回答例12選! 市役所の面接で失敗しないための対策のコツを解説

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  • キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表

    Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう

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  • キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー

    Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう

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  • キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士

    Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている

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市役所は、その自治体が管轄する地域やそこに住む人々のためにさまざまな行政サービスをおこなう機関です。民間企業の選考とは異なり、市役所で働くには市職員採用試験を受ける必要があります。

この記事を読んでいる人の中には、市職員採用試験の中に含まれる面接について具体的にどう対策すれば良いのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。わからないままなんとなく対策を進めてしまわないよう、市役所についての理解を深め、適切な順序で対策していきましょう。

この記事では、キャリアコンサルタントの谷所さん、永田さん、杉原さんとともに、市役所の面接対策のポイントについて徹底解説します。市役所の面接で実際にあった質問例なども紹介するため、面接対策で失敗したくないという人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

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市役所の面接は自治体の課題をどう捉えているかが重要視される

自社の利益をおもな目的とする民間企業とは異なり、市役所は地域のために仕事をする機関であるため、採用試験の中の面接では自治体の課題をどう捉えているかが重視されます。

そのため、自分自身のアピールだけでなく、市役所の役割や課題を理解し、それらに対する自分の考えを示せなければ高評価を得ることは難しいでしょう。

そこでこの記事ではまず、市役所の面接対策をおこなう前に必要な2つの準備について解説します。市役所への理解を深めると同時に、市役所の仕事や役割に対する自分の考えを改めてクリアにしていきましょう。

次は、実際に市役所の面接であった質問について回答例を交えながら解説します。自治体の課題や時事に関する質問と自分自身に対する質問の2種類の質問のタイプをしっかり押さえて、高評価につながる回答を準備してくださいね。

最後は、市役所の面接を締めくくる際におすすめの逆質問についても紹介します。ただ聞かれたことに答えれば良いという姿勢で臨むのではなく、主体的な姿勢や意欲を示せるように逆質問もきちんと準備して面接を突破しましょう。

杉原 美佐子

プロフィール

自治体への理解が不足していると、「公僕」の意識が希薄で自分のことしか考えていないと判断されるリスクがあります。

「安定しているから」という理由で公務員を目指す人は気をつけましょう。またその場合は、行政の仕事を「楽な仕事」と捉えていると思われる可能性もあるため、しっかり対策してくださいね。

公務員になりたい理由が答えられない……と悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。答えられない原因と言語化のコツをまとめています。

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いきなり答えを考えるのはNG! 市役所の面接対策前にやるべき2つの準備

市役所に限らず、どんな就職先の面接対策をするにしても、何の準備もせずいきなり質問の答えを考えてしまうと、うまくまとめられなかったり、具体的に膨らませられなかったりしてかえって対策に時間がかかってしまいます。

だからこそまずは、就職先である市役所への面接対策にはどんな準備が必要なのかを理解して、その準備を整えることが必要です。

ここからは、市役所の面接対策前に完了させておきたい2つの準備について解説します。とりあえず質問から面接対策をしようとしていた人や、どんな準備が必要なのかわからない人はしっかりチェックしてくださいね。

①自治体研究で働くイメージを具体的にする

市役所の面接を含め、採用のためにおこなわれる選考は「働くうえで適した人材か」を判断するためにおこなわれます。そのため、市役所の面接でも採用担当者は、いかに市役所の仕事を理解し、業務に必要なスキルや考え方ができるかなどを見ようとしています

そんな面接で、市役所についてなんとなくのイメージだけで臨んでしまえば、質問への答えから理解不足を見抜かれ「志望意欲が低い」と思われてしまうかもしれません。

それだけでなく、きちんと市役所の職員として所属する自治体について知っておかなければ、入職後に実際におこなう仕事が自分のイメージと違う、といったミスマッチにつながってしまいます。

だからこそ、市役所の面接対策をおこなう段階で、自治体研究を完了させ働くイメージを具体的にしておきましょう。そうすることで、面接での自治体の課題に関する質問について自分の考えがまとめやすくなりますよ。

②自己分析で自分の適性を洗い出す

市役所に限らずどんな採用面接でも、採用するメリットが伝わらなければ内定獲得は難しいため、自分自身をアピールすることが重要となります。だからこそ、自分のことを第三者に対して魅力的に伝えるためには、自分が最も自分について理解しておくこと、つまりは自己分析が必要不可欠なのです。

自分の持つ強みは何か、自分はどんな価値観・性格なのかなどが曖昧なままでは、市役所の面接で自分の魅力付けがうまくできないことに加え、入職後も自分がどんな部分で活躍できるのかなどがイメージできません。

また、市役所はその自治体のさまざまな分野の業務を、職員全員で協力しておこないます。そのため、市役所では応募者の人柄や集団の中での働き方なども重要な採用基準となるのです。

だからこそ、市役所の面接対策前には自己分析を完了させ、自分とはどういう人なのか、市役所職員としてどんなことができる人材なのかなど、自分の適性を洗い出しておきましょう

市役所の採用試験が始まる前に自己分析をやっていた場合でも、面接対策のときにもう一度しておくべきですか?

谷所 健一郎

プロフィール

面接では自己分析に関する質問をされるためおさらいしておこう

市役所の採用試験が始まる前に自己分析をやっていた場合でも、面接対策として、改めて自己分析を整理しておくべきです。

自己分析は、自分の長所や強みをこれまでの経験を分析しておこないますが、面接では、学業やアルバイト、部活動などさまざまな切り口で、自己分析に関連した質問がされます。

それぞれの経験について、具体的な取り組み、長所や強みと関連させた成果、そこから何を学んだかという点を整理しておきましょう。

自己分析のやり方についてさらに詳しく知りたい人は、以下の記事がおすすめです。就活のプロであるキャリアコンサルタントが、内定につながる自己分析のやり方を徹底解説しています。

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市役所への理解を深めよう! 自治体研究で見るべき3つの項目

自治体研究で見るべき3つの項目

  • 市役所の仕事内容
  • 志望先の自治体の課題や取り組み
  • 市役所で求められる資質

先にも解説しましたが、市役所は地域の活性化や住民の生活のために幅広い業務をこなす必要があるからこそ、面接でも自治体への理解度の深さが重要視されています。

自治体について研究する際にマストで見ておきたい項目としては上記の3つです。ここからは、この3つの項目について具体的に解説していきます。

市役所の面接は、応募者自身が自治体についてどんな考えを持っているかを質問することで、自治体についてきちんと調べているか、市職員としての姿勢が備わっているかなどが見られています。そのため、自治体研究でしっかり情報を集め、それに対して自分なりの考えを持っておきましょう。

①市役所の仕事内容

市役所のおもな職種

  • 行政職
  • 技術職
  • その他の職種

市役所の仕事は、教育や子育て、福祉、施設の建設・整備など、地域の住民の生活や住民が利用するさまざまなサービスにかかわります。行政職であれば幅広い手続きや制度にかかわり、技術職であれば自治体の事業の実行部隊としての業務に携わることになるでしょう。

ほかにも、市役所の職員は必ずしも市役所だけで勤務するわけではなく、採用試験時に選ぶ職種によっては、市が管理する公的機関で勤務する場合もあるのです。

ここからは、市役所のおもな職種について詳しく解説していきます。自分がどの職種の採用試験を受けるのか改めて確認し、その職種での具体的な仕事内容を理解しておきましょう。

行政職

行政職は、地域住民の生活にかかわるあらゆる手続きや事業に取り組んでいて、細かい仕事内容については以下のようなものがあります。

行政職の仕事内容

  • 住民登録や戸籍に関する事務
  • 医療・介護・福祉・年金などの手続き
  • 保育園入所など教育に関する事務
  • 道路や水道、公共施設などのインフラ整備
  • ゴミの収集・処理事業
  • 税金に関する事務

行政職のどの部署に配属になるかでメインとなる仕事内容は異なりますが、行政職はこうしたあらゆる分野の事業において、事務作業や施策の立案、窓口での相談業務などをおこなっているのです

また、市役所の行政職では、不正の防止や職員の能力開発などの目的でジョブローテーション制度を取り入れているケースも多く、3~4年ほどで部署を異動し、市が取り組むあらゆる事業に携わります。

各部署の業務を網羅的にこなさなければならない大変さはありますが、市のいろいろな取り組みにかかわりながら町づくりに貢献できる点ではやりがいも大きい職種といえるでしょう。

技術職

市役所内での事務作業や窓口業務がおもな仕事となる行政職に対し、技術職は各分野の専門的な技術や知識を駆使して、整備や開発事業などの行政サービスをおこないます

どの分野の技術職の採用試験を受けるかによって配属先は異なりますが、おもな専門事業は以下の通りです。

技術職が担当するおもな分野

  • 建築
  • 土木
  • 農林水産
  • 機械
  • 電気
  • 心理
  • 福祉

幅広い分野の取り組みにかかわる行政職とは違い、技術職は自分がこれまでに専攻した分野の知識や技術を活かして仕事をおこなうことができます。

また、ほかの企業と競合し合って利益を出すことが求められる民間企業に対して、公務員である市役所の技術職は、地域や住民のために行政サービスをおこなうことが仕事です。

利益や納期、他社との競争などにとらわれることなく、貢献度の高い事業に携わることができることは市役所の技術職の魅力の一つといえるでしょう。

永田 修也

プロフィール

技術職のキャリアプランとしてざっくり分けると「昇進」「専門的知識・技術の向上」「異動・転勤」「民間企業への転職」といったキャリアステップが考えられます。

現場で技術職として蓄積した知見を活かして活躍することができるステージは多岐にわたるでしょう。

その他の職種

市役所の仕事の中には、その自治体が管轄する公共施設の管理・運営業務も含まれます。そのため市役所の採用試験では、市役所の職員と同じ地方公務員として以下のような職種の採用もおこなわれています。

その他の職種(地方公務員)

  • 保健師
  • 司書
  • 消防職
  • 警察官
  • 学校事務
  • 保育士 etc…

これらの職種は地方公務員採用試験に合格することに加えて、その分野専門の資格を取得する必要があります。

勤務先については、市役所内の部署の中で専門職として勤務する場合と、図書館や消防署、保健所など市が運営する施設で勤務する場合に分かれますが、どちらも市役所の職員と同じ地方公務員として働きます

市がおこなう事業やサービスの中でもより専門的なものに携わりたいという人や、市役所本庁と連携してより住民の身近なところで仕事がしたいという人には向いている職種といえるでしょう。

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②志望先の自治体の課題や取り組み

自治体研究の中でも、志望先の自治体が抱える課題や取り組んでいる事業などは、最も重点的にリサーチしておきたい項目といえます。なぜなら、その自治体の課題や今おこなわれている事業は、入職後に自分たちが改善すべき課題であり、運営していく事業となるからです。

まずは志望する自治体のホームページ(HP)を見て、日々どのような取り組みがおこなわれているのかを理解しておきましょう。OB・OG訪問ができる場合は実際に職場に足を運んで、そこで働く職員の人から見た自治体の状況などを教えてもらうことも効果的です。

また、市役所の取り組みは、都道府県や国の方針によって進められているものもあります。新聞を読むなどして、市内外の時事ニュースを調べることで、その自治体にとって重要な取り組みや課題が見えてくるでしょう。

以下の記事では、時事問題に関する質問の回答でライバルと差をつける方法をキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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民間企業ではなく市役所だからこそ志望先のリサーチで注視しておくべきことはありますか?

谷所 健一郎

プロフィール

自治体ならではの情報や課題に対してどのように向き合うかを考えることが重要

民間企業は、業種、商材、企業の方向性などをリサーチしますが、市役所は、自治体の人口や年齢層、おもな産業など基本的な情報をリサーチしたうえで、力を入れている政策、ほかの自治体より優れていること、抱えている課題や問題点などについて調べましょう。

そのリサーチした内容を踏まえて、入職後に政策や課題とどのように向き合い、取り組んでいくかを具体的に考えられると良いですね。

「OB・OG訪問は本当に必要?」と考えている人は以下の記事がおすすめです。OB・OG訪問のメリットや高評価につなげる秘策をキャリアコンサルタントが解説しています。

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③市役所で求められる資質

自治体研究や業界研究と聞くと、仕事内容や将来的な動向などだけを調べるものだと感じる人もいるかもしれません。しかし市役所を含めどんな組織であっても、それを構成しているのは人であるため、どんな人が向いているのかを知ることでさらに自治体への理解度を高めることができます

ほかにも、市役所で求められる人材の特徴を知っておくことで、入職後に自分が目指すべき姿や活躍できる場面を具体的にイメージすることができるでしょう。

ここからは、市役所に求められる資質について詳しく解説していきます。市役所の職員として今後自分がどんな働き方をすべきで、今の自分自身とどれだけマッチしているかなどを考えながら働くイメージを膨らませてみてくださいね。

クレームなどにも臨機応変に対応できるコミュニケーション能力

市役所のような行政機関には国や都道府県によって決められた役割があり、その範囲をこえるサービスをおこなうことができません。そのため、市役所のあらゆる業務に対する不満やクレーム、新たな要望などを受けることも多いのです

そうした場面では真摯に相手の話を聞き、臨機応変に対処できるコミュニケーション能力が求められます。

また、地域住民のための行政サービスの多くは、都道府県との連携が必要だったり複雑な手続きが必要な場合も多くあります。そうした住民にとってわかりにくい手続きや制度をわかりやすく説明するのも市役所の職員の大切な仕事であり、コミュニケーション能力が問われるでしょう。

杉原 美佐子

プロフィール

クレーム対応以外の大変な部分として、市役所職員は災害が発生したらすぐに庁舎に駆けつけないといけません。たとえ自宅が被災してもです。

またコンプライアンスが厳しく、ルーズな人には向いていないでしょう。市民の目があるので、市の職員としての姿勢を常に保つ必要があります。

コミュニケーション能力は言い換え表現を使うことで自分のコミュニケーション能力のタイプをわかりやすく伝えることができます。以下の記事では、例文を交えてコミュニケーション能力の効果的な言い換え方法をキャリアコンサルタントが解説しています。

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周囲の人と良好な関係を築ける協調性

市役所の取り組む業務は、市町村や都道府県、国などの方針によって決まり、市役所の業務の調整は県庁によっておこなわれます。そのため市役所では、ほかの部署や各自治体の機関と連携を取ったり、外部の業者とやり取りをする機会が多いのです

同じ職場の同僚や上司など以外にも、いろいろな人とかかわり協力して業務を進めるためには、良好な人間関係を築ける協調性が求められます。

この場合、ただ言われたことに従うのではなく、その場や周囲の人の状況を瞬時に判断し、市役所の職員としてどう動くべきなのかを主体的に考えられるような協調性を示すことが重要です。

面接で協調性をアピールする際には、相手やその場の状況にとって最善は何かを考えた経緯や行動を具体的にアピールすることで、市役所の職員として必要な人材として評価されるでしょう。

協調性を自己PRでアピールしたいと考えている人は以下の記事がおすすめです。自分の協調性のアピールに説得力を出すための秘訣をキャリアコンサルタントが解説しています。

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自治体にどんな取り組みが必要かを考えられる問題解決力

市役所のような人々の生活をあらゆる面で支えている機関には、日常的に住民から相談がきたり、さまざまな問題への対処が求められています。また、市役所が対処すべき課題は、一住民の悩みではなく、市町村全体にかかわるものであるため、市と都道府県が協力して改善すべきものもあるのです。

市役所の職員には、そうしたあらゆる課題に対してどんな取り組みをすべきか考えられる問題解決力が求められています。

また、市役所の財源はその自治体に暮らす住民の税金によって賄われるため、市役所にはその住民に最適な行政サービスを還元する義務があるのです

そうした点から見ても市役所の職員には、与えられた課題だけに取り組むのではなく、自治体の状況や人々の生活を観察し、どんな支援を求められているのかを考えられる力が必要といえるでしょう。

自分に問題解決力があるのかわかりません……。

永田 修也

プロフィール

市役所では個の力よりも周囲と協力して解決に導く力が重要

たとえ自分に問題解決力が備わっていなくても悩む必要はないと思います。

むしろ「自分の問題解決力だけで何とかできるだろう」と思っている人の方が考え方としては危ういと感じますね。

公務員での仕事は民間よりもルールや規定に則って業務が進んでいくことが多いことでしょう。個人の裁量で判断していくというよりは組織の一部としていかに自分が機能するかという点が重要だと思います。

その点から考えてみると「周囲の人間と共同して解決していこうとする姿勢」が問われるのではないでしょうか。周りの人の力を借りて問題を解決していくということも立派な問題解決力といえます。

問題解決力を自己PRで伝えたいと考えている人は、以下の記事を参考にしてみてください。問題解決力の鍛え方から魅力的なアピール方法までキャリアコンサルタントが解説しています。

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アピールに説得力を持たせよう! 自己分析の3つのポイント

自分のアピールに説得力を出すための自己分析の3つのポイント

  • 興味や価値観を棚卸しして「なぜ民間企業ではなく公務員か」を明確にする
  • エピソードでは結果と自分の行動を具体的に振り返る
  • 入職後に公務員としてどうなりたいかを明確に考える

前述の通り、市役所の面接では市役所職員として働くことを想定し、自治体の課題にどのような考えを持っているのかが重視されています。しかしそれだけでなく、志望動機や自己PRなど自身のアピールも必要となるため、自己分析で自分の中の適性や考え方を明確にすることも大切です。

