Q
大学3年生
男性
就活で一社だけしか受けないのはダメですか?
どうしても入社したい企業が一社あります。正直ほかの企業はあまり興味が持てないため、この一社だけに全力を注いで選考を受けようかと真剣に考えています。
しかし、周りの友人は「一社だけだと落ちたときのリスクがある」と何社もエントリーしていて、本当にこのまま一社専願で進めて良いのか不安になってきました。
一社だけに絞って受けるのは危険でしょうか。ほかの企業も併願したほうが良いのでしょうか。
一社だけに絞ることのリスクと、もし絞るならどのような対策が必要か、プロのキャリアコンサルタントの方からアドバイスが欲しいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「1社入魂」は超ハイリスク! 成功するケースは稀
1社のみしか受けないのは、非常にリスクが高いです。
以前、1社しか受けず、その企業に内定した学生がいました。しかし、その人は毎週のようにキャリア相談に来て、企業とのコンタクトはすべて確認しながら進め、説明会や懇親会にもすべて参加していました。
「この企業でなければ嫌だ」という強い熱意が伝わった結果だと思います。
本命に全力を注ぎつつも「第二陣」の準備を怠るな!
そのように徹底して取り組むのであれば可能性はありますが、もし決まらなかった場合のことを考えると、やはり心配です。
本命の1社に全力を注ぐのは良いことですが、並行して「第二陣」としてほかの企業や業界も見ておくことをおすすめします。
一社だけ受けるのは「熱意」にはなるが「リスク」も大きい
どうしても入社したい1社に全力を注ぎたいという、その強い「一社入魂」の姿勢は、選考において強力な熱意として伝わるでしょう。
一社専願自体が「ダメ」ということはありませんが、ご友人が言うように、リスクはかなりあります。ご自身でも危険だと認識されている通りです。
1社しか受けないことで起こる「3つのリスク」
1社だけに絞ることの最大のリスクは、「落ちたときのリカバリーが極めて難しい」という点に尽きます。
①不確実性の問題
こちらがどんなに完璧な準備をして、完璧に面接で受け答えできても、企業側が「この人はうちに合わないな」と思えば、優秀な学生でも不採用になるのが選考の現実です。
②精神的・時間的負担
私自身の経験からも、一社入魂で臨んで不採用になった場合、立ち直るのに時間を要し、次に受けたい企業が見つからず、就活がずるずると伸びてしまうことがあります。就活は時期が遅くなればなるほど、エントリーできる企業が減ってしまいます。
③視野の狭まり
一社しか受けないとなると、ほかの企業を知らずに入社することになります。あなたが「ここだ」と感じる企業は、本当にその会社だけなのか、入社後に「思っていたのと違った」と後悔しないかという懸念があります。
したがって、入りたい企業がその1社だとしても、広い視野を持つための行動をおすすめします。
視野を広げる行動が、第一志望への説得力にもつながる
同業他社にエントリーして話を聞いてみたり、実際に面接で話を聞いたりすることで、ネットで取れる情報だけでなく、その会社と直接やり取りして得られる情報もあります。
そうした経験を通じて、「やっぱりここしかない」と確信できたなら、その企業の面接ではより具体的に、説得力をもって志望動機を話せるでしょう。
一社専願の熱意を活かしつつ、複数エントリーによるリスクヘッジをすることで、成功確率を上げてくださいね。
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