インターンシップ説明会とは? 参加のメリットや適切な服装も解説

7名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

    Yukiko Umenai〇アナウンサーとしてのノウハウを活かし、総合人材会社で研修や社員教育を担当。人材の活躍やキャリア形成支援にも注力し、大学ではキャリア講義やカウンセリング、就職支援を担っている

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  • キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師

    Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事

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  • キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャルプランニング技能士

    Tomomi Tsukamoto〇航空会社CAとして育成担当を経験。その後複数大学でキャリアセンター相談員を務め、就活サイトの講師も担当。採用代行や新入社員研修講師、転職支援など幅広い就活領域で活躍

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  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

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  • 国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

    Koji Tanii〇大手メーカーで設計、品質管理に従事。キャリアチェンジののち、高校・大学の就職講師として活動。障がい者の就職や恋と仕事の両立を実現させるコンサルティングなど幅広い支援をおこなう

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  • キャリアコンサルタント/大学キャリア・アドバイザー

    Hideko Oki〇大学卒業後、都市銀行のマーケット部門で勤務。その後夫の海外赴任に伴って台湾へ。帰国後は外国人留学生の支援に従事。また複数大学のキャリアカウンセラー及びセミナー講師としても活動

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  • キャリアコンサルタント/fc-styling代表

    Mitsuki Tominaga〇ファッション業界にてスーパーバイザーや採用、お客様相談員を経て独立。大学生の就職支援や高校生向けキャリア講座、中途採用の転職支援事業など幅広い世代の就労支援に従事

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この記事のまとめ

  • インターン説明会とは事業内容やインターンの内容を聞けるイベント
  • 参加により企業理解を深められて企業へのアピールの機会にもなる
  • 質疑応答では企業への関心やインターンへの参加意欲を伝えよう

インターンシップ説明会は、インターンの内容や選考フローなどの詳細を企業の担当者から聞ける就活イベントです。しかし、インターンには参加したいものの、インターン説明会に参加するべきか悩んでいる人もいると思います。

本記事では、キャリアコンサルタントの楳内さん、吉田さん、塚本さんのアドバイスを交えつつ、インターン説明会の基本情報や、内容、参加するメリットについて紹介しています。

インターン説明会に参加する必要性・得られる情報などを理解したうえで、説明会へ参加して就活の良いスタートを切りましょう。

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目次

インターンシップ説明会は就活に関する情報収集の絶好の機会になる! 

インターンの内容や選考フローは企業ホームページ(HP)に記載されていることもあるため、インターン説明会にわざわざ参加する必要性がないと考える人もいるのではないでしょうか。

しかし、インターン説明会ではインターンに関する情報を聞けるだけではなく、企業に自分をアピールできる貴重な機会の一つともいえます。記事を読むことで、説明会の必要性が理解できて企業へ効果的に自分をアピールできるため、記事の内容を参考にしてください。

記事では、まずインターン説明会の基本情報や説明会の流れと内容、参加するメリットについて紹介しています。インターン説明会の実態を理解して、参加目的を明確にしましょう。

そのうえで、説明会の前にやっておくべきことや、当日の服装について紹介しています。第一印象を良いものにするために、事前にしっかりと準備して説明会に参加することが大切です。

記事の後半では、インターンシップ説明会の探し方について紹介しています。気になる企業・業界がある人、または参加したい企業が決まっていない人も、自分に合った方法で説明会を見つけて就活に関する情報収集に役立ててくださいね。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

そもそもインターン説明会とは? まずは基本情報を把握しよう

そもそもインターン説明会とは? まずは基本情報を把握しよう

  • 概要
  • 説明会の形式

そもそも、インターン説明会とはどういうものなのか、どのようにして開催されるのか知らない人もいるのではないでしょうか。

インターン説明会に参加すると、インターン前にその企業・業界について理解を深められ、就活の効率化につながります。

下記では、インターン説明会の特徴について解説しています。インターン説明会について押さえておけば、説明会を有意義な時間にして就活に有効活用できるため、内容を参考にしてください。

概要

インターン説明会とは、企業が就活生に向けて自社の事業内容に加えて、インターンの内容を説明するイベントのことです。企業は自社への本選考やインターンの参加者を増やすことを目的とし、より多くの就活生から関心を集めるためにあらゆる企業がインターン説明会に注力します。

そのため、優秀な社員を説明会へ派遣する企業も多く、インターン参加前にどのような人材が企業で活躍しているのかを実際に感じられる貴重な機会となり得るのです。また、説明会では就活生からの質疑応答の時間を設けられ、事前に疑問点を解消できることもインターン説明会に参加するメリットといえます

説明会に参加することで、企業理解・業界理解を深められる機会になるため、気になる企業・業界がある場合は積極的に参加しましょう。説明会は多くの企業で7〜10月に実施する傾向にあり、特に大学の夏休み前の8月前半に開催されることが多いため、申し込み時期を逃さないように注意してくださいね。

インターン自体が選考に関係あるのか気になる人もいるのではないでしょうか。下記では、インターンと選考の関係について、プロの知見を交えつつ解説しています。

インターンの開催時期について詳しく知りたい人は、次の記事も併せて読んでみてください。記事では、インターンに参加するおすすめの時期や、参加までのスケジュールについて解説しています。

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説明会の形式

説明会の形式

  1. 合同説明会
  2. 個別説明会
  3. オンライン説明会

インターン説明会には、「合同説明会」「個別説明会」「オンライン説明会」があり、3つの形式にはそれぞれメリット・デメリットがあります。

企業への志望度の高さや参加の目的に応じて使い分けることで、自分にとって必要な情報量を収取できるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう

下記では、3つの形式の特徴やそれぞれの形式のメリット・デメリットについて解説しています。内容を知っておくことで、自分にとってどの形式での参加が最も就活に有効であるのかを判断できるため、参考にしてください。

合同説明会

合同説明会とは一つの会場に複数の企業が集まり、企業ごとのブースで就活生に自社の説明をおこなう形式のことです。就活生は1日で複数社の説明を受けられるため、効率的にインターン先の情報収集ができる利点があります

合同説明会は業界ごとに限定して開催されることもあれば、あらゆる業界が混合して開催されることもあり、イベントごとに参加企業の系統は異なります。もし、インターンに参加したい企業が絞れていない人は、合同説明会で興味を引く企業が見つかる可能性があるため、積極的に参加してみましょう。

一方、人気企業や大手企業は待ち時間が発生することもあり、別企業のブースを回る時間が減少する可能性もあります。イベント規模が大きく、参加企業が多いほど参加者が増えるため、説明を受けたい企業を事前にピックアップして待ち時間を考慮したうえで行動しましょう

楳内 有希子

プロフィール

インターンの合同説明会に参加する際は、事前に参加企業一覧に目を通し、どの企業をどの順番で回るのかイメージしておくことをおすすめします。

また、予定していた企業をすべて回りきったとしても時間があるようなら、ぜひほかの企業も回ってみましょう。知らなかった企業や仕事に出会う可能性もあり、就活の幅を広げることができるでしょう。

参加したい企業が絞れない人は次の記事もおすすめです。記事では、自分に合うインターンの選び方を5つの項目別に解説しています。

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あなたに適性がある職業を知って、インターンに活用しよう!

