この記事のまとめ
- 新しい仕事が生まれる背景を知ることが就職への第一歩
- 新しい仕事を一覧で確認して視野を広げよう
- 適性を見極めて新しい仕事の中から自分に合ったものを選ぼう
- 適職診断
たった3分であなたの受けない方がいい職業がわかる!
この記事を読んでいる人に
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今後のキャリアを考えた時、今の仕事を続けていけるのか不安になる人もいるかもしれません。AI(人工知能)の普及によってなくなる可能性がある仕事も出てきていて、自分の仕事が含まれていれば不安に思うのは当然でしょう。
一方で、AIの発展により近年では今までになかった新しい仕事も数多く生まれています。新しい仕事はAIが普及しても必要とされ、適性が合えば長く働ける職業になると考えられているのです。
この記事では、キャリアコンサルタントの永田さん、加藤さん、平井さんと一緒に、新しい仕事と言われる職種や該当の職業に就くメリット・デメリットを解説します。新しい仕事の詳細を理解して、自分に合っている仕事なのか、転職を検討すべきかなどを考えましょう。
適職を見つけるためには新しい仕事も網羅的に把握することが大切
新しい仕事は時代の変化とともに生まれた仕事であるため、年齢やキャリアに左右されにくいのが特徴です。一方で、これまでずっと存在する仕事に比べると、まだノウハウや情報が少なく、いきなり転職するには不安を感じる人もいるかもしれません。
そこでこの記事では、前半で新しい仕事と言われる職種の仕事内容を詳しく解説します。最初に仕事への知識を身に付け、自分がやりたいと思えるか確認しましょう。
その後、新しい仕事に就くメリットやデメリット、転職時に意識するコツを解説します。記事を最後まで読めば、安心して新しい仕事に転職できる準備ができるようになりますよ。
ドローンの操縦やVRデザイナーなどの新しい仕事は、触れる機会もないのであまりなじみがないかもしれません。
しかし新しい仕事を知って選択肢を増やすことは、自分のキャリアだけに留まらず、柔軟性や多様性を深めることにもつながるので、ぜひ理解を深めましょう。
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
事前に知っておこう! 新しい仕事が生まれている背景
新しい仕事は、時代の変化とともに生まれた職業です。SNSを見ていると、見たことがない肩書きを職業として掲げている人も見たことがあるのではないでしょうか。
新しい仕事が生まれる背景の一つとして、以前よりもインターネットや技術が進化したことが挙げられます。これらの進化に伴い、ドローンやAIなどが必要とされ、専門的な技術が求められるようになりました。今後も技術が発展すればするほど、それを操作できる人が必要になるでしょう。
また、SNSを通じて収益を発生できるアフィリエイトが一般的になったことで、知識のない未経験でも新しい仕事に挑戦しやすくなりました。加えて、リアルタイムで視聴者とかかわれるライブ配信が普及したり、配信者に直接お金を送れる「投げ銭」のシステムのような新しいビジネスの形が生まれていることも、新しい仕事が生まれる要因になっています。
このように、何か新しい技術やビジネスが生まれることによって、それにともなう仕事が増えてきているというわけです。
アドバイザーコメント
加藤 賀子
プロフィールを見る社会情勢や価値観の変化によって新しい仕事は生まれ続けている
日本で新しい仕事が増えている背景としては、大きく2つあると思います。
一つは、社会課題でもある人口減少です。これから必ず起こりうる超人手不足の時代を乗り切るために新しい技術が生まれ、それにともなって新しい仕事が生まれています。
もう一つは、多様性を認める社会への変革から生まれる個の尊重です。SNSマーケターやインフルエンサー、ライバーなどの仕事は個の尊重から出来た仕事とも言えます。
環境の変化によって今後も新しい仕事が生まれ続ける
新しい仕事は、今後も世界的な視点からみても増え続けると感じます。たとえば以下のようなビジネスが発展すると想定されます。
①日本以外にも少子高齢化の国も多いため、介護や医療に関する新サービスや健康寿命をあげるビジネス
②地球温暖化の影響による自然災害が増えているため、地球環境に関するビジネス
③世界人口の増加で世界的に食料不足の懸念もされているため、新たな食に関するビシネス
新しい仕事に自分が合ってるかどうかに関しては、新しい仕事それぞれに必要なスキルや特性があるので、必要なスキルや特性が自分の強みと合っているかどうかで判断してみてくださいね。
社会課題のような時事問題について、調べ方からわからないという人は、以下の記事がおすすめです。各業界にまつわる時事問題が確認できますよ。
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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
視野を広げよう! 新しい仕事といわれる職種一覧
新しい仕事が生まれる理由を理解したら、どのような職種が新しい仕事と言われるのかも知っておきましょう。新しい仕事の職種を理解すると、視野が広がり、幅広い選択肢の中から自分に合った仕事を選べるようになります。
この章では、新しい仕事を2つのジャンルに分けて、詳しい仕事内容まで解説します。仕事の詳細まで理解して、自分の適性を見極めつつ選択肢を増やしましょう。
新しい技術に携われる仕事7選
テクノロジーの発達により、AIやドローンなど数年前までは耳にすることが少なかった言葉が一般的になりました。テクノロジーは常に進化を遂げていて、これまでなかった仕事も増えてきています。
