Q
大学3年生
男性
行きたい業界がないまま就活をしても大丈夫ですか?
就職活動を始めたものの、心から「ここに入社したい」と思える業界や企業がまったく見つからず、焦りを感じています。
周囲の友人は「メーカー」「IT」「金融」など具体的な志望業界があり、それに向けて対策を進めていますが、自分はどの業界にも強い興味を持てず、手当たり次第に業界研究をしている状態です。説明会に参加しても、結局「自分のやりたいこと」が何なのかがわからず、企業選びの軸が定まりません。
このまま「行きたい業界がない」状態で就活を進めても、納得のいく企業から内定をもらうことはできるのでしょうか?
行きたい業界が見つからない人が、まずやるべき自己分析の方法や、業界・企業選びの具体的な進め方について、キャリアコンサルタントの方からアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
就活をしても問題ない! 形式上の志望理由は作ろう
「行きたい業界がなくても、就活をしても大丈夫ですか」という質問ですが、もちろん大丈夫です。
企業についてもまったく見えないという形かもしれませんが、就活に向き合っていくうちにわかっていくこともありますし、それが就職した後に変わっていくことも多々ありますから、あまり気にしないでいただきたいかなと思います。
ただ、形の上では、エントリーシート(ES)などで「なぜこの業界に行きたいのか」という理由を、キャリアコンサルタントの人などと共同で作り上げていく必要はあります。
自己分析から開始! 心配しすぎず幅広く見てみよう
まずは自己分析として、自分の人生を振り返り、何か夢中になれた経験、面白みを感じたところ、不思議だなと思って研究してみた経験、そういうものから理由を見つけていくことが基本です。
また、見学会などにどんどん飛び込んでいって、自分の心の動きを観察するのも大切です。
「何かピンとくるものがないか」と探しにいきましょう。20歳そこそこの状態で興味が持てなくても気落ちする必要はありませんし、興味は変わっていくものなのでこだわりすぎないでください。
大丈夫! まずは自分が力を発揮できるものを探そう
ひとまず大丈夫です。業界を早く決めることよりも、自身がどういう環境で力を発揮できるのかを知ることのほうが大事です。私自身も就活のとき、行きたい業界がなかなか絞れませんでした。
やりたい仕事がないと感じる場合は、「自分はどんな働き方をしたいのか」を考えてみてください。「チームで協力するのが好き」「コツコツ作業するのが得意」「安定しているところがよい」など、自身の価値観を整理します。
逆に「ノルマがあるのは嫌だ」といった嫌なことから消去法で考えていくのもよいです。
職種から探すのもあり! 企業を比較してみよう
業界で選べないなら、営業や企画、事務といった「職種」から選んでみるのも良いでしょう。「ここに入りたい」と強く思える企業を探す必要は必ずしもなく、「比較するために色々説明会に出てみよう」というスタンスでよいと思います。
色々な企業を見比べることで、「この会社には共感できた」「商品はよいと思ったが雰囲気が合わない」といったことが見えてきます。決めてから動くのではなく、動きながら決めていけば大丈夫です。
「具体的な自己分析の方法がわからない」と疑問を持つ人は以下の記事を参考にしてください。就活に役立つ自己分析の方法を解説しています。
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