この記事のまとめ
- 粘り強い性格の自己PRは一歩間違えるとマイナスイメージとなることも
- 粘り強さの特徴を押さえて自分に合ったアピールを考えよう
- コツを押さえればさらにプラスの印象を残せる
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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就職活動を始める際、自己PRで「粘り強い性格」をどのようにアピールすべきかわからない人も多いはず。
粘り強い性格は多くの企業で求められる素質のため、適切にアピールできると好印象を抱かれる可能性が非常に高いです。
しかし、粘り強さはマイナスなイメージを与えてしまう危険性もあるため、アピール方法を押さえておく必要があります。
本記事では、粘り強さを選考で最大限に活かす方法や、粘り強い性格の自己PR例文を解説しています。就職活動で粘り強さを自己PRしたい人は、ぜひ参考にしてください。
「粘り強い」は注意点を知らないとマイナスイメージとなることも
「粘り強い」は企業に好印象を与える言葉として使われていますが、中にはマイナスイメージを持つ人もいるため注意が必要です。そこで重要なのは、具体的なエピソードから、どのような粘り強さがあるかアピールすること。
本記事では、粘り強い人の特徴を確認したうえで、長所になる粘り強さと、短所になる粘り強さの違いを解説しています。その後、粘り強さで好印象を与えるためのコツを説明します。
粘り強い性格を適切にアピールする方法を知ると、採用担当者にプラスのイメージを持たれるため、しっかり確認しましょう。
また、「自己PRの書き方がわからない」という人のために、エピソードや職種別に例文を紹介しています。粘り強い性格を自己PRしたい人は、ぜひ参考にしてください。
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そもそも「粘り強い」の意味とは?
そもそも「粘り強い」には「根気よく最後までやり通そうとするさま」「物事に耐え忍ぶ性質」という意味があります。
就活で求められる粘り強さは、どんな仕事でも最後までやりきることです。社会人になると上手くいくことばかりではないため、困難な状況でも粘り強く仕事に取り組む姿勢が求められます。
さらに失敗した際やトラブルが発生した際、試行錯誤を繰り返して課題を解決することが非常に重要です。失敗したからといってすぐに諦めるのではなく、失敗経験から次に活かすことが求められます。
粘り強い人の5つの特徴
粘り強い人の5つの特徴
- 最後まで諦めない
- 集中力が高い
- 負けず嫌い
- 失敗を次に活かせる
- 自分を信じてポジティブに行動できる
粘り強い人には5つの特徴があります。粘り強い人にはどのような特徴があるか知ることで、自己PRの方向性が見えてくるためしっかり押さえておきましょう。
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①最後まで諦めない
そもそも「粘り強い」の意味に「根気よく最後までやりと通そうとするさま」がありますが、まさにその通りの特徴です。
粘り強い性格の人は、困難があっても必ず最後までやり遂げ、結果に真剣に向き合えます。最後までやり遂げられる人は、「この人なら安心して仕事をお願いできる」と周囲の人から重宝されるでしょう。
一つのことを諦めずにやりきれる人は探究心がある人に当てはまる可能性も。こちらの記事でチェックしてみてください。
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②集中力が高い
最後まで仕事をやり遂げるには、少なからずエネルギーを使います。そのため集中力がない人はすぐに疲れてしまい、途中で諦めてしまうでしょう。
しかし粘り強い人は集中力が高いため、一度取り掛かった仕事にとことんこだわり、最後までやり遂げる特徴があります。
③負けず嫌い
仕事で上手くいかなくても、そこで諦めるのではなく、経験をバネにして、自分を成長させられるでしょう。
また、他の人より成績が劣っている場合、「絶対に負けたくない」と最後まで結果を追うことにこだわりを持ちます。負けず嫌いな一面がある人は、努力を惜しまずに結果を残せるでしょう。
職種としては「営業」で負けず嫌いが活きてくると思います。営業は商品やサービスを売ることが仕事ですが、その中で他社との競争に勝つことが大事になってくることから、負けず嫌いはプラスに働きます。
④失敗を次に活かせる
仕事をする中で上手くいかないことがある際、失敗を気にしすぎて諦めてしまう人も少なくありません。
しかし粘り強い人は、失敗を次に活かして仕事を成功させます。失敗を失敗と思わず、成功に近づけるための材料だと思って仕事ができるのです。
⑤自分を信じてポジティブに行動できる
ネガティブな人は上手くいかないことがあるとすぐに投げ出してしまう傾向にありますが、粘り強い人は何度も立ち上がり結果を出すまで挑戦し続けられます。
ポジティブになれるのは「必ず達成できる」と強く自分を信じているからです。仕事などで何かをやり遂げるには必要なマインドとなります。