この章では、近年発達した新しい技術に携われる仕事を紹介します。仕事内容への理解を深めて、自分に合った職業か、どんなスキルを身に付ける必要があるかなどを判断しましょう。
プロダクティビティー・カウンセラー:生産性に関する総合的なアドバイスをする
プロダクティビティー・カウンセラーは、顧客と一緒に設定した目標をもとに、達成のための道筋を考え必要なサポートをおこなう職業です。アドバイスする内容は仕事の効率化やタスク管理にとどまらず、顧客がストレスを感じないよう働くにはどうしたら良いかまで伝えます。
AIの発達により、今後多くの仕事がなくなると示唆されていますが、職業を失う可能性がある人にとっては、プロダクティビティー・カウンセラーから自分に合わせたキャリアを提案してもらうことは心強い味方となるでしょう。
実際に対話して本人の考え方や要望を聞ける人間だからこそ、ロボットにはできないアドバイスが可能になります。
この仕事は個人の生産性を扱います。平たくいえば「やる気スイッチを探してオンにする」ということですね。
やる気スイッチのありかは人それぞれです。目の前の人だけでなく人間というものへの理解、多様性への理解などをベースにして個人と向き合える人に向いていると思います。
AIによってなくなる可能性がある職業を把握して仕事選びに活かしたい人は、下記の記事を参考にしましょう。
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ロボットエンジニア:ロボットの設計やプログラミングをする
現在、工場の作業やレストランの配膳など、今まで人がおこなっていた仕事をロボットが代わりにおこなっているケースも見受けられます。このようなロボットの設計や、正しく動作するようプログラミングするのが、ロボットエンジニアの仕事です。
ロボットエンジニアとして働く場合、ロボットの導入を検討している顧客のニーズを引き出し、必要なコストの計算や実現が可能かを判断することが重要です。ロボットの可能性は無限大ですが、機能の過不足が生じると顧客の満足度が下がる可能性があるからです。
また、無事に納品できたとしてもメンテナンスは必要になるため、ロボットの開発から運用後の管理まで幅広い業務を任せられることがあります。
ロボットエンジニアとして働くには、工学系や工業系の学校でロボット工学の基礎知識を身に付ける必要があります。いきなり未経験でなるのは難しいため、目指す場合は専門知識を学んでから選考に臨みましょう。
AIエンジニア:AIを活用したシステム開発をする
AIエンジニアは、名前の通りAIに特化しています。AIエンジニアは、AIの発達・普及とともに需要が高まった職業であり、AIを活用したシステムの開発や、開発した後のAIをさらに良くするためにデータを増やすのがおもな仕事内容です。
なお、AIエンジニアの中でも仕事は細分化され、おもに以下の3つに分けられています。
AIエンジニアの種類
- 機械学習エンジニア:データをAIに覚えさせ、特徴やパターンを割り出すシステムを開発する
- データサイエンティスト:ビックデータをもとに必要な情報を分析し、ビジネスの状況を改善できる方法を検討する
- データアナリスト:データサイエンティストよりも専門的なデータの分析に特化している
知識がないままAIエンジニアに転職しようとしても、満足のいく条件で採用される可能性は低いため、専門のスクールや独学でプログラミングや開発スキルを身に付けてから目指すのがおすすめです。
- 基本的なエンジニアのスキルだけでは生き残れないのでしょうか?
すぐには仕事がなくならないが基礎からスキルを身に付けることが大切
生き残るという定義が人それぞれ異なるため、一概に可能かどうかは判断が難しいところです。
「仕事に困らない」という意味合いなら、今後しばらくの間は基礎的なスキルだけであっても、持っておくことで十分に仕事はあると考えられます。
しかし、AIのエンジニアの基本的なスキルといっても、Pythonを使ったプログラミング言語やSQLといったデータベースの理解も必要なので決して簡単ではありません。独学で進めるのも選択肢の一つではありますが、基本からしっかり正確に理解するためにもスクールや専門学校などできちんと学ぶことをおすすめします。
未経験からエンジニアを目指すとき、どのスクールに通えばいいかわからない人には、下記の記事がおすすめです。
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「エンジニア未経験なのでエンジニアスクールに通いたい」「自分に合ったエンジニアスクールの見つけ方を知りたい」など、エンジニアスクールに通いたいけれど、どのように決めたらいいのかわからず、悩んでいる人も多いのではないでしょ […]
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かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
ドローンパイロット:無人航空機を遠隔操縦した空撮や測定をする
ドローンパイロットは、クライアントがどのような用途でドローンを使いたいのかを正確に理解し、必要な機器の選定をおこなう仕事です。
ドラマ・映画の空撮や農業での農薬散布などに利用されているドローンは、将来的に災害調査や報道でも利用されると言われています。複数のドローンを利用して、ショーをおこなう場合もあるでしょう。
ドローンパイロットになるのに必要な資格はありませんが、2022年12月より国家資格の無人航空機操縦者技能証明等が作られました。今までは明確な資格がなく、技術を伝える方法がなかったのです。
