Q
その他
女性
面接の内容は暗記をした方が良いでしょうか。
面接前で、準備しようと思っています。回答内容を暗記をした方が良いですか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
暗記は話し方が不自然になるリスクが高いためあまりおすすめしない
暗記をすると、本番で話をする際に思い出そうとすることに意識が向いてしまい、気持ちがこもっていない話し方になりやすいです。
話をする内容を暗記し、それがいかにも自然な形で聞こえるように話せるのは俳優の高度な技術です。
俳優は、台本に書かれたセリフを何度も何度も繰り返して暗記し、そのときの気持ちや状況をイメージしながら、自然に聞こえるように再生できるように準備するのですが、それでもドラマや映画を観ていて「この俳優さん、棒読みだな」とか「この役者さん演技が下手」と感じることがあるくