の社員は自分のキャリアパスに沿った成長を計画的に実施することが可能であり、こうした教育体制の充実度は大企業の大きな魅力の一つといえるでしょう。
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就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
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まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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メリット②社会的信用度が高い
大企業に就職するメリットとして、社会的信用度が高いということも挙げられます。
大企業は、業界でトップシェアを占めている企業が多く、世間一般でも会社名を聞いたことがある人が多い企業です。
そのため、それだけ知名度のある大企業に勤めている従業員なら社会的にも信用できる、と見てもらうことができます。
デメリット①求められるスキルレベルが高い
大企業では、研修制度は整えられていますが、ハイレベルな技術を要求される場面もしばしばあります。入社してからは高いレベルでのスキルが求められるというデメリットが挙げられ、そのために採用試験も難易度が高いというデメリットも挙げられます。
スキルレベルが追いついていないと業務をこなすスピードが遅くなり、残業が増えてしまう可能性が高くなるのです。
大企業でしっかり結果を残すためには、常に自分のスキルを磨いてレベルアップしていく必要があります。
デメリット②転勤の可能性がある企業が多い
大企業は全国に支社を持っているところが多く、人の入れ替わりが激しいところもあり、それにより転勤しなければならない可能性もあります。
家族を持っていたり、決まった場所でずっと暮らしたい、という人にとっては転勤の可能性があるのはデメリットの一つといえるのです。
また中には何度も転勤になってしまう企業もあります。その度に引っ越さなければならないので、時間とお金と労力がかかってしまうという点もデメリットとして挙げられます。
- もし転勤があるとなった場合、どのくらいの頻度で転勤になりますか?
転勤頻度は企業方針や本人の担当業務などによって異なる
適切な回答としては、「業界・企業規模・役職による」ですね。一般的にはおおよそ3〜5年で転勤になると言われています。
一例を挙げると、私の場合、前職は人材業界で東証一部上場をしている規模の会社で勤めていましたが、6年ほど在籍したうちで計5回の転勤がありました。しかし、同期の中には一度も転勤をしていない人や、2〜3回の人もいましたね。
このように同じ会社でも実態が変わってくるケースもあるので、OB・OG訪問などで状況を確認しておきましょう。
大手出身のキャリアコンサルタントに聞いた! 大手企業で働く魅力は?
ここまで大企業で働くメリット・デメリットについて解説してきました。大企業は知名度が高いので社会的に信用してもらえるというメリットもありますが、ハイレベルな技術が求められたり、転勤の可能性があったりというデメリットも挙げられます。
実際に大企業で働いた人からの声も聞けると、より大企業に勤めた時のイメージを膨らませることができるのではないでしょうか。
ここからは、大手出身のキャリアコンサルタントに、大手企業で働いてみてどう感じたのか生の声を聞いてみましょう。
アドバイザーコメント
降幡 美冬
プロフィールを見る大企業は承認者が多いため業務の決定や進行が遅い
私が大企業に勤めていて大変だったことは、組織が大きいために業務上の意思決定や進行に時間がかかったことですね。
たとえば、5人以上もの上司や関係各署の承認が必要だった際、クラウド上で承認処理ができるようになったとはいえ、なかなかスムーズに進みませんでした。承認者が複数になれば、途中で承認が下りないこともあります。
大変さ以上に福利厚生や評価精度などは充実している
しかし、大企業ならではの魅力は多くあります。安定した給与やキャリアパス、評価制度が明確で、福利厚生も充実していました。
産休・育休の実績も多く、人材が揃っているため有給休暇も取りやすい環境でしたね。病気による休職を経ても無事に復職する人も多く、しっかりとしたサポートプログラムが組まれていました。
また、階層別研修や資格取得支援制度が充実していて、従業員のキャリアアップも積極的に支援されていて、自発的にこれらを利用する人も多かったです。
業務では、大企業ならではの全国規模の大きなプロジェクトに参画でき、ほかの支店との連携や交流を通じて経験やスキル、知識、人脈を広げることができました。
さらに、大企業のブランド力による社会的信用も得やすく、これが従業員のモチベーションに繋がっていた印象です。
こんな人は大企業で働くのが向いている!
