この記事のまとめ
- 面接の突破率を高めるための話し方のコツ7選
- 面接における話し方の重要性を採用経験者が解説
- OK例とNG例の違いを理解して話の中身や構成の参考にしよう
就活で避けては通れない面接。面接に苦手意識がある人やうまくいかないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
面接でつまづきやすいポイントとして「面接になるとうまく話せなくなる」「面接で正しい話し方ができているか自信がない」というように、実は多くの人が悩んでいるのが話し方です。
この記事では、キャリアコンサルタントの遠藤さん、村谷さん、岩﨑さんのアドバイスを交えつつ、面接での話し方のコツや伝わる話の構成について解説します。
OK・NG例文やうまく話すための練習方法も解説するので、面接での話し方に悩んでいる人は、参考にしてみてください。
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面接での話し方が合否を左右することも! 好印象な話し方をマスターしよう
面接に向けて準備をする際、話す内容にばかり気が向いてしまいがちですが、実は話し方も重要なポイントです。
どれだけ良い内容を話していても、話し方次第で自信がなさそうととらえられたり、コミュニケーション力が低いと判断されたりすることもあります。話し方で減点されてしまうともったいないですよね。
この記事では、採用経験のあるキャリアコンサルタントとともに、面接での話し方のコツを詳しく解説します。話し方はなかなか自分では気付きにくいポイントでもあるので、記事を読みながら、自分ができているかどうか確認してみましょう。
後半では、面接でうまく話すための練習方法など面接対策にすぐに活かせる情報も解説するので、次の面接までに好印象な話し方をマスターしたいという人は必読です。ぜひ参考にしてみてください。
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最低限やっておきたい! 面接での話し方の基本マナー
面接での話し方には基本的なマナーがあります。社会人として働くうえでの最低限のマナーともいえるので、できていないと学生気分が抜けていないと思われかねません。
面接中盤で緊張が和らいできたときや、ふと気を抜いてしまったときに普段の話し方が出てしまうこともあるので、面接中は常に意識しておきましょう。
特に、一人称や企業の呼び方には注意が必要です。できていないとそれだけで常識がない人だと判断されて落ちてしまう可能性もあるので、正しい話し方を徹底しましょう。
一人称は「わたし」「わたくし」
一人称は、男女問わず「わたし」もしくは「わたくし」です。「わたくし」のほうがより丁寧でかしこまった言い方ですが、「わたし」でも問題ありません。
間違っても「僕」や「俺」、「自分」とは言わないようにしましょう。「僕」は面接で使うには幼稚な表現です。「俺」や「自分」も偉そうな印象を与えてしまいます。
社会人になると上司や取引先との会話における一人称は「わたし」もしくは「わたくし」が一般的です。普段別の一人称を使っている人にとっては、最初は慣れない表現かもしれませんが、面接練習などで口に出して練習をして慣れておくようにしましょう。
企業は「御社」
企業のことは「御社」と言います。エントリーシート(ES)などの書類上では「貴社」と書きますが、話す際は「御社」が正しい表現です。
「貴社」と「御社」の使い分けが正しくできていない就活生は意外と多いですが、社会人にとっては常識のため、間違った使い方をしてしまうと大きく評価を下げてしまいかねません。
面接では、志望動機などで応募企業について話すことが多くありますが、「この会社」や「こちら」という表現を使うことも避けましょう。「〇〇(会社名)様」のように直接会社名を言うこともNGではありませんが、「御社」と言うほうが印象は良いです。
「御社」も言い慣れない表現かもしれませんが、面接練習から意識して使うようにしましょう。
基本的な話し方のマナーができていないからといって、ただちに不合格になるとは限りません。
しかし、練習や準備が不十分なまま面接に来ている時点で「志望度が低いのだろう」「何とかなると思っているのだろう」と考えます。結果として、良い印象や結果にはならないでしょう。
御社と貴社の違いについてはこちらの記事でも解説しているので確認しておきましょう。
関連記事
御社と貴社を間違えたらどうなる? 就活で役立つ言葉遣いも紹介
貴社と御社の違いを明確に知らない就活生も多いはず。本記事では、貴社と御社の使い方を徹底的に解説しています。キャリアコンサルタントによる具体的なアドバイスが読めるため、これから就活を控えている人はぜひご覧ください。
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面接の突破率を高めるための話し方のコツ7選

面接の突破率を高めるための話し方のコツ7選
話し方は、面接官に与える印象に大きく影響します。面接を突破するためには、基本的なマナーだけでは不十分で、面接の場にふさわしい話し方のコツをおさえておく必要があります。
普段の話し方のまま臨んでしまうと、どれだけ良い内容を話していても十分に伝わらなかったり、自信がないように見えてしまったりと、面接の合否に影響を与えてしまうこともあります。
面接は自然体で臨むことが大切ですが、話し方は意識的に普段とは変えて、社会人になりきって話してみましょう。ここで解説する7つのコツをおさえておけば、面接の突破率がぐっと上がるので、ぜひ参考にしてみてください。
①大きな声で明るくハキハキと話す
面接時は、普段よりも大きめの声で話すようにしましょう。小さな声でもごもご話してしまうと、面接官が聞き取りづらいというだけでなく、「自信がないのかな?」「暗い人なのかな?」と思われかねません。
面接では、「この人と一緒に働きたい」「この人ならうちの会社で活躍してくれそうだ」と思ってもらうことが大切なので、自信に満ちた明るい人になりきって話してみましょう。
緊張して声が小さくなってしまいがちという人は、入室時に意識的に大きめの声で挨拶をしてみましょう。最初に大きな声を出しておくことで第一印象が良くなるだけでなく、自分自身の緊張をやわらげたり、声を出しやすくなるという効果も期待できます。
- 私は体育会系でもなく元気さをアピールしたいわけではないのですが、それでも大きな声でハキハキ話したほうが良いのでしょうか?