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
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個別説明会

個別説明会は企業の本社やイベント会場などで、一つの企業が就活生に対してインターンの説明をおこないます。企業の事業内容や選考情報、インターンの内容についての詳しい説明を受けられ、合同説明会よりも詳細な情報を得られる可能性がある点がメリットの一つです。

説明会の会場が企業本社だった場合は、職場の雰囲気や実際に働く社員の様子などを見学できる場合もあり、企業研究に大いに役立ちます。また、企業によっては説明会に付随して、就活生を評価して本選考に役立てることもあるため、一つひとつの行動や発言に注意して参加しましょう

個別説明会では1〜3時間を設ける企業が多く、興味のある企業についてじっくり話を聞けるため、企業研究・業界研究に最適な機会です。

しかし、説明会の参加中に自分の思い描いていたインターンとは違うと思っても、途中退出はできず、拘束時間も長いため「なんとなく話を聞きたい」という人には不向きかもしれません。

オンライン説明会

オンライン説明会とは会場に出向くことなく、オンライン上の画面を通じて参加する説明会のことです。対面での説明会と同様に個別説明会・合同説明会があり、参加目的に応じて使い分けができます。

オンライン説明会には以下の2つの種類があり、参加する説明会によって企業とのかかわり方が異なるため、事前に押さえておきましょう。

種類内容
録画配信型企業が事前に収録した動画を視聴する説明会。配信期限内であれば何度も繰り返し再生ができる場合もある。
ライブ配信型リアルタイムで実施される説明会の配信を視聴する説明会。オンライン上のチャット機能を通じて、企業へ質問ができる場合もある。
オンライン説明会の種類

オンライン説明会は、自宅や学校など視聴場所の融通が利きやすく、遠方で会場まで出向くのが難しい人やスケジュールの空き時間に視聴したい人でも、気軽に参加できるのがメリットです

しかし、対面での説明会と比べて企業の担当者とのコミュニケーションが取りにくかったり、質問の場が設けられていなかったりする場合もあるため、企業理解が浅くなってしまう恐れがあります。志望度の高い企業なら、可能な限り対面の説明会への参加が望ましいです。

録画配信型のオンライン説明会でインターンに関する疑問や不明点が思い浮かんだときはどうすれば良いですか?

吉田 隼人

プロフィール

採用ページで確認したり問い合わせ窓口を利用してみよう

まずやるべきことは、疑問や不明点をメモしてまとめることです。どの部分がわからないのか具体的に言語化しましょう。

そして、会社の採用ページを確認しましょう。よくある質問などは掲載されていることも多かったり調べるとわかることもあるので、自分で調べてみることが大切です。

それでも解決しなければ、企業の問い合わせ窓口を利用してみてください。メールアドレスや問い合わせフォームなどを通じて質問を送るのが一般的です。ただ、必ず回答が返ってくるわけではないので認識しておきましょう。

企業によってはインターンシップ自体をオンラインでおこなうこともあります。下記では、オンラインインターンの内容や、オンラインインターンに参加するメリット・デメリットを解説しています。

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インターン以外の説明もある! インターン説明会の流れと内容

インターン以外の説明もある! インターン説明会の流れと内容

  • 企業の経営理念や事業内容の説明
  • インターンシップについての説明
  • 就活生からの質疑応答

インターン説明会の特徴や形式については理解できたものの、実際にどのようなことがおこなわれるのか疑問を持つ人もいるかもしれません。

インターン説明会の実施内容や進行の流れについてよく知らないまま参加しても、自分の欲しい情報を効率よく集められない可能性があります。

下記では、インターン説明会のおもな3つの流れと内容について解説しています。ここでの内容を押さえておけば、説明会の必要性を理解でき、就活やインターンを進めやすくなるため、参加前にしっかりと確認しておきましょう。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「性格診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「性格診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

①企業の経営理念や事業内容の説明

インターン説明会では、まず企業の経営理念や事業内容の説明がおこなわれます。企業HPだけではわからない企業の持つ価値観や、実際におこなわれているプロジェクトの具体的な内容を聞けるため、企業で働くイメージが湧きやすくなるはずです。

企業によっては実際に働く社員が講義をおこない、入社してからの具体的なエピソードやキャリアステップまでの流れなどを聞ける場合もあります。

説明会だからこそ聞ける内容であり、思い描いていた仕事内容や社風、キャリアパスにミスマッチがないかをインターン参加前に確認できる貴重な機会です

また、説明会で得た情報はより具体的で説得力のある志望動機や、自己PRの作成に役立てられます。インターンの選考や本選考で採用担当者へ効果的にアピールするために必要な材料を集められるため、興味のある企業の説明会ほど積極的に参加をしましょう。

②インターンシップについての説明

企業の事業内容についての説明の後は、いよいよインターンについての説明がおこなわれます。ここで説明される内容は、おもに以下のとおりです。

インターンについての説明内容

  • 実施日数
  • エントリー期限
  • 選考結果の発表日
  • 実施する内容の詳細

特にインターンの実施内容については、自分にとって価値のあるインターンであるのかを判断する重要な情報です。インターン参加後に「思っていた内容と違った」と後悔しないためにも、自分のいきたいインターンの内容とマッチしているか照らし合わせましょう。

インターンについて疑問点がある場合は、その後におこなわれる質疑応答の時間で聞くことも可能です。企業によって実施される内容は異なるため、聞き逃がさないように必ずメモを取りながら聞きましょう。

③就活生からの質疑応答

インターンについての説明が終わると、就活生から企業に対して質疑応答の時間を設けられます。インターンについてだけではなく、事業内容・本選考に関する内容など、気になる点があった際は遠慮せずに質問するのがおすすめです。

企業への関心やインターンに参加したい旨がわかる質問をした場合、その企業への熱意が伝わり、企業の担当者からの好印象につながります。質問力を評価された人のなかには、その後の選考フローが優遇されたといったケースもあります。

質疑応答の時間は疑問点を解消するだけでなく、企業へのアピールタイムだととらえておくことが大切です。自分のことを印象付けるためも、事前に企業HPをしっかり読み込んで質問内容をいくつか考えておきましょう。

インターンの説明会ので積極的に質問すれば、インターン選考時やその後の本番で評価は高められますか?

楳内 有希子

プロフィール

評価につながりやすいが質問内容やタイミングはよく考えよう

企業は熱意ある人材を好む傾向にあるため、インターン説明会で積極的に質問することは、「企業や仕事について理解を深めたい」という姿勢や「事前準備をしっかりとしている」といった評価につながるでしょう。

ただ、質問の内容やタイミングなどによってその評価が変わることもあるため、事前準備をおこない、相手の立場を考えながら意義のある質問と話を聞く姿勢も意識しましょう。

キャリアのプロに聞いた! 各業界のインターン説明会はどんな感じ?

キャリアのプロに聞いた! 各業界のインターン説明会はどんな感じ?

インターン説明会といっても、業界ごとに開催時期や内容なども異なります。参加したい・気になる業界の説明会について知っておくことで、事前にどのような準備をしておけば良いのかわかるので押さえておきましょう。

下記では、それぞれの業界に詳しいキャリアのプロから、説明会の特徴について解説してもらいます。特に、志望する業界がある人は、該当する内容を把握して説明会に備えてしっかり準備しておきましょう。

メーカー

メーカーはものづくりにかかわる企業全般を指す言葉で、電気メーカーや自動車メーカー、日用品メーカーなど、どのようなものづくりをおこなうのかはそのメーカー企業が属する業界によって異なります

皆さんの身の周りにもさまざまなものがあるわけなので、身近な商品などがきっかけでメーカー企業に興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

ここでは、大手メーカーで設計や品質管理などを経験した後、キャリアコンサルタントとして多くの学生の就活支援をおこなう谷猪さんに、メーカー企業のインターン説明会の様子について聞いてみました。

アドバイザーコメント

自分の興味にあった企業・業界を選んで参加することが大切

メーカ-業界のインターン説明会の特徴としては、そのメーカーがどのような事業を営んでいるのかという説明や選考プログラムについての説明を聞くことができます。その説明を聞くことで、その企業への理解が深まります。

注意点としては、自分の興味や能力にあった企業や業界を選ぶことが重要です。自分に合わない業界を選んでしまうと、時間のロスにつながってしまいます。また、たとえ入社したとしても活躍することができなかったり、気持ちの面で体がついていかなかったりすることがあります。

人はやりたくても「できないこと」があります。一方でやりたくなくても「できること」もあることを覚えておきましょう。

インターン説明会に参加することで企業理解が深まるため積極的に参加しよう

本当にその企業で働きたいのかどうか、そのメーカーがどんな事業をおこなっていてどのような働き方があるのかなど、説明会で積極的に質問することでその企業の理解が深まるでしょう。仮に、質問しなかったとしてもほかの人が質問した情報から理解が深まることがあります。

ぜひインターンの説明会に参加して将来のキャリアプランを明確にしてみましょう。

メーカー業界へ就職を希望する人は、次の記事もおすすめです。記事では、メーカーのビジネスモデルについてや、業界の現状と今後の展望、メーカーへの就職に向いている人の特徴を解説しています。

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メーカーへの就職はここから! プロがリアルな風習や働き方を解説

メーカーへの就職を検討している人は、リアルな風習や働き方を知ることが大切です。知らずに就職すると後悔してしまう可能性があるからです。この記事ではキャリアコンサルタントと一緒にメーカーの基本情報や仕事内容、向いている人の特徴などを解説します。

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インターン参加前必須!
性格診断で自分の強みを確認しよう!

インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。

そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。

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IT業界

IT業界とは、Information Technology、すなわち情報技術を扱って商品やサービスを提供している業界のことです。ITの技術は人々の生活のあらゆる分野に活かされているため、同じIT業界でも顧客や取引先が多岐にわたります

そんなIT業界のインターン説明会の特徴について、ITエンジニアとして勤めていた経歴を持つキャリアコンサルタントの野村さんに聞いてみました。

アドバイザーコメント

企業が使用する技術や社員の働き方などを知ってマッチ度を確かめよう

IT業界のインターン説明会は、技術志向が強い学生を対象にすることが多く、企業の最新技術やプロジェクトについて詳しく知る機会を提供します。事前に業界のトレンドや基礎的なIT用語を把握しておくことで、説明会の内容をより理解しやすくなるでしょう。

注目すべきポイントは、企業の使用する技術や開発環境についてです。たとえば、どのプログラミング言語やツールを用いているかを知ることで、自分のスキルや興味とのマッチ度を確認できます。

また、エンジニアの働き方やプロジェクトの人員体制、運営の進行方法などについて質問することで、仕事の進め方や職場の雰囲気、大切にしている価値感などもより具体的にイメージできるでしょう。

説明会に参加する際は自分の意欲をアピールできる質問を用意しておこう

注意点として、ただ情報を受け取るだけでなく、自分の意欲を示す質問を準備することが重要です。そして、オンライン説明会の場合は、通信環境や機器の設定を事前に確認しておきましょう。

説明会は、自分の興味やスキルを企業にアピールしつつ、IT業界への理解を深める貴重な場です。積極的に参加して、ご自身のキャリアに役立ててください。

IT業界を目指すなら、次の記事も併せて読んでみてください。記事では、日本のIT業界の売上ランキング・年収ランキング・働きがいランキング・勤続年数ランキングなどについて解説しています。

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IT業界の企業ランキングを徹底解剖! 内定を勝ち取るコツも紹介

キャリアコンサルタントとともに、売上、年収、働きがいなど項目別でIT業界の企業ランキングを紹介しています。そして、有名なIT企業に入社するための方法やコツなども解説しています。

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金融業界

金融業界は、口座の開設や預金の管理、融資などといったお金に関する業務をおこなう業界です。顧客や取引先にとって大切な資金を扱う仕事であるため、大きな責任が求められるうえ、金融商品取引法などといった法律に則って業務をおこなう必要があります

ここでは、都市銀行のマーケット部門での勤務経験を持つキャリアコンサルタントの沖さんに金融業界のインターン説明会について解説してもらいましょう。

アドバイザーコメント

インターンでは職種別の業務内容をしっかりと理解しよう

金融業界は、銀行、証券、保険などさまざまですが、ここでは大きく2つのことを述べます。

まず1つ目は、会社説明及び職種別業務内容、募集するインターンの内容をしっかり確認してきて欲しいです。実際にインターンに応募する際には、参加する目的を明確にすることが最も大切ですが、業務内容が理解できていないと考えることができません。

2025年初の報道で、メガバンク3行が職種別採用を拡大し、新卒の4割強になったと報道されていました。ほんの3~4年前までは金融業界はゼネラリスト採用の典型でしたが、配属ガチャに外れることを嫌う優秀な学生が他業種に流れることを防ぐため、ここに来て急に職種別を拡大したのです。