こんな人は大企業で働くのが向いている!
- 安定した生活を重視する人
- 社会的ステータスを重視する人
- 人間関係の構築が得意な人
キャリアコンサルタントの生の声はいかがでしたでしょうか。リアルな体験談を聞くと、より働いた時のイメージを膨らませやすいですね。
それでは続いて、どんな人が大企業で働くのに向いているのか紹介していきます。
安定した生活を重視する人
安定した生活を重視する人の場合、大企業への就職が向いています。
一定のお給料がもらえて、プライベートの時間も確保したいとなると、福利厚生が充実していて、かつお給料も高い水準でもらえる大企業のほうが、安定した生活は叶えやすいです。
大企業の場合、昇給の幅も大きくキャリアパスも描きやすいので、就職した直後だけでなく、将来的にも比較的安定的に働くことができます。
大企業の中でもさらに安定性を求める人は、職種にもこだわると良いでしょう。さまざまな職種がある中でも安定性の高い職業を厳選して解説している記事もあるので、併せて参考にしてください。
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「安定した職業に就きたい」「将来性のある仕事がしたい」という人に向けて、記事ではキャリアコンサルタントとともに安定した職業11選を紹介します。就職を決める前に知っておくべき情報も解説しているので、ぜひ仕事探しの参考にしてくださいね。
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社会的ステータスを重視する人
大企業は誰もが一度は名前を聞いたことがあるような会社が多いです。もし、社会的なステータスを重視するなら、誰もが聞いたことがあるような大企業に務めると、その望みを叶えやすくなります。
大企業に勤めていると社会的信用度が高まるため、カードを作ったりローンを組む際にも信頼してもらえる可能性が高くなるので、一軒家を買いたいといった夢を叶えたい人も、大企業で働くのに向いているといえるのです。
人間関係の構築が得意な人
大企業は従業員数も多いので、その分多くの人と関わる機会があります。そのため、人間関係の構築がうまければ、社内でもうまく立ち回れるので、大企業で働くのに向いています。
大企業の場合、プロジェクトごとに人員配置が変わったり、多くのクライアントとやりとりしたりするため、初対面ですぐに打ち解け、チームを組んで一緒に仕事をしていくということも求められます。
こうしたことからも、コミュニケーションが得意で、チームを組んで仕事をしていくのが好きなら大企業で働くのに向いています。
- コミュニケーションはあまり得意ではありませんが、大企業に就職したいです。コミュニケーションが苦手でも大丈夫でしょうか?
コミュニケーションスキル以外の強みを発揮して活躍しよう
コミュニケーションが苦手な人でも就職することはできますが、成功するためには次のようなポイントを押さえておきましょう。
まず、コミュニケーションスキル以外の強みを発揮し、それで評価されることが重要です。そしてもちろん、仕事上の研修やさまざまな経験を通じて、苦手意識のある自分のコミュニケーションスキルもアップさせる必要があります。
そしてコミュニケーションが苦手でも、チームワークを意識して職場やチームに貢献する姿勢を忘れないでくださいね。周囲からのフィードバックを積極的に受け入れ、改善に取り組むことも大切です。
もし口頭でのコミュニケーションがうまくできない場合は、メールなどの書面でのやり取りを上手に活用することで、咄嗟のコミュニケーションがうまく取れなくても安心ですよ。
さらには、技術部門や研究開発部門など、専門性が高く、個々のスキルが重視される部門などを志望先に選んで、コミュニケーションが苦手でも自分のほかの強みが活かせる環境で役割を見つけてみましょう。
このように、自分の強みを活かしつつ、コミュニケーションスキルも少しずつ向上させることで、充実したキャリアを築くことが可能となります。
大企業にない魅力が!中小企業だからこそのメリット・デメリット
大企業にない魅力が!中小企業だからこそのメリット・デメリット
ここまで大企業で働いた時のメリット・デメリットや、どんな人が大企業で働くのに向いているのかを紹介してきました。
大企業は誰もが知っている企業なので、良い
ことが多いイメージが強いかもしれませんが、大変な部分やデメリットなども挙げられます。
それでは続いて中小企業で働くメリット・デメリットや中小企業の魅力などについて紹介します。大企業と比べながら読み進めてみてください。
メリット①経営層との距離が近い
中小企業で働くメリットとして、経営層や社長との距離が近いということが挙げられます。
将来的には独立しようと考えている場合、社長がどのような考え方をしているのか、経営層がどんな判断基準で物事を決めているのかを直近で見ることができます。
現場での経験も積みながら、経営に必要な考え方や知識も身に付けることができるので、上昇志向が高い人であれば成長速度が加速する環境で働けることが多いです。
- 経営層と距離が近いというのはそれほど大きなメリットに感じませんが、実際どうなのでしょうか?