元気さは面接官に誠実さや思いやりを伝える手段の一つ
面接において、はつらつとした印象を与えることはとても大切です。面接官のなかには、耳が良くない人がいることもあります。
小さな声だと聞き取れないばかりか、やる気がない、暗い、自信がない、といったマイナス印象を与えかねません。
体育会系でなくても、自分らしさを大切にしながら適度な声の大きさと抑揚で、誠実に自分の意欲を伝えることが重要です。内容の充実と誠実な態度が、面接官の印象アップにつながります。
②ゆっくりめに話す
早口で話してしまうと、せわしない印象で落ち着きがない人と思われかねないため、普段よりもゆっくりめに話すよう意識しましょう。
面接は、単に自分の話をする場ではなく、相手に自分のことを伝え、相手とコミュニケーションを取る場です。時間内により多くのことを伝えてアピールをしたいからと言って、早口でまくしたてるように話してしまうと、かえって印象は良くありません。
ゆっくりと適切な間を取りながら話すことで、話している内容が伝わりやすくなり、コミュニケーション力がある人、堂々と意見を言える人という印象につながります。伝えたいポイントを絞ってゆっくりと伝えましょう。
③抑揚をつけて話す
抑揚をつけて話すというのは、声の調子を上げたり下げたりしながら感情をのせて自然に話すことです。抑揚がないと、棒読みで話している印象を与えてしまいます。
棒読みになってしまうと、「本当のことを言っているのかな?」と疑念を持たれたり、「志望度が高くないのかな?」と思われたりして、不本意なとらえ方をされてしまうこともあります。
緊張してしまったり、間違えないように話さなければと意識しすぎてしまったりすると棒読みになってしまいがちですが、面接では一言一句間違えずに話すことが重要なわけではないので、相手に伝わるように話すことを意識しましょう。
抑揚をつけるには、文章の切れ目「。(句点)」「、(読点)」を意識しながら話すことが大切です。適度な間を取りながら話すことで自然と抑揚をつけた話し方になります。
抑揚をつけるといっても、お芝居のように大げさにする必要はありません。文章を続けざまに被せず一息つく、話し始めはもごもごせずに口を開けて話す、といったことを意識してみてください。
④PREP法を意識して話す
PREP法とは
Point(結論)、Reason(理由)、Example(具体例)、Point(結論)の頭文字をとった相手に伝わりやすくするための文章の構成法のこと
面接では、限られた時間の中で、いかに相手にわかりやすく説得力を持って伝えられるかが問われます。そこで重要となるのが、PREP法を使って結論から話すことです。
いきなり具体例から話し始める人もいますが、理由や具体例は結論を補足するための情報なので、結論がないまま具体例から話してしまうと、相手は結論を想像しながら話を聞くことになりストレスになってしまいます。
また、最後は結論に戻ってくるということを意識することで、自分が今どの部分を話しているのかがわかりやすくなり、話がそれてしまったり、長々と話しすぎてしまったりすることを防げます。
社会人になると、上司への報告なども「結論ファースト」です。
今のうちから、PREP法で話すことに慣れておくと、就活の面接はもちろん、将来のキャリアにおいても有効なコミュニケーション技術となります。
PREP法の理解を深めたい人はこちらの記事も参考にしてみましょう。自己PRを例に詳しく解説しています。
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自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授
伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。
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⑤要点を簡潔に話す
要点とは話の中の重要なポイント、特に伝えたい内容のことで、結論と一致することも多いです。
重要なポイントだからこそしっかりと説明したいと思うかもしれませんが、長々と枕詞をつけるのは得策ではありません。
聞いている側は「結局何が言いたいのだろう?」「結論は何だろう?」と疑問に思いながら聞くことになってしまい、理解するのに時間がかかってストレスを感じてしまいます。
また、面接時間は限られているので、重要でない内容に時間を取られてしまうのは勿体ないです。要点は、文章にした際「、(読点)」をつけなくても良い程度の長さで簡潔にまとめましょう。
こちらの記事では、簡潔な回答作りのコツを解説しているので、参考にしてみましょう。
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面接は簡潔に答えすぎても問題なし? 質問別の的確な回答例7選
面接に簡潔に答えすぎるのってどうなの? と疑問を抱く人に向けて、簡潔に答えすぎる回答の印象や、丁度良い長さの面接の回答を解説します。面接で簡潔に答えすぎてしまったりどれくらいの長さで答えれば良いかわからない人は、ぜひ参考にしてください。
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⑥語尾を濁さず言い切る
語尾は「~です。」「~ます。」としっかりと言い切りましょう。当たり前のことと思うかもしれませんが、話しているうちに声が小さくなっていったり、語尾を曖昧な言葉で濁してしまったりという例はよくあります。
「だと思います。」「かもしれません。」のように語尾を濁してしまうと、「自信がないのかな?」「本当のことを言っていないのかな?」と思われかねません。
また、面接官が話が終わったのかどうかを判断しづらく、変な間が空いてしまったり、面接の流れが悪くなってしまったりすることもあります。
聞いている側にとっては語尾は印象に残る部分なので、途中で多少うまく話せない部分があったとしても、話の最後は面接官の目を見てしっかりと言い切ることが大切です。
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⑦目を見て話す
自分の思いを伝えるときに、相手の目を見て話すことは非常に重要です。面接官は、基本的には話している就活生のことを見ているので、視線が合わないとすぐに気付かれてしまいます。
ビジネスの場では、交渉の場やプレゼンの場では相手の目を見て話すことが一般的です。面接においても、視線が合わないと不誠実な印象を持たれてしまいます。
常に目を見る必要はありませんが、少なくとも文章の終わりや重要なポイントを話している間はまっすぐ前を向き面接官の目を見て話すようにしましょう。
目を合わせることに抵抗があったり、目が合うことで余計に緊張してしまうという人は、面接官のあごのあたりを見ることも方法の一つです。
ちらちらと視線を上げたり下げたりすることもあまり印象が良くないので、見る場所はある程度決めておくようにしましょう。
- 面接官が複数名いるときは、視線はどのようにするのが良いのでしょうか?
