Q
大学4年生
女性
ガクチカで「絵を描くことが趣味」はアピールになりますか?
私は絵を描くことが趣味で、大学時代も個人的に続けてきました。
サークルに所属していたわけでもなく、コンクールで受賞経験があるわけでもないのですが、週2,3回くらいスケッチブックやiPadに絵を描いています。
小さい頃から絵を描くのが好きで、この趣味をガクチカとして話すことは問題ないでしょうか?
もし可能であれば、企業の人に興味を持ってもらい、クリエイティビティとかのアピールになったら良いな、と考えています。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「絵を描くこと」は強み! 継続性と経験をアピールしよう
ガクチカとして「絵を描くこと」をアピールしたいとのこと、それは素晴らしいアピールポイントだと思います。週に2~3回という頻度で、それをたとえば4年間続けてきたのであれば、私が見てきたなかでも、そうした継続力や探求心は高く評価されます。
「なぜ絵を描くのが好きなのか」「どんなところにおもしろさを感じるのか」といった点を自分なりに深掘りして説明できると良いでしょう。
また、「描いた絵を人にあげて喜ばれた経験がある」「学園祭で使うポスターを任されて描いた」など、他者とのかかわりのなかでそのスキルが活かされた経験があれば、些細なことでもかまいませんので、ぜひ加えてみてください。
職種によっては最高のクリエイティブアピールに
クリエイティビティのアピールになるかどうかは、応募する企業の職種によります。デザイン系や出版系、企画職など、クリエイティブな能力や発想力が求められる職種であれば、非常に有効なアピールになるでしょう。
面接で「作品を見せてください」と言われる可能性も考えられるので、もしあればポートフォリオなど、自分の作品を見せられる形で用意しておくと良いかもしれません。
ラフスケッチを描ける能力が、意外な職種で役立つこともあります。継続性や他者とのかかわり、そして希望する職種との関連性を意識することで、より効果的なアピールになると思います。
ガクチカで趣味をアピールするときに押さえておきたいポイントは以下の記事で解説しているので、併せて確認してみてください。
絵を描く趣味はプロセス重視! 継続と工夫を語ろう
「絵を描くことが趣味なんですが、これって自己PRになりますか? 」というご質問ですね。伝え方次第で十分にアピールにつなげられますよ。
ポイントは、「絵を描くこと」そのものをアピールするというよりは、それに付随するあなたの姿勢や能力を伝えることです。「ただ趣味で描いています」といった浅い説明だけでは、なかなかアピールにはなりにくいかもしれません。
私が重要だと考えているのは、たとえば「長年、絵を描き続けている」という事実から伝わる「継続性」や、上達するために「どんな工夫をしてきたか」、あるいはスランプや課題に直面したときに「どのように乗り越えたか」といった「課題解決の姿勢」を具体的に伝えることです。
作品やSNS発信も有効! 経験から得た力を示そう!
もし可能であれば、具体的な作品を見せることも有効です。デザイナー職など、職種によってはポートフォリオとして提出するのも良いでしょう。
また、「どれくらいの期間、どんな目標を持って描き続けてきたのか」「上達するために、どんな方法を試したり、どんな試行錯誤をしたりしたのか」といったプロセスを具体的に話せると、私の経験から言っても、あなたの努力や探求心が伝わりやすくなります。
さらに、たとえば「描いた絵をSNSで発信し、ほかの人からのフィードバックをもらいながら、表現方法を改善していった経験」や、その結果として「多くの人から良い反応(いいね! やコメント、インプレッション数など)を得られた」といった具体的な成果があれば、それはあなたの発信力や、他者とのかかわりのなかで成長できる力を示すエピソードになります。
あるいは、「絵を描くことを通じて、物事を多角的にとらえる視点や、新しいアイデアを生み出すクリエイティブな課題解決力を身に付けた」といった学びを伝えることができれば、それも立派なアピールポイントになりますよ。