成長機会の多さや改善の迅速化などさまざまなメリットがある
経営層との距離が近いことには、個人のメリットと組織のメリットの両方があると思います。
まず個人のメリットは、学習や成長の機会が豊富なことです。経営層の考え方や意思決定プロセスを間近で学ぶことができるため、自分自身のビジネススキルや経営視点を養う機会となります。
組織のメリットとしては、問題解決の迅速化ができることです。経営層が現場の社員とコミュニケーションを取る機会が多ければ、そのコミュニケーションの中から現状の課題を把握し、市場や顧客の変化に迅速に対応することができます。
また、コミュニケーションの数が多ければ組織の風通しも良くなるため、企業文化の情勢という良い影響もあるのです。
メリット②若手のうちから個人の裁量が大きい傾向がある
中小企業は個人の裁量が大きく、若手のうちから判断を任されて自分が正しいと思ったように仕事を進められることが多いです。
大手企業の場合、判断がかなり慎重になり、一つのことを決めるにも何度も協議を重ねてようやく実行される、ということが多く、プロジェクトの進行速度が遅い傾向にあります。
しかし、中小企業の場合は決断のスピードが速く、どんどんプロジェクトが進んでいきます。そのため、短い期間でたくさんの経験を積むことができ、若手でも経験豊富な人材へと成長できるのです。
20代でも実力があれば支店長に抜擢している人もいます。
既存のものではなく自らのアイデアで新サービスを構築して、直接顧客に提案できるなど、ノンストップでタイムリーな対応ができるような仕事を任されている人もいますよ。
デメリット①大手企業と比較すると安定性が乏しい
中小企業のデメリットとしては、大手企業と比較すると安定性に劣るという点が挙げられます。大企業の場合、福利厚生が整っていたり、昇給システムもしっかり整っていることが多く、お給料も増えやすい傾向にあります。
一方中小企業の場合は初任給も大企業と比較すると少ないところが多く、昇給のタイミングなども明確に決まっていない場合もあります。
中小企業の中には、会社の存続自体が怪しい場合もあり、大企業と比べると中小企業は将来的な部分で安定性に欠ける企業が多くなっています。
デメリット②教育体制が整っていない場合がある
中小企業のデメリットとして、教育体制が整っていない場合があるという点も挙げられます。
大企業の場合、現場に出るために必要な研修が一通り設けられているところが多く、短期間で必要なことを学べる体制が整っています。
逆に、中小企業の場合はノウハウが確立されていなかったり、研修に必要な人材が確保できなかったりで、教育体制が整っていない場合もあります。
そのため、現場に出て試行錯誤で経験を積みながら、自分自身でノウハウを確立していくということが求められることもあるのです。
中小企業だからこその魅力は何? キャリアコンサルタントが解説!