ポジティブさに焦点を当ててアピールするには、こちらの記事がおすすめです。差別化のコツやNG例に加えて、例文6選を紹介しています。
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アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る粘り強さは特に営業で活きる強み
社会で粘り強さが活きる場面として、「営業」での仕事が多くみられます。営業は顧客に対して自社の製品やサービスの情報などを提供しながら、顧客に自社の商品やサービスを購入してもらう仕事です。
営業の場面でよく起こることとして、他社比較があります。他社比較が実施される場面において、商品力や提案力というものが絶対的に必要となりますが、その商品やサービスについて、どうしても甲乙つけ難い場合が存在します。そのような場合、営業社員の評価でどちらを採用するか決定することがあります。
粘り強さは顧客の「感情」に響く
この意思決定の時には必ず顧客の「感情」が動いて決定されます。
営業社員の評価は千差万別ではありますが、顧客の為に一生懸命努力すると、相手に響くことがあります。長期に渡る交渉の場合は、たくさんの手法を凝らして顧客への接点を持ってみたり、何度も足しげく顧客訪問を重ねてみたりと、粘り強さが必要な場面があります。
このように営業活動の場面で粘り強さが発揮されることで、顧客獲得につながるのです。
粘り強い人が求められる職種
粘り強い人が求められる職種は、最後まで結果を求める仕事です。どのような仕事にも求められる素質ですが、特に粘り強さが活かせるのは以下の通りです。
粘り強い人が求められる職種
- 営業職
- 研究職
- 技術職
これらの職種について一つひとつ見ていきましょう。
①営業職
営業で結果を残すためには、断られても諦めずに再度アプローチし続ける必要があります。また、新規開拓をする場合もあり、打たれ強さが求められます。
数字を重視する仕事のため、目標を達成しているかどうかが一目でわかる仕事です。そのため、営業職では「最後まで数字を追い続けられる粘り強い人」が求められます。
営業職はすぐに結果の出る仕事ではありません。取引先の担当者と地道に面会を重ね、信頼関係を徐々に形成してようやく契約・購入に至るものがほとんどです。
そのため、なかなか良い返事がもらえなくても、あきらめずに継続して提案を続けられる粘り強さが求められます。
自分が営業職に向いているかわからない人はこちらの記事を参考にしてみてください。仕事内容や適性はこちらの記事で詳しく解説しています。
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②研究職
研究職は結果を出すまでにさまざまな方法を試す必要があります。結果を出すまでには非常に時間がかかり、忍耐力が求められます。
また、研究職は何度も失敗を繰り返して成功につなげる職業です。そのため、失敗を次に活かせる粘り強い性格の人が研究職に向いているでしょう。
研究職の仕事内容や必要な能力について詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしましょう。
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③技術職
技術職は製品の設計・開発に携わる機会が多く、粘り強く黙々と作業する姿勢が求められます。また、より良いものを作り出すまでに莫大な時間がかかるため、集中力が必須です。
技術職も、必要な技術と知識は一朝一夕では身につかないので、粘り強さは必ず求められます。
扱う製品やサービスが市場価値の高いものなら、なおさら高いレベルで品質要求に応えていくことになるので、粘り強さが強みになります。
- 一般職や事務職志望なのですが、この場合粘り強さの自己PRはあまり有効ではないのでしょうか?
一般職や事務職でも粘り強さは求められる
粘り強さは、一般職や事務職であっても自己PRに結びつきます。
会社の仕事では、難しい問題やアクシデントが起こることがあります。このような場合、問題の原因追及であったり、顧客対応をチーム一丸になって取り組み、解決に結びつける場面があります。
このような場面では、一人ひとりの取り組む姿勢や粘り強さが必要なのです。
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粘り強い性格の自己PRでアピールできる長所
社会人において、粘り強さはさまざまなタイミングで必要になる素質です。そのため粘り強い性格を長所として自己PRするのは非常に効果的でしょう。
特に、粘り強い性格をアピールできるのはどのような点でしょうか。詳しく見ていきましょう。
最後まで仕事をやりきる
粘り強い性格の自己PRでは、最後まで仕事をやりきるイメージを与えることができます。
粘り強い人は、困難な仕事でも途中で仕事を諦めることなく、最後まで結果を追い続ける姿を想像させられます。
仕事で重要なのは、できない理由を考えるのではなく「成功するための方法」を考えることです。すぐに諦めず、成功までの道筋を示せることをアピールできると好印象を持たれやすいでしょう。