そのため説明会では各々の職種を説明するか、そもそも職種別のインターン説明会に細分化されている状況です。

社風や社内制度を聞いて感じた直感を大切にしよう

2つ目はその会社で感じた空気感に敏感になって欲しいです。

金融業界は規制が厳しく、銀行なら銀行でどの企業でも業務内容自体はほぼ変わらないといえます。しかし社風や、さまざまな社内制度などには差がありますので、そこは自分で感じた直観のようなものを大切にして企業選択の参考にすると良いと思います。

金融業界といってもあらゆる業種が存在します。記事では、金融業界の特徴や金融業界にある業種・職種、向いている人の特徴を解説しています。

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インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください

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インターンの志望先を決められない人
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マスコミ業界

マスコミ業界は、テレビやラジオ、雑誌などあらゆる媒体を用いて情報を発信している業界です。生活のさまざまな場面でマスコミ業界の発信する情報に触れる機会はたくさんありますが、そこで働くとなるとどのような仕事があるのかを詳しく知っている人は少ないかもしれません

そこでここでは、アナウンサーとしてマスコミ業界で活躍していた経歴のある楳内さんに、キャリアコンサルタントの視点も交えながらマスコミ業界のインターン説明会について解説してもらいましょう。

アドバイザーコメント

マスコミ業界は熱量の高い志望者が多いため事前準備が大切

マスコミ業界と一口に言っても、テレビ業界、出版業界、放送業界などさまざまな業界があります。そのうえで共通して言えることは、マスコミ業界は志望者も多く参加者の熱量が高い傾向にあるということです。つまり、自分の良さを発揮するためにも事前準備をしっかりして臨む必要があります。

また特徴もそれぞれにありますが、テレビ業界では、報道や制作、編集、営業などそれぞれの職種に特化した説明がなされるケースが多いです。そのため、どの職種に適性があるのか自分の興味や特性と照らし合わせられる機会となるでしょう。

華やかで自由なイメージがあるが説明会ではビジネススーツを着用しよう

さらに、業界や企業ごとに社風や企業カルチャーも違います。自由な社風のところもあれば、規律を重んじるところもあります。それぞれの特徴を説明会で感じ取ることができるため、自分の価値観とすり合わせて考えることができるでしょう。

注意点としては、マスコミ業界は華やかで自由、楽しそうなイメージという印象を持たれることが多いですが、説明会においても基本的にはビジネススーツが無難です。適度に個性は出しつつも、服装や身だしなみは常識的な範囲を心掛けましょう。

航空業界

航空業界は文字通り、飛行機による人やものの移動を支える業界です。誰もが知る職種には客室乗務員やパイロットなどがありますが、ほかにもさまざまな仕事があるため、航空業界にかかわりたい場合は具体的な職種や業界の仕組みをしっかり理解しておく必要があります

ここでは、客室乗務員として勤務していた経験もあるキャリアコンサルタントの塚本さんに航空業界のインターン説明会について解説してもらいます。どういった意識で説明会に臨めば良いのかを理解して、着実に準備をすすめましょう。

アドバイザーコメント

航空業界では職種が多岐にわたるため職種についてよく理解しよう

航空業界は「航空法」に則り事業を展開していく必要があるため、なかなかベンチャー企業などの新規参入が難しいのが特徴です。そのため、航空会社だけでいえばほかの業界ほど企業数は多くありません。

しかし、国内大手2社は多くのグループ企業を持つため、航空関連企業まで入れるとそれなりの数になります。また、飛行機を利用することで仕事ぶりを見ることができるのは、空港係員や客室乗務員、パイロットや整備士などですが、顧客には見えない職種もたくさんあるのです。

そういう専門職集団が集まって一つの航空会社を形成しています。その専門職集団を束ねていくのが事務・技術系である総合職です。また、グループ企業にも、担当する分野ごとに専門職と総合職の人が在籍して運航を支えています。

説明会で話を聞いて自分のキャリアをイメージしてみよう

インターン説明会では、業界特有の成り立ちや、航空業界の中でもその企業がどの部分を担っているのか、どんな職種や働き方があるのか、どういうキャリアを描けるのかなどに着目して話を聞いてみましょう。

また、説明会には現場職経験者で今は人事担当というキャリアの人も登場するかもしれません。ぜひいろいろ質問して航空業界への理解を深めましょう。

航空業界について興味がある人は次の記事も併せて読んでみてください。航空会社での場面ごとの仕事の役割についてや、業界内の業種、航空会社で働くメリット・デメリットについて解説しています。

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航空会社の就職術とは? 基本の就活対策から成功の秘訣まで解説

社会において大切な役割を担う航空会社で働くための就職術をキャリアコンサルタントと解説します。航空会社の就職で重要視される「自律力」のアピールポイントや基本の就活ステップなどを参考にして、就職成功を目指しましょう。

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航空会社の就職術とは? 基本の就活対策から成功の秘訣まで解説

人材業界

人材業界は、おもに人材を求める企業などの組織と仕事を求めている個人とをつなぐサポートをおこなう業界です。近年では少子高齢化の影響などにより、多くの業界の企業で人手不足が加速しているため、こうした人材サービスへのニーズも高まっている傾向があります

ではその人材業界では、どのようなインターンがおこなわれ、説明会にはどのような特徴があるのでしょうか。人材会社の支店長としての経歴を持ち、これまでに3,000人以上の就活を支援してきたキャリアコンサルタントの吉田さんに解説してもらうため、ぜひ参考にしてください。

アドバイザーコメント

企業数が多いため志望企業の強みや特徴はしっかりと押さえよう

人材業界のインターン説明会の特徴は、一言で言うと「多種多様」です。人材業界は、とにかく規模の大小、業界の種類がさまざまある業界となります。

参入障壁が低く、起業しやすい業界であるためベンチャー企業などもたくさんあります。また、人材紹介、人材派遣、求人広告、人材コンサルなど業界の種類も多様です。そしてなにより、人を商材としたビジネスであるため、新卒向けの説明会は人を魅せるユニークさや面白さが特徴です。

注目すべきポイントとしては、その企業の特徴を押さえておくことです。説明会の中で、自社が業界内でどのようなポジションにいてどの方向に向かっているのか、また強みや特徴がどこなのかとPRする部分が必ずあるはずです。

その情報は、あなたにとって魅力的かどうかを判断する材料になりますし、今後の選考において志望動機を考える重要な根拠になります。

抽象的な話を聞いて終わらせず具体的な部分まで話を聞いてみよう

注意点としては、抽象的な話と具体的な話をしっかりヒアリングすることです。たとえば、新卒の説明会ではビジョンの話をする際に「社会貢献」「課題解決」といった抽象的な話で終わってしまうケースもあります。

そのため、具体的にどういう業務をするのか、そのためにインターンではどんな選考があるのかといった具体的な話をしっかりと聞いておきましょう。

人材業界への就職を目指す人は、次の記事がおすすめです。記事では、まず人材業界の特徴について紹介し、業界で求められるスキル、志望動機に盛り込むべき内容について解説しています。