ここまで中小企業のメリット・デメリットなどについて紹介してきました。中小企業には大企業とはまた違ったメリットがありましたね。両者の違いがより明確になってきたのではないでしょうか。
さてここからは、中小企業に就職した経験があるキャリアコンサルタントから、実際に働いてみて感じた中小企業ならではの魅力や、大変だったことについて解説してもらいます。
アドバイザーコメント
高尾 有沙
プロフィールを見る裁量の大きな仕事に携わることができることは中小企業の魅力
私は中小企業での勤務経験がありますが、特に中小企業で働く魅力は、経営層との距離が近く、経営に関する知識や考え方を学べることです。
若手や入社年度が浅くても、実力次第では大きな裁量権を持ち、新規事業の立ち上げなど重要なプロジェクトを任されることもあります。自分のアイデアが実際にプロジェクトとして形になったときには思わず感動しましたね。
安定性の低い環境で業務を進める柔軟な管理能力が求められる
一方で、経済基盤については乏しく安定性がなかったり、魅力的な福利厚生ではなかったりすることも事実です。
また、教育体制、評価体制などは整っておらず、自分自身で必要な知識やスキルを学び取る必要があります。能動的に学んでも会社から研修費用が十分に出ず、自費で学んだこともありました。大企業で働く友人が正直羨ましくなったこともあります。
さらに中小企業は複数の業務を兼任する必要があり、社員の数も十分ではないことも多いです。当時私は広報とマーケティング、営業の3つを兼務していました。
しかしこうした経験のおかげで、自己管理能力や取捨選択の能力が身に付いたのも事実で、自分の成長を実感できる貴重な機会となったのは間違いありません。
このように、中小企業で働くことは多くの成長機会を提供してくれますが、それと同時に自己管理能力や柔軟性が求められるのです。大企業とは異なる環境で、多様な経験を積みたい人には魅力的な選択肢といえますね。
いくつ当てはまる?中小企業に向いているのはこんな人
いくつ当てはまる?中小企業に向いているのはこんな人
- 裁量権を持って働きたい人
- アットホームな環境で働きたい人
- スピード感を持って昇進したい人
中小企業で働いたことがあるキャリアコンサルタントから生の声をいただきました。いかがでしたでしょうか。
中小企業も大企業に負けない魅力的な部分が多くありますね。実際働いたことがある人からの声を聞くことで、より働いているイメージを固められたのではないでしょうか。
しかし、それでも自分は中小企業で働くのに向いているかなと不安になる人もいるかもしれません。続いて、中小企業で働くのに向いている人はどんな人かを紹介していきます。
裁量権を持って働きたい人
中小企業は個人に任せられる範囲が大企業と比べて大きくなります。その分責任も大きくなりますが、裁量権を持って仕事を進めていきたいという人には中小企業が向いています。
責任感のある仕事をすることで、仕事のスキルとしても人間としても成長していくことができるのです。上昇志向が強く、自分の考えをしっかり持ちながら仕事に取り組みたいという人には、裁量権を持って働ける中小企業がぴったりといえます。
企業の規模や業種にもよりますが、多くの場合は営業の大部分を担うこととなるでしょう。ビジネスはモノやサービスを売らないと成立しないため、中小企業の営業部門の責任は特に重大です。
新規顧客の開拓、既存顧客との関係構築、広告やマーケティング、そしてそれらに付随する事務作業など多岐にわたり、責任感も求められます。
アットホームな環境で働きたい人
中小企業は従業員数が限られているため、いつもよく顔を合わせる仲間と一緒に仕事をすることが多くなります。
そのため従業員同士協力し合いながら仲が良い企業が多く、アットホームな環境で働くことができます。
こうした雰囲気の中で働きたいという人には、中小企業が向いています。
スピード感を持って昇進したい人
中小企業は大企業と比べて、プロジェクトの進行スピードが速いです。極端な話、今日決めたことが明日には変わっているという企業もあったりします。
しかしそれだけ試行錯誤でPDCAを回しながら、より業務を効率的に進めるにはどうすれば良いか、より結果を出すにはどうすれば良いかを考えながら働いている証拠でもあります。