精神的に強い
粘り強い人は、仕事が上手くいかなくても次に活かすチャンスだと考えられるため、打たれ強いイメージを与えられます。
仕事をしていると失敗することも少なくはありません。ストレスを感じやすい人は、途中で仕事を投げ出したくなる場合もあるでしょう。どれだけ優秀な人でも、諦めてしまっては成果を出せません。
そのため、精神的に強い人は企業に重宝される人材になるでしょう。
社会では多くの企業で精神的に強い人材が求められています。企業活動では物事がすんなり進むことの方が少なく、必ず問題や課題に直面しながら解決していくことで企業も個人も成長していくからです。
周りを巻き込む力がある
チームで仕事をしている場合、一人だけ努力しても成果を出せないことがあります。粘り強い人は、困難な状況でもチームメンバーの気持ちを奮い立たせ、チーム一丸となって仕事を進められるでしょう。
また周囲に直接働きかけずとも、粘り強く働く姿を見せれば、「自分も頑張らなくては」と思わせることができます。粘り強い人は、働く姿勢から周囲も巻き込んで仕事する素質があるのです。
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る数字を盛り込めば粘り強さのアピールが際立つ
粘り強さをアピールするために盛り込んでほしい要素に「数字」があります。
自分の性格を誰かに伝えるときに、その内容に客観性を持たせるのは大変難しいです。しかし、そこに「数字」を用いれば、信頼性はぐっと高くなり、自称しているだけではないことが強調できます。
その中でも粘り強さは特に数値で表現がしやすいので、以下の要領で是非試してみてください。
①時間の長さを伝える
「粘り強い」を表現するにはどの程度そのことに時間を注いだかという伝え方があります。「長期間トレーニングを欠かさなかった」を「1日5時間のトレーニングを2年続けた」と言い換えると、途端にその努力と継続性が明確になりますよね。
②具体的な量を伝える
上記の時間の長さだけではなく、人数や回数などを伝える方法もあります。「大学縦断の交流会で10校200名の参加者を集めた」「イベント開催のために役所を20回訪れてようやく許可が下りた」「文化の違いをこの目で確かめたくて海外50か国を回った」など、数字が大きければ大きいほど、粘り強さが具体的になります。
要注意! 粘り強い性格からイメージされやすい短所
粘り強い性格は長所だと思われやすいですが、伝え方次第では短所だと受け取られる場合もあります。なぜなら、長所と短所は表裏一体だからです。そのため、どのような要素が短所になるか知り、伝え方を十分練りましょう。
それでは 、粘り強い性格からイメージされやすい短所を詳しく見ていきます。
諦めが悪く切り替えができない
粘り強い人は最後まで諦めずに仕事に取り組める長所がある一方、諦めが悪く切り替えができない場合があります。
社会人は優先順位を付けて仕事することが求められますが、諦めの悪い人は「今やるべきでない仕事に執着している」と思われてしまうことがあるでしょう。
諦めない姿勢は非常に大切ですが、いつまでも同じ仕事にとらわれ、本来やるべき仕事をおろそかにしては本末転倒です。そのため、諦めが悪く切り替えができないというイメージを持たせない自己PRにしましょう。
切り替えができないイメージを払しょくするには、期限を守ることができる、などのスケジュール管理能力をアピールすることがおすすめです。
また、気持ちの切り替えがうまくできることをアピールするのも手です。筋力トレーニングや音楽を聴いてリラックスする時間などを、1日のうちに必ず取り入れていると伝えてみましょう。
頑固で人の言うことを聞かない
粘り強い人は周りを巻き込む長所がある一方、頑固で人の言うことを聞かないケースがあります。
職業によっては、一つの仕事で成果を出す前に他の仕事をしなければならない場合があります。そのような状況下で一人だけ別の作業をしていると、「人の言うことを聞かない人」というイメージを与えてしまうでしょう。
また周囲のアドバイスに耳を貸さず、自分のやりたいことだけに注力しすぎると、チームの輪を乱すことになりかねません。そのため、独りよがりなイメージを抱かせないような自己PRにする必要があります。
人によって、本当に「人の言う事を聞かない」という自覚がある場合と、そんなことは無いのに誤解されやすい場合とがあります。
前者の場合は可能な限り「こだわり」「信念」などのポジティブな言葉に転換し、後者の場合は素直さのPRを他に加えましょう。
粘り強い性格を自己PRで伝える構成
粘り強い性格を効果的に伝えるには、ただ「粘り強い」性格をアピールするだけでなく、実際に職場で働いている姿を想像させることが重要です。
そのためには、粘り強い性格で成功した具体的なエピソードを、自己PRに盛り込む必要があります。さらに入社後、「粘り強い性格をどのように活かすか」まで明確にすると採用担当者はあなたの活躍をイメージできるでしょう。
上記を踏まえ、粘り強い性格を自己PRで伝える構成を解説します。
粘り強さに限らず、基本的な自己PRの書き方はこちらの記事で解説しています。ぜひ、参考にしてみてください。