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例文6選|人材業界の志望動機を作る3ステップとやりがちなNG例

人材業界の志望動機は業界理解を深め、特徴を押さえて作成することが重要です。この記事では人材業界の志望動機に盛り込むべき内容をOK例文・NG例文を交えてキャリアコンサルタントが解説します。志望動機で一歩リードして選考を突破してください。

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アパレル業界

アパレル業界は、服やアクセサリーなどの製造や販売にかかわる業界です。見た目を着飾るアイテムを扱う業界だからこそ、インターンや本選考でも第一印象は特に重視されているといえます

では実際に、アパレル業界のインターン説明会ではどのようなことが重要になるのか、アパレル業界出身のキャリアコンサルタントである富永さんに、説明会の特徴や参加のポイントについて解説してもらいましょう。

アドバイザーコメント

インターン説明会の段階からファッションセンスを見られている

アパレル業界のインターン説明会では、実際の面接会のようにファッションセンスを見られます。

実際にインターンに参加した場合は、インターン生でも店頭に立ち販売することになるため、顧客応対のイメージやブランドのコンセプトに合っているかがポイントになります。そのため、希望するブランドがあれば事前に調べておきましょう。

入社後のミスマッチを避けるためにもできるだけ質問しよう

また、受け入れる側はいずれ入社してくれると期待しているため、会社を見極める意味でもできるだけ多く質問すると良いですね。ファッションの仕事に憧れを持つ人は、多くいますが、入社後に表からは見えなかった裏の業務にギブアップして短期離職につながる場合もあるのです。

勉強しに来たと意欲を見せると好印象を持たれ、いろいろ教えてくれると思います。さらに、実際にインターンに参加した際は、もっと深く企業のことを知ることができるため、より「早く入社したい」とワクワクするか、「何か違う」とミスマッチが発覚するかもしれません。

その場合、ネガティブに捉えることなく、自分とは合わなかったのかもと次のステップを考えれば良いと思います。

アパレル業界に憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。記事では、アパレル業界の基本情報や、現状と今後の動向、業界の仕事内容、就職するときに求められるスキルにつて説しています。

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参加に迷う人必見! インターン説明会に参加する5つの利点

インターン説明会はインターンの内容に限らず、選考に役立つ情報を得られる貴重な機会です。インターン説明会で得た情報の活かし方を理解していれば、就活を有利に進められる可能性があります。

下記では、インターン説明会に参加するメリットについて解説しています。「説明会の内容をその後にどう活かせば良いのかわからない」「自分は説明会に参加すべきなのか判断に迷っている」という人は、ぜひ参考にしてください。

①企業研究・業界研究につながる

インターン説明会では、企業の事業内容の詳細や実際に働く社員の話などを聞けることで、企業研究や業界研究につながります。企業HPやSNS、インターネットでも企業や業界の情報収集はできるものの、より詳細で確かな内容はその企業・業界で働く人の話からでしか得られません。

もし、インターンに参加したい企業・目指すべき業界が決まっていないなら、企業研究・業界研究を目的にしてインターン説明会に参加するのがおすすめです。説明会に参加した企業・業界で働くイメージが湧きやすく、自分の興味関心が深まればその先の進路の選択もやりやすくなります。

また、インターン説明会の開催時期は大学3年生の夏休み前や冬休み前が多く、就活解禁前であるため説明会への参加で早期から企業研究・業界研究を進められるのです。就活が本格化する前に企業への理解を深められ、就活を効率化できるメリットは大きいといえます。

②インターンの内容を事前に確認できる

インターン説明会の参加によって、インターンの内容を事前に確認できるのもメリットの一つです。あらゆる情報を自力で集めるには限界があり、実際に話を聞くことでインターンのイメージが湧きやすくなります。

インターンの実施期間・内容は企業によって異なるため、事前にインターンの内容を知っておくことで「自分がインターンで体験したいこと」と「企業のインターン内容」とのミスマッチが起きるのを防げます

インターンは、実務に近い体験ができるものや先輩社員との座談会、業務のロールプレイングをする場合など、企業によって内容がさまざまです。

とはいえインターンは就業体験を目的としたイベントの総称であるため、どのようなインターンに参加しても、職種の適性を確認したり目指す業界を絞りこむ判断材料を集めたりできる機会になり得ます。

実施期間は長いものだと1カ月以上となることもあるため、自分に合わないインターンに参加して時間を無駄にしないためにも気になる企業・業界のインターンの説明会には注目しておきましょう。

③インターンへの不安や疑問が解消できる

インターン説明会では質疑応答の時間が設けられ、インターンについて不安や疑問がある場合はその場で解消することが可能です。説明会ではインターンでの詳細なプログラム内容を聞けるため、気になることがあったら遠慮せずに質問するようにしましょう。

また、インターン説明会への参加は「企業・業界には興味があるものの、インターンに参加するのは迷う」といった不安を軽減することにもつながります。インターンの内容や実際に働く先輩社員の話を聞くことで、企業理解が深まるためインターンに参加すべきかどうかについても判断しやすくなるのです

インターンに参加すること自体を不安に感じている人は、まずは自分がインターンに参加すべきかどうかを決める、またはインターン自体への理解度を高めるなどを目的に説明会に参加するのも良いかもしれません。

吉田 隼人

プロフィール

インターンに不安を感じている人は、そもそも自分自身が何に対して不安なのかを明確にしましょう。

多くの場合、情報不足やコミュニケーション不足で漠然とした不安を抱えているだけで、事前に準備やリサーチをしておくだけである程度解消されることがあります。

それでも不明な点は説明会で質問してクリアにしていきましょう。

④自己PRや志望動機を考えるときに役立つ

インターン説明会では、インターンの内容だけでなく企業の事業内容や社風について知れるため、説明会で得た情報を自己PRや志望動機を考えるときに役立てられます。より説得力のある自己PRや志望動機を作成でき、採用担当者に自分自身を効果的にアピールできる可能性があります。

企業によってはインターンに選考が設けられることもあり、その内容は書類選考だけでなく、適性検査や面接などを含む場合があるため、本選考と同様に入念な対策が必要です

そうしたインターン選考で、説明会で得た情報を有効活用したアピールができれば、インターン選考を有利に進めることができます。

インターンに参加すること自体を決断できている人は、インターン内容の確認を目的とするだけでなく、インターン選考や本選考の対策を目的として説明会に臨みましょう。

インターンのエントリー方法も気になる人もいるのではないでしょうか。下記では、インターン用のエントリーシート(ES)の写真の注意点について、プロの視点を交えつつ解説しています。

インターンの選考について気になる人は、次の記事もおすすめです。記事では、インターンの自己PRで企業が見ているポイントや、自己PRを作成する5ステップを解説し、例文15選を紹介しています。

