Q

大学4年生
女性

なぜインフラエンジニアはやめとけと言われるのですか?

IT業界を中心に就職活動をしており、そのなかでもインフラエンジニアの仕事に興味があります。しかし、インフラエンジニアはきつい、やめとけといった話もよく聞くため、実際はどうなのだろうかと気になっています。

もちろん企業によるとは思いますが、評価がされにくかったり突然のエラー対応に追われたりと、イメージしていた仕事とのギャップを感じる人が多いのでしょうか?

実際にインフラエンジニアはやめとけと言われる具体的な理由を教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士

塚本 智美

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社会基盤を支えるからこそ有事の責任とやりがいが背中合わせ

インフラエンジニアが「やめとけ」と言われる理由は、ホテル業界や公務員の仕事と似ている部分があるからです。

何も起きていないときは良いですが、ひとたびシステム障害などのトラブルが発生すると、早急な復旧が求められます。

まさにホテルマンや、災害時の公務員のような立ち位置です。「何かあった時にすぐ呼ばれる」「一刻を争う対応を迫られる」というプレッシャーは、確かにきつい側面があります。

プロ意識が問われるやりがいのある仕事でもある

しかし、そのきつさは「社会の基盤」を支えていることの裏返しでもあります。 インフラであればあるほど、社会への影響力は大きく、その分だけ「やりがい」も非常に大きいです。

公務員が災害時に最前線で働くのと同様に、インフラエンジニアも「自分たちが社会を止めてはならない」という大きな責任を背負っています。

「やめとけ」という言葉は、裏を返せばそれだけプロフェッショナルとしての覚悟が問われる仕事だということ。その責任の重さを「社会への貢献」として前向きにとらえられる人にとっては充実した仕事になるはずです。

キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

野村 芳克

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「やめとけ」は一面的! インフラエンジニアは止めない力で社会を支える仕事

「インフラエンジニアはやめとけ」と言われるのは、責任の重さと業務負荷の高さに起因するのではないかと思います。

サーバーやネットワークといった基盤を支える仕事であり、「止まらないこと」が最大の使命です。そのため障害発生時には夜間・休日対応もあり、プレッシャーが強く「きつい」と感じる人が多いかもしれません。

また、開発職のように成果が目に見えにくく、「トラブルがないのが当たり前」とされるため、努力が評価されづらい一面もあります。華やかさよりも、縁の下の力持ちとしての役割が大きく、そこにギャップを感じて離職する人もいます。

責任の重さの裏にあるのは高い専門性と将来性への投資価値

とはいえ、社会の根幹を支える非常に重要な仕事であることも事実です。

クラウド化やセキュリティ強化の需要が年々高まり、スキル次第ではキャリアの安定性・専門性ともに高い分野の一つです。自動化や監視体制の整備などの進展によって、以前よりも働き方は改善されてきています。

つまり、「やめとけ」という意見は一面的です。安定を守る責任感や問題解決力にやりがいを感じる人にとって、インフラエンジニアは将来性と誇りのある仕事と言えるでしょう。

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