ここからは、市役所の面接前に洗い出しておきたい自己分析のポイントを3つ解説します。今の自己分析で面接の答えを考えるのが不安な人や、面接での自分の発言にさらに説得力を出したい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

①興味や価値観を棚卸しして「なぜ民間企業ではなく公務員か」を明確にする

公務員として利益よりも他者のために仕事をする市役所職員は、民間企業にはない苦労も多く、なんとなくのイメージだけで入職しても続けることが難しいでしょう。そのため、市役所の採用担当者は面接の中で「なぜ民間企業ではなく公務員を志望するのか」「公務員になる意欲はあるか」を見ようとしています。

採用担当者の意図に沿う回答にするためにも、自己分析では、自分の中の公務員に対する興味や価値観を棚卸しして「なぜ公務員なのか」を言語化できるようにしておきましょう

たとえば、「公務員のどんな部分に惹かれるのか」「自分はどんなときにやりがいを感じるのか」など、公務員というキーワードから自分の興味や価値観を書き出してみます。

そこに自治体研究で見つけた公務員の特徴と照らし合わせると、「なぜ公務員なのか」という問いの答えとして「社会の仕組みを内側から作れることにやりがいが持てると考えたから」のように自分の興味や価値観に基づく公務員への志望理由を見つけることができるのです。

きちんと自分自身について理解を深めたうえでおこなう発言には説得力を持たせることができるため、自分にはどんな考え方、興味、価値観があるのかを明確にしておきましょう。

公務員になりたい理由を深掘りされたときにどう答えれば良いのかわからない、という人は以下の記事を参考にしてみてください。就活対策のプロであるキャリアコンサルタントが、人事を納得させる伝え方を解説しています。

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②エピソードでは結果と自分の行動を具体的に振り返る

自分の発言に説得力を出すには過去のエピソードとして客観的な事実を述べることが効果的であるため、自己分析では過去の経験も具体的に振り返っておきましょう。自己分析でエピソードを振り返る際には、その経験での自分の行動や結果まで明確にすることがポイントです

たとえば、あなたが自己PRで自分の強みであるリーダーシップを活かしたエピソードを探しているとします。

そこでのエピソードを説明する際に、ただ「リーダーシップを活かしてチームの士気を高めた」ということだけ振り返るのではなく、どのように考え、どうやってチームの士気を高めたのか、士気を高めた結果や得られた学びはどうだったかなどまで思い出してみましょう。

そうすることで「チームの士気を高めるために良かった点を褒め合う時間を作り、その結果、チームの結束も高まって試合に勝つことができた」のように事実の要素である自分の行動や結果が明確になったエピソードになり、説得力を出すことができますよ。

市役所の面接で挙げるものとしてどんなエピソードが効果的ですか?

杉原 美佐子

プロフィール

公共の利益や税金に関するエピソードで市役所の役割を考えよう

「公共」や「税金」などにまつわるエピソードだと良いですね。市役所は、「利益を上げる」のが目的ではなく、市民が安心して暮らせること、「公共の利益」が目的です。

過疎地域であっても住民がいれば、上下水道を整備する必要があり、赤字でも市民の交通手段を確保することが求められます。こうした市役所の事業の原資は、市民が払った税金であるため、予算の執行は厳しくおこなわれます。

たとえば、大勢の人が賛同する取り組みの中でも、少数派の意見を取り入れたり、あるいはそういった人たちに配慮したりした経験はありませんか。

また、ふるさと納税の利用など税金に関するエピソードはありませんか。そうしたものから、市役所の役割について考えてみましょう。

③入職後に公務員としてどうなりたいかを明確に考える

先にも解説しましたが、市役所職員はあらゆる事業への取り組みや、クレームへの対応など大変な仕事も多くあります。そのため市役所の採用担当者は、そうした大変な仕事でも明確な目標や意欲を持って取り組める人材を求めているのです。

自分が市役所の求める人材に当てはまっていることをアピールするためにも、自己分析では入職後の自分の姿も明確にイメージしておきましょう

将来のビジョンを考えるときは、事前に研究した市役所の特徴をもとに、この先自分が市役所でどんなことがしたいか、どんな市役所職員になりたいのか、などをイメージしていきます。

なりたい姿ややりたいことがイメージできたら、今度はその過程に着目して、自分の将来像を実現するためには、どんな働き方が必要か、自分の中のどんな特性が活かせるかなどまで考えてみましょう。

そうすることで、市役所の面接の中で入職後に関する質問に答える際に、自分のキャリアやその実現のために自ら考え行動しようとする意欲の高さを示すことができます。

キャリアビジョンの描き方がわからない、という人は以下の記事がおすすめです。多くの人の就職をサポートしてきたキャリアコンサルタントが、後悔しないキャリアビジョンの見つけ方を徹底解説しています。

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キャリアビジョンは自分らしく就活を進めるために考えておく必要があります。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒に、キャリアビジョンの意味や必要性を解説します。また、キャリアビジョンの描き方や企業への回答方法も説明するので役立ててください。

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自分自身への質問だけじゃない? 市役所面接の質問は2つに分けられる

市役所の面接の質問例10選

市役所の面接の質問は、自治体の課題や時事に関する質問と応募者自身に関する質問の2つに分けることができます。前者は市役所職員として重要視される自治体への理解度や課題に対する考え方を見るため、後者は応募者の市役所職員として適性を判断するための質問です。

特に後者は、自分の考えや答えの根拠などに対する深掘り質問をされる場合もあるため、しっかり自分の言葉で伝えられるように、自治体研究と自己分析を完璧にしておきましょう。

市役所の面接の形式は自治体によって異なりますが、自治体の中にはあらかじめいくつかの質問が用意され、その答えを記載した面接カードを用いて質疑応答がおこなわれる面接などもあります。

面接カードの書き方についてもっと知りたい人は以下の記事がおすすめです。面接対策のプロであるキャリアコンサルタントがライバルと差をつける面接カードのポイントを解説しています。

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当事者意識が重要! 自治体の課題や時事に関する質問5選&回答例

市役所は、自治体や住民の状況や都道府県、国などの方針の変化に迅速に対応しなければなりません。

だからこそ、市役所の採用面接では「いかに自治体の現状を理解しているか」「自治体の課題や取り組みについてどう思っているか」といった自治体への理解度を測る質問をされる場合があります。

そうした質問には、「自分が市役所職員としてどうすべきか」といった当事者意識を持って回答を考えることが重要です。

そこで以下では、自治体の課題や時事に関する5つの質問の回答例を紹介します。市役所の面接で実際にあった質問で事前に考えをまとめておきたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

①民間企業と公務員の違いは何ですか?