質問をしてきた面接官に視線を向けるのが自然
基本的には、質問をしてきた面接官の目を見て話しましょう。
話しながら大きくうなずいたりこちらを見つめたりする面接官がいれば、「わかっていただけますか」という気持ちで視線を向けるのも良いでしょう。
「全員とアイコンタクトしないといけない」と変に構えてしまうと、落ち着きのない印象になってしまうこともあるので、まずは質問をしてきた面接官に対して適度にアイコンタクトを取りながら質問に答えることに集中してみてください。
面接官に刺さる回答をするためには、質問別にも対策が必要かもしれません。次の記事では、職務経歴における回答方法を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
関連記事
面接で人事に刺さる職務経歴の答え方! 転職ケース別の7例文付き
職務経歴を面接でうまくアピールするためには、具体性や説得力を持たせて、わかりやすく伝えることが重要です。この記事では職務経歴のアピールで好印象を残す方法について、キャリアコンサルタントが解説します。企業に貢献できる人材であることをアピールするために、ぜひ参考にして効果的な内容に仕上げましょう。
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無意識でしていることも! 悪い印象につながる面接での話し方
無意識でしていることも! 悪い印象につながる面接での話し方
- 話を最後まで聞かず話し始める
- 語尾を伸ばしたり不要なつなぎ言葉を使ったりする
- 馴れ馴れしい言葉遣いをする
- 若者言葉を使う
面接での話し方のコツは理解できたでしょうか。コツを押さえておくことと同時に、悪い印象につながる話し方を理解しておくことも重要です。
話し方の癖は自分では気付きづらいものです。普段は問題ない話し方でも、面接の場では悪い印象につながってしまうこともあるので、ぜひこの機会に一度自分の話し方を見直してみましょう。
話を最後まで聞かず話し始める
相手の話を聞いたうえで自分の意見を述べることはコミュニケーションの基本ともいえます。面接は自分の話を一方的にする場ではなく、面接官との対話の場であることを意識しましょう。
面接官の話を遮って話し始めてしまうと、失礼にあたるだけでなく、気分を害されてしまう可能性もあります。面接の結果に大きく影響を与えてしまうので注意しましょう。
面接官の話や質問を最後まで聞いたうえで、少し間を置いたり、「はい」と答えてから話し始めるようにすると良いです。たとえ、途中で言いたいことがあっても、相槌などにとどめて、相手の話が終わるのを待ちましょう。
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語尾を伸ばしたり不要なつなぎ言葉を使ったりする
「しました~」「です~」と語尾を伸ばす癖がついている人も多いのではないでしょうか。普段の話し言葉であれば問題ないですが、面接の場では語尾は伸ばさず、「。(句点)」を意識して文章の最後ははっきりと言い切りましょう。
語尾を伸ばしてしまうとカジュアルな印象になってしまい、特に面接官の役職や年齢が高い場合はマイナス評価につながりやすくなってしまいます。
また、「えっと」「あのー」「えー」などの不要なつなぎ言葉もできるだけ使わないようにしましょう。緊張したときなどについ使ってしまいがちですが、話が聞きづらくなるだけでなく、言葉を濁しているような印象になり自信がないように見えてしまいます。
面接中は、一文一文をハキハキと言い切ることを意識しましょう。
面接という場にもかかわらず語尾を伸ばしたり不要なつなぎ言葉を使ったりする学生に対しては、同年代だけの居心地の良いコミュニティで過ごしてきたのかな、という印象を受けます。
馴れ馴れしい言葉遣いをする
馴れ馴れしい言葉遣いとは、「~ですね」「~っす」「そうですねー」などの表現のことです。
社会人でも親しい間柄であれば問題ない言葉遣いですが、面接の場ではふさわしくありません。馴れ馴れしい言葉遣いをすると、不真面目な印象を持たれてしまい、熱意や本気度が伝わりづらくなってしまいます。
面接官がフランクな話し方をしたり、話しやすい雰囲気づくりをしてくれることもあるかもしれません。
そのような場面では、つい緊張がゆるんでいつもの話し方が出てしまいそうになりますが、自分は評価される立場にあるということを忘れず、丁寧な表現を心がけましょう。
若者言葉を使う
無意識で使ってしまいがちな言葉遣いとして、若者言葉には特に注意をしましょう。使ってしまいがちな言葉として、「大丈夫です」「めっちゃ」「すごい」などが挙げられます。
社会人としてふさわしくないということはもちろん、普段このような言葉を使わない年代の人が面接官の場合、不快に感じられてしまうこともあります。何度も使ってしまうと、常識がない人、不勉強な人ととらえられてもおかしくありません。
また、いずれも曖昧な表現ともいえます。「大丈夫です」と言わず、「承知しました」「問題ありません」などとはっきりと意思が伝わるような言葉を選びましょう。
社会人にふさわしい言葉遣いという観点では上記のほかにも、たとえば「一年生の子」「バイト先」「社員さん」をそれぞれ「一年生」「アルバイト先」「社員の方」と言い換えられます。
ただし、丁寧な言葉遣いにしようとするあまり、部活動の同級生や塾の教え子などの話で必要以上に敬語を用いると不自然な印象になってしまうので、やりすぎには注意が必要です。
面接には、話し方以外にもいくつかマナーがあります。こちらの記事で確認しておきましょう。
関連記事
絶対に落とせない面接のマナー! 「即不合格」にならないための作法
面接のマナーは合否をわける重要要素。念入りな対策が欠かせません。面接時の一連のマナーから身だしなみのマナーまでキャリアコンサルタントが徹底解説します。集団面接やWEB面接のマナーも紹介するので、参考にしてください。
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面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
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39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
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対面とは少し違う! Web面接で意識したい話し方のポイント
対面とは少し違う! Web面接で意識したい話し方のポイント
- 相手が話した後に一呼吸おいてから話し始める
- 普段より大きめの声で抑揚をつけて話す
- 画面ではなくカメラを見ながら話す
近年では、Web面接を導入する企業が増えており、Web面接だけで完結してしまうという企業もあります。応募する企業の面接形式は事前にしっかり確認するようにしましょう。
なかには、次の面接がWeb面接だと知って焦っているという人もいるかもしれませんが、基本的なマナーは対面面接と変わらないので安心してください。
ただし、上記の3点はWeb面接ならではの話し方のポイントとしておさえておく必要があります。。難しい内容ではないので、何度か練習して慣れておくようにしましょう。以下で詳しく説明するので、事前練習の参考にしてみてください。
相手が話した後に一呼吸おいてから話し始める
Web面接に慣れていない人が失敗しがちなポイントとして話すタイミングが挙げられます。通信状態にもよりますが、Web面接では同時に話してしまうと相手の声が聞き取りづらくなってしまいます。
一度くらいの失敗であれば問題ありませんが、何度も繰り返してしまうと最後まで話が聞けない人という印象を持たれてしまいかねません。面接官が話し終わったことを確認してから一呼吸おいて話すくらいがちょうど良いタイミングです。
声が被ってしまうとやや気まずい雰囲気になってしまいますが、「大変失礼しました。もう一度お願いできますでしょうか。」とお詫びをすることを忘れず、気持ちを切り替えましょう。
普段より大きめの声で抑揚をつけて話す
Web面接ではPCのマイクを通して声が届くため、少しこもった声に聞こえてしまいがちです。普段と同じように話していても暗い印象になってしまい、やる気がない人、元気がない人と思われてしまうこともあるので、意識して大きめの声で話すようにしましょう。
また、対面よりも臨場感に欠けてしまうことはWeb面接のデメリットともいえます。少しオーバーかなと思うくらいでも問題ないので、抑揚をつけてリズムよく話すことが大切です。
リズムよく話そうと意識すると、自然と表情もやわらかくなり、笑顔で話すことができます。Web面接においても明るい印象を残すことは大切なので、対面面接以上に意識して臨みましょう。
画面ではなくカメラを見ながら話す
Web面接でどこを見れば良いかわからないと困ってしまった経験はないでしょうか。画面に映し出された面接官の顔や自分の顔に目が行きがちですが、基本的にはカメラを見るようにしましょう。
画面を見ながら話してしまうと、面接官から見ると目線が下がっているように見えるので、自信のない印象に見えてしまいます。
対面面接と同じく、面接官から見たときに目線が合っていることで、熱意や思いは伝わりやすくなります。
面接官の表情が気になるときや話を聞いているときは短時間であれば画面を見ても問題ありませんが、自分が話すときはまっすぐカメラを見て視線を外さないよう意識しましょう。
- Web面接で自分がどう見えているかばかり気にしてしまいます……。自分が映っている画面は見ないほうが良いのでしょうか?
