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倉庫内作業はやめたほうが良いですか?
現在フリーターで仕事を探しているのですが、自分には特別な経験やスキルがないため、未経験OKの募集も多い倉庫内作業が気になっています。
ただ、倉庫内作業は「体力的にきつい」「やめた方が良い」ということを聞いたこともあり、将来性の面から考えても心配で応募できずにいます。
客観的な視点で見て、やはり倉庫内作業はやめたほうが良いのでしょうか? 倉庫内作業に向いている人・向いていない人の特徴や将来性などを教えていただけますと幸いです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
まずは挑戦! アルバイトで自分の適性を見極めよう
倉庫作業は、入職時に資格や経験が問われないため、アルバイトでは「まずは現場で試してみよう」と気軽に挑戦できるのが特徴です。
アルバイトとして実際に働きながら、自分に向いているかどうかを見極めることもできます。
責任感がある人に適性あり! 負荷への感じ方はその人次第
実際、倉庫作業の仕事は、無口な人や人見知りの人でもコツコツと取り組むことで成果が認められやすく、やりがいを感じられる仕事です。
一方で、体力的な負荷は、扱う商品や作業内容により異なります。どんな仕事にも大変さはありますが、「どのタイプの大変さなら自分は耐えられるか」を考える経験は、今後の人生にも役立つでしょう。
需要見込める業界だからこそ安定性がある
業界全体の構造を見れば、倉庫業界は企業間での競争はあるものの、社会を支える重要なインフラの一つです。特に日本は輸出入に支えられている国であり、国際物流には欠かせません。
重要産業であるからこそ、急速にDX化やデジタル化が進んでいるものの、現場の仕事は今なお人間の知恵と工夫で成り立っています。
求人ニーズも比較的安定しているあるため、アルバイトから正社員を目指すというキャリアプランも、十分に現実的です。
そのようなプランを目指すなら、正社員比率の高い職場を選ぶことを推奨します。求人情報を見る際は、従業員の正規・非正規比率にも注目してみましょう。
倉庫内作業は「やめるべきか」より自分の体力と将来性で判断を
倉庫内作業は「やめた方が良い」と一言で片づけられる仕事ではありません。日本の物流市場は2025年現在約24兆7,650億円に達し、エレクトロニック・コマース(EC)市場の拡大も相まって、需要は依然として高い状態が続いています。
体力・キャリアの面で懸念があることも事実
ただし、体力的な負担が大きいのは事実です。空調のない倉庫や冷凍・冷蔵倉庫では、厳しい環境で長時間の立ち作業や重量物の取り扱いが必要な場合もあります。
そのため「体を動かすことに抵抗がない人」や「単純作業をコツコツ続けられる人」に向いていますが、体力に不安がある人やキャリアアップを重視する人には厳しい面があります。
近年、無人搬送車(AGV)やAIピッキングシステムなどの自動化・ロボット導入が進み、省力化・労働環境の改善が進展している一方、特に中小規模の倉庫では初期投資の壁やデジタル技術人材不足も課題です。
そのため、フォークリフト資格の取得はキャリアの幅を広げる重要な手段だといえます。資格や物流管理の知識を活かしてステップアップ可能です。
業界の現状や適性を鑑みてキャリアの選択をしよう
ただし、物流業界は今、変革の時期にあり、現場の改善と人材確保が求められている業界でもあります。
「やめたほうが良い」という意見を気にするよりも、体力面や作業の単調さへの耐性、将来のスキル形成やキャリアの見通しを考慮して、自分で判断すべきです。
経験を積みつつ資格取得を目指せば、良いキャリア基盤を築ける可能性があります。
あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう
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