スピーディーに仕事をこなしていき、短期間でしっかり成果を残したい、という人には中小企業が向いています。
ここまでで、大企業と中小企業の違いをお伝えしてきました。ここまで紹介してきたことを表でまとめます。
大企業 | 中小企業 | |
メリット | 教育体制が整っている 社会的信用度が高い | 経営層との距離が高い 若手のうちから個人の裁量が大きい傾向がある |
デメリット | 求められるスキルレベルが高い 転勤の可能性がある企業が多い | 安定性が乏しい 教育体制が整っていない場合がある |
向いている人 | 安定した生活を重視する人 社会的ステータスを重視する人 人間関係の構築が得意な人 | 裁量権を持って働きたい人 アットホームな環境で働きたい人 スピード感をもって昇進したい人 |
重視する点が異なる! 大企業・中小企業で内定を取るために意識したい3つのポイント
ここまで大企業、中小企業の特徴やメリット・デメリットを紹介してきました。実際に大企業・中小企業で働いたことがあるキャリアコンサルタントからも生の声をいただきました。
ここまでで自分は大企業か中小企業どちらに向いているか明確になってきましたでしょうか。自分は大企業にしよう、中小企業にしよう、とある程度決まってきたところで、最後に大企業、中小企業に就職するための就活時のポイントについて解説します。
大企業と中小企業とで、意識すべきポイントが異なるので、それぞれに分けて解説していきます。
ライバルに差をつける! 大企業への就活時のポイント
ライバルに差をつける! 大企業への就活時のポイント
- 書き出しから魅力が伝わるようにESを作り込む
- OB・OG訪問も活用して業界・企業への理解を深める
- さまざまな面接形式に対応できるよう準備する
まずは大企業での就活で意識すべきポイントを解説していきます。
大企業はネームバリューがあるため、多くの人がエントリーシート(ES)を出し、面接にもかなり多くの就活生が参加します。
そのため、自分自身は他の就活生と比べて何が強みなのかを明確にし、面接官にインパクトを残しつつ的確に伝える必要があります。
それでは具体的にどういったことを意識すれば良いのでしょうか。
①書き出しから魅力が伝わるようにESを作り込む
大企業の場合、ESが第一関門になります。企業側はESを見てその就活生と面談をするかどうかを決めます。
大企業はかなりの数のESを受け取っています。採用担当者もその中から面接をおこなう就活生を決めないといけないので、ありきたりな内容であればESの段階で落とされてしまいます。
そのため、ESは、書き出しから魅力が伝わるように作り込むことが求められます。
採用担当者に魅力を伝えるためには、書き方も重要ですが、まずは自分自身の魅力は一体何なのか、他の就活生と比べて自分はどうしてその点が優れているのかを明確にしていくことが大切です。
まずは自己分析をおこない、自分の強みを明確にしたうえで、魅力的なESを作っていきましょう。
こちらの記事では、魅力が伝わるESの書き方を徹底的に解説しているので、併せて参考にしてください。
関連記事
エントリーシートの書き方完全版! 提出前の最終チェック項目も紹介
エントリーシート(ES)は9項目の書き方に注意することが大切です。記事では企業が見ているESのポイントをキャリアコンサルタントが解説。書き方の前提を確認したあとは、項目別に詳しく注意点を説明していきます。内容のブラッシュアップ方法や提出前の確認リストで提出の準備が整います。
記事を読む
②OB・OG訪問も活用して業界・企業への理解を深める
大企業への就活では、OB・OG訪問を必ずおこないましょう。OB・OG訪問をおこなうことで、その企業に対しての理解がより深まります。
OB・OG訪問をおこなっていると、面接時にそのことを伝えつつその企業のどこに魅力を感じたのかを、よりリアルに伝えることができます。
HPには記載がない、現場で働いているリアルな声を聞くことで、その企業の魅力をより感じることができるため、OB・OG訪問で社員のリアルな声をぜひ聞きましょう。
- OB・OG訪問ではどんな質問をできると良いでしょうか?
