Q
大学3年生
女性
就職活動で中国語はどのように役に立ちますか?
現在、中国語を専攻している大学生です。中国語を活かせる仕事に就きたいと考えていますが、どのように就職活動を進めれば良いのかわからず悩んでいます。
「中国語ができる」と漠然とアピールするだけでは、他の学生と差別化できないのではないかと不安です。
就職活動で中国語をアピールするためには、どのような資格やスキル、経験を身につけていれば良いのでしょうか? また、中国語を活かせる具体的な職種や業界についても教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
話せるだけでは足りない! 意欲や人柄を伝えよう
「中国語が話せる」というのは、あくまであなたの持つ数ある機能の一つに過ぎません。
企業が採用するのは、スキルという機能ではなく、あなたという「人」です。その機能一つだけで採用を決めるというリスクを企業は冒しません。
「中国語を使って、自社で何をしたいのか、どう貢献してくれるのか」という、あなたの思いや人柄と合わせてアピールしなければ、採用には至りません。
採用担当者の視点に立てば、「中国語が使えるならどんな仕事でも良いの?」と疑問に思うのは当然です。
中国語を使う企業を調べてやりたいことと結びつけよう
そのためには、まず旅行業界や商社、ECサイト運営、留学生支援の会社など、中国語が活かせる業界や企業にはどのような仕事があるのかを研究することが不可欠です。
「中国語で営業をしてください」「中国人スタッフと一緒に倉庫作業をしてください」と言われたときに、あなたが本当にやりたいことと違うのであれば、それはミスマッチです。自分のやりたいことと結びつけてアピールする必要があります。
「中国語が使えるなら何でもいい」という姿勢では、評価されにくいでしょう。業界を知ることで、初めて自分のやりたいことが見えてきます。
一つの視点ではNG! 複数のアピール手段を設けよう
中国語は製造業のサプライチェーン、観光・小売、IT・コンテンツ配信、半導体・装置、学術連携など、多様な接点で活きやすい強みです。
学生のときには「語学単体」ではなく「語学」「機能(営業・調達・CS・PM)」「業界」の三点セットに落とし込むことで、面接官に対しても配属イメージが鮮明になります。
中国語のアピール手段としては中検・HSKなどの資格に加え、実務に近いアウトプットが有効です。
たとえば、以下のような項目をポートフォリオ化することで、採用側が任せられる業務を想像しやすくなります。
・中国語での商談ロールプレイ動画
・日中英のメール往復の事例提示
・WeChat公式アカウント運用の企画書
・簡体字でのユーザーマニュアル(抜粋でOK)
専門職でよくおこなわれることですが、中国語においても同様の準備をしておくことが有効になります。
複数の職種で活きる! 仕事の知識と併せて準備しよう
職種としては、以下が中国語を活かしたキャリアの入り口になりやすいです。
・インサイドセールス
・貿易実務
・越境ECの運営
・インバウンド施策
・現地ベンダー折衝をともなう調達・品質
・カスタマーサクセス
・海外PM補佐
加えて、数値目標の扱い方(KPI設計)やExcel/SQLの基礎、ビジネスメールの定型を並走して準備することで、語学+仕事の型として評価が安定します。
こちらの記事では、エントリーシートの資格欄に書くべきものや記載時のマナーを解説しています。資格欄の書き方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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