民間企業と公務員の違いを述べる回答例

私は民間企業と公務員では、サービスや取り組みの内容と目的の2つに違いがあると考えます。

サービスや取り組みの内容について、民間企業はそれぞれの業界が属する分野に特化し、同じ業界の競合と切磋琢磨して成長していくという特徴があると思います。

対して公務員は、特定の分野に特化するのではなく総合的な支援や施策をおこないます。そのほかの自治体とも競い合うのではなく、情報を共有してより良い形を模索していくという点が魅力であり民間企業と異なる点だと考えています。

また、民間企業はサービスや商品を提供する目的として顧客や取引先の利益だけでなく、自社にとって利益になるかも重視されます。逆に公務員の業務は、自治体が管轄する地域の活性化や住民の利益のためにおこなわれるため、サービスや取り組みを提供する目的でも違いがあると思います。

公務員として入職できた暁には、上記の役割の違いを意識し、住民の生活や地域の発展を最優先に考えて日々精進する所存です。

就活のプロが解説! 市役所職員に求められる役割とは

谷所 健一郎

プロフィール

上記の例文は、最初に民間企業との違いは2つであると伝えているので、理解しやすい内容になっていますね。

市職員に求められる役割は、市民の状況や課題を把握したうえで、市民が健康面、経済面、安全面などで、安心して暮らしていけるようにすることであるという点をしっかり理解しておきましょう。

②気になる政策や取り組みは何ですか?

自分が注目している政策や取り組みに関する回答例

私が注目している〇〇市の取り組みは、スポーツ少年団支援プロジェクトです。

昨年、〇〇市に拠点を置くスポーツ少年団を対象に活動資金を支援する取り組みを開始されたと存じます。私自身、この〇〇市で生まれ育ち、ずっとスポーツに取り組んでいました。そして「スポーツの〇〇市」と呼ばれるほどスポーツが盛んな街だと認識しています。

スポーツは〇〇市の象徴であり、これからも発展させていくべき魅力の一つですが、少子化や子供の運動不足などの社会的な課題も多い分野だと思います。貴庁のスポーツ少年団支援プロジェクトはそうした課題の改善を促進させるきっかけの一つになると考えています。

貴庁に入職した暁には、老若男女問わず多くの人がスポーツを楽しめるような施策や町づくりに尽力していきたいです。

キャリアコンサルタント直伝! 時事系の質問で採用担当者を唸らせるコツ

永田 修也

プロフィール

上記の例のような「その自治体独自の取り組み」に注目することは好印象になります。

もう一歩踏み込んで、ほかの自治体と比較しながらどの点が素晴らしいか強調するとより評価も上がるでしょう。その際、ほかの自治体を貶めるような表現はしないように注意してくださいね。

③志望する自治体の課題と解決策を教えてください。

自治体の課題や解決策に関する回答例

私は、〇〇市は移住者に対する定住率の低さが課題だと感じています。

〇〇市は移住者の増加に力を入れており、移住者に向けた補助金や支援制度など環境を整えていると存じます。そして、結果も出ており、今では年間100人以上の人が移住してきていると認識しております。

一方で、すべての移住者が定住しているかと言われればそうではありません。移住後5年のうち、約半数がほかの街に移住しています。

このような定住率の低さという課題を解決するために、5年または10年定住した際に商品券や補助金といった形で支援を加える方法が良いと思いました。そうすることで、「支援を受けられるからもっと住もう」と考える人が増えると感じています。

解決策まで思いつかないときは? 就活のプロが答え方のコツを解説!

杉原 美佐子

プロフィール

解決策そのものよりも解決策を導く方法を考えましょう。

広く一般に意見を求めるパブリックコメントの実施やほかの都市の事例のリサーチ、専門家を交えたワーキンググループを立ち上げるなど、市役所の仕事で課題を解決するための道はたくさんあるはずです。

④〇〇県の魅力は何だと思いますか?

〇〇県の魅力に対する回答例

私が考える〇〇県の魅力は、すべての行動が〇〇県で完結できることだと考えています。

私は自然豊かな地域で過ごすのが好きですが、買い物やレジャーなども楽しみたいため、ショッピングモールやアウトレットが近くにあれば嬉しいと考えています。

しかし、自然豊かな地域の多くは他県に出向かなければ大型ショッピングモールやアウトレットなどはありません。一方で、〇〇県は自然が豊かな地域と買い物を楽しめる地域の両方が存在します。

このように、生活のすべてが県内で完結するため、非常に住みやすい地域だと考えています。

採用経験者が評価! この質問の答え方のワンポイントアドバイス

谷所 健一郎

プロフィール

応募先の自治体の魅力に関する質問では、その自治体が住みやすい地域にするために取り組んでいることを、具体的に伝えることが重要です。

たとえば、自然環境を守る取り組みや子育て支援を積極的におこなっているなど、自治体と取り組んでいる政策や活動を、魅力的な自治体の根拠として伝えましょう。

⑤市職員の仕事で大切なことは何だと思いますか?