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⑤企業の価値観や社員の雰囲気を感じられる

企業HPからでは企業の価値観は読み取りにくく、企業の社員がどのように働いているのかをイメージするのは難しいかもしれません。しかしインターン説明会では、その企業で働く社員から話を聞ける機会もあるため、企業の価値観や社員の雰囲気を直接感じられるというメリットがあります。

たとえ興味のあるインターン内容だったとしても、自分の価値観と合わない企業であれば、インターン中にストレスを感じたり、仮に入社したとしてもいきいきと働くことができなかったりするかもしれません

このように、企業の価値観や社員の雰囲気は入社後の働きやすさに直結するため、入社後のミスマッチを防ぐためにも志望度が高い企業こそインターン説明会へ積極的に参加しましょう。

塚本 智美

プロフィール

先ほど述べた航空業界のように専門職で入社後に職種転換した人が登場するかどうかでも、企業のカラーが出ると思います。

また、社員の服装や社員同士の空気感、学生への対応の仕方などにも企業風土が表れるのではないでしょうか。

インターン説明会で後悔しないための心得をプロが解説

ここまでの解説でもわかる通り、インターン説明会に参加する目的は「インターンへの参加」だけでなく、「就活の効率化」であるともいえます。参加する目的を適切に設定して、気になる企業・業界のインターン説明会には積極的に参加しましょう。

また、インターン説明会の必要性を理解していても、説明会で注目するべきポイントを見落としてしまうと得られるはずの情報を逃す恐れがあります。説明会での情報を有効活用するためにも、当日の立ち回り方を押さえておきましょう

下記では、キャリアコンサルタントの吉田さんに、インターン説明会での心得を解説してもらいます。説明会に参加する前に押さえておくことで、知りたい情報を逃さずキャッチできて就活の効率化につながるため、参考にしてください。

アドバイザーコメント

インターン説明会に参加する前に必ず目的を明確にしておこう

インターン説明会参加の心得として、まず大切なのは、「目的を明確にする」ことです。そのインターン説明会になぜ参加するのか、参加して何をクリアにしたいのかというゴールを明確にしましょう。

漠然と「その企業を知りたい」というだけでは十分と言えません。

何を知りたいのか、なぜ知りたいのか、そもそも現在どこまで知っているのか、どれだけ調べられているのか、どこからが知らないことなのか、そういったことまで理解できているとインターン説明会のゴールが明確になり、質疑応答でも具体的な質問が可能となります。

説明会に参加後は満足度を数値化して自分の素直な気持ちを言語化しよう

そして、大切なのはインターン説明会参加後の振り返りです。ぜひインターン説明会参加の満足度を数値化してみてください。たとえば、100点満点中何点だったか、などです。他人と比較する必要はないため、自分の本音で数値化しましょう。

そして、たとえば満足度が70点だったときに、その70点を構成している要素は何なのか、残りの30点は何が足りなかったのかを言語化しましょう。それが増えてくると、自分にとってどんな会社が合っているのか、どんな会社が合っていないのかという、就活の軸が見えてきます。

これをやらないとインターン説明会に参加しただけになってしまうので、ぜひ振り返りをおこない自分自身の価値観を言語化していきましょう。

確認しよう! インターン説明会の前にやっておきたい3つの準備

確認しよう! インターン説明会の前にやっておきたい3つの準備

  • 企業にアピールするためのインターンに関する質問を考える
  • 説明会中に必要な持ち物を用意する
  • 開催場所へのアクセスや日時を確認しておく

インターン説明会を有意義なものにするためにも、事前準備は必ず済ませておきましょう。準備が不十分だと企業に迷惑をかけて自分の評価が下がったり、重要な情報を聞き逃したりする恐れがあります。

下記では、インターン説明会の前にやっていくべき準備について解説しています。事前準備を済ませておくことで、不測の事態に備えて説明会に参加できるため、参考にしてください。

①企業にアピールするためのインターンに関する質問を考える

質疑応答の時間で企業に効果的にアピールするために、インターンに関する質問を事前に考えておきましょう。積極的に質問をする姿勢や、インターン参加・入社への熱意が評価されれば顔や名前を覚えてもらえ、その後の選考などでも高く評価してもらえる可能性があります

ただし、企業HPを読めばわかるような内容だと熱意が伝わらず、「企業研究が足りていない」といった印象を持たれてしまいかねません。企業にアピールするための質問をするには、説明会に参加する前にある程度の企業研究をしておくことが必要です。

企業の経営方針・事業内容・仕事内容などの基本情報や、過去のインターン内容などは事前に調べておきましょう。説明会にいるほかの学生の質問と内容が被ってしまう可能性もあるため、事前に考える質問はいくつか用意しておくのがおすすめです。

②説明会中に必要な持ち物を用意する

説明会の当日に慌てることがないように、必要な持ち物は前日のうちに用意しておきましょう。説明会で指定される持ち物は筆記用具くらいではありますが、筆記用具のほかに以下のような持ち物を用意しておくと便利です。

説明会に持っていくと便利な持ち物

  • 資料を入れるためのファイルやバッグ
  • ノート
  • スケジュールを確認できるもの
  • スマートフォンの充電器・モバイルバッテリー

説明会では資料が配布されるため、後で折れたり濡れたりしてしまわないためのファイルや持ち帰るためのバッグが必要です。配布された資料を手で持ち帰るのは、ビジネスパーソンとしてマナー違反に該当するため、資料の持ち運びに適した形状のカバンとファイルを用意しておきましょう

また、説明会ではインターンの日程や選考スケジュールなども伝えられるため、自分のスケジュールを確認できるものがあると便利です。また、スマートフォンの充電が切れたときにもインターンの時間や会場の場所などを確認できるよう、充電器やモバイルバッテリーを持っておくのもおすすめといえます。

次の記事では、インターンの際に役立つアイテムについて紹介しています。指示がなくても持参するべき10個の持ち物、当日までにするべきこと、また持ち物の指示がない場合に企業に問い合わせする方法についても解説しています。

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インターンに持っていくべき持ち物について、キャリアコンサルタントとともに徹底解説。持ち物は企業からの指示に従うのが前提ですが、指示がない場合の対応方法や指示がなくても持っていくべきアイテムも伝授します。

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③開催場所へのアクセスや日時を確認しておく

インターンの説明会当日に遅刻することがないよう、開催場所へのアクセス方法や日時は事前に確認しておきましょう。時間厳守はビジネスパーソンとして必須のマナーであるため、公共交通機関の遅延であっても遅刻は厳禁です。

企業によっては開始時間に間に合わなかった場合、説明会への参加自体を断ることもあります。説明会開始10分前までには受付を済ませられるように、到着時間を逆算して余裕を持って自宅を出られるよう準備しましょう

