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Q
- 志望動機が思い浮かびません。
- 質問者さんが一番悩んでいることは「志望動機が浮かばないこと」でしょうか。質問の内容には「手に職をつけなければ」「親にやっぱり何も出来ないと言われると思うとさらに辛くなる」「自分が嫌いで仕方ない」といった言葉が並んでいることから、問題はもう少し別のところにありそうな気がします。 いろいろな仕事を見ても「あ!これがやりたい」という思いが湧いてこないという状況なのではないでしょうか。 私がキャリアコンサルタントとしてさまざまな企業の社員さんとお話をしていると、仕事を決めた理由は「たまたまその会社が家から近くて通いやすかったから」「土日が休みで、別に嫌じゃない仕事内容だったから」「友人からやってみたらと紹介されたから」など、割とあっさりした理由で決め、それで5年10年続いているという人も多くいます。 質問者さんに「どうしてもこの仕事がしたい」という特別なこだわりが無いのであれば「たまたま見かけた」「人から話を聞いた」など縁のあるところに飛び込んでしまうというのも一つの手です。 また、人手不足の業界を見てみるのも大いにありだと思います。宿泊、販売、福祉、医療、情報技術、建築などは人手不足で、若い人が来てくれればそれだけで大喜びという会社が山ほどあります。 人手不足の業界=ブラックなのでは、と不安に思う人もいますが、全くそんなことはありません。たしかに勤務形態が不規則になりがちな場合もありますが、単純に「大変そう」というイメージを持たれていることが原因になっていることも多いのです。 志望動機は自分の小さな興味をもとに脚色してもOK 応募する際の志望動機は「ある程度」は創作してしまっても大丈夫です(まるきり嘘はいけませんが……)。「募集内容を見て非常に興味を持ったから」「人と接する仕事をしたいと思ったので」「この先も生きていける技術や能力を身につけたいと思ったので」など、自分の中に少しでも「そう言えるかな」というものがあれば、それを脚色してみましょう。 まとめると「やりたいことが思い浮かばないなら、縁で決めてしまう、もしくは求められている所へ行く」です。仕事探しの考え方のひとつとして参考になれば幸いです。
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Q
- アルバイト経験がないと不利ですか?
- 「アルバイト経験がないと不利になるか」という質問について、アルバイト経験はあれば話のネタとして使える材料にはなりますが、なくても全く問題はありません。「アルバイト経験の有無」が内定獲得の決定的要因になることはほぼありません。 たとえば音大の人が音楽の練習に全ての時間を使っていたためアルバイトができなかった、また単純に勉強が忙しくてアルバイトできなかったというケースはあるでしょう。そのような人たちがみな内定を獲得できなかったのかというとそんなことはありません。 企業が見ているのは「アルバイト経験があるかどうか」ではなく、その人にどのような人柄や能力があるのか、それをもって成果をあげられそうかどうか、自社への志望度はどれくらいの高さかということです。 たとえば先の音大生をイメージすると「継続力がある」「人前に立つことは慣れている」「失敗や間違いにもへこたれない」といった特徴をアピールすることもできそうです。アルバイト経験はなくても不利になりませんが、自分の長所や特徴を説明できなければ大いに不利になります。 自己分析で仕事の中で活かせる特性を見つけよう 逆に自分の持っている武器を言語化、つまり他人に説明出来るようにしておくことで大いに有利になるでしょう。仕事をするにあたって、自分の特徴の中で「これは仕事に活かせそうだ」という部分を見つけ、それをアピールできるように準備しましょう。自己分析はそのためにするのです。 自分の長所がよくわからないという人もいますが、それは自分では当たり前になっているだけで、他の人が普通にできないことはよくあるものです。たとえば「真面目さくらいしか取り柄がない」と悩む人がいるとします。 その真面目さを仕事でどう生かすかを考えて「一つのことをコツコツと最後まで取り組むことができる」とか「物事を途中で放り出さない粘り強さがある」と表現できるかもしれません。 まずは自分自身を深く理解し、それを言葉にすることに取り組んでみてください。自己分析には自己分析ツールを利用するのもおすすめです。インターネットで「就活」「自己分析ツールおすすめ」などで検索すると、複数のツールがヒットしますので、気になるものを試してみてはいかがでしょうか。
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Q
- 「正義感の強さ」は評価されにくいですか?