市職員の仕事で大切なことの回答例

私は行政職を志望していますが、行政職の仕事をするうえで大切だと思っていることは、長期的な計画は楽観的に、短期的な計画は悲観的に考えることだと思います。

行政職では〇〇市に関するあらゆる計画を立案し、実行することになると思いますが、長期的な計画は誰もがワクワクするものでなければいけないと考えています。ワクワクしない計画は、該当者がモチベーションを保つことができないからです。

一方で、短期的な計画は慎重に立てなければいけません。そのため、最悪のケースも考えながら悲観的な視点を持って計画を立てる必要があると思います。

現在でも何か目標や計画を立てる際はこのような視点を持っていますが、就職後は市民の将来を背負っているという責任を持って、さらに精度の高い計画を立てたいと考えています。

キャリアコンサルタントに聞いた! 市役所の仕事で大切なこととは

永田 修也

プロフィール

市役所の仕事で大切なのは「与えられたどんな環境でも楽しむこと」だと思います。自治体での仕事はジョブローテーションによって異動が頻繁に発生します。

つまり、市役所での自分のキャリアは偶然の産物となるわけです。すぐさま受け入れ対応することが仕事への思考力にもつながるのではないかと私は思います。

自己理解の深さが見られる! 応募者の人柄や適性に関する質問5選&回答例

市役所はその事業の幅広さゆえに多くの人とかかわる仕事がほとんどです。そのため面接では、応募者の人柄や市役所職員としての適性を判断するために、いかに自己理解ができているかが見られています。

ここからは、応募者の人柄や適性を判断する質問5つの回答例を紹介します。面接の基本となる質問で失敗したくない人や、市役所職員としての適性を最大限にアピールしてライバルと差をつけたい人は、しっかりチェックしておきましょう。

①あなたの長所・短所は何ですか?

自分の長所・短所に関する回答例

私の長所は協調性があることで、チームで何かを取り組む際にメンバーの意見を尊重できることです。一方で、相手を尊重しすぎるがゆえに自分の意見を言うのが苦手という短所もあります。

この短所を克服するために、チームで何か話し合いがある際は必ず1回は自分の意見を発言するというマイルールを作って実行しました。その結果、これまでの長所を活かしつつ、自分の意見も言えるようになりました。

さらに、1回という低いハードルを設けたことで、1回の発言に集中できるようになり、本質的な意見を述べられるようにもなったと思います。

就職後はさらに自分の意見を述べることが求められると思います。これまでのマイルールを実行しつつ、さらに核心をつくような意見を述べられるよう努めたいです。

就活のプロ直伝! 長所・短所の答え方で人事を惹き付けるポイント

谷所 健一郎

プロフィール

たとえば協調性があるのが長所であれば、短所が優柔不断なところがあるというように、長所と短所は表裏一体です。

長所は、チームのメンバーと協力して成果につなげるなど具体的に仕事で活かせる内容を伝えたうえで、短所は、仕事に影響を与える内容ではなく、改善するために努力していると伝えれば、悪い印象は与えません。

②志望動機を教えてください。

志望動機の回答例

私が〇〇市職員を志望する理由は、市の行政活動を通じて高齢者に寄り添う取り組みに加え、若者世代にとっても住みやすい環境作りに貢献したいという思いが強いからです。

私は以前、地域の高齢者施設でボランティア活動をおこなっていましたが、高齢者の方々が地域社会とのつながりを大切にし、安心して生活できる環境を必要としていることに気付かされました。

また、そのボランティアでお会いした高齢者の方が「若い人たちと話せる時間があるから、足が痛くても外に出ようと思える」と話していました。

このお話を聞いて、地域のさまざまな世代が交流し、共に助け合うことが地域社会を支える重要な要素であるということも感じました。

この経験から、「公助」と「共生」を軸に高齢者に寄り添う取り組みに加え、活力の源泉である若者世代にも住みやすい環境を作りたいという思いから、地域の課題に最も関与できる市役所で活動したいと考えています。

市役所の志望動機を魅力的に伝えるコツが知りたいです。

杉原 美佐子

プロフィール

自治体のビジョンや方針などに着目して自分なりの考えを述べることがポイント

市役所の志望動機を作成する際は、その市が掲げるビジョンや重点方針を確認しましょう。それを実現すべく志望しましたとなると、採用担当者は一緒に目標に向かってくれる仲間だと思うはずです。

ここでの市役所のビジョンや重点方針は、民間企業でいうところの企業理念に当たります。

その中でも、どの政策にどのような点で興味を持ったか、自分が携わってみたいものを絞り、どの部署での活動になるのかなどを具体的に考えてみましょう。

そして、その町が好きだということも伝えましょう。ありきたりな内容でなく、自分なりの町の魅力を語ることが大切です。市役所の人が気付いてないこともあるかもしれません。

今後、どの自治体も人口減少は避けられないと言われている中、どうやってその町を発展させるのか、考えた展望が市のビジョンと一致していると良いですね。

③入職したらどんなことがしたいですか?

入職後のビジョンに関する質問の回答例

市に入職したら、SNS上での情報発信など地域住民の生活に根ざしたコンテンツでの施策に取り組んでみたいと考えています。

具体的には、SNSやウェブサイトを活用して、地域のイベント情報や生活情報、地域資源の活用方法など、市民に利便性の高い情報を提供します。特に地域の子育て世帯向けのイベントや施設の利用方法、地域の安全や防災に関する情報を提供し、地域住民の生活の質を向上させるための支援をおこないます。

また、一方的な情報提供だけでなく、地域住民との双方向のコミュニケーションを図ります。たとえば、定期的なアンケートやオンラインフォーラムを通じて、住民の声を直接収集し、地域の課題やニーズを正確に把握したうえで、解決策を検討するために役立てたいと思います。

このような取り組みを通じて、より参加型で活発な地域社会を築き上げ、住民の意見やニーズに応えられる行政サービスを提供し、地域の発展に貢献したいと考えています。

市役所での将来のビジョンの描き方がいまいちわかりません。

永田 修也

プロフィール

各自治体HPのインタビューなどを参考に自分の思い描く将来像を考えてみよう

たしかに市役所は、民間企業に比べて個人個人のキャリアの見通しを立てるための情報がなかなか少ないと思うので、入職前に将来のビジョンを描くことが難しいかもしれません。

しかし各自治体のHPなどを見てみると、意外と「先輩職員のインタビュー」などといったキャリア形成においての紹介をしてあります。

そこで働く人の「志望理由」「仕事のやりがい」「将来のビジョン」などを参考にしつつ、自分の状況と照らし合わせて考えてみましょう。

また、自分が志望する自治体だけでなく全国各地にある興味のある自治体で検索して調べてみても面白いかもしれませんね。

入職後にやりたいことを聞かれたときの答え方について知りたい人は以下のQ&Aもおすすめです。面接や選考対策の専門家であるキャリアコンサルタントが、答え方のポイントをアドバイスしています。

④あなたは周囲からどんな人だと思われていますか?