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アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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①強みが粘り強い性格であること
まずは「自分の強みは粘り強い性格」という結論から話しましょう。結論から話し、理由、具体例と続くと、理論的な印象を与えられ、わかりやすい自己PRになります。
自己PRで伝えるコツは、ただ「粘り強い」と伝えるのではなく、「どのように粘り強いか」も伝えると、採用担当者があなたの粘り強さを明確にイメージできます。
どのような粘り強さかを伝える例
- 私は最後まで諦めない粘り強さがあります。
- 私は失敗をしても次に活かしコツコツ努力できる粘り強さがあります
- 私は周りを巻き込んで目標を達成する粘り強さがあります。
- 私は基本的なことを継続できる粘り強さがあります。
自己PRに限らず、どんな質問にも結論から答える癖付けをしましょう。
自己PRの冒頭で印象付けるには、上記以外にもやり方があります。こちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしましょう。
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②粘り強い性格を発揮したエピソード
次に、実際に粘り強い性格を発揮したエピソードを盛り込みましょう。具体的な例を伝えると、採用担当者に「どんな粘り強さだったのか」が伝わりやすくなり、さらに説得力を持たせることができます。
たとえば「部活で上手くいかないことがあってもコツコツ練習を続けた結果、大会で結果を残せた」など、どんな状況で、どんなことをして、どんな結果を出したのかを詳しく伝えましょう。
③入社後粘り強い性格をどう活かすか
最後に、入社後粘り強い性格をどう活かすかを伝えると、あなたが実際に会社で活躍している姿を採用担当者に想像させられます。要するに、あなたを採用するメリットをアピールできるということです。
たとえば「どんなに困難な仕事でも、最後まであきらめずにやり通します」と伝えれば、企業側は「採用すれば一生懸命仕事に打ち込んでくれそう」と、あなたが会社にもたらすメリットを自然と想像できます。
- 「入社後も粘り強く頑張ります」といったありきたりな回答しか浮かびません。どのように考えればいいですか?
まずは自分の粘り強さを深掘りしてみよう
自分にとっての粘り強さの定義を一度整理してみましょう。
一言で「粘り強い」といっても、同じことを長期間継続する人もいれば、反復する人もいます。また、何度失敗しても断られても、何度も挑戦するという人もいます。他人の批判や中小に屈せず自分の道を通すのも粘り強さと言えるでしょう。
自分の中の「粘り強さ」を示すエピソードが、これらの「粘り強さ」にどの程度当てはまるのかを分類し、「〇〇に象徴される粘り強さ」としてアピールしてみてください。
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粘り強い性格のアピールでプラスの印象を残すコツ
粘り強さは、短所にも受け取られる場合があります。そのため、粘り強い性格をアピールする際は、短所だと思われる点を潰すことが重要です。
ただ粘り強い性格をアピールするのではなく、しっかりとコツを掴んでプラスの印象を残しましょう。
エピソードは具体的な結果を示す
粘り強い性格を自己PRする際は、具体的な結果を示すと効果的です。なぜなら、具体的な結果を盛り込むとエピソードに信憑性が増し、あなたが活躍している姿を明確に想像できるからです。
たとえば「毎日10時間の練習を半年続けた結果、全国大会でベスト8に入賞しました」など明確な結果を示すと、「ただ粘り強いだけでなく結果を残せる人なんだ」という印象を与えられます。
粘り強さは「しつこい」と思われる可能性がありますが、しっかり結果を残していると「努力の方向性が正しく、成果を出せる人」というイメージを持ってもらえるでしょう。
自身の粘り強さを示す要素や成功体験を企業で求められる要素と紐づけしてみましょう。
たとえば、英語の勉強を粘り強く続けたことは、語学に限らず学び続ける姿勢があることをアピールできます。
また、対人関係において粘り強く交渉を続けた体験は、営業での折衝に役立ちますし、そこからより強固な信頼関係を構築できることにつながります。
協調性があることをアピールする
粘り強い性格を自己PRする際は、協調性があることをアピールしましょう。粘り強さは「人の言うことを聞かない」という印象を与えてしまう可能性がありますが、協調性も一緒にアピールすると、周りを見ながら努力できる様子がイメージできます。
たとえば「サークルのメンバーと役割分担し、イベントを成功させた」「バイトのメンバーと励まし合いながら売上を伸ばした」など、協力しながら結果を残した経験を伝えると、独りよがりな印象にはなりません。
- 受験など一人で黙々と粘り強く取り組んだエピソードをアピールしようと思っています。この場合どのように協調性をアピールすべきでしょうか?