Web面接では時々カメラに目線を向ける程度で問題ない
自分が映っているウインドウを時々見て確認する程度の視線の動きは問題ありませんが、常に目線が下がっていると「原稿を読んでいるのかな」「自信がないのかな」といった良くない印象を抱かれてしまいやすいです。
しかし、PCのインカメラを常に見るのも難しいので、語尾や自己紹介など、自分が話すなかで何度かカメラに目線を向けるように意識しましょう。
Web面接では面接官は目の前にはいませんが、対面面接であるかのようにイメージしながら自然な会話になるように心掛けてみてください。
こちらの記事では、Web面接の攻略法を詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみましょう。
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WEB面接の流れと攻略法! やってしまいがちな失敗も紹介
WEB面接は、対面面接と異なる対策が必要です。WEB面接に必要な準備や好印象を残すポイント、トラブル時の対処法をキャリアコンサルタントが解説します。WEB面接の特徴を押さえて選考を勝ち進みましょう。
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面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
そもそも面接全体のポイントについて知りたい人は、次の記事をチェックしてみてください。
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就活における面接は、企業と学生が互いのことをより深く知るのが目的です。学生の価値観を問う質問から学生時代の経験、将来の展望まで幅広く質問されます。この記事では就活における面接の特徴や対策法を解説します。キャリアコンサルタントの見解も交えながら紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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採用経験者が解説! 面接での話し方は合否に影響を与える?
ここまで話し方のコツと悪い印象につながる話し方について解説してきましたが、「すべてできていないのとだめなの?」「そこまで話し方って見られているの?」と疑問に思っている人もいるかもしれません。
採用経験のあるキャリアコンサルタントに、実際の面接ではどの程度話し方が合否に影響を与えるのか、話し方によってどう印象が変わるのかをこれまでの経験をもとに解説してもらうので、ぜひ参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
村谷 洋子
プロフィールを見る話し方から仕事でのコミュニケーション能力が見られている
面接官は、あなたが「会社の顔」となった場合、相手にどのような印象を与えるのかを考えます。特に営業や接客、外部の人との対応が発生する業務の場合、話し方の印象は非常に大切です。
悪い例:
・声が小さく聞き取りづらい
・話している途中で言葉に詰まってしまう
・「あの」「えーと」などのつなぎ言葉が多い
・敬語が使えず幼稚な話し方が目立つ
良い例:
・落ち着いてはっきりとした声で話す
・適度な抑揚をつけて話す
・文末までしっかりと言い切る
・簡潔でわかりやすい言葉遣いができる
話し方の良し悪しは、最終的な合否を分ける重要な要素となります。技術や経験も大切ですが、入社後にチームで働くコミュニケーション能力を、面接での話し方から総合的に判断されるのです。
緊張でうまく話せなくても合否には影響しにくい
ただし、緊張してうまく話せないことを過度に心配する必要はありません。面接官も、あなたが緊張していることをよく理解しています。
むしろ、緊張しながらも頑張っている姿は、自分の信念を持って一生懸命話している誠実な姿勢に映り、思いや熱意はしっかりと伝わるものです。
落ち着いて、相手の立場になって話すことを心掛けましょう。
面接に何度も落ちてしまうという人は、こちらの記事も参考に対策をしてみましょう。
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話し方と併せて意識しよう! 面接でさらに印象を良くするためのポイント
話し方と併せて意識しよう! 面接でさらに印象を良くするためのポイント
- 姿勢を正す
- 適度に相槌を打つ
- 口角を上げ明るい表情を保つ
- 身振り手振りを交える
面接では、話し方と併せて見た目の印象にも気を付ける必要があります。見た目の印象は、容姿だけでなく、態度や行動によっても変わってきます。
以下では、前述した面接での話し方を押さえたうえで、さらに良い印象を与え選考突破率を高めるためのポイントを解説します。
話し方のパートで解説した通り、面接では、「この人と一緒に働きたい」「この人ならうちの会社で活躍できそうだ」と思ってもらうことが大切です。そのために、態度や行動でも「明るく自信に満ちた人」という印象を持ってもらえるように意識してみましょう。
姿勢を正す

姿勢の悪さは第一印象に大きく影響を与えます。自信がないように見えるだけでなく、消極的な印象さえ与えてしまうこともあるので注意しましょう。
特に集団面接では、ほかの就活生と比較して見られるため、姿勢が悪いと一目瞭然で目立ってしまいます。
入室時から気を抜かないようにしましょう。姿勢を伸ばしてまっすぐ前を向いて歩き、椅子に座る際は、浅めに腰掛け、背筋を伸ばします。少しあごを引き、面接官の方を向いて待ちましょう。
普段あまり姿勢が良くないという意識のある人は、面接中は背筋を伸ばすことを常に意識しましょう。時間が経つにつれて姿勢が悪くなってしまいがちなので、集中を切らさないようにすることが大切です。
適度に相槌を打つ
面接は、面接官との対話の場だということを意識して、自然に相槌を打つようにしましょう。相槌を打つことで、相手の話を聞いているということをアピールできます。
深く頷きすぎたり、あまりにも頻繁に相槌を打ったりすると、わざとらしい印象になってしまうので、話を聞いている、理解しているということが伝わる程度に軽く頷くようにしましょう。
また、集団面接の場合は、ほかの就活生が話している時間はそちらの方に軽く目をやりながら相槌を打つと良いです。ほかの就活生が話している間の態度も見られていることを忘れず、気を抜かないようにしましょう。
- どのようなタイミングで相槌を打てば良いのかわからず、いつも無反応になりがちです……。
面接官との会話のキャッチボールを意識しよう
不自然なのも良くありませんが、無反応も良くないとはわかっているものの、どう反応したら良いのかコツをつかむのは難しいですよね。
自分が話す順番のときには、「はい、私は~~」と話し始めるとやり取りに連続性が生まれて、面接官と会話のキャッチボールしているようにスムーズに流れやすくなります。