無人航空機操縦者技能証明等がなくても、ドローンパイロットとしては働けます。しかし、技術があることをアピールできるため、今後ドローンパイロットとして活躍したいのであれば持っておくと便利な資格です。
VR・ARクリエイター:VR・ARのコンテンツ制作をする
VRとは
バーチャルリアリティの略で、コンピューターで作られた仮想空間のこと
ARとは
アグメンティッド・リアリティの略で、現実世界を立体的に読み取り、デジタル情報を追加する技術のこと
VRやARは、身近な場面だとゲームやスマートフォンアプリで活用されている技術です。最近では引越しの内見でも使われていて、実際に行けない距離にある物件の内装を実際に見ているかのような体験ができます。
そして、VR・ARクリエイターとして働く場合は、3DCGの技術を用いた映像の制作や、キャラクターを動かすためのプログラミングなどがおもな仕事内容となります。
そのため、どちらも仕事にするには、プログラミングや3Dの技術が必要となります。未経験から目指すなら、まずは専門のスクールで技術を身に付けるのがおすすめです。
メタバースデザイナー:メタバース上のデザインをする
メタバースとは
コンピュータの中に構築された3次元の仮想空間やそのサービスのこと。ユーザーはアバターを利用してWeb上に作られた空間で行動できる
メタバースデザイナーは、開発されたメタバースの世界観に合わせた背景やキャラクターの設計をおこなう仕事です。クライアントの要望をもとに、ユーザーが楽しめるようアイテムやメタバース内イベントのデザインを考えています。
メタバースデザイナーになるには、3DCGソフトを扱う技術が欠かせません。ほかにも、操作するボタンを設計するUI/UXデザイナーもメタバースデザイナーに含まれます。
未経験でも3DCGソフトを扱うスキルがあれば目指せるため、CGが好きな人におすすめです。
メタバースデザイナーとしての技術をアピールする一番の方法は、過去の実績や作品を見てもらうことです。面接の際は、タブレットなどを持参し直接自分の作品を見てもらうようにしましょう。
また、応募書類の段階では、応募書類に過去実績の画像や作品が閲覧できるURLがあれば記載しましょう。
DXコンサルタント:DX推進をサポートするコンサル
DXとは
デジタルトランスフォーメーションの略。ビックデータやデジタル技術を活用して、人々の生活をや企業のビジネスモデルをより良いものにすること
クライアントがDXを導入するためのアドバイスをおこなうのが、DXコンサルタントの仕事です。現在の事業の業務効率を高めたり、生産率を向上したりするためにどのようなシステムが利用できるか考え、実際の導入までサポートします。
DXコンサルタントになるには、コンサルティング経験だけでなくITに関する専門的な知識も求められます。クライアントの問題を正確に聞き出すためのコミュニケーション能力や、問題を解決するための論理的思考も欠かせません。
IT技術が進歩し続ける現代では、企業の成長にとってDXコンサルタントは重要な存在です。
DXコンサルタントとして働くために必要なキャリアとして、まずはアドバイスができるだけの知識を身に付けていることが必須です。
DX導入サポートの経験ができる企業や部署で経験値を積むことで、DXコンサルタントや関連した業務へのキャリアアップが見えてくるかと思います。
コンサル業界への就職を志望していて、志望動機の書き方をより詳しく知りたい人には、こちらの記事がおすすめです。
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例文12選|コンサルの志望動機で必須のアピール内容とNG例を解説
コンサル業界は志望する学生が多いため、周囲と差別化できる志望動機を作れるかがポイントです。この記事では、まずコンサル業界の魅力を解説。そのうえで、それを盛り込んだ志望動機を作成する方法を説明します。ほかにもアピールすべき要素や避けたい点など、キャリアコンサルタントとともに解説するので、参考にして周囲と差別化しましょう。
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まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
時間に縛られないで働ける仕事7選
時間に縛られないで働ける仕事7選
新しい仕事の中には、時間や場所に縛られずに自分の都合に合わせた働き方ができる職業も増えています。自分の時間を大切にしながら働けるため、ワークライフバランスを大切にできることが魅力です。
これらの仕事はスマホやパソコンがあればできる仕事も多く、時間や場所に縛られないため副業から挑戦する人もいます。一度試してみて適性を確認し、活躍できると感じたら転職するのも方法の一つです。
そのため会社員として働きつつも自分の時間を大切にしたい人や、特定の資格や技術がなくても挑戦できる仕事を探している人におすすめです。興味があれば、まずは副業からでも挑戦してみましょう。
SNSマーケター:SNS運用でアカウントを伸ばす
InstagramやXなどのSNSは、今や多くの人に浸透しているため、運用することで高いマーケティング効果を狙えます。
新しい仕事とされるSNSマーケターは、クライアントからSNSの投稿や分析を任され、多くの顧客の目に届くように運用することが仕事です。クライアントが考える顧客イメージに響くようなアカウント作りや発信をします。
投稿作成は自分の好きな時間でできるため、予約投稿などを活用すれば時間に縛られず働くことも可能です。SNSが普及している時代だからこそ、クライアントのアカウントを伸ばせるマーケターは重要な存在と言えます。
- SNS運用ができるとアピールしている人は多いですが、就職・転職活動で他者と差別化するコツはありますか?