人とのつながりについて深掘りしてみよう
一人で取り組んだことは協調性のアピールには向かないのですが、このような場合でも、学習の場面で他者とのかかわりが何かしらあるものです。
協調性の土台には「誰かのために何かをする」というマインドがあります。受験を頑張った動機は何だったのか、これからどんな人たちと何かしたいのか、などを掘り下げていけば、協調性につながるものが見つかると思います。
どうしてもこのエピソードを使いたいのであれば、たとえば、友人が頑張ったから自分も頑張れた、塾の先生の支援や期待に応えたいと思った、など、人とのつながりを手掛かりにアピールポイントを探してみましょう。
「粘り強い」の言い換え表現を用いる
粘り強い性格を他の言葉に言い換えてアピールすると、「どのように粘り強いか」が具体的に伝わります。「粘り強い」という言葉を繰り返し使うよりも、あらゆる角度から粘り強さをアピールできるためおすすめです。
粘り強さの言い換え表現
- 集中力がある
- 諦めない
- 忍耐力がある
- 打たれ強い
- 我慢強い
- 辛抱強い
- 努力家
- 継続力がある
- 精神的強い
粘り強いの言い換えはさまざまあるため、あなたの粘り強さに応じて使い分けてみてください。
エピソード・職種別! 粘り強い性格の自己PRの例文11選
エピソード・職種別の粘り強い性格の自己PR例文
- 部活
- アルバイト
- サークル
- ゼミ
- 留学
- 趣味
- 資格取得
- インターン
- 営業職
- 研究職
- 技術職
粘り強い性格を活かした自己PRの例文を紹介します。エピソードや職種別に例文を用意しているため、ぜひ参考にしてください。
エピソード別の粘り強い性格の自己PR例文
まずは粘り強い性格の自己PR例文をエピソード別で紹介します。自分に当てはまるエピソードがあれば参考にしましょう。
OK例文①部活
OK例文①部活
私の強みは周りを巻き込みつつ粘り強く取り組めることです。
私は大学のテニス部でキャプテンを務めていました。テニス部に同じ学年の人はおらず、先輩と後輩のみだったため、正直活動しづらいと感じていました。中には練習をせずにアルバイトばかりやっているメンバーもおり、疑問を抱いていました。
しかし、私はどうしても県大会で入賞したかったため、授業やバイトが忙しくても部活の練習を休む日は1日もありませんでした。練習開始の1時間前にはテニスコートに行き、自主練習をしていました。
また、後輩たちにも最後の試合で勝ちたいと伝え続けた結果、全員が真面目に部活に参加し、県大会で準優勝できました。この経験を活かして、御社では周囲を巻き込み成果を出す人材として活躍したいです。
※「AI自己PR作成ツール」
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目標に対して粘り強く取り組んで結果も出た、という王道のパターンです。仕事で求められる要素と近いものが伝えられていて、逆境を克服した要素も入っています。行動の内容も結果も具体的に書かれているので好印象ですね。
部活経験を自己PRしようと考えている人は、以下の記事も参考にしましょう。高評価を得る方法を部活別に詳しくまとめています。
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部活動経験は有効なアピールになる題材の一つ。部活動経験の自己PR方法をキャリアコンサルタントが解説します。役職や部活別で例文15選も紹介するので、参考にしながら企業の目を引く自己PRをつくりましょう。
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OK例文②アルバイト
OK例文②アルバイト
私の強みは困難だと思えることにも挑戦できる粘り強さです。
私はコンビニでアルバイトしていますが、他のコンビニと少し変わっており、店内のお客様にお歳暮やおせちの営業をしていました。営業を始めたころは嫌がるお客様もいて、心が折れそうになるときが何度もありました。
しかし、諦めずに営業を続けていた結果、夏にはお歳暮、冬はクリスマスケーキやおせちを毎回買ってくれるお客様ばかりになりました。常連のお客様も多いため、来店すると必ず声をかけてくださり、今では非常にやりがいを感じています。
御社に入社いたしましたら、この経験を活かし、困難なことにも挑戦し続け、大きな成果を出せるよう努力いたします。
結果がなかなか出なくても営業を続けた粘り強さが、勧めたものを購入してくれるお客様が増えた結果につながったと具体的に示せています。また、その事例を入社後の活躍イメージにもつなげていて、良いアピールになっています。
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アルバイト経験の自己PRは、かなり効果的です。入社後の活躍イメージを伝えやすくなります。アルバイト経験の自己PRの構成や、作成時の注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。例文10選も紹介するので、アルバイト経験を魅力的に伝え、内定を掴みましょう。
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OK例文③サークル
OK例文③サークル
私の強みは、悔しい気持ちをバネに目標達成できる粘り強さです。
私は軽音サークルでキーボードを担当しており、ライブがあるたびに20曲ほどを暗譜しています。
初めはライブで楽譜を見ながらキーボードを弾いていましたが、同級生が楽譜を見ずに何曲もキーボードを弾いている姿を見て、非常に悔しい気持ちになりました。その経験から、自分も一生懸命練習し、頭に楽譜を叩き込むようになりました。
1曲を仕上げて暗譜するには膨大な時間がかかるため、20曲も暗譜するのは非常に大変でした。しかし、「どうしても楽譜を見ずにステージに立ちたい」という思いから、全ての曲を暗譜し、ステージで披露することができました。この経験から、悔しい気持ちは自分を成長させると気づきました。
仕事で悔しい思いをしたときは、その気持ちをバネにしてどんな目標も達成する人材になりたいです。
※「AI自己PR作成ツール」
選考通過率の高い自己PRをつくりたい人は「AI自己PR作成ツール」を活用しましょう!