また、集団面接の場合は、特に自分が次に話すときに緊張で顔がこわばりがちなので、笑顔を意識してみましょう。
感情が大きく動くエピソードのときは、共感するような表情をすると参加者としてのイメージも良くなります。
口角を上げ明るい表情を保つ
面接中、緊張で少し険しい表情や無表情になってしまう人がいます。緊張のせいだとわかってもらえる場合もありますが、まったく笑顔がなく終始むすっとした表情をしていると印象は良くありません。
無理に笑顔を作る必要はありませんが、口角を上げて自然な明るい表情を心がけましょう。普段自分が話しているときの表情を見ることはあまりないと思うので、面接練習時には録画したり鏡の前で話したりして、表情を確認することが大切です。
本番では、緊張で顔がこわばってしまいがちなので、練習よりも少し明るめの表情を意識してみてください。入室前に一度笑顔を作って緊張をほぐしてから入室するのもおすすめです。
身振り手振りを交える
身振り手振りを交えて話すとわざとらしい感じがするのではと思う人もいるかもしれませんが、適度な身振り手振りは相手に話が伝わりやすくなるだけでなく、熱意を伝える意味でも有効です。
身振り手振りを交えることで、用意してきた内容をただ話しているだけでなく、一生懸命伝えようとしているという印象を持ってもらえます。
また、面接という緊張するシーンでも堅苦しくなりすぎることなく、自然体で話せるコミュニケーション力のある人ということも伝わります。
手をずっと膝の上に置いたままでは話しづらいと感じる人は、手を使って少し体を動かすことで緊張がほぐれたり、自分らしく話せたりする効果も期待できます。わざとらしくなりすぎない程度に身振り手振りを取り入れてみましょう。
どのように手を動かせばよいのか悩む場合は、物事のプロセスや数字を手で示したり、「ここからここまで」といった空間や時間を身体で表現したり、達成した成果や情熱を伝えたいときに身振り手振りを添えたりすると、自然なジェスチャーになりやすいです。
こちらの記事では、身振り手振りのコツも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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面接は身振り手振りを適切に使って制す! 好印象を残すコツを解説
面接では身振り手振りを含めた見え方も対策をしておく必要があります。記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、谷所さん、柴田さんとともに面接で身振り手振りを効果的に使う方法を解説。具体的な動作も伝授するので誰でも習得可能です。
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面接は話し方だけでなく中身や構成も重要! OK例とNG例を解説
面接は話し方だけでなく中身や構成も重要! OK例とNG例を解説
- 自己紹介のOK例
- 自己紹介のNG例
- 志望動機のOK例
- 志望動機のNG例
面接では、話し方や態度だけでなく、もちろん話の中身も重要です。話しやすく伝わりやすい文章にするという意味で、PREP法を意識して構成を組むことが大切です。
しかし、具体的にどのように話の構成を組み立てたら良いかイメージがわかない人も多いのではないでしょうか。
以下では、面接では必ず聞かれる自己紹介と志望動機について、OK例とNG例をそれぞれ解説します。例文を参考に話す内容を準備しておくことで、面接突破がぐっと近づけるので、ぜひ参考にしてみてください。
自己紹介のOK例
自己紹介のOK例
○○大学△△学部の■■と申します。
私は学生時代、ゼミ研究の調査研究プロジェクトに力を入れて取り組んでいました。このプロジェクトは、異なる専門性を持つ4名からなるチームだったため、メンバー間のコミュニケーションを特に大切にしていました。
また、それぞれの得意分野を活かした役割分担を行うことで、チーム一丸となって研究を前に進めることができました。
私は、チーム内の意見の調整役として、全員が納得できる方向性を見出し、最終的に学内発表会で最優秀賞を受賞することができました。
この協調性を活かして、入社後もチームワークに十分に発揮していきたいと考えております。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
強みのアピール部分で、PREP法を活用できている例文です。「結論」である強みを端的に述べたあと、ゼミ研究での強みが発揮された場面の紹介で「理由」と「具体例」を示し、最後にもう一度「結論」を述べています。
一文が長すぎないため、話す際も「。(句点)」で間を取りやすい文章といえます。話す際は、「、(読点)」の区切りを意識して抑揚をつけると聞き取りやすく伝わりやすくなります。面接官の目を見て、大きな声でハキハキ話すとより良いです。
自己紹介の出来で面接の流れが決まるといっても過言ではありません。自己紹介では、簡潔に自分の強みや学生時代頑張ったことを盛り込みましょう。
- 自己紹介はどのくらいの長さで話せば良いのでしょうか?簡潔に話しすぎると熱意が伝わらないような気がして不安です。
指定がないときは1分程度の自己紹介にまとめよう
自己紹介に決まった型はありませんが、面接の冒頭に面接官から「簡単に自己紹介をお願いします」と言われた場合は、1分程度にまとめるとスマートな印象です。
学校名や氏名、所属しているゼミ、研究内容、学生時代に取り組んできたこと、アルバイト、サークル活動などに簡単に触れることで、面接のなかでさらに掘り下げてみたいと思ってもらうことができます。
自己紹介の最後には、「緊張していますが、本日はよろしくお願いいたします」などの言葉で締めるとまとまりが出やすくなります。
自己紹介のNG例
自己紹介のNG例
え~、○○大学△△学部の■■と申します。
私は大学時代、ゼミ研究において調査研究のプロジェクトに取り組んでいたのですが、このチームは、異なる専門性を持つ4名からなるチームでして、限られた時間の中でさまざまな困難に直面しながらもなんとか最終発表までこぎつけることができました。
最終発表では学内の最優秀賞を獲得することができたので、かなり大きな成功体験となりましたね。御社でもチームの成長に貢献できるよう頑張りたいです。
本日はどうぞよろしくお願いいたします。
この例文は、「え~」や「かなり」、「~なりましたね。」というような不要な繋ぎ言葉や馴れ馴れしい表現が使われている点が良くありません。一文が長いためやや伝わりづらく抑揚がつけづらい点もマイナスです。
またPREP法に則っておらず、言いたいことが伝わりづらい説得力に欠ける自己紹介ともいえます。結論である強みやゼミ研究で得たことが具体的に書かれていません。
最優秀賞を獲得したという成果をアピールするのではなく、その過程でどのような力を身に付けたのか、どのような強みが発揮されたのかを示さなければ、入社後どう活躍してくれるのかもイメージできません。