- 「正義感の強さ」を仕事でどのように活かせるか、それを考えて話すことが大切です。自分の持っている能力や特性を「このように仕事に活かして成果をあげます」と表現するのが就活における自己PRとなるので、その視点を持って伝え方を考えましょう。 企業が求めているのは、仕事で成果を挙げられる人です。質問者さんは自分自身の特徴を「正義感の強さ」として捉えていますね。ではその正義感の強さを発揮して今まで成果をあげたこと、うまくいったこと、乗り越えられたことなどはありませんでしたか。 それを例に挙げ、仕事でもその例と同じように能力を発揮して成果をあげます、という形で伝えるわけです。具体的なエピソードを盛り込むことで、相手もイメージしやすく納得感があり、かつオリジナリティも出せます。 企業の求める「成果をあげられる人」として自分をアピールしよう 最もNGなのは「私の特徴は◯◯です」とだけ伝えて終わってしまうことです。企業側からすると「うん、それで……?」となってしまいます。 これは「私の特徴は◯◯なので御社で成果をあげられそうでしょうか」と相手に聞いてしまっている状態と同じで、実は全く自己PRできていません。 繰り返しますが、企業が欲しいのは仕事で成果をあげられる人です。この企業の思いに対して「私はこういう特徴があり、それをこのように活かして御社に貢献できます」と伝えることが効果的な自己PRなのです。 「正義感の強さ=融通が効かない」と捉えられかねないことを心配していますが、質問者さん自身で思い当たる節があるのであれば、長所の裏返しの短所として自覚しているということを示し、それをカバーするために気をつけていることを一緒に話すと良いでしょう。
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Q
- ヤングケアラーは就活で不利ですか?
- まずは最初の質問について「重病を患っている家族を介護していること自体」が就活を不利にさせることはありません。ただし「転勤のある仕事はできない」など、仕事を選ぶ際の条件として挙がってくることはあり得ます。 質問者さんは、介護のためアルバイトやボランティア、留学などができておらず、アピールできるものがないと心配しているのですが、就活でアピールすべきなのは「◯◯をしていました」ということではなく、「私は◯◯ができます」「私の長所は◯◯です」という自分自身の特性や能力、そして「御社で働きたい!」という熱意です。 アルバイトやボランティア、留学などは自分の特性や能力を発揮したり成長させる手段として話の中に組み込むものであるため、質問者さんがまず考えるべきことは、仕事をするうえで活かせそうな自分の能力や特性を見つけ、それを言語化することですね。 経験を考えるよりも先に自分の強みや特性についての理解を深めよう 「自分には特別なものは何もない」と考える人も少なくありませんが、それは自分自身に対する理解がまだ深まっていないだけだと思います。「自分はどういう性格だろう」「何をしている時に楽しいと思うだろう」「自分の中で割と得意だと思うことななんだろう」このように自己理解を深める質問を自分に投げかけ、頭に思い浮かんだことをノートに書き出してみてください。 これをせずに頭の中でもんもんと「どこの会社が良いだろう」と考えていても、考えを前に進める判断材料が増えていないので状況が変わりません。この自己理解を深めるこの作業は決して楽ではありません。しっかり時間をとり、落ち着いた場所で取り組みましょう。 どうしても思い浮かばない場合は、ほかの人に自分の特性について聞いてみて、その対話の中から答えを導き出していくという方法もあります。 そのように自己理解を深める作業をしていくと、たとえば「私は自分より他人のために動けることが多いな」「よく優しい性格だと言われる」「周囲の人が幸せじゃないと自分も幸せを感じない」など、これまで介護をする中で考えていたこと、感じていたこと等が言語化されていくでしょう。 また、自己理解の方法として、自己診断ツールを使うのもありです。インターネットで「就活」「自己分析お勧めツール」といったキーワードで検索すると複数おすすめツールがヒットすると思いますので気になったものを見てみてください。 最後に、今の段階で「福祉や医療」と範囲を限定してしまうのではなく、自己理解を深めるとともに、世の中にどのような企業があるのかという業界研究、企業研究を並行して進めましょう。そうすることで自分が力を発揮できそうな方向が少しずつ浮かび上がってきます。 自分自身と労働市場二つの情報を増やすことで、自分に合った就職先を見つけやすくなりますので、ぜひ取り組んでみてください。
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Q
- 内定を簡単にもらう秘策とかないですか?