周りからの評価に関する質問の回答例

周囲からは、ポジティブな人だと言われます。

たとえば、所属しているソフトボール部の昨年の大会で、チームが劣勢な状況でも、私はチームメンバーに対してそれまでの試合内容の中での良かったポイントなどを前向きに伝え、最後まで諦めない姿勢を示したことで、メンバーから士気が上がったと言われました。

また、飲食店のアルバイトでは予約の時間を間違えて取ってしまったことがあり、お客様が来たときにすぐに席が用意できない状況でした。しかし、自分の非をすぐに謝罪し、迅速に対処したことで、最終的には充実した時間を過ごしていただくことができました。ミスや失敗があっても、それを学びと成長の機会と捉え、次回に活かすよう心掛けています。

さらに、カナダに留学するかどうか迷った際も「可能性が広がる」と自分に言い聞かせ、いつも自分が自己成長できそうな方を選択するようにしてきました。こうした点も、周囲からポジティブだと言われることにつながっているのだと考えています。

この持ち前のポジティブな姿勢で仕事に取り組むことで、職場全体を鼓舞するように努めたいと考えています。

キャリアコンサルタントに聞く! 他者からの評価を魅力的に伝えるコツ

谷所 健一郎

プロフィール

学生や顧客など状況が違う人からの他己評価を伝えることで、信憑性のある内容になっています。他己評価を魅力的に伝えるポイントは、就きたい職種などで活かせる強みを最初に伝えたうえで、一人ではなく複数の人の他己評価を盛り込むことです。

自分がどういう人かを知る方法の一つに「他己分析」があります。以下の記事では、他己分析のやり方や選考への活かし方などをキャリアコンサルタントが解説しているため、ぜひ参考にしてみてください。

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他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説

就活ではよく自己分析の重要性が取り挙げられますが、他己分析をすることで自己分析の精度を上げることができます。記事では、キャリアコンサルタントの解説を交えながら、他己分析をおこなう具体的な方法や質問例、面接への活かし方などを解説するので、ぜひ参考にしてください。

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他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説

⑤どんなタイプの人が苦手ですか?

苦手な人のタイプに関する質問の回答例

「自分本位な人」が私の苦手なタイプの一つです。このような人は、他人の立場や気持ちを考えず、自分の利益や欲求を優先する傾向にあると思います。

その結果、周囲の人々を振り回し、協力関係やチームワークが崩れ、対立や摩擦が生じる場面を幾度となく見てきました。私は人間関係を大切にした協働関係を重視しているため、このような行動をとる人に苦手意識を持っています。

このようなタイプの人とかかわる際には、いつも感情的にならないように状況を把握することを心掛け、対話やコミュニケーションを通じて、相手の立場や考えを理解しようと努めます。

一方で、自己中心的な態度が相手の基本的な性格である場合、無理に合わせようとせず、自分の信念や価値観をしっかり守りながら、適切な距離を保つようにしています。そのうえで、自分の意見をしっかり主張する際には、相手の意見にも耳を傾けることにより、対立や摩擦を最小限に抑え、より建設的な関係を築くことができると考えています。

ネガティブな質問は愚痴みたいになってしまいそうで答え方に迷います。印象を良くする答え方のポイントはありますか?

永田 修也

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ネガティブな事象をどう捉えて自己成長したかを伝えよう

最後まで「三人称の人物」を主語にしている状態で回答が終わってしまうと愚痴っぽく聞こえてしまうかもしれませんね。

冒頭では「こういう人が苦手」で始まったとしても、最後には「そういう人のおかげで私は成長できた」という結論に持っていけると「苦手な人と接することでも自己成長につなげていける人なんだな」という印象を与えることができます。

愚痴っぽくなることを避けたいのであれば、苦手な人に関する内容をたくさん伝えるよりもそこは結論だけさらっと述べて、説明の7割は自分に焦点を変えて話すと良いでしょう。

印象アップにつながる! 人事を惹き付ける逆質問の例文3選

人事を惹き付ける逆質問の例文3選

  • 面接官の〇〇さんが入職して特に大変だと感じたことは何ですか?
  • もし採用していただけた際に入職までにしておくべきことはありますか?
  • 貴庁で周囲から評価されている職員にはどのような特徴がありますか?

市役所の採用に限らず、どんな面接でも、ただ聞かれたことだけに答えるのではなく、事前に逆質問を準備しておくことで、面接の終わりに主体的な姿勢を示すことができ、印象アップにつながります。

そこで最後は、面接で人事を惹き付ける3つの逆質問について解説します。逆質問で何を聞くべきか悩んでいる人は参考にして、面接の最後まで見据えた対策をしましょう。

逆質問の例をもっと見たい人は以下の記事がおすすめです。採用担当者に熱意が伝わる逆質問のコツを、キャリアコンサルタントが解説しています。

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面接の逆質問50例|熱意を伝えつつ企業とのマッチ度を見極めよう

面接での逆質問72例を紹介。さらに逆質問で意識するべきポイント、NGな質問例などをキャリアコンサルタントとともに解説。「質問は特にありません」から脱却して、逆質問を有意義な機会にしましょう。

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面接の逆質問50例|熱意を伝えつつ企業とのマッチ度を見極めよう

①面接官の〇〇さんが入職して特に大変だと感じたことは何ですか?