準備段階では問題なく話せていても、本番では例文のような面接にふさわしくない話し方をしてしまう場合には、練習のやり方を工夫してみましょう。
上記例文のように文章に起こしたものを目で追いかける練習では、正しい話し方は頭に入りにくいです。
間違えても良いので何も見ずスムーズに、かつ情景を思い浮かべられるように何十回も練習して、本番を迎えると自信を持ちやすくなります。
自己紹介の作り方で悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみましょう。
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志望動機のOK例
志望動機のOK例
私が御社を志望する理由は、御社の「顧客第一」の経営理念と、常に顧客体験の向上を追求する姿勢に深く共感しているからです。
私は、カフェでのアルバイト経験を通じて、顧客満足の重要性と、サービスの本質を徹底的に追求することの意義を学びました。
他のカフェと同じ接客をしていては差別化ははかれないという課題意識のもと、単なる接客を超えて、一人ひとりのお客様のニーズをとらえ、気持ちに寄り添うことを大切にしてきました。
具体的には、常連客の好みを把握し、声をかけるタイミングや料理の提供方法などパーソナライズされたサービスを心がけ、店舗の顧客満足度向上に貢献しました。
このようなきめ細やかな顧客視点と、常に成長し続ける姿勢を、御社のサービス品質向上に活かしたいと考えています。
PREP法に則り、志望する理由を冒頭で簡潔に述べています。最初に明示することで、そのあとの理由、具体例の部分が頭に入ってきやすくなり、スムーズに理解できます。
具体例の部分も、どのように考え、どう行動したのかが具体的に書かれているため説得力が高まります。具体例の部分で具体的に書けていないという人が案外多いので注意しましょう。
話し方という点でも、不要な繋ぎ言葉や馴れ馴れしい表現もなく、良い文章といえます。一文も長すぎないため、意味の切れ目で抑揚がつけやすいところも良いポイントです。
自分の顧客対応の実体験と志望企業の経営理念をうまくつなげられている点が好印象です。例文ではカフェでの経験を話していますが、この企業の事業やサービスの魅力についても具体的に触れるとさらに良くなります。
志望動機のNG例
志望動機のNG例
私がこの会社を志望する理由は、業界トップシェアを誇り、最先端の技術を持っていることに魅力を感じたからです。
大学時代のインターンシップで、学生の研究とは次元の違うめちゃくちゃ最先端の研究力を目の当たりにしました。
えっと、その中で○○様にお話を伺い、最先端を追い求める姿勢とその裏にはさまざまな企業努力があることを教えていただきました。
私もゼミ研究において、先輩方が取り組んでこなかった領域への挑戦を続けてきました。その過程で、挑戦し続けることの大切さ、難しさを実感しました。
この会社に入社した後も挑戦する姿勢を大切に、会社の成長に貢献したいっす。
この例文で使われている「この会社」や「めちゃくちゃ」という表現は面接での使用は避けましょう。最後の「~っす」という部分も、人によってはつい口にしてしまいがちですが、最後まで気を抜かず「~です」としっかりと言い切ることが大切です。
また、この志望動機は、具体性に欠ける例ともいえます。さまざまという言葉はできるだけ避け、具体的な一つの例を挙げるようにしましょう。また、どのように考えて、どう行動したのかを具体的に説明できていない点もマイナスポイントです。
冒頭の「業界トップシェア」「最先端の技術」という部分も浅い情報だけで志望しているように受け取られる可能性もあるので、その企業の強みや理念にまつわる具体的なポイントを示した方が志望度の高さが伝わりやすくなります。
上記例文のような話し方では、敬語や丁寧語がうまく使えない人という印象を受けます。
・この会社→御社
・めちゃくちゃ→とても
に直すと良いでしょう。
また、自分の経験を会社の貢献に結びつける内容も述べられると、好感度がグッと増します。
志望動機がうまく作れないと悩んでいる人は、こちらの記事を参考にしてみましょう。
志望動機の作り方
志望動機の作り方大全|就職支援のプロが好印象を残すコツを解説
志望動機の例文
志望動機例文35選|基本とプラスアルファで差別化するコツ
当てはまる場合は要注意! 面接の話し方に苦手意識がある人の特徴
当てはまる場合は要注意! 面接の話し方に苦手意識がある人の特徴
「なぜか面接本番になるとうまく話せない」という人は、その理由を分析してみることが大切です。漠然とうまく話せないという不安を抱えたまま面接を繰り返してもなかなか改善しません。
面接での話し方に苦手意識がある人は、次に解説するどの特徴に当てはまるか考えてみましょう。原因が明確になるとそれに応じた対策を取ることができるので、徐々にうまく話せるようになります。
そもそも回答が準備できていない
回答の準備は万全にできているでしょうか。ESで提出した内容からブラッシュアップせずそのまま面接に臨んでいる人は要注意です。
回答の準備が十分にできていないと、話している途中で言葉に詰まったり、余計な内容を長々と話したりすることが増え、話し方に苦手意識を持ちやすくなってしまいます。
面接は事前準備が非常に大切です。ESで書いた内容をさらに深掘りして、どの角度から質問が来ても答えられるよう回答を準備しておく必要があります。
頻出の質問に対する回答を準備することはもちろん、自分のESを読んでみてもっとこの部分について詳しく聞かれるのではと、面接官になったつもりで聞かれそうなポイントを想像してみましょう。
回答がしっかり準備できていると、「どんなことでも聞いて!」というくらいの気持ちで臨めるようになり、本番での緊張が和らぐことで自然体で話しやすくなります。
多くの企業を受ける就活生にとって、ES作成はとても大変ですよね。
ES作成のために文章を考えるのではなく、自己分析をしたうえで、最も自分のことが伝わるように所定の書式に編集したものがESだと認識しましょう。
自己分析をして得られた自分を表すエピソードやキーワードは、今後もおそらく変わりにくいものなので、それを軸にしてES作成をしてみてください。
こうした自己分析をしっかりとおこないES作成をしておくことが、面接で自然に思いを伝えるコツです。
面接の回答作りに不安がある人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
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面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅
面接の質問に回答するためには、事前準備が重要です。面接でよく聞かれる質問と回答例に加えて、質問に答えられない時の対処法についてもキャリアコンサルタントが解説します。伝え方を意識して、面接の質問対策をしましょう。