応募先でどう活かせるかを言語化してアピールしよう
SNS運用のスキルやそこから身に付けたスキルが、応募先の仕事にどう活かせるかを聞かれた際、あなたは説明できるでしょうか。
SNS運用のスキルを直接活かせるのはSNSマーケター、通称「中の人」です。ほかの職種では運用スキルを直接活かしにくいので、そこをどう伝えるかが重要になります。
たとえば営業では、「競合他社のSNSを分析することで競合の戦略を推測し、対抗策を考えられる」などと伝えられますね。自分が応募する職種でもこのように結び付けられないか考えてみてください。
動画クリエイター:動画の撮影や編集を一貫して担当する
YouTubeやInstagramのリール投稿などが普及したことで、魅力的な動画を作れる人が必要とされ始めたため、動画を作れる人材は重要な存在となりました。
動画クリエイターの仕事は、クライアントから渡された動画素材を編集し、必要な字幕や音楽、効果音をつけて多くの人に視聴される動画を作ることです。単調な動画を作ると、視聴者の離脱につながるため、変化を生み出す発想力も求められます。
また、動画の撮影も動画クリエイターが担当するケースもあります。撮影までおこなった動画はまさしく自分の作品ともいえ、反響があればやりがいも感じられるでしょう。自分の感性を活かして働けて、目に見えるやりがいを感じたい人におすすめの職業です。
ブロガー:自身が運営するブログで生活する
現代ではブログ運営も新しい仕事と言われ、ブロガーは立派な職業となりました。
ブログでは、読者に対して有益な情報を発信し、紹介した商品やサービスを購入してもらうことで収益を発生させることが可能です。記事の執筆時間は自分の好きな時間におこなえるため、働く時間は選びません。
一方で、安定して稼げるまでには時間がかかる職業でもあります。
ただ、ブログを収益化でき収入が安定してくれば、ライターに記事の作成を外注する選択肢も選べます。一定の品質の記事を担保するためのマニュアルを作る必要はありますが、慣れてくれば記事を執筆する時間を減らして自分の時間を増やせるでしょう。
ブロガー以外にも、文章を書くことを仕事にしたいと考えている人は、以下の記事もチェックしておきましょう。
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文章を書く仕事16選をやりたいこと別に解説! 活躍する人の特徴も
文章を書く仕事と一口にいっても働き方はさまざまです。この記事では文章を書く仕事16選と実態をキャリアアドバイザーが解説します。注意したいデメリットや向いている人の特徴、今からできる行動も解説するので、文章を書く仕事に興味がある人は必見です。
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ライバー・インフルエンサー:自身をコンテンツとして発信する
SNSで自分をコンテンツとして売り出すライバーやインフルエンサーも、近年できた新しい仕事の一つです。SNS上でライブ配信をおこなってファンを作り、リスナーからの投げ銭や企業から案件をもらうことで収益につながります。
個人で活動する方法もありますが、ライバー事務所に所属するのも一つの方法です。入所するためには審査がありますが、ライブ配信に時給が出たり、配信ノウハウを教えてもらえたりとメリットも多くあります。
ライブ配信の時間に縛られる場合はあるものの、Instagramのフィード投稿やストーリー投稿を活用することで、今まであった職業に比べると自由に働ける仕事と言えるでしょう。
自分自身をコンテンツとして売り出すことは、自分の考えや価値観を発信していくということにもなります。自分の発信を通して他者を非難していると捉えられると、誹謗中傷を受ける原因にもなるため、発信内容はしっかりと精査して発信するようにしましょう。
また、自分の住まいなどの個人情報を発信することがないようにも注意して投稿していきましょう。
ゲストハウスや民宿のオーナー:一般住宅で宿泊サービスを提供する
ゲストハウスとは
ホテルと違い寝室やバスルームが共有となっている宿泊施設。アメニティ類の提供も最小限のため、宿泊費用が抑えやすい
民宿とは
小規模な宿泊施設。副業として自宅を提供しているケースもあるなど、個人経営がほとんどでアットホームな雰囲気を楽しめる
外国人観光客の増加にともない、人気の出てきた職業がゲストハウスや民宿のオーナーです。
ゲストハウスは、旅行者同士がコミュニケーションを取れるため、旅先での出会いを楽しみたい人に人気があります。民宿も、ホテルに比べると規模が小さいためオーナーとの距離が近いことが特徴です。
営業開始後はゲストが快適に過ごせるよう部屋の清掃やリネンの洗濯、備品の補充なども仕事に含まれます。ゲストがチェックインするための手続きや、周辺観光の案内をすることもあるでしょう。
