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大手の子会社は負け組になりますか?

現在大手企業を志望して就職活動をしていますが、難航しているため、大手の子会社も選択肢の一つとして考えています。しかし最近、「大手の子会社は負け組」という意見をSNSで見かけ、自信をなくしてしまいました......。

大手の親会社に就職できずに子会社となってしまった場合、私は負け組になってしまうのでしょうか? 実際に大手の子会社で働いている方、または働いていた方でそういったことを言われたことがある人は実際いるのでしょうか?

皆さんの率直なご意見をお聞かせください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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勝ち組になるか負け組になるかは自分がその結果をどう受け止めるかによる

まず、キャリアコンサルタントとしてさまざまな業界、年代、職種の人たちと面談をしてきた経験から、やりがいを感じながら働き、かつ生活の満足度も高い人と、そうでない人との違いは「大手か子会社か」といった「企業規模」ではないと感じています。

質問者さんが使っている「勝ち組」「負け組」という言葉は、どういう意味で使っていますか? 質問者さんにとってどういう状態なら「勝ち組」といえるのか、はたまたどういう状況は「負け組」だと思ってしまうのでしょうか?

大切なのは、「質問者さんにとってどうなのか」ということだと思います。周囲の人から見て「大手に就職したよね」と思われることが「勝ち組」で、「子会社なんだ」と思われることが「負け組」なのでしょうか?

もし質問者さんのなかで「勝ち組」「負け組」の定義がないのだとしたら、ふと見たSNSでの記事だけで「大手=勝ち組」「子会社=負け組」と判断してしまっているだけかもしれません。

自分の価値観と真摯に向き合って会社を探していこう

私がこれまで多くの学生とお話してきた経験から言うと、大切なのは「自分にとってどういう状態であれば、満足度高く生きているといえるか」という、自分の価値観に合う働き方を考えることであり、それを実現できる就職活動をすることだと思うのです。

自分の得意なことや興味のある分野に携わりながら、自分の能力を存分に発揮して働けたとしても「子会社」という事実は、質問者さんにとってどうしても耐えられないことなのでしょうか? もしそうならば、質問者さんにとって「大手」ということ自体が大切であり、どうしても譲れない価値観なのかもしれません。

そして、大手にこだわって就活を進めたいのであれば、まず自分がどういう働き方をしたいのかを明確にするところから始めましょう。そして、それを実現できる会社を先入観なく探していくことで、納得のいく就職活動ができると思いますよ。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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子会社は親会社よりも成功できる可能性もあるため「負け組」などではない

子会社だからといって一概に「負け組」ということは決してありません。

実際に、メーカー系の子会社のなかには、親会社よりも技術者の社員の裁量が大きく、安定した業績を上げている企業も存在します。子会社がその後の時代の変化に柔軟に対応し、独立や上場を果たすケースもあるのです。

また、私がこれまで学生から聞いた事例では、子会社に勤めていた人が途中で親会社と子会社が合併されたことで、その後は親会社でキャリアを歩んでいるという例も何度かありました。

子会社だからと決めつけずにそれぞれの良さを比較して判断しよう

大手企業の親会社と子会社においては、グループ全体として一体となって、価値を創造していこうという方針を持つ企業が多いと感じます。親会社の社員から横柄な態度を取られるという話も一部では聞きますが、それは企業文化というよりは個人の人格に起因する可能性が高いです。

親会社では経営戦略の立案やグループ全体の管理といった業務が中心となることが多く、ローテーションを通じて幅広い業務を経験できる一方で、社内調整や社内政治に苦労する人もいます。

一方子会社の場合は、実務や事業の運営といった現場に近い業務に携わることが多く、専門性を深めることができる環境であることも多いです。だからこそ、子会社だからといって選択肢を狭めずに、環境を比較したうえで選択をしていきましょう。

大手子会社はやめとけといわれた経験がある人は、こちらの記事も参考にしてみてください。大手子会社がやめとけといわれる理由や納得できる就職先を選ぶポイントを解説しています。

大手の子会社に入りたい学生はこちらの記事もチェックしてみてください。大手子会社の魅力やデメリット、向いている人や向いていない人の特徴を解説しています。

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