Q
大学3年生
女性
体育会系が営業に向いているというのは本当ですか?
現在、就職活動中の大学生です。体育会の部活に所属しており、OB・OG訪問をすると「体育会出身者は営業に強い」とよく言われます。
しかし、営業職は「精神的にきつい」「ノルマが厳しい」というイメージがあり、体育会出身者だからといって、必ずしも活躍できるのか不安です。
体育会出身者は、なぜ営業職に向いているといわれるのですか? また、体育会系の強みは、営業職のどのような場面で活かせるのか気になります。
もし体育会出身者でも営業で苦労することがあるとしたら、それはどのような点ですか? また、どのように乗り越えれば良いか、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
向いている要素が多い! 体力と思考力のバランスが鍵
はい、向いているといわれる要素は多くあります。上下関係のなかで礼儀が身に付いていること、目標達成に向けて努力できること、そして体力があることなどです。コミュニケーション能力が高い傾向にあるのも強みでしょう。
しかし、それだけで成果が出せるわけではありません。私の同僚にも、元気なだけで成果が出ず、「もう少し考えろ」と言われて苦しんでいる人がいました。
体育会系の強みはポジティブなマインドにある
気合や根性だけでなく、顧客の課題を分析し、解決策を考える戦略的な思考力も不可欠です。営業は必ず苦労するといえます。
体育会系出身者の本当の強みは、その苦労を「勝利のため」「チームのため」とポジティブに意味付けて乗り越えてきた経験です。苦労しないのではなく、苦労を乗り越えるその精神力こそが、営業の現場で最大の武器になります。
体育会系のPDCAサイクルは営業にも活かせる
「体育会出身者は営業に強い」とよくいわれるのは、目標から逆算する習慣、反復練習と改善の継続、継続を支える体力、チームで役割を遂行する規律・礼節、初動の速さなどによるものです。
特に新規開拓・ルート・代理店渉外のいずれでも、体育会系の強みは活動量と質のPDCAに直結します。
一方で、ヒアリングが浅かったり、コミュニケーションで押しきったり、活動量ばかりに偏って検証が緩んでしまう、といった点は弱点としてつまずきやすいです。
業務でヒアリングに困ったら、顧客への寄り添いを意識しよう
対策としては、深いヒアリング能力の獲得、相手の課題に寄り添う共感力の醸成、ソリューションの質問設計・商談メモの型化などをおこなうことが挙げられます。
たとえば、商談時のコミュニケーションのブラッシュアップを意識的におこなってみましょう。ヒアリング能力が獲得できます。
あるいは、CRMでのファネル管理、提案書の顧客のKPI起点への刷新などの経験や能力を持つことも対策として有効です。
礼節と論理性の掛け合わせで評価を上げよう
面接では「目標」「練習計画」「本番」「振り返り」「改善の方向性」をおこなった経験が、営業にどう活かせそうか、定量的な成果も交えながら語りましょう。
礼節は前提としつつ、論理とデータで信頼を積む姿勢を併せて示すと、評価がより安定します。
営業職には向き不向きがあります。以下の記事では営業職に向いている人・向いていない人の特徴や、向いていない人におすすめの仕事などを解説しています。営業職に興味がある人は、応募する前にチェックしておきましょう。
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