物件を用意するためにまとまった初期費用が必要になりますが、ホテルや旅館に比べて開業にかかる手間が少なく済みます。宿泊施設をはじめる場所がニーズのある地域なら、安定した収入を得られる職業と言えます。
ゲストハウスの運営で成功するためには、できれば同じ場所で働いてみることをおすすめします。客層、ゲストハウスへの期待などのほか、よくあるトラブルや起こりうるトラブルなども知っておきたいためです。
ゲストハウスは旅館業法で管理されるので、関連する法律もしっかり理解しましょう。
フードデリバリー:バイクや自転車で配達をする
フードデリバリーは、自転車やバイクを利用して、顧客が注文した食事を飲食店から指定の場所まで配達する仕事です。
数年前までフードデリバリーの主流は、宅配ピザや宅配寿司など企業がサービスとして提供しているケースがほとんどでした。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響から、個人営業の飲食店でも登録すれば利用できる宅配サービスが普及しています。
フードデリバリーで働く場合は、自分もサービスに配達員として登録する必要があります。準備ができていれば昼夜問わず働けて、自分のプライベートと都合を付けやすい点が魅力です。配達した件数に合わせて収入を増やせるため、副業としても人気があります。
このような一人でできる仕事に興味がある人は、こちらの記事でも仕事の選択肢を広げてみましょう。
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一人でできる仕事を探している人におすすめの仕事50選を取り上げています。また、キャリアコンサルタントとともに、一人でできる仕事の失敗しない見つけ方を3ステップで解説しているので、参考にしてくださいね。
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ひとり出版社:本作りのすべてを自分でおこなう
本来一つの本を作る場合、執筆から編集、装丁の決定など出版には多くの人の力が必要です。それらの仕事をすべて一人でこなす職業をひとり出版社と言います。
ひとり出版社の場合、企業が広告を出さない分、自分の力で集客しなければいけません。SNSや本の即売会などを利用し、多くの人が読んでみたいと思えるアプローチ方法を考える必要があります。
低コストでチャレンジできるため、漫画や小説だけでなく、ノウハウ本などを出版してみたい人にもおすすめです。
ひとり出版社を目指すにあたって、出版社の仕事内容も詳しく知っておきたい人は、下記の記事を読んでおきましょう。
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出版社への就職を叶える5つの必須準備|トレンドや選考対策も解説
出版社への就職は難易度が高いため、周りと同じ対策では選考突破が難しくなります。出版社への就職に向けて一歩リードできる対策やおすすめの資格、志望動機に盛り込むべき要素などをキャリアコンサルタントが解説します。
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新しい仕事だけではない!時代に合わせた働き方の変化
時代に合わせた働き方の変化
- 勤務形態:リモートワーク
- 労働時間:フレックスタイム
- 雇用形態:ジョブ型雇用
- 仕事以外の過ごし方:副業の一般化
ここまで、新しい仕事の職種について解説しました。しかしそれに加えて、新型コロナウイルス感染症の影響から、今まで存在した仕事でも働き方に変化が見られるようになりました。
持っているスキルを活かしつつ、「プライベートを尊重した働き方をしたい」という人も多いでしょう。同じ仕事でも働き方を変えられる可能性があるため、この機会にどのような働き方があるのか把握しておきましょう。
勤務形態:リモートワーク
新型コロナウイルス感染症の影響で多くの企業が導入した新しい働き方の一つが、リモートワークです。リモートワークは在宅ワークとも呼ばれ、自宅やレンタルオフィス、カフェなど会社以外から仕事をする方法になります。
システムエンジニアやプログラマーなどパソコンを使っておこなう仕事の場合は、周辺環境を整えれば自宅でも仕事ができます。上司や同僚とのやりとりはチャットやメールが多く、会議もWeb会議ツールを使ったものが主流になってきました。
また、リモートワークを導入している企業であれば、自宅と会社が離れていても問題ないのがメリットです。通勤に時間をかけずに働けるため、今までよりも自分の時間を確保しやすくなるでしょう。
- 少しでも時間を有効活用するためにリモートワークを導入する企業に勤めたいと考えているのですが、注意点はありますか?