入社理由など自分の就活に役立つ情報を引き出す質問をしよう
OB・OG訪問は求人情報や口コミサイトではわからない、リアルな情報を得られる良い機会です。自分が何を知りたいのかを考え、事前に優先順位をまとめておきましょう。
たとえば、仕事の具体的な内容や実際の社風、社員のプライベートの過ごし方や入社の決め手、やりがいなど、今後の就活の方向性や進め方に活かせるような質問ができると良いですね。
特に会社の魅力について深掘りして聞くことができれば、志望動機にも反映しやすくなるので、質問はしっかり準備してください。
③さまざまな面接形式に対応できるよう準備する
大企業は面談の形式がさまざまです。集団で面接することもあれば、役員複数名と面談をおこなう場合もあり、オンラインで面談を実施する場合もあります。
このように大手企業の面接にはあらゆる形式があるので、どの形式の面談がきたとしても、それぞれの形式でのマナーを守りつつ、自分自身の最高のパフォーマンスを発揮できるよう、面接には慣れておきましょう。
面接のマナーをしっかり理解したうえで、面接のシミュレーションやロールプレイングをおこない、本番で緊張しないように事前にしっかり対策をおこなっておきましょう。
企業を深く知ることが重要! 中小企業への就活時のポイント
企業を深く知ることが重要! 中小企業への就活時のポイント
- 何を就職先に求めているのか自己分析を徹底的におこなう
- 他社と比較したうえでその企業だけの志望理由を考える
- 将来的に志望先で何を成し遂げたいのか伝えられるようにする
大企業の場合、エントリーする人数が多いので、いかに自分自身の魅力を伝えるかが鍵になってきます。
一方中小企業の場合は大企業と比べると比較的エントリーする人数は少ないため、大企業とはまた違ったところがポイントになります。
中小企業の場合、どうして自分がその企業に就職したいかを明確に伝えることが大切です。そのために、なぜ私が、なぜその企業に入社したいのか、という2つのポイントを明確にして伝えましょう。
それではもう少し具体的に、どのような点に注意すれば良いのかを解説していきます。
①何を就職先に求めているのか自己分析を徹底的におこなう
まずはどうして自分がその企業に入社したいのかを具体的にするために、自己分析を徹底的におこないましょう。
将来的に自分はどうなりたいのか、現時点で就職先に何を求めているのかを言語化できると、その企業とマッチする部分が見えてくるはずです。
自分自身のことが何もわからないと、どの企業を選べばよいのかも明確になりません。逆に、自分がどうしたいのかが分かれば、そのためにどの企業を選べば良いのかも見えてきます。
時間がかかるかもしれませんが、自分と向き合う時間を作って、徹底的に自己分析をおこないましょう。
- 自己分析をやることは大切だとわかりますが、具体的にどうすれば良いのかわかりません。自己分析のやり方を教えてほしいです。
自己分析は自分に合ったやり方で取り組もう
自己分析には以下のような方法があります。
・自分史
成功体験や失敗体験などのテーマに沿った経験を洗い出し、その共通点から自分の価値観や強みを見つけるもの
・ライフラインチャート
自分の人生の転機や重要な出来事を時系列で書き出し、自分の価値観の変化を具体的に振り返る方法
・SWOT分析
自身の強みが発揮できる機会に加え、弱みの起こり得る脅威を客観的に分析する方法
・キャリア・アンカーテスト
自分がキャリアを選択するときに、どうしても犠牲にしたくない判断基準や条件を明確にする方法
・他己分析
自分に関する性格、強み、弱みなどの客観的な意見をもらうことで、自分の新たな一面の発見する方法
・自己分析ツール
価値観カードやライフラインチャート、インターネット上の自己分析ツールや診断サイトなどを活用する方法
このように、自分に合った方法を選択して組み合わせることで、自分がどのような人間で、どんな強みがあり、何をしたいのかを客観的なデータも用いて理解することができますよ。
②他社と比較したうえでその企業だけの志望理由を考える
続いて、どうしてその企業に入社したいのか、その企業のどこに魅力を感じたのかを言語化していきましょう。他社との比較を出しながら志望理由を伝えられると、採用担当者にも伝わりやすいです。
特に、その企業にしかない魅力について触れられると、企業側としては自社の良いところに目をつけてくれて嬉しいと感じます。その企業についてしっかり調べていることをアピールすることができるのです。
他の企業ではなく、この企業でないといけない、という明確な理由が伝えられると、採用担当者にもその想いは必ず届きます。
その企業独自の魅力を見つけて、その部分をどうして魅力的に感じたのかを自分の言葉で伝えられるように準備しましょう。
