Q

大学4年生
女性

最終面接がプレゼン形式の場合、どう対策すれば良いですか?

今度、第一志望の企業の最終面接に臨みます。

しかし、面接担当の方から「当日はプレゼン形式で、あなたの強みや入社後にやりたいことを話してください」と伝えられ、とても焦っています。

通常の面接対策しかしておらず、プレゼンとなると何を話せば良いのか、どう構成すれば良いのかまったくわかりません。持ち時間も「10分程度」とざっくり言われ、かなり長い持ち時間ですし、どのくらいのボリュームのスライドを作れば良いのでしょうか?

またプレゼン形式の最終面接は、一体何が見られているのでしょうか? また、どのような点を意識して対策すれば好印象を残せるか、具体的なアドバイスをいただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表

小関 珠緒

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5つのポイントをスライドに盛り込む! 具体性のある内容にしよう

プレゼン形式の最終面接では、話を組み立て説明できる力である論理性、わかりやすく話せる力である表現力、自分の強みを自覚しビジョンを持つ力である主体性・熱意、企業の方向性と自分のやりたいことが一致しているかを示す会社理解、といった点を見られるケースが多いです。

「あなたの強み×会社が求める人材像」を、自分の言葉でプレゼンできるかが試されています。

10分のプレゼンならスライド5~7枚が目安でしょう。

まず「導入」で自己紹介と目的を提示し、次に「自分の強み」を具体的なエピソードを交えて説明します。続いて「強みをどう活かせるか」を企業の事業内容に絡めて語り、「入社後にやりたいこと・ビジョン」で3年後・5年後の目標を示しましょう。

最後に「まとめ」として、強みを再確認し入社意欲を表明するという流れです。

貢献イメージを伝えよう! 聞き手目線の構成が大切

スライドを作成する際の最も重要なコツは、「聞き手である採用担当者の目線」で内容を整理することです。ただ「自分のやりたいこと」を話すだけでなく、事前にしっかりと企業研究をおこない、「なぜ、その会社でなければならないのか」「その会社だからこそ、自分の強みを活かしてこのように貢献できる」という点を明確に語れるように準備しましょう。

また、強みを伝える際は、抽象的な言葉ではなく「具体的なエピソード」を用いることが非常に重要です。

たとえば「私の強みは粘り強さです」とだけ言うよりも、「アルバイト先の〇〇という課題に対し、3カ月間△△という改善策を粘り強く続けた結果、売上を〇%向上させることができました」というように、具体的な行動と、できれば数字を交えて示すことで、話にぐっと説得力が増します。

採用担当者が「この人が入社したら、どのように活躍してくれるだろうか」と具体的にイメージできるように、話の要点をシンプルに絞り込むことも大切です。

実際に声に出して練習し、10分前後に収まるよう調整すると安心でしょう。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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10枚程度のスライドにまとめよう! 表情などにも気を配ることが大切

プレゼンの持ち時間が10分ということは、プレゼンの原稿を読みあげたとき、400字詰め原稿用紙でおよそ8枚から10枚くらいのボリュームになるでしょう。

これをパワーポイントのスライドにするのであれば、私であれば5枚から10枚くらいにまとめると思います。

もし、スライド作成に手慣れているのであれば、アニメーションを入れるなどの変化を付けて、プレゼンを受けている側が飽きないような工夫をしてみましょう。

録画を見て改善! 自信を持って語れるまで入念な準備を重ねよう

プレゼン形式の面接では、面接対象者のプレゼン力に加えて、自分のことについてどれほど掘り下げて語れるのか、そして自信を持ってわかりやすく人に伝えられるのかなどに注目されると思ってください。表情、仕草、体の動き、声の抑揚や音量など、すべてが審査対象です。

とはいえ、本番ではプレゼンを通して良い印象を残そうと表面的なテクニックを意識するのでなく、自分自身の強みや意欲について、堂々と自信を持って語れるようになることを目指しましょう。

そのためには、入念な準備とリハーサルを繰り返すことが最も重要です。最初は抵抗感があるかもしれませんが、プレゼンをしている自分をスマホで録画して、見直すことを必ずおこなってください。

プレゼン中、知らず知らずおこなってしまう自分のクセが明らかになり、リハーサルと改善を繰り返すほどに洗練されていきます。

面接を突破する場合の話し方のコツについてはこちらの記事で紹介しています。OKとNGの例も解説しています。

最終面接を前にドキドキしているという人は、こちらの記事も参考にしてみてください。ベストな状態で臨むためのマインドセットを解説しています。

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