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話の大枠を決めず話し始めている
回答する内容の大枠や結論、着地点を決めずに話し始めていないでしょうか。
話の大枠を決めずに話し始めてしまうと、聞かれている内容からずれた結論になってしまったり、途中で何が言いたかったのかわからなくなってしまったりと、話をまとめられずうまく話せなかったという印象が残ってしまい、苦手意識につながってしまいます。
頻出の質問では、回答をしっかり準備できている場合が多いのでこのようなことは起こりづらいですが、予想外の質問をされたときに焦って話し始めると起こりがちです。
予想外の質問が来たときは、一呼吸おいてまず結論をいったん頭の中で整理しましょう。結論に至る理由や具体例までしっかりと大枠を決められれば良いですが、難しい場合は結論だけでも問題ありません。
話し始めた後も結論を常に意識して、結論に戻るという意識で話すとうまく話をまとめることができます。
丸暗記した回答通りに話そうとしている
一生懸命回答を準備した人がやってしまいがちなのが、回答の丸暗記です。
丸暗記すること自体は悪くないのですが、その通りに間違えないように話そうとしすぎると、回答を思い出しながら話してしまうため棒読みになったり、不自然な話し方になったりとうまく話せなくなってしまい、苦手意識を持ちやすくなります。
面接は暗記のテストではないので、一言一句そのまま話す必要はありません。大枠の流れに沿って話せれば良いので、細かな部分を抜かして話してしまっても問題ないです。
準備してきた内容を話すというのではなく、自分の思い、考えを伝えるという意識を強く持って伝えるように話す癖をつけていきましょう。
自己分析が足りない
自己分析が不足している人も、深掘りをされたときや予想外の質問が来たときにうまく対応することができず、話し方に苦手意識を感じてしまいやすいです。
自己分析をすることで、自分のことを深く知り、自分の大切にしている考えや価値観が明確になります。自分の浅い部分しか理解できていないと、深掘りをされても今までと同じ回答に終始してしまい、浅い回答しかできなくなってしまいます。
その場で考えて話をまとめるというのは難易度が高いため、事前にしっかりと自己分析をして自分の核となる部分や、それに付随するエピソードを自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
- 自己分析はどこまですれば良いのでしょうか? できているつもりなのですが、面接でうまく話せないことが多いです……。
強みや価値観を面接でスラスラと話せるレベルを目指そう
面接でうまく話せないということは、自己分析の「深掘り不足」か「整理不足」になっている可能性があります。
自己分析の目的は、自分の強み・弱みや価値観、行動特性を理解し、それを他者にわかりやすく説明することです。
面接では、自己分析の結果そのものではなく、それをもとにした具体的なエピソードや仕事への活かし方を言語化することが重要です。
自分を深く掘り下げ、その内容を整理して伝えられるかが成功の鍵となります。
自己分析がうまくできず面接でうまく話せないときは、模擬面接で他者からフィードバックをもらうのも効果的です。練習で得た気付きをもとに、話す内容をブラッシュアップしましょう。
具体的な自己分析の方法は、以下の記事で解説している流れに沿って実施してみましょう。
自己分析全般
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自己分析シート
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モチベーショングラフを用いた自己分析
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マインドマップを用いた自己分析
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
うまく話そうとしすぎている
話し方に苦手意識がある人が陥りがちなのが、話し方にばかり気が向いてしまったり、うまく話そうとしすぎたりすることです。うまく話さないとという意識が強すぎると、少しの失敗でも焦ってしまい、悪循環を引き起こしてしまうことがあります。
完璧に話せなくても問題ありません。少し詰まってしまったり、途中で話がそれてしまったりしても気にし過ぎず次の内容に集中しましょう。
少しミスする程度であれば面接官も気に留めることはないので、正直に「もう一度始めから話しても良いでしょうか」「少しだけ考えても良いでしょうか」と伝えてみましょう。焦って話し続けるよりも、一呼吸おいて冷静になる時間を取るほうが得策です。
面接の本番で緊張してうまく話せなくなるという人は、こちらの記事を参考に対策を練りましょう。
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コミュニケーション力に自信がない
コミュニケーション力に自信がない人は、面接での話し方にも苦手意識を持ってしまいがちです。しかし、コミュニケーション力に自信がないからといって必ずしも面接でうまく話せないというわけではありません。
面接では、うまく話を展開して話を広げたり、場を盛り上げたりする必要はありません。相手の話を聞いて、聞かれたことに対してしっかりと答えるということが基本です。
コミュニケーション力に自信がないという人は、面接官と対話をするという意識は最低限持ちつつ、自分の思いを伝えることに集中しましょう。
自信がないように見えてしまうとマイナス評価になってしまうので、細かい言い回しなどは気にせず堂々と受け答えする姿勢が大切です。
面接では、流暢に一方的に話すことが評価されるのではなく、会話のキャッチボールがスムーズにできることが重要視されます。
面接官の質問をよく聞いて、それに対する自分の答えをまずは短い文章やキーワードで返し、掘り下げながら質問に答えていけば問題ありません。
面接の練習が足りない
面接の練習不足で、本番直前になって準備できていない部分に気付いたり、何を聞かれるのだろうとそわそわしたりという経験がある人も多いのではないでしょうか。
面接練習が十分にできていないと、本番で詰まってしまったり、うまく受け答えができなかったりして話し方に苦手意識を抱きやすくなります。
また、面接の練習が足りないと不安感が増し、過度な緊張や自信のなさが本番に悪影響を与える可能性もあります。
面接練習の際は、入室から退室まで、細かいマナーも含めて一連の流れを押さえておくことが大切です。面接練習をしっかりすることで、本番では細かいマナーなどに気を取られることなく、受け答えに集中することができます。
面接練習で何をすれば良いかわからないという人は、こちらの記事も参考にしてみましょう。
面接練習全般
効果絶大な面接練習|最短で内定に近づく状況別練習法を紹介
グループディスカッションの練習方法
グループディスカッションの練習方法を解説! 1人でもできる方法も!
