Q

大学3年生
男性

多趣味なことを自己PRでアピールしても良いですか?

就職活動を控えている大学3年生です。自分の強みや特徴を自己PRでどう伝えようか悩んでいます。

私はこれといった特技がないのですが、多趣味です。音楽や映画、読書、スポーツ観戦、料理など、浅く広く色々なことに興味を持って取り組んできました。

しかし、面接で「趣味はなんですか?」と聞かれても、「多趣味です」と答えるだけでは、ただ飽きっぽい人だと思われてしまうのではないかと不安です。

面接官に良い印象を与え、多趣味であることを自分の強みとしてアピールするにはどうすれば良いでしょうか?

具体的なアピール方法や、エピソードの伝え方についてアドバイスをお願いいたします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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多趣味はPRできる! 自分の強みと関連させて話そう

多趣味であることを通じて、自分のどんな性格を伝えたいかを意識しましょう。

「好奇心旺盛です」「人の誘いに気軽に乗る社交性があります」「フットワークが軽いです」など、「自分の強み」と結び付けましょう。

一つのことにとことん打ち込むオタク気質が強みになるように、「広く浅く、食わず嫌いせずに楽しむ」という気質も、とても魅力的です。

弱みの提示も大事! 具体的な話で適性を見てもらおう

性格には表と裏の両面があります。「フットワークが軽い反面、飽きっぽいところもあります」といったように、正直に伝えることで、採用側も適性を見極めやすくなります。

結果として、「向いている仕事には受かり、向いていない仕事には落ちる」という自然な流れになるのです。

また、具体的なエピソードがあると説得力が増します。「今一番時間を使っている趣味は」「一番長く続けていることは」など、的を絞って話せるようににも、あらかじめ整理しておきましょう。

「いろいろ、たくさん、幅広く」といった言葉では、印象がぼんやりしてしまいます。あなたらしい体験や思いを添えて、丁寧に伝えてみてください。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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多趣味を強みになる! 身に付いた力をアピールしよう

多趣味であること自体はマイナスではなく、むしろ柔軟な発想や知的好奇心の高さ、さらに幅広い人々と共通点を見つけやすいコミュニケーション能力につながります。

しかし、「いろいろやってきました」で終わるだけでは浅い印象になりやすいため、自己PRでは多趣味だからこそ獲得できた力に焦点を当てることが大切です。

たとえば、映画や読書を通じて培った「多角的に物事を捉える視点」や、スポーツ観戦や音楽の場で磨いた「共感力や場を盛り上げる力」など、仕事に活かせる具体的な能力に結び付けると説得力が増します。

また、一つひとつの趣味を単に列挙するのではなく、「興味を持ったことにすぐ挑戦し、そこから学びを得る行動力」や「多様な人と会話のきっかけをつくれるコミュニケーション力」といった抽象的な強みとして昇華させることも重要です。

仕事への活かし方を示して強みとしての印象を残そう

多趣味は「飽きっぽさ」と誤解されることもありますが、自己PRではそれを「知的好奇心の豊かさ」や「人間関係の広がり」として語り、自分らしい具体的なエピソードを交えて説明することで、十分に魅力的なアピールになります。

さらに注意すべきは、多趣味を強調し過ぎて仕事への意欲や責任感がおろそかに見えないように、趣味を通じて得たスキルと仕事でどう貢献できるかを明確に伝えることです。

仕事に直結する能力や行動力が企業に伝われば、自己PRとして非常に有効な内容になるでしょう。

以上を踏まえて、多趣味の自己PRは単なる趣味の披露ではなく、そこから得た幅広い能力や人間力を整理し、仕事に活かせる形で表現することが大切です。

これにより、企業に対して強い印象を残すことができます。

こちらの記事では、趣味を自己PRにすることのメリット・デメリットや書き方を解説しています。自己PRの内容に悩んでいる人はぜひチェックしてみてください。

ガクチカで趣味を題材にする際は、こちらの記事も参考にしてみてください。趣味別に示すことができる強みについても解説しています。

こちらのQ&Aでは、趣味のゲームがという人に参考になる内容です。ガクチカをゲームにしようか悩んでいる人は目をとおしておきましょう。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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