市役所は民間企業と比べて担当する事業の種類が多岐にわたるため、自治体研究などで理解を深めていたとしても、実際に配属されてみないと感じられないこともあるものです。

そうした自分で調べたこと以外で、さらに疑問や興味が湧いたことを面接官に問いかけることで、仕事について理解しようという熱意をアピールすることができるでしょう。

面接官自身が入職して大変だと感じたことを聞く際は、どうやって乗り越えたかまで聞いてみることがおすすめです。面接官はこれから市役所職員として働くあなたの先輩や上司に当たるため、参考にできる考え方や注意点を見つけることができるでしょう。

入職して大変だったことを逆質問するときの例

〇〇さんは行政職の部署をいくつも経験されているとお聞きしましたが、入職してから今までで特に大変だったと感じたことは何ですか?

②もし採用していただけた際に入職までにしておくべきことはありますか?

どんな仕事であっても、採用面接はあくまで「仕事に就く」ために必要な行程というだけであり、採用されてからが社会人としてのスタートです。

そのため、採用後のことを見据えた姿勢を示す逆質問をおこなうことで、今後の意欲の高さをアピールすることができます。

ただし、この質問の場合は「特にありません」や「採用後に詳細の連絡をします」といった返答が返ってくるかもしれません。しかし、新聞や市役所のHPを読むなど、自治体の情報を把握するためにできることはゼロではないはずです。

面接官から想定した答えが得られなかった場合でも、入職までに何をすべきか自分なりに考え、それを実行する意思を示せれば、高評価につながるでしょう

入職までの準備について聞く逆質問の例

入職後は少しでも早く即戦力になりたいため、もし採用いただけた場合、入職までしておくべきことはありますか?

③貴庁で周囲から評価されている職員にはどのような特徴がありますか?

市役所の職員の中でどんな人が評価されているかを問いかける逆質問は、市役所として求められる人物像をより詳しく知ることができるチャンスともいえるでしょう。

実際に市役所で働く人について第三者である面接官から印象を聞くことで、より率直な意見として聞くことができます。

また、他人から評価されている特徴や働き方は、言い換えれば、入職後に自分も目の当たりにすることができ、参考にできる働き方となるわけです。

働く人たちの良いところを自ら知って参考にしようとする姿勢を示すことができれば、これからの伸びしろが期待できる人材として高評価につながるでしょう

市役所で評価されている職員について聞く逆質問の例

入職後、日々業務に取り組む際の参考にさせていただきたいので、貴庁で周囲から評価されている職員の方の特徴について教えてください。

逆質問はいつも答えをもらってからのリアクションに困ります……。どんな返答をすれば良い印象になりますか?

杉原 美佐子

プロフィール

逆質問の回答が理解できたかどうかとお礼をきちんと伝えよう

逆質問は自分から質問したわけなので、回答の内容がわかったのか、わからなかったのかを返答します。

詳細に回答してくれたなら、「丁寧な回答で、十分に理解できました」や、「これで不明点がなくなりました。ありがとうございます。」などとお礼をいいましょう。

逆にまだピンとこないなら、「○○についてもう少し詳しくご説明いただけますか」と追加質問をしましょう。

また、逆質問のための逆質問はしないようにしましょう。疑問に思っていないことや確認したいと思っていないことを、逆質問をしなければいけないから聞くのでは、回答内容に興味が持てないので、余計リアクションに困るはずです。

もし面接官から先に聞きたいことに関して説明があった場合は、「お話しの中で疑問は解消されましたので、質問はありません」と答えれば良いでしょう。

市役所の面接は地域課題への自分の考えを明確に示して合格を狙おう

市役所の職員は、その町全体やそこで暮らす人々の生活をさまざまなサービスによって支え、常に住民の声に耳を傾けることで自治体の課題を見つけていかなければいけません。だからこそ、市役所の採用面接では、自治体への課題意識を持ち、自分なりの考えを述べられるかが重要なのです。

そうした自分の考えを明確にアピールするためには、まずは質問のテーマとなる市役所の仕事や自治体について研究し、情報を集めましょう。自己分析も並行しておこない、自分の考えや価値観をしっかり言語化できるようになることも大切です。

それができたら、実際に質問の内容をもとに答えを考えていきましょう。プラスαの意欲や働く姿勢をアピールすることで印象アップにつながるため、逆質問も漏らさず準備してくださいね。

これから市役所の面接を控えている人は、これらの対策ポイントをしっかり押さえて、自治体の課題改善に貢献できる人材として内定を目指しましょう。

アドバイザーコメント

市役所の面接は過去の情報を集めることで自分の考えを表現できる

市役所の職員には「その町を支えたい」「地域を良くしたい」という思いが根底にあることが求められると思います。そのため、志望する市役所がある自治体についてしっかりと観察・分析することは必須となるでしょう。

また、その地域で暮らす人々の特徴はどうか、その暮らしている人たちが抱く意見や感想はどんなものがあるのか、という部分も調査しておくことで、面接の際により具体的な言葉で自分の気持ちを表現することができるようになります。

自治体研究は実際に市役所に行ってみたり書籍を読んだりするのがおすすめ

あまり市役所へ足を運んだことがないという人は気軽に行ってみてください。そこで働く人たちの様子から始まり、市民の様子、自治体独自の取り組みやイベントなどネット調査だけでは見落としてしまっていたような情報も発見できるはずです。

また、図書館などへ行って「その街の歴史」を調べてみるのも面白いですね。書店などでも昔の白黒写真で写真集が販売されている場合もあります。

過去を知ることでどのようにして発展してきたかがわかり、今現在の抱える課題がなぜ発生してしまったのかというヒントにもなります。ぜひいろいろな視点から情報を収集して面接に望んでみてください。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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