粘り強さによって、自分自身のできない事実に対し、その時の感情を自認し、目標を掲げ達成できたことがわかりやすい内容になっています。
締めの部分でも悔しさをバネにしていくと明言していて、企業に必要な人材だとイメージできます。
OK例文④ゼミ
OK例文④ゼミ
私の強みは、行動力を持って目標達成できる粘り強さです。卒業研究では、元々興味があった人工知能について研究をしました。しかし知識が浅かったため、研究の進め方がわからなくなり、周りの人に遅れを取っていました。このままでは研究が終わらないと感じたため、有識者から学ぶことを決意しました。
有識者と言っても人脈があるわけではなかったため、一から探すところから始めました。まずは学外のセミナーに出席し、さまざまな情報を集めました。さらにセミナーに参加していた人に直接声をかけたり、セミナーの講師にメールで直接質問をしたりと、自分から多くの人に働きかけたことで、結果的にトップの成績で卒業できました。
この経験から、自分からアクションを起こすことの大切さを知りました。御社に入社いたしましたら、自分から行動を起こし活躍できるよう努力いたします。
経験を具体的に伝えることで行動力のアピールができています。粘り強さよりも結論はむしろ「行動力」ですね。一から人脈を作る発想や、講師に直接メールを送る、というようなことはなかなかできる人がいないので良い材料になります。
OK例文⑤留学
OK例文⑤留学
私の強みは、困難なことがあってもコツコツと努力できる粘り強さです。私は大学3年生の頃、1年間カナダに留学していました。留学を決めた理由は、英語を話せるようになり、たくさんの人とコミュニケーションを取りたいと考えたからです。
留学前は、英会話教室に通ったり、独学で勉強したりと、自分なりに努力をしました。しかし、いざ留学してみると全くと言っていいほど英語を話せず、非常に落ち込みました。
しかし、留学を通して必ず英語を習得すると決めていたため、わからない単語はすぐにメモして、徹底的にわからないところを潰し、また毎日必ず話したことのない人に声をかけ、積極的にコミュニケーションの機会を得ました。その結果、次第に英語でスムーズにコミュニケーションを取れるようになり、ホストファミリーとは今でも月に1回テレビ電話をしています。
この経験を活かし、困難なことがあってもコツコツ努力して成果を出せるよう努力致します。
※「AI自己PR作成ツール」
選考通過率の高い自己PRをつくりたい人は「AI自己PR作成ツール」を活用しましょう!
語学習得に粘り強く取り組んだからこそ、英語でのスムーズなコミュニケーションができるようになった経緯を具体的に述べることができています。
あとは、コミュニケーションが取れるようになって得られたこと、学んだことをもう一歩踏み込んで伝えられると、さらにアピール力が増すでしょう。
OK例文⑥趣味
OK例文⑥趣味
私は何度失敗しても諦めず、必ず成功させる粘り強さがあります。
私の趣味はお菓子作りで、今まで沢山のお菓子を作ってきました。しかし、シュークリームだけは何度作っても失敗してしまいました。どうしても美味しいシュークリームを自分で作れるようになりたいと思い、失敗した原因を毎回考察し、次に活かしました。
水分量や材料の温度を考慮し、試行錯誤した結果、9回目で納得のいくシュークリームが作れました。この経験から、「上手くいかないことは失敗ではなく、成功しない方法が見つかっただけ」と考えるようになりました。
御社に入社致しましたら、上手くいかないことがあっても一つひとつ課題を解決し、成功に導きたいと考えています。
失敗した事実を前向きにとらえて、粘り強く取り組むことができる人材だとよくわかる内容です。粘り強さを結び付けにくい趣味というテーマを、上手に自己PRにつなげられています。
OK例文⑦資格取得
OK例文⑦資格取得
私は失敗の原因を粘り強く考え、次に活かすことができます。私は大学2年生のとき、お金について知識を深めたいと思い、FP取得を志しました。FP3級はしっかり勉強した結果取得できましたが、2級は出題範囲が広く、不合格になってしまいました。
不合格となった原因は、単純に勉強不足でした。参考書を読んだだけでわかったつもりになっていましたが、実際に問題を解けるようにならないと合格できないと気付きました。
それからは過去問を解き、わからない問題の範囲をもう一度学習しなおすという勉強方法を取っていました。この勉強法を繰り返しおこなうと出題範囲が網羅され、どんな問題が出ても解けるようになりました。その結果、FP2級に無事合格できました。
このように、私は失敗から課題解決までの道筋を立て、目標を達成できます。この粘り強さを活かして、御社に貢献する人材になりたいです。
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選考通過率の高い自己PRをつくりたい人は「AI自己PR作成ツール」を活用しましょう!
