インターンの「私服指定」で一番迷うのは、どこまで崩して良いかのラインです。毎年、多くの大学3年生から同じ相談を受けますが、服装で損してしまう学生は少なくありません。

特にIT業界のインターンは「服装自由」と書かれているぶん、見た目の清潔感や場への馴染み方が印象を左右しがちです。

シャツは白や淡いブルーなど、明るい色が最も無難です。グレーやベージュも落ち着いて見えますが、素材や照明によってはカジュアルに感じられることもあります。

「白や淡色が誠実に見える」との声もある

実際、IT企業の担当者からは「白や淡色のシャツは誠実で清潔に見える」との声をよく聞きます。

一方で、黒や原色のシャツは強い印象を残しやすく、場に合わないことがあるため避けたほうが安心です。

以前、自由な雰囲気を意識して黒のシャツでインターンに臨んだ学生がいましたが、ほかの参加者に服装が白や淡色で統一されていたため、少し浮いて見えたことがありました。

逆に、白シャツにベージュのチノパン、シンプルなスニーカーを合わせた学生は自然な清潔感が伝わり、担当者から好印象だったと聞きました。

どの企業にも好印象なクセのない服装を選ぼう

企業によって雰囲気は異なりますが、共通して重視されるのは「奇抜すぎない」「清潔」「落ち着いている」の3点です。シャツは無地でシワのないもの、サイズは身体に合ったものを選びましょう。

服装は正解を出すものではなく、その場に溶け込むためのコミュニケーションの一つです。迷ったときほど、クセのない装いが一番印象を安定させます。

私服指定のインターンであっても、オフィスカジュアルとしてカッターシャツのようなものがおすすめです。基本的には白や、ブルー系、グレー系の無地のワイシャツを選びましょう。特に、白シャツが最も無難です。

白いシャツでは、襟周りの黄ばみや袖口、シミがないか確認することが大切です。高頻度で着ると汚れていたりシミがついていたりします。細かいところにまで気を配り、清潔感を保つことを心掛けましょう。

どんな企業でも最初はシンプルなシャツで臨もう

企業や業界によって適切なシャツの色が変わることはないと考えます。

場合によっては、アパレル企業ではデザイン性の高いものが好まれることはあるかもしれませんが、どんな企業でも何を着るかは学生に委ねられています。面接官が抱く印象を考慮して、自分が納得できるシャツを選びましょう。

迷うなら、最初は白いシャツがおすすめです。参加回数を重ねて自由度がわかってきたら、好きなものを選ぶのもありです。