セキュリティの問題で仕事が限られる点は注意しよう
リモートワーク制度がある企業を希望している際は、PCや携帯電話の支給の有無・ない場合は補助制度についての確認も必要です。
また、通信環境の整備に関することや、ウイルス対策などについてもしっかりと確認しておきましょう。
家で仕事ができるということは働きやすい利点ではありますが、会社の機密情報にあたる業務には取り組めないことが多いため、おこなう仕事内容とリモートワーク・出社のバランスも事前に応募企業とすり合わせをすることも大切です。
労働時間:フレックスタイム
フレックスタイムは、社員自身で出勤や退勤の時間を決められる働き方です。企業によって出勤が必須のコアタイムを設けているケースと、1週間のうちの出勤時間を自由に設定できるフルフレックスを設けているケースがあります。
フレックスタイムを取り入れている企業に勤めると、就業時間を自分の都合に合わせやすくなります。予定があって早めに帰りたい日の仕事は、仕事を調整して支障が出ない範囲で別日に回すことで自分の時間も作れるのです。
全員の出勤時間が同じではない分コミュニケーションの取りづらさはありますが、ワークライフバランスを意識するのであればおすすめの働き方です。
フレックス制度は個人の裁量で出勤時間を決められるため自由度が高い反面、個人間のコミュニケーションが不足したり、自分に甘えが生じてモチベーションが保てないといったデメリットも存在します。
自己管理が苦にならない人には向いていると言えますね。
雇用形態:ジョブ型雇用
企業によっては、雇用段階で任せられる職務が決まっているジョブ型雇用を採用している場合もあります。専門性が高い業務を知見のある人に任せられるため、その知識・スキルを身に付けている場合は、即戦力として採用される可能性が高いのが特徴です。
これまでの日本では、入社後に担当業務を決めるメンバーシップ型雇用が一般的でした。しかしこれだと任された業務が苦手な場合もあるため、企業も社員も苦労する場合も多くありました。
一方で、ジョブ型雇用であれば、スキルを持っている人に専門的な仕事を任せられます。そのため、雇用される側としても、望まない仕事をしなくて良くなるのです。不向きな仕事を適性のない人に任せる必要がなくなり、企業としても教育の手間を減らせます。
仕事以外の過ごし方:副業の一般化
正社員の副業が一般的になったのも、時代に合わせた働き方の変化と言えます。以前は社員の副業を禁じる企業もありましたが、2020年に厚生労働省が発表した副業・兼業の促進に関するガイドラインによって、政府から副業や兼業が促進されるようになりました。
社員が副業をすることによって、収入を増やすだけでなく、新しいスキルを身に付けられる可能性があります。副業で得たスキルをもとに新しい仕事を探すことも可能なため、自分のキャリアの選択肢を増やせるのです。
一方で、副業をする場合は本業に支障を出さないようにすることも重要です。労働時間が増える分、休息に充てられる時間が減るため、本業一本で働くときよりも健康管理が大切になります。
副業を始める最低ラインとして、本業として従事している仕事を一人前にできるようになってからが良いでしょう。
一人前にもなっていない内に副業に手を出すと、キャリアが浅く広くなってしまい、長期的に見るとキャリアの選択肢を狭めることにもなってしまう可能性があります。
魅力がたくさん! 新しい仕事に就く5つのメリット
新しい仕事に興味が出ても、今まで経験したことがない職業に挑戦するのは勇気が必要ですよね。ここからは、転職後のやりがいを見出すために、新しい仕事に就くことでどのようなメリットがあるのか解説します。
転職活動をおこなう場合は、後悔のない選択にするためにも情報収集が欠かせません。新しい仕事に転職することで得られるメリットを理解し、本当に自分が挑戦したいかを考えてみましょう。
①新しい専門性を身に付けられる
近年ではジョブ型雇用の実施など働き方が変化している影響もあり、働く人には高い専門性が求められる仕事も増えました。
そのため新しい仕事に従事するなかで知識やスキルを学べば、今まで経験したことのない仕事ができるようになり、自分の専門性も高められます。そして身に付けた専門性は、次のキャリアアップにも活かせるのです。
キャリアの幅を広げておけば仕事の選択肢が増えるだけでなく、今後新しい仕事が一般化した際に、パイオニア的な立ち位置として高い専門性もアピールできます。
②年齢関係なく活躍できる
一般的な職種では、多くの企業が長期のキャリア育成を目的としているため、年齢が上がるにつれて未経験の仕事には挑戦しづらくなってしまいますが、新しい仕事では年齢よりもスキルの有無が重視される傾向があります。今後需要が増えると見込まれているからこそ、年齢関係なく優秀な人材を確保したい企業も多いのです。
このように新しい仕事であれば、新卒でなくてもスキルを身に付ければ活躍できるため、視野を広げて自分に合ったものを探せますよ。
新しい仕事は全員がほぼ未経験なので、ミドルシニアの職種変更も可能です。ぜひ学習能力とポータブルスキルをアピールしましょう。
特に新しいことを習得する力はミドルシニアの弱点と捉えられがちであるため、具体的なエピソードでしっかり伝えましょう。
③今までにない人脈を広げられる
今まで勤めていた企業を退職してほかの仕事に就けば、出会ったことのない人と関係を作れるのが魅力です。当然ですが事業のジャンルによって働く人の雰囲気は異なり、選んだ仕事によっては今までとまったく違う人間関係を築くことも可能です。
たとえば、ブロガーであればSNS上で実際に会わなくても会話ができます。すでにブログで活躍している人の知見を学ぶセミナーや、ブロガー同士で交流が持てるコミュニティを作っている人もいるでしょう。
ほかにも、リモートワークを導入している企業であれば、地方に住んでいる人ともやりとりが簡単になり、引越しや転勤をしなくても人脈を広げられます。このように新しい仕事に携わることで対面で出会う以外の選択肢が増えれば、人脈も無限大に広げられるようになるのです。
④今までと違う仕事に挑戦しやすい