同じことを単に反復するのではなく、原因を追求し対策を施すことも併せておこなうという、意義ある粘り強さを示すことができています。
その粘り強さがもたらした結果(FP2級合格)と、粘り強さを入社後にどう活かすかについても良いアピールになっています。
OK例文⑧インターン
OK例文⑧インターン
私は周囲のアドバイスを聞き、粘り強く問題解決できます。
去年の2月からWebマーケティングのインターンに参加し、メディアのライティング業務を任せていただきました。ライティング未経験だったため、最初はほとんど修正された状態で記事が戻ってきました。毎日使っている日本語にもかかわらず、正しい日本語の使い方ができていないと非常に悔しくなりました。
そこで、いただいたフィードバックを全て吸収し、次の記事に活かすよう心がけました。何度書いても修正が無くなることはありませんでしたが、1年間インターンを続けた結果、自分が執筆した記事が検索順位1位を獲得していました。
この経験から、周囲のアドバイスを素直に聞き入れることで、自分のスキルが磨かれることに気が付きました。社会人になったらフィードバックをいただく機会が増えるため、誰よりも早く吸収し、即戦力となれるよう努力します。
短い文章ながら、未経験から1年間経験を積んだ成長のストーリーになっています。
周囲のアドバイスから学び着実にスキルアップしている点は、今後の仕事においての再現性も期待でき、企業視点から見て将来性が感じられます。
職種別の粘り強い性格の自己PR例文
ここからは、職種別の粘り強い性格の自己PR例文を紹介します。志望する職種がある人はアピールの方向性を参考にしてください。
OK例文⑨営業職
OK例文⑨営業職
私は人の気持ちを考え、粘り強くサポートすることができます。
私は塾でアルバイトをしていますが、塾をサボってしまう生徒が3人いました。そういった生徒のモチベーションを上げたいと思い、塾に来てくれたら積極的に話しかけ、塾が楽しいところだと思ってもらえるよう努めました。また「なぜ塾に通う頻度が少ないのか」をさりげなく聞き出すようにしました。
理由はそれぞれだったため、一人ひとりに合わせた対策を取ることで、3人とも塾に通う頻度が増えました。たとえば、成績が伸び悩んで塾に来たがらない生徒には、授業やテストが終わる度に前より成長した点を伝えて、モチベーションアップを図りました。最終的には3人とも志望校に合格でき、心の底から嬉しかったことを覚えています。
この経験から、真摯に向き合うことで人の心は動かせると知りました。御社に入社いたしましたら、お客様一人ひとりの課題にしっかり向き合い、課題解決できるような営業員になれるよう努力します。
※「AI自己PR作成ツール」
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課題を明確に見つけるところから、粘り強さを発揮できていることがわかるエピソードですね。見つけた課題に対して、積極的に解決に取り組める人材であることがわかる内容になっています。
OK例文⑩研究職
OK例文⑩研究職
私は困難な状況でも問題を分析し、乗り越えられる粘り強さがあります。私は大学で飲食店向けの配膳ロボットの研究をしていました。理由は、「人手不足で困っている飲食店を救いたい」と思ったからです。
ロボットの設計をする中で「ロボットが動く空間を確保するのが難しい」という問題に直面しました。飲食店は広い店舗ばかりでなく、場所によっては人1人分のスペースしかない店舗もあります。そのため、配膳ロボットは現実的ではないと諦めそうになりました。
しかし、実際に近くの飲食店に聞き込みをしたり、文献を調べたりした結果、小回りの利くロボットを作成することに成功しました。大きなおぼんなどは運べませんが、小鉢ほどの大きさのロボットなら設計できたのです。
この経験から、問題が発生しても解決方法を導き、諦めなければ最善策が見つかると学びました。御社に入社いたしましたら、問題を多角的に分析し、粘り強く挑戦したいと考えております。
粘り強さというテーマでよくまとめられています。
机上で考える課題と現場での課題が食い違うことは多くの仕事で直面することですが、そのような企業側の共感を引き出す要素も盛り込まれ、粘り強く乗り越えている様子が伺えます。
OK例文⑪技術職
OK例文⑪技術職
私はできないことがあっても、周りの力を借りて粘り強く挑戦する性格です。
私は大学でプログラミングの勉強をしていましたが、大学入学まであまりPCに触ったことがなく、授業についていけませんでした。しかし、教授や研究室の先輩にわからないところを何度も聞き勉強を重ねた結果、大学の授業で習うプログラミングは完全に習得できました。
卒業研究の際、新しい言語を学ぶ必要があったため、以前のやり方と同じように勉強したところ、無事にマスターできました。
この経験から、新しい言語の学び方を知ったため、この先どんな言語でも習得できるという自信が付きました。御社ではさまざまな言語を使用していると拝見しましたが、沢山の言語を習得し活躍できる人材になりたいです。
※「AI自己PR作成ツール」