事前準備が鍵を握る! 面接でうまく話すための練習方法
事前準備が鍵を握る! 面接でうまく話すための練習方法
- 模擬面接をする
- 録画をして見直す
- 複数企業で実践経験を積む
面接での話し方に苦手意識がある人も、練習をすれば克服することができます。面接は、事前練習がどれだけできているかで本番の出来が大きく変わってくるので、徹底的に練習をしましょう。
練習は、模擬面接のように第三者と一緒にするだけでなく、一人ですることもできます。就活中は忙しいですが、時間をうまく活用して、一人でもできる練習も組み合わせながら準備することが重要です。
次に解説する3つの練習方法を参考に、自分に合った方法や自分なりの方法を見つけてみましょう。
模擬面接をする
模擬面接とは、本番を想定した環境で面接練習をすることで、必ず一度は実施しておくことをおすすめします。自分の話し方の癖は自分ではなかなか気付きにくいので、第三者の客観的な視点で見てもらうことが大切です。
また、頭のなかでは完璧に準備ができていると思っていた回答も話してみると詰まってしまう部分があったり、追加で質問されたときの準備ができていなかったりと、本番を想定してやってみて初めて気付くこともあります。
「模擬面接はどうやってすれば良いかわからない」「誰に頼めば良いかわからない」という人は、まずは大学のキャリアセンターにお願いできないか確認してみましょう。
そのほかにも、就活エージェントや社会人の先輩などできるだけ就活に詳しい人に頼むようにしましょう。
実際に模擬面接を受けることで、自分のできることやできないこと、意識していない癖や改善点に気付くなど、得られるものは多いです。
面接慣れし合格をつかむためにも、模擬面接を実施することをおすすめします。
こちらの記事では模擬面接について詳しく解説しているので、進め方や準備方法を参考にしてみましょう。
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模擬面接の効果を発揮させる6つのコツ|準備から進め方まで一挙解説
模擬面接は、面接の緊張感や雰囲気を体験しながら練習することが大切です。模擬面接の事前準備から実施方法までキャリアコンサルタントが解説します。模擬面接をおこなうメリットを把握し、活用することで選考突破に役立ててください。
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録画をして見直す
一人で練習する際は、ぜひ録画をしてみてください。録画しておくと、話し方の癖だけでなく、表情やしぐさ、回答にかかっている時間などさまざまな点を確認することができます。
一人で練習をしていると緊張感がなくなってしまいがちですが、本番さながらに練習することが重要です。カメラを面接官だと思って、視線や表情にも気を付けて練習してみましょう。
また、録画を見直す際は、面接官の視点を意識することが大切です。面接官になりきって、違和感のある表現はないか、回答内容に不足している部分はないか、深掘りしたくなるポイントはどこか確認してみましょう。
たとえば、アルバイトの話で、「新人だからと臆することなく改善できそうなポイントをメモして先輩に提案しました」と話したときに、自分が面接官だったら追加で何を聞きたいかを考えてみてください。
面接官の立場からすると、「なぜ提案することが大切だと思ったのか」「提案する際に気を付けていたことはあるか」などの質問が考えられ、回答の対策を立てやすくなります。
このように、面接官の視点を意識して録画を見直すことで、本番の状況をイメージしやすくなり、結果として当日も自信を持って話しやすくなります。
こちらの記事では、一人で面接練習をする際のコツを解説しています。ぜひ参考にしてみましょう。
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一人でできる面接練習の方法|効果を劇的に高めるコツ6選
面接練習は一人でも工夫次第で効果を得ることができます。この記事は、面接練習を一人でおこなう際のコツや注意点を、キャリアコンサルタント監修により解説します。面接に苦手意識を持っている人や、効果的な練習方法がわからない人はぜひ参考にしてください。
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複数企業で実践経験を積む
実践経験を積むために、本命企業の前にいくつかの企業の面接を受けるという方法もあります。
面接の流れや深掘りのされ方、集団面接での立ち振る舞いなど、実際にやってみないとわからないこともあるので、実践経験を積むことは非常に有効です。話し方も、緊張すると自分は早口になってしまう癖があるなどの気付きが得られるかもしれません。
ただし、あまりに多くの企業を受けすぎると、面接を振り返る時間や練習をする時間がなくなってしまうので注意が必要です。
また、応募企業にあわせた回答内容の準備にも時間を取られてしまうため、本命企業の前に受ける企業は2〜3社程度にして、無理のない範囲でスケジューリングをしましょう。
面接が終わったらすぐに、「どんなことを聞かれたか」「どんなことを話したか」「面接直後にどう感じたか」「質問しておけば良かったと思う内容はあるか」などをメモしておきましょう。
また、面接官の名前も覚えておくと、入社後に接点が生まれるかもしれません。
面接での話し方について就活のプロによるQ&Aもチェック!
面接での話し方について色々と解説してきましたが、「話し方に自信がない」「なかなか面接に慣れない」など、まだまだ自信を持って面接に臨むのは難しいという人も多いのではないでしょうか。
就活では面接は避けて通れないので不安になりますよね。しかし、悩んでいるのはあなただけではなく、同じように悩んでいる就活生は多くいます。
同じような悩みを抱えた就活生へのプロのアドバイスを参考にして面接準備に活かしてみましょう。
正しい話し方をマスターし自信をもって面接に臨もう!
「本番になるとうまく話せない」「面接での話し方の正解がわからない」と面接での話し方に悩んでいる人は多く、実際に面接では話す内容だけでなく話し方も重要な評価ポイントとなっています。
まずは、言葉遣いや話すスピードなど面接にふさわしい話し方を知ることが大切です。そのうえで、自分のできていない部分を把握し、できるようになるまで繰り返し練習をしましょう。
この記事で解説した話し方のコツや練習方法を参考に、正しい話し方をマスターして、本番では自信を持って面接官に自分の思いをアピールしましょう。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る面接の話し方や受け答えを過度に気にしすぎなくても良い
面接が苦手で不安を感じる人にまず伝えたいのは、「面接官は敵ではない」ということです。ESなどの書類選考や適性検査を通過して面接のステップに進んだ学生に対して、面接官は「この学生と話してみたい」と考えています。
マイナス評価をするためではなく、どういう人か知るために面接をおこなうので、必要以上に心配しないでくださいね。
面接の話し方や受け答えに、これといった正解はありません。意識すると良いのは、「面接官と目を合わせて、ゆっくりと話す」「面接官の質問をよく聞き、思い込みで返答しない」「話が長くなりがちなときは、質問に一文で答えてから説明を追加する」ことです。
面接で質問を受けたとき、その場でぱっと答えが思いつかない人は、自分の頭の整理のために想定問答を準備しておくのがおすすめです。
身近な目上の人に対する話し方を面接でも意識してみよう
敬語に自信がなかったり、目上の人と話すのが緊張したりする人は、大学の先生やアルバイト先の顧客と話すことをイメージしてみてください。面接官に対しても、敬意を持って丁寧に話しかければ問題ありません。
面接を通じてお互いの理解を深めたいという気持ちを持ち、落ち着いて本番に臨みましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/HR&Sパートナーズ代表
Chinatsu Iwasaki〇大学理系学部卒業、大手インフラ企業の人事として勤務。開業後、企業の採用コンサルティングや就職支援などをおこなう。現場感と対話を大切にしている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/むらや社労士事務所代表
Yoko Muraya〇上場企業を含む民間企業での人事・採用経験約20年。就職支援や転職相談に従事し多くの求職者を支え、セミナー講師も務める。社労士の専門知識を活かし温かい雰囲気で各人に寄り添う
プロフィール詳細