転職活動をしていると、「30代以上で未経験の仕事は難しい」という話を聞いたこともあるでしょう。企業によっては採用時に年齢で足切りラインを決めている場合もあり、未経験の職種に就くのであればできる限り早めの転職活動が勧められていました。
しかし、新しい仕事の場合は年齢を重視されない傾向にあります。年齢よりもスキルを重要視されるため、未経験でも挑戦しやすいのです。
できる仕事を増やしてキャリアの幅を広げれば、今後また転職することになっても選択肢が今よりも増え、自分に合った会社を選びやすくなるでしょう。
⑤新しい仕事の第一人者になれる可能性がある
新しい仕事は、まだ働く人が少ない職業です。参入者が少ないうちから自分が発見した技術や知識を発信することで、その分野の第一人者として認識される可能性も高くなるでしょう。
業界の第一人者になれば、今後キャリアアップする場合にも有利になります。自分の努力がそのまま業界の成長へと直結する可能性があり、大きなやりがいを得られるのもメリットです。
新しい仕事に就くことで、思考が柔軟になる・新しい視点や発想力が身に付くといったメリットもあります。
社会的にも今から発展していく事業が新しい仕事でもあるため、未知な部分も多く、試行錯誤しながら事業が成長する過程を体験することもできます。
把握しておこう! 新しい仕事に就くデメリット・注意点
新しい仕事に就くデメリット・注意点
- 必ずしも仕事内容が自分に合うとは限らない
- 将来性が予測しづらい
- 人間関係が良いとは限らない
プラスな面が多いように見える新しい仕事にも、転職する前に知っておくべきデメリットや注意点があります。どのような注意点があるか知らずに転職してしまうと、転職後に「自分に合っていないかもしれない」と後悔するかもしれません。
後悔しない選択ができるよう、新しい仕事の良い面だけでなくデメリットにもしっかり目を向けましょう。デメリットや注意点を理解したうえで仕事を選べば、後悔する確率を少なくできます。
必ずしも仕事内容が自分に合うとは限らない
新しい仕事は経験や年齢に関係なくチャレンジできますが、すべての人に合う職業とは言い切れません。実際に働いてみたら、自分には合わなかったというケースもあるでしょう。
特に新しい仕事は既存の仕事に比べて詳細な仕事内容や業界のトレンドなどの情報を探しづらく、企業研究や業界研究に不足が生じる可能性があります。その仕事についてよくわからないまま転職してしまうと、「やめておけばよかった」と後悔する結果になるかもしれません。
業界や仕事の情報が少ないからこそ、既存の仕事より意識的に情報収集をおこなうことが重要です。可能であれば志望する業界で働く人に意見を聞き、自分に合っている職業かしっかり考えましょう。
業界研究のやり方がわからない人には、下記の記事がおすすめです。
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業界研究のやり方|業界全体を捉えたうえで気になる業界を研究しよう
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- 情報が少ない新しい仕事に勤めたい場合、効果的な情報収集方法はありますか?
直接問い合わせたりSNSなどを活用したりするのがおすすめ
大手のナビサイトだけでなく、ほかの媒体も活用して関心のある仕事の求人を探してみましょう。求人を見つけたら会社見学ができないか問い合わせてみてください。ただ、職場見学に関するを公開している会社は少ないため、見学したい理由をしっかり伝えることが大切です。
また、関連する企業や組織が作る共同体、一般社団法人などを探してみるのも良いですね。新しい仕事の普及のために立ち上げられていることもあります。
またもしSNSで探すなら、動画サイトが情報が早いのでおすすめですよ。
将来性が予測しづらい
新しい仕事は業界自体が成長途中のため、今後どのように発展しているか予想が立てづらい場合もあります。また、製品やサービスが世間に浸透するまで時間がかかり、大きな収益になるまで時間がかかるケースもあるでしょう。
たとえば、SNS運用を仕事にしようと思っても、前例がないため企業が運用にいくらかけるのかが想定できない場合があります。また、企業も前例がなく結果のイメージができないため、得られる収益が予想しづらいのでです。
新しい仕事に挑戦するなら、市場が成長するまで努力する忍耐力が求められることも把握しておきましょう。
人間関係が良いとは限らない
人間関係は、会社で気持ち良く働くために欠かせない要素の一つですが、新しい仕事への転職は、必ずしも人間関係に困らないとは限りません。
特にリモートワークを導入している企業だと、実際に相手と会うタイミングが少なくなりがちです。相手を理解する機会が少ない分、適切なコミュニケーションが取れず、不必要に意見がぶつかるかもしれません。
知らない分野に飛び込むからこそ、人間関係を良くするための努力は欠かせないでしょう。
新しい仕事に従事する人は「適応力が高い人」「チャレンジすることが好きな人」という印象があります。どちらにしても社会性が高いことが挙げられます。
やはり新しい仕事を円滑にこなすには、人間関係に始まりコミュニケーション力などもそれなりに備わっていることが必要ですね。
今現在、職場の人間関係で悩んでいる人はこちらの記事も参考にしてみてください。5つの対処法とストレスを感じないための予防策をまとめています。
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目標を実現するために! 新しい仕事に転職する際に意識するべきコツ
新しい仕事に転職する際に意識するべきコツ
- 新しい仕事でも選考時に第一印象の良し悪しは見られる
- 知らない知識があれば率先して質問する
- 物珍しさ以外の明確な志望動機を用意しておく
転職活動は今後の人生を決める大きな決定だからこそ、なるべく失敗は避けたい人がほとんどでしょう。転職を成功させるためにも、新しい仕事だからこそ意識するべきポイントを理解することが大切です。
