Q
大学4年生
男性
就職活動に前向きに取り組めない友人に対してどのように対応すれば良いでしょうか?
私は大学4年生の就活生です。友人の就職活動に対する無気力な姿勢に困っているため、アドバイスをお願いいたします。
彼は26卒なのですが、私やご両親が繰り返し促すことでようやくES(エントリーシート)に取りかかる状態です。加えて、ChatGPTに任せきりで、自分の言葉で書いている様子はほとんどありません。
月に20社ほど応募しているものの、通過するのはせいぜい2〜3社程度です。せっかく書類が通った企業でも、企業研究や面接対策が十分でないため一次面接ですべて落ちてしまっています。
学力・体力・コミュ力のいずれも平均を大きく下回っており、大学生活の中でもサークルやアルバイトといったガクチカになるようなエピソードもない状態です。本人からは、就活に対するやる気どころか、この現状に対する危機感も一切感じられません。
このままでは非常に心配なのですが、どうすれば彼が就職活動に前向きに取り組めるようになるのでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
就活に前向きになれない友人には「寄り添う」姿勢が大切
ご友人が就活に前向きになれない背景には、自己肯定感の低さや失敗体験の積み重ねからくる「どうせ無理だ」という諦めの気持ちがある可能性があります。
そのため、外から「頑張れ」と言葉を投げかけるだけでは逆効果になることも多いです。
まずは現状を否定せずに「大変だよね」「不安だよね」と共感を示し、安心して気持ちを話せる場を作ることが第一歩です。
友人の行動を観察して長所を一緒に言語化しよう
そのうえで、いきなり就活全体を考えさせるのではなく、小さな成功体験を積ませることが効果的です。
たとえば「1日に1社だけ企業研究する」「自己PRの1文だけ自分の言葉で直してみる」といった小さな課題から始めましょう。「まずはこれだけ」と思うと取り組みやすくなります。
また、本人の強みや経験が乏しく見えても、ゼロではありません。
大学の授業での発表経験や、日常的な習慣からでも長所を見つけ出しましょう。それを一緒に言語化してあげると「自分にもアピールできる部分がある」と気づけ、少しずつ意欲が出てきます。
さらに、キャリアセンターや専門の相談機関につなげるのも有効です。
友人としては「責任を背負わせる」のではなく、「伴走する」姿勢で寄り添ってみてください。これが、前向きな一歩を引き出す近道です。
主体性を持ってもらえるように話を聞くことが第一歩
就職活動に前向きになれない友人に対しては、無理に励ましたり強く促したりするのではなく、その人の主体性を育み、自分で将来を考え始められるようなサポートをしてあげることが大切です。
なぜなら、主体的に動くことができる学生ほど、納得感のある進路や成果を得やすい傾向があるからです。
「やらなければ」と無理に動かしてもかえって反発やプレッシャーにつながりやすく、逆効果になる場合も少なくありません。
まずは「なぜ前向きになれないのか」「何に不安や抵抗感を抱えているのか」といった本人の気持ちを尊重し、丁寧に話を聞くことから始めましょう。
小さな行動を一緒にやって本人の自信を高めよう
たとえば、就職しなかった場合の経済的・生活面での現実を一緒に考えてみることは、将来を見つめ直すきっかけになることもあります。
ただし、「恐怖や脅し」にならないよう配慮し、客観的な情報提供や一緒に調べる姿勢が大切です。
また、いきなり自己PRや面接対策といったハードルの高い取り組みを要求するのではなく、「短時間の模擬面接」や「企業説明会への付き添い」など、取り組みやすい小さな行動から始めると効果的です。
さらに、就職活動に消極的な背景には「自信がない」「自分の強みがわからない」といった心理的不安が多く含まれています。そのため、小さな成功体験を一緒に積み重ねることで、徐々に自信を持てるよう支援してあげましょう。
ここは伴走者として「一緒にやってみよう」と寄り添い、本人のペースに合わせて段階的にかかわる姿勢が大切です。
必要に応じて専門家の助けも借りよう
そして、状況に応じて大学のキャリアセンターや公的な就職支援サービスなど、専門家につなげることも選択肢となります。
専門家と協力して継続的なサポートを受けることで、本人が少しずつ就職活動に向き合い、最終的には納得感のある決断にいたるケースが増えています。焦らず、本人を信じて伴走していく姿勢が、最も効果的な支援になります。
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