もし無断でインターン説明会を欠席した場合、企業からの評価が下がるのは当然ですが、今後の選考にも大きく影響します。万が一、遅刻や欠席をせざるを得ない事態が起きたときは、なるべく早く企業へ連絡をしましょう。

楳内 有希子

プロフィール

ビジネスパーソンとして遅刻や無断欠勤は絶対に避けるべき行為です。なぜなら、一瞬にして信頼を失うことになってしまうからです。社会人としての基本的なマナーや信頼関係を築くうえでも、時間管理を徹底し責任ある行動を心掛けましょう。

インターン説明会の服装は? 参加に適した身だしなみを確認

インターン説明会の服装は? 参加に適した身だしなみを確認

  • リアル会場での説明会の場合
  • オンラインでの説明会の場合

企業との初めての対面の機会がインターン説明会であることも多いため、第一印象に好感を持ってもらえるような身だしなみで参加することが大切です。身だしなみはビジネスマナーの基本であり、マナーが守られていないと相手に不快感を持たれる恐れがあります。

下記では、リアル会場での説明会の場合と、オンラインで実施される説明会の場合の2つに分けて、適切な身だしなみについて解説します。事前に把握しておけば、当日に慌てることなく準備ができてビジネスパーソンとしてふさわしい装いでインターン説明会に参加できるため、ぜひ参考にしてください。

リアル会場での説明会の場合

インターン説明会にはスーツで参加するのが一般的ではあるものの、説明会によっては私服での参加を認められていたり、服装についての情報を提示しなかったりする場合もあります。

服装について指定がない場合や、私服がOKでも私服で行くべきか悩む場合はリクルートスーツを着用しておくと間違いありません

もし、「スーツ以外での参加推奨」や私服を指定された場合は、普段着ではなくビジネスカジュアルスタイルで参加するのが望ましいです。Tシャツやジーンズのようなラフな服装は避け、ジャケットと襟付きシャツ、またはブラウスなどを着用しましょう。

ビジネスカジュアルとは

ビジネスの場にふさわしい、スーツよりややカジュアルな服装のことで、スーツよりも堅苦しくなく、私服よりもフォーマルな印象のスタイルを指す

髪の毛は顔にかからないようにワックスなどの整髪剤や髪留めでセットして、清潔感のある髪型になるよう整えてくださいね。

オンラインでの説明会の場合

オンラインでの説明会もリアル会場での説明会と同様、事前にアナウンスがあった指定の服装や指定がない場合はスーツで参加しましょう。オンライン説明会では、カメラをオンにすることもあり顔が大きく鮮明に映るため、服装や髪型には気を配る必要があります

映し出される画面に上半身しか映らなかったとしても、ボトムに普段着を着用するのは避けるのがおすすめです。立ち上がるような場面があった場合に下半身が映ることも考えられるため、上下合わせた服装で参加してください。

また、スーツやシャツにシワや汚れがないか、寝ぐせが付いたままではないかなど、リアル会場での説明会に参加するときと同様に身だしなみにも気を配ることを心掛けましょう。

インターン説明会は私服OKのところが多いですか? 私服可とあった場合、本当に私服で行っても良いのか不安です……。

塚本 智美

プロフィール

オフィスカジュアルを意識して落ち着いた服装を心掛けよう

インターン説明会で私服OKとしている企業はもちろんたくさんあります。しかし、そういった場合での私服において、Tシャツ・Gパンのような服装を指している企業は少数派だと思われます。

就職活動の場では、いわゆるオフィスカジュアルと呼ばれるジャンルの服装を指すことのほうが圧倒的に多いため、私服OKの場合でもカジュアル過ぎる服装は止めておきましょう。

なぜその服装が説明会にふさわしいと思ったのか、自分なりの理由を伝えられるような服装を意識できると良いですね。

説明会ではどんな質問をすべき? インターン説明会のOK&NG質問例

説明会ではどんな質問をすべき? インターン説明会のOK&NG質問例

  • 良い質問例
  • 避けるべき質問例

インターン説明会の質疑応答の時間は、気になる疑問をクリアにできるだけではなく、質問内容によって自分をアピールすることもできます。

ただし、適切な質問・不適切な質問を区別できていないと、効果的にアピールできないだけでなく、自分への印象を下げてしまう恐れがあるのです。

下記では、インターン説明会のOK・NGな質問例を紹介しているため、質問を考えるときの参考にしてください。質問によってどのような印象を持たれるのかを理解しておけば、企業ごとの特徴に合わせて自分をアピールできる質問を考えられるようになりますよ。

良い質問例

インターン説明会の質疑応答の場ではインターンの内容だけでなく、企業の仕事内容や職場の雰囲気など幅広い内容を質問できます。

特に、企業への関心やインターンへの参加意欲が感じられる質問をすると、企業の担当者に熱意が伝わりやすいため好印象を獲得できる可能性があります。

熱意が伝わる質問例として、以下の内容を参考に考えてみてください。

良い質問例

  • インターンではどのような人材が求められますか?
  • 仕事を進めていくなかで、やりがいを感じたりモチベーションが上がったりする瞬間はどのようなときですか?
  • ◯◯さんの1日のスケジュールと仕事内容を教えてください。
  • 御社が◯◯方針を掲げている理由を教えてください。
  • 同業他社と比較し、御社の企業カルチャーの特徴や強みなどがあれば教えてください。
  • 御社が競合他社との差別化として意識しているポイントを教えてください。
  • 御社で活躍する方に共通する特徴や強みがあれば教えてください。
  • ◯◯さんの今後のキャリアビジョンを教えてください。
  • 入社前に身に付けておくと業務で役立つスキルがあれば教えてください。
  • 御社の特徴は◯◯と伺いましたが、実際にそのように感じたエピソードがあれば教えてください。

ただやみくもに質問をするのではなく、企業の特徴をとらえたうえで踏み込んだ質問をするのがポイントです

吉田 隼人

プロフィール

基本的にインターン説明会の逆質問はアピールする場でなく質問をして不明点をクリアにすることが目的なので、印象の良し悪しなどありません。

逆にいうと、質問の場なのに個人的なことを聞いたり、自分のアピールをしようとする姿勢が悪印象になる場合もあるので気を付けてください。

インターンではどのような質問をすれば良いのか悩む場合は、次の記事を参考にしてください。記事では、インターンで質問するときのコツやおすすめの質問60選、アピールになる質問10選について解説しています。

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インターンは質問をして深い情報を得る絶好のチャンスです。5つのコツを踏まえてたくさん質問しましょう。記事では、キャリアコンサルタントとインターンでの質問方法や質問例を解説します。

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インターンでおすすめの質問70選|深い情報を引き出す5つのコツ

避けるべき質問例

質問をする際は、相手の目線に立って失礼のない言動を心掛けることが大切になります。自分で調べればわかることや、ほかの就活生と同じ内容、企業の担当者が答えにくい内容の質問などは、あなたのイメージダウンにつながるため避けるのが望ましいです。

企業側からのマイナスイメージになりかねない、NG質問例を以下に記載しています。

避けるべき質問例

  • 企業理念を教えてください。
  • 初任給はいくらですか?
  • 休職率はどれくらいですか?
  • 長期休暇制度はありますか?
  • 選考で学歴は重要視されますか?

