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男性
保険営業の辞めどきはいつでしょうか?
現在、保険会社の営業として働いている20代の者です。入社して3年目になりますが、仕事の厳しさに限界を感じ、転職を考えています。
特に、毎月の厳しいノルマやお客様からのクレーム、土日も関係ない勤務体制にもう疲れ果ててしまいました。
「辞めたい」と思ってはいるものの、退職のタイミングがわからず悩んでいます。次の転職先が決まってから辞めるべきなのか、それともすぐに辞めるべきなのか、どちらが良いのでしょうか?
保険営業の辞めどきについての考え方や、転職活動を始めるにあたって準備すべきことについて、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
焦りは禁物! 辞めるなら転職先を決めてからにしよう
基本的には、次の転職先を決めてから辞めるのがセオリーです。
なぜなら、経済的な空白期間が生まれると、「採用してくれるならどこでも良い」と、焦りから自分に合わない職場を選んでしまいがちだからです。
そうなると、結局また同じ理由で辞めたくなり、短期離職を繰り返すことになりかねません。
健康を優先! 自分の希望を明確にして転職活動しよう
しかし、3年間続けても合わないと感じ、心身が限界なのであれば、まずは自身の健康を最優先してください。
先に辞める場合は、有給休暇を消化したり、失業手当をもらったりしながら転職活動をする選択肢もあります。20代で3年間の営業経験がある人材は市場価値が高いので、転職自体は比較的スムーズに進むはずです。
転職活動を始める際は、今の職場の「ノルマやクレームが嫌だ」という点だけでなく、「給与は良い」など維持したい点も書き出しましょう。そうすることで、総合的に満足度の高い転職を実現できます。
辞めどきは収入・健康・将来性の3軸で判断しよう
保険営業の辞めどきは「収入」「心身の健康」「将来性」の3軸で判断しましょう。
一つ目に、収入の不安定さについてです。保険営業は基本給が低く、成果報酬に依存する収入のため、契約が取れない期間が続くと生活が苦しくなります。一定期間(例: 3〜6カ月)KPI改善の打ち手を実行しても、生活維持が難しい場合、辞め時である可能性があります。
二つ目に、心身の健康についてです。毎月のノルマ、見込み顧客探し、成約が取れないことによるプレッシャー、上司や会社への不信感などが蓄積、あるいは長時間労働で心身の健康に支障が出ている場合、辞め時である可能性があります。
三つ目に、将来性の欠如についてです。キャリアの物語が描けない場合、そこが辞めどきである可能性があります。
上記の条件が重なるようであれば、転職準備に舵を切る合図と考えてよいでしょう。
退職前から転職活動開始! 今までの経験を整理しよう
退職する前に先んじて転職活動を始めるのがおすすめです。その際、何が原因で辞めたいのかを具体的に整理し、次の仕事で何を変えるのが良いかを検討しましょう。
それと同時に職務経歴に「開拓手法・アポ率・継続率」など再現性を数値で整理し、面接などで話せるようにしておきましょう。
内定が見えた段階で退職時期を上司と調整します。この際、心身に限界を感じていて将来のことを考える余裕もない場合、一度有給をまとめて取得したり、休職などの選択肢も検討するのがおすすめです。
転職先としては、金融以外では人材・SaaS・不動産などで、これまで培ってきた保険営業での提案力が活きます。
ブリッジ期間の収支計画も用意しておくことで、一時的に収入が途絶えても問題ないようにしておきましょう。
次の記事では保険営業がやめとけと言われる理由と、その裏側にあるメリットを詳しく解説しています。保険営業に向いている人の特徴や、働きやすい企業を見極めるポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてみましょう。
こちらのQ&Aでも保険業界がやめとけと言われる理由についての質問にキャリアコンサルタントが回答しています。併せて参考にしてみてください。
保険営業の仕事を続けられる人の特徴については、以下のQ&Aをチェックしてみましょう。
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