志望動機は、何をどのような順番で伝えるかで、相手への伝わり方が変わります。志望動機の伝え方や盛り込んでおきたい要素について詳しくはこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてください。
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志望動機の構成は採用担当者に伝わりやすい型が決まっています。この記事では志望動機を聞く企業の意図を把握してから、志望動機を構成する要素と順番を解説していきます。キャリアコンサルタントによる解説と業界別の例文もあるので、参考にしながら自分の志望動機の構成を整えていきましょう。
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③将来的に志望先で何を成し遂げたいのか伝えられるようにする
将来的な部分も見据えて就職先を選ぶ学生は、企業側からすると意欲的に長く働いてくれる可能性が高い人材としてとらえられ、高評価につながりやすいです。
そのため、その企業に入社したらどんなことに挑戦したいのか、どんなキャリアを積んでいきたいのかを明確にし、採用担当者に伝えられるようにしましょう。
現実的にそのキャリアが可能かという問題はあるかもしれませんが、実現可能性よりもどれだけ自分の将来を真剣に考えているか、今後どんなことに挑戦したいという熱意があるか、ということを重視して見られます。
この会社だとこのキャリアは無理だろう、と諦めてできそうな範囲で小さくとどまるのではなく、自分がやりたい理想を極限まで大きく採用担当者に伝えましょう。
大企業・中小企業への向き不向きを見極めて自分に合った会社を選ぼう
この記事では、大企業・中小企業の特徴やメリット・デメリット、どんな人に向いているのかなどを解説してきました。
実際に就職した経験のあるキャリアコンサルタントからの解説も、実際に働くことをイメージするために役立ったのではないでしょうか。
まずは自分には大企業、中小企業どちらが向いているのかを見極めて、自分に合った会社を選んでください。そして後半に紹介してきた対策もおこない、自分が理想とする形で就職活動を終えられるよう準備していきましょう。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る企業規模を気にするのではなく自分の目的に合った企業を選ぼう
大企業と中小企業の違いが書かれていたと思いますが、ここまで読んでみてどうでしたか。もしかすると、まだ不安に感じている人や、余計に意思決定するのが難しく感じてきてしまう人もいるかもしれません。
私からのメッセージとしては、大企業であるか中小企業であるかは、あくまで企業規模の話であって、就活の軸にはならない、ということです。企業選びで大切なことは、個人の価値観やライフスタイル、目的や目標に合った企業を選ぶことにあります。
たとえば、同じような意思決定として、アルバイトの選び方の例を挙げていきましょう。アルバイトの志望理由として多いのは、「給料が高い」「時間の融通がききやすい」「自宅や学校から近い」「職場環境が良い」などです。
「大企業だからA社でアルバイトしよう」「B社は中小企業だからバイトはやめておこう」という判断はあまりしないと思います。
自分のキャリアは変化していくものだからこそ後悔しない選択が大切
就活も全く同じで、あなた自身の強みが活かせたり、価値観やライフスタイルと合致しているかという軸の優先度を高め、大企業や中小企業であるかどうかは最後の最後で一つの判断材料として考える程度で良いでしょう。
そして、その選択が必ずしも最終決定ではありません。キャリアやライフスタイルは常に変化し続けるものです。今後、転職や生活の変化で色々変わっていく可能性もあります。
どの選択を選んでも、その選択に自信を持てるようにしっかりと準備をして考えるようにしていきましょう。あなたの意思決定が素晴らしいものとなることを、心から応援しています!
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mifuyu Furihata〇23年間の企業勤めを経て、独立後は企業での採用・育成コンサルティングや研修に従事。個人向けの就活支援セミナーやキャリア相談における、個々の「強み」の掘り下げに定評がある
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
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