- 内定が出やすい企業は人手不足の業界です。建設、宿泊ホテル、情報通信、医療福祉、飲食などです。こういった業界に狙いをつけ、大手就活サイトでの検索だけではなく、Googleなどの検索エンジンから直接検索もしてみることをおすすめします。 大手就活サイトに掲載されているのはほんの一部の企業です。そこに掲載されていなくても優良な企業はたくさんあるので、ぜひ直接検索してみてください。その際「建設 求人 新卒」のように「新卒」というキーワードを入れると良いでしょう。 採用に前向きな企業との接点を作ろう また合同就活フェアのようなリアルイベントに参加するのもおすすめです。そういったイベントに出展する企業は基本的に採用にかなり前向きです。 そのようなイベントに直接足を運んで、ぜひ担当者と話をしてみてください。「こんな仕事もあるんだ、面白そう!」という発見につながります。 人材不足の業界は競争率が低いので、内定をもらえる確率が上がります。また「人材不足の業界はブラックだから人手が集まらないのでは……?」という声を耳にすることがありますが、そんなことはなく、単に知られていないだけで優良な企業はたくさんあります。
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Q
- 正社員がばっくれたらどうなります?
- 質問者さんが書いている「ばっくれる」ということをいったん「突然無断欠勤をし、会社からの連絡も無視し、正式な退職手続きを経ずに会社との関係をこちらから強制的に絶とうとする行為」としますね。 正社員の「ばっくれ」が結構あるのかどうかについて、「ばっくれて辞める」そのままの数字ではないのですが、平成25年に独立行政法人労働政策研究・研修機構が発表した調査結果に参考になる数字がありました。 これによると社員の懲戒として解雇をした理由のうち「頻繁な無断欠勤」は全体のうち15%でした。ちなみに、多い理由から順に、本人の非行30.8%、仕事に必要な能力の欠如28.8%、職場規律の紊乱が24.0%でした。 これを多いと捉えるかは判断が難しいところですが、このような行為をすることで解雇されているケースが一定数あるということですね。 本当に「ばっくれる」のが良いのか、今後のことをよく考えて判断するのが良いのではないかと思います。 たとえば精神的に追い込まれており、会社とコミュニケーションをとることで自身の心身の健康に影響があると判断するならば、文書を送るなり、代理人を立てるなりして退職手続きをすることも考えられます。 そうした間接的な手続きもなく、会社とのコンタクトを一方的に絶つと、最終的には会社から解雇通知が届く可能性が高いです。 ばっくれて仕事から逃げられたとしても後々になって後悔する可能性もある 今後質問者さんが転職する際、前職の退職証明書の提出を求められることもあります。その場合はどうしても今の会社に提出してもらわなければなりませんし、そこに退職理由が記載されていると転職先の企業に解雇が知られる可能性はあります。 このような危険性もはらんでいるので、退職するならば何らかの方法で会社とコンタクトをとり、正式な退職手続きを経て辞めることをおすすめします。 質問者さんがSNSでみた「バックレたことがあるけど何とか生きてるよ」という人が現在どのような仕事をして、どのような状況なのかはわからないのですが、限定的な情報をもとに「何となくやっていけるのかな」という感覚だけで判断するのはおすすめできません。
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Q
- 体調不良は退職理由になりますか?
- 退職する理由として、体調不良は何も問題ありません。質問者さん自身が体調がすぐれないと感じており、このまま仕事を継続することが難しいと判断したわけです。改善する見込みもなさそうであれば、それを伝えることに対して何も引け目を感じることはありません。 心配されていることですが「体調不良」による退職は非常識でも甘えでもないので、それほど心配せずに正直に会社に伝えるのが良いかと思います とはいえ、退職理由に対してどのように感じるかは「人それぞれ」という面もあります。 たとえば上司が「仕事はプライベートを犠牲にしてでも成果を上げるべきものだ。仕事と家庭の予定がぶつかったときは当然仕事をとるだろう」という考え方の人であれば、体調不良という退職理由に対して何かしら納得いかない感覚を覚えるかもしれません。 逆に、上司自身が体調を崩した経験があったり、仕事に対する価値観は人それぞれだという考えを持っていれば、質問者さんの判断に肯定的な反応を示してくれるかもしれません。 退職理由に引け目を感じず正直に伝えて大丈夫 円満に退職したいという気持ちももちろん大切ではありますが、一番はご自身の健康です。退職する職場に対してどう思われるかということを気にしすぎて退職のタイミングをのがし、さらに健康上の大きな問題が起こっては元も子もありません。 「立つ鳥跡を濁さず」というようにできる範囲での引継ぎをおこない、最低限で良いので誠意を示すことも大切ですね。大事なのは自分自身の健康と人生です。退職理由は正直にそして前向きに会社に伝えましょう。