このような質問は、「自社への関心が低い」「インターンでも活躍が期待できない」のようにとらえられる可能性があります。せっかく質問をしてもあなたの評価を下げてしまうことになるため、質問内容にマイナスになる要素がないかを十分に注意して質問を考えましょう。

随時チェックしておこう! インターン説明会の探し方

随時チェックしておこう! インターン説明会の探し方

  • 就職情報サイトを活用する
  • 企業HPやSNSを確認する
  • 大学のキャリアセンターで相談する

インターン説明会に参加したいと思っていても、どのような方法で探せば良いのかわからない人もいるのではないでしょうか。

探し方を知らないと、気になる企業・業界のインターン説明会の開催時期や予約期限を見逃してしまったり、自分の興味のあるインターンなどに絞り込んで説明会を探すのが難しかったりすることが考えられます。

下記では、インターン説明会を探す3つの方法について解説しています。それぞれの内容を理解しておけば、自分に合った説明会の探し方がわかり、参加したい説明会の情報を見逃さずに済むため参考にしてください。

就職情報サイトを活用する

インターン説明会を探すなら、就活情報サイトは随時チェックしておきましょう。就活情報サイトは企業が開催するインターン説明会や、選考にエントリーする機能が付いています

個別説明会・合同説明会・オンライン説明会など、あらゆる形式の説明会を取り扱っているため、定期的に見ておけば気になる企業・業界の説明会の情報を逃さずチェックできます。

代表的な就職情報サイトは「マイナビ」「リクナビ」が挙げられ、掲載企業数の多さが特徴です。もし、インターンに参加したい企業・業界が絞れていない場合は、さまざまな企業情報を扱っている就活情報サイトを中心に利用してみましょう。

インターン情報を取り扱うおもな就職情報サイトは、以下の通りです。

企業HPやSNSを確認する

インターン説明会に参加したい企業がある場合は、企業HPやSNSを確認しておきましょう。説明会は企業が就活生のために開催するものであるため、企業の採用ページや公式のSNSなどに説明会の情報を掲載しています。

特に、企業HPにはインターンや説明会についての情報が細かく記載され、就活情報サイトの掲載情報よりも詳細な日程や内容などを確認できる場合があるのです

そのため、志望度の高い企業・業界が決まっている人は、就活情報サイトだけでなく企業HPやSNSについても確認しておくのがおすすめです。

また、企業HPの採用ページには事業内容・社内の様子・社員のインタビューなどを紹介するコンテンツを掲載していることもあり、企業理解を深めることにも役立ちます。説明会の開催日・エントリー期限などは定期的に更新されるため、こまめなチェックが大切です。

塚本 智美

プロフィール

採用人数や企業規模にかかわらず、インターン説明会を設けていない場合はあります。容易に取り組みやすくリアルな情報発信ができるとSNSでの情報発信に力を入れている企業もあるため、説明会の開催がない場合は、SNSをチェックしてみましょう。

先輩社員が登場したり、職場案内もしてくれる動画なども投稿されていますよ。

大学のキャリアセンターで相談する

大学のキャリアセンターに相談することで、インターン説明会についての情報を得られます。キャリアセンターは在学生の就職サポートを目的に設置され、大学に在籍する学生を対象にした説明会やインターンの情報を取り扱うこともあります。

キャリアセンターでは過去の学生の就活データをもとに、適切なアドバイスをしてくれるため、インターン説明会への参加や探し方で迷ったら相談してみるのがおすすめです。就職情報サイトよりも情報量は少ないものの、大学経由で情報を得られるため信用性の高さが安心につながります。

もし、就職情報サイトで説明会を探すのに抵抗がある人や、どの説明会へ参加したら良いか悩んでいる人などは、まずは気軽に大学のキャリアセンターに相談してみましょう。

プロが答える! インターンにまつわるQ&Aで説明会への疑問も解消しよう

インターンに悩む人のなかには、ほかの人がインターンについてどのような考えを持っているのか気になる人も多いのではないでしょうか。インターンは本選考にもかかわるため、どのインターンに参加するのかは難しい選択です。

下記ではPORTキャリアに寄せられたインターンの悩みに関する3つのQ&Aを紹介しています。自分と近い悩みがある場合は、プロのアドバイスをもとに悩み解消へとつなげてください。

インターン説明会には積極的に参加して就活の可能性を広げよう

インターン説明会はインターンの内容だけでなく、企業の事業内容や、先輩社員の話などを聞けて、企業理解・業界理解を深められる貴重な機会です。また、質疑応答の場で企業への関心や、インターンへの参加意欲を伝えることで、企業の担当者から好印象を獲得できる可能性があります。

印象に残った就活生は顔や名前を覚えてもらえて、インターンの選考や本選考で有利になる場合もあります。しかし、やみくもに質問をすれば良いわけではなく、企業の経営方針・事業内容・過去のインターン内容などを踏まえて質問内容を考えることが必要です。

企業へ効果的にアピールするためには、ある程度の企業研究をおこなったうえで説明会に参加しましょう。もし、インターンに参加したい企業・業界が決まっていなかったとしても、企業研究・業界研究につながり、自分の興味関心を高められたり適性を確認したりすることもできます。

インターン説明会への参加を迷っている場合は、就活の可能性を広げるためにも積極的に参加しましょう。

アドバイザーコメント

説明会への参加で自分の興味とマッチしているのかなどを判断できる

企業のインターンは、企業やプログラムによって目的や内容が大きく異なります。説明会では、インターンでどんなことをするのか、求められるスキルやどんな成果を期待されているのかなど正しく理解することができるため、自分の興味や目標と合っているかを照らし合わせることができるでしょう。

また、企業の社員や採用担当者から直接説明を受けることで、HPやパンフレットなどからはわからない職場の雰囲気や企業カルチャーを感じることも可能です。これは、自分がその環境にフィットするかどうかの判断材料になります。

さらに、選考の流れやポイントについて触れられることもあるため、選考に向けた準備を効率的に進められるようになります。

説明会に参加することがキャリア形成の第一歩となる

このように、説明会の参加そのものが、企業への興味・熱意を示す行動の一つなのです。迷ったときには、「少しでも興味があるなら参加する」のがおすすめです。

しっかり準備をして臨み、前向きな姿勢で参加することで、インターン説明会は情報収集だけでなく、自分の未来のキャリアを形作る第一歩になります。行動することで得られるメリットは大きいでしょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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