事前に意識すべきポイントを知っておけば、入社後にミスマッチが発覚するのを防げます。後悔のない転職活動のためにも、以下の3つは押さえておきましょう。
新しい仕事でも選考時に第一印象の良し悪しは見られる
新しい仕事は情報が少なく、どのように選考対策をしたら良いのか不安な人もいるでしょう。しかし新しい仕事や既存の仕事にかかわらず、選考時の第一印象の重要性など、評価基準は共通している部分は多くあります。
新しい仕事を目指すとなると、スキルばかりを重視して基本的な面接のマナーなどを見落としてしまう人もいますが、選考の流れや対策するべきポイントは大きくは変わりません。
面接の基本的な対策を押さえておけば、選考を突破し希望する企業に入社することはできるので、身構えすぎずに対策を進めましょう。
面接の基本的な対策を知りたい人は、下記の記事で詳しく解説しています。就活の質問70選を参考に対策を進めましょう。
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面接に不慣れで不安を感じる人もいるでしょう。そのような人は、以下のQ&Aコンテンツに対するキャリアコンサルタントの回答を参考にするのがおすすめです。
知らない知識があれば率先して質問する
今まで働いていた業界とは違った仕事にチャレンジするならば、見聞きする知識のほとんどは知らない情報かもしれません。その中で、自分で調べても正確な知識がわからない場合は、率先して質問するようにしましょう。
知識不足のまま仕事を進めてしまえば、後から間違いが発覚して大きな問題になる可能性があります。新入社員のうちならば、知らない知識が多いのは当たり前のことであるため、わからないことを質問するのは恥ずかしいことではないのです。
できる限り早く戦力になるためにも、わからないことがあれば早めに質問するようにしましょう。早めの質問が、自分や企業のどちらにとってもプラスになります。
- 知らない知識があるとマイナスな印象になるのではと不安です……。
知らない知識を素直に質問することが入社後にも活きる
知らないのに知ったかぶりをするほうがマイナスの印象になります。そして、知ったかぶりをして話していることは、知識がある人間からはすぐにわかります。
知らない知識があっても、それを認め、理解しようと率先して質問することは仕事への意欲も伝わり、自分自身の知識の幅を広げることにもつながります。
反対に知らないことに対して知ったかぶりをするのは、仕事でわからないことがあっても質問や確認せずに進めてしまうということにつながるため、信頼性を損なう原因にもなるでしょう。
物珍しさ以外の明確な志望動機を用意しておく
新しい仕事に転職する場合は、志望動機の書き方にも注意が必要です。
今まで経験したことがない仕事だと、「新しい事業に挑戦したい」という志望動機を書きがちです。しかしそれだけを志望動機としてしまうと、ほかの仕事でも良いのではないかと思われ、「志望度が低い」と考えられる可能性があるからです。
採用担当者の興味を引く志望動機を書くためには、業界に関して知識を身に付けておく必要があります。その企業を希望する具体的なエピソードや将来の展望を書ければ、選考突破できる可能性は高まります。
志望動機の書き方に悩んだ場合は、下記の記事がおすすめです。
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新しい仕事への転職を検討する際は、自身のメンタルチェックもしておきましょう。
一般的に、メンタルが低下しているときに新しいことを始めるのは控えた方が良いとされています。今の職場でストレスを感じて職場から離れたくて転職を考えている場合などは要注意です。
新しい仕事の特徴を把握し自分の相性を見極めて適職を探そう
今の自分のキャリアに不安を感じたとき、転職活動を考える人は多いと思います。今後のキャリアを考えると、需要がありつつプライベートも充実させやすい新しい仕事に興味を持つ人も多いでしょう。
しかし、新しい仕事への転職を成功させるためには、仕事の詳細や特徴を理解したうえで自分に合っているか考えることが必要です。後悔のない選択をするためにも、必要な知識を身に付けてから行動しましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る自分の性格をよく理解したうえで新しい仕事に飛び込むかを判断しよう
新しい仕事と聞くと、目新しいものが好きな人にとっては耳障りの良い言葉のように感じるかと思いますが、その陰で気を付けなければいけないことも存在します。
たとえば「目移りしやすくて長続きしない」といった性格の人は少し注意が必要ですね。そのような人は新しい仕事に興味が出やすい一方で、しばらくするとまたその新しい仕事にさえも飽きてきて、違う新しい仕事に興味が出てくる可能性もあります。
そのため、自分の性格特性をしっかりと理解したうえで「この仕事でキャリアを積むんだ」というような覚悟をある程度定めてから、就職・転職へ踏み出すことがとても重要だと思います。思い切りの良い行動力だけでは後悔する場合もあるので、綿密に計画を練ってリスクを把握したうえでチャレンジするようにしましょう。
飛び込む際は臆せずに勇気を持つことが大切
とはいえ、新しい仕事に挑戦することは飛躍的に成長できるチャンスでもあるため、そのような機会が巡ってきたら臆せず飛び込む勇気もまた大切です。
一長一短あるとは思いますが、周囲の人の意見も参考にしながら自身のキャリアを選択していきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Yoshiko Kato〇人材会社で約15年間、18,000人以上のキャリア相談を受けてきた。独立後は企業や大学、個人と契約し、キャリア構築の支援をおこなう。キャリアコンサルタント歴は20年以上
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
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