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Q
- 面接の内容は暗記をした方が良いでしょうか。
- 暗記をすると、本番で話をする際に思い出そうとすることに意識が向いてしまい、気持ちがこもっていない話し方になりやすいです。 話をする内容を暗記し、それがいかにも自然な形で聞こえるように話せるのは俳優の高度な技術です。 俳優は、台本に書かれたセリフを何度も何度も繰り返して暗記し、そのときの気持ちや状況をイメージしながら、自然に聞こえるように再生できるように準備するのですが、それでもドラマや映画を観ていて「この俳優さん、棒読みだな」とか「この役者さん演技が下手」と感じることがあるくらい、セリフを暗記して自然に話すというのは難易度が高い行為なのです。 準備した内容を「話し慣れる」ように練習しよう 暗記するのではなく、練習を繰り返して話し慣れておくことが大切です。スポーツで何度も同じ動きを繰り返して、スムーズに動けるようにするのと似ていますね。 たとえば「◯◯大学◯◯学科◯年の◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします。」という最初の自己紹介。 特に難しいと感じないかもしれませんが、普段このような言い回しをしないので、いざ緊張した面接の場面で口にすると、噛んでしまったり早口になってしまうこともよくあります。「言い慣れない言葉を何度も何度も声に出して練習し、言い慣れておく」ことを意識して準備してみてください。 人前で話をすると練習の効果がさらに高くなります。まずは自分一人で口に出して練習して、慣れてきたと思ったらほかの人に協力してもらい、その人の前で話してみるのです。恥ずかしい気持ちになったり緊張したりするかと思いますが、その状態が面接の練習にもなるので、とてもおすすめですよ。
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Q
- 就活マナーは今後も変わりませんか?
- 就活マナーは徐々にではありますが、変化しているのではないかと思います。 質問者さんが10年前に触れていたマナーが今も残っていることを目にしたとのことですが、確かにそのような状況はあるかと思います。ただ、ひと昔前と比べ「多様性」への考え方が変わってきていて、「これが普通」「こうするのが当たり前」といった価値観に変化の兆しは見えます。 昔では失礼にあたることでも今ではOKになりつつある たとえば就活において、会社側の説明をメモする際にメモ帳とペンではなくスマホに書き込んでメモをする人も出てきています。以前であれば「人が説明しているのに携帯をいじるなんて失礼だ」と言われたと思いますが、今ではそのような行為も徐々に受け入れられやすくなっています。 もちろん1対1の際は「スマートフォンに記録したいのでよろしいでしょうか」と一言確認するなどの配慮は必要になります。 何が失礼にあたり、何が許容されるかはそのときの社会の風潮やテクノロジーの発達、社会的にインパクトのある出来事などさまざまなものがかかわり、どの分野で変化が起こるのかもまちまちです。 企業の中にも「形骸化しているような古いマナー」に対して課題を感じている人もいると思います。 長年形作られた価値観やマナーが「全て一気に」変わることはなかなか考えにくいですが、先程のスマホのメモのような形で、部分的に少しずつ変化していくのではないか、と思います。
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Q
- 面接の時間を忘れてしまいました。
- 会社が応募者に面接時間を伝える際は、メールや手紙など何かしら記録が残る形で伝えることが通常です。 質問者さんのケースは電話など口頭で「面接は◯月◯日の◯時からです」と伝えられたのでしょうか。もしそうであれば会社に連絡を取り、正直に状況を伝えるのが良いかと思います。その際の連絡手段は電話ではなくメールです。丁寧に問い合わせれば先方も「仕方ないかな」と、さほど不快感を感じずに教えてくれるはずです。 メールの文例としては次のような感じです。 「お世話になっております。◯◯大学◯年の◯◯と申します。先日お電話にて面接日時を伺ったのですが、お恥ずかしながら失念してしまいました。お忙しいところ誠に恐縮ではございますが、改めて面接日時をお教えいただけますでしょうか。」 問い合わせる前に一度記録がないか探してみよう メールや手紙など記録が残る形で伝えられているのであれば、まずはそれを探しましょう。それでもどうしても見つからないのであれば、会社に問い合わせるしかありません。口頭で伝えられたケースと同様に、丁寧な文面でメールを送ります。どちらにしろ、気まずい気持ちや恥ずかしい気持ちになるかもしれませんが、面接日時を間違えるよりはマシです。 この問い合わせは遅くなるより早めの方がダメージは少ないので、まずはどこかに記録が残っていないのか確認して、本当にないのであれば速やかに会社に問い合わせましょう。