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粘り強さというのは時として頑固さの象徴になりがちで、コミュニケーションに問題があるのでは、という懸念を抱かれるおそれがあります。
しかしこの文ではそれを払しょくする「周囲の力を借りて」というポイントを、事例とともに伝えていて、より良質な「粘り強さ」を持ち合わせているというアピールとなっています。
粘り強い性格の自己PRのNG例文
ここからは粘り強い性格の自己PRのNG例文を紹介します。NG例文となる理由は、結果が伴っていない、具体性がない、やみくもに継続していただけなどの特徴があります。
NG例文を知り、このような自己PRにならないよう気を付けましょう。
NG例文①結果が伴っていない
NG例文①結果が伴っていない
私は粘り強く問題解決する性格です。私はボランティアサークルで副代表をしていました。サークルのメンバーからは、運営に対して不満の声が多く挙がっていました。そこで、サークルの幹部で何度も話し合いをし、不満の声を改善するよう心がけました。
その結果、以前よりは運営方法が良くなったのではないかなと感じています。この経験から、不満の声を拾い上げることの重要性を感じました。粘り強い性格を活かし、御社でも多くの人の意見を取り入れながら仕事をしたいです。
結果が明確に断定されていないことで、あいまいな自己PRになってしまっています。結果ははっきりと断定するようにしてください。
NG例文②具体性がない
NG例文②具体性がない
私は上手くいかないことがあっても、粘り強く努力できます。大学では教員の資格取得を目指していましたが、授業が難しくついていけないことが何度もありました。そのため粘り強く勉強した結果、みんなについていけるようになりました。
この経験から、努力すれば必ず自分の身になることがわかりました。思うように仕事が進められなくても、諦めずに努力し、活躍できる人材になりたいと考えています。
「粘り強く勉強した」という具体的な内容が無いと、どのように努力した人なのかがイメージできませんし、仕事の場面で活躍できそうな期待感が生まれません。エピソードを使う際はポイントをできるだけ具体的に書きましょう。
NG例文③やみくもに継続していただけ
NG例文③やみくもに継続していただけ
私は一つのことを継続できる粘り強さがあります。昔から読書が好きで、必ず週に1冊は本を読むようにしています。どんなに忙しくても毎日10分以上は読書する時間を確保していました。
これまで毎日読書するのは辞めようと思うくらい忙しい日もありました。しかし、継続することが大切だと思っているため、諦めずに毎日本を開きました。その結果、学べたことが非常に沢山あります。
御社でもこの経験を活かし、一つのことを根気強く継続したいと思っています。
粘り強さにはもちろん「継続する力」というものも含まれていますが、ただ続けているだけではアピールとして弱いです。
毎日本を開いて得た学びはどのようなことなのかを具体的に伝えましょう。そこから、継続できる力に意味があることを示せます。
粘り強い性格はポジティブなアピールをして選考を通過しよう!
粘り強い性格を自己PRする際は注意点もありますが、上手に伝えれば採用担当者に好印象を与えられる長所となります。
粘り強い性格を自己PRでアピールしようと考えている人は、ぜひこの記事を参考にして就職活動を成功させてください。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る粘り強さのアピールは具体的なエピソードや結果を盛り込もう
「粘り強さ」をPRする場合の難しさは、数値や状態で誰もがわかる尺度がないことです。人によってレベル感が異なるため、具体的なエピソード、明確な結果、誰もが真似できない行動、などによって企業側にもわかるように表現しなければなりません。
自分のレベル感がずれていると「その程度か」ということになりますし、あいまいな表現だと他の学生と差がつかないということになります。
サブ的に粘り強さを使うこともおすすめ
一方で、「粘り強さ」のPRは他の要素との相性が良いという特徴があります。
例文にもありましたが、たとえば「行動力」「計画性」などのPRと組み合わせても、全く矛盾の無い文章にすることができるので、もし「粘り強い」だけでは弱いと感じられたら、メインとなる他の要素を組み合わせてサブ的に使うと効果的です。
書き方を間違えなければ、粘り強さがマイナスに働くことはないので、記事を参考に自分の特徴に合った「粘り強さ」の表現を練り上げておいてください。いくつかのテーマで自分の納得できる内容ができていると、組み合わせることで非常に内容の濃いものになりますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Takako Shibata〇製造業を中心とした大手~中小企業において、従業員のキャリア形成や職場の課題改善を支援。若者自立支援センター埼玉や、公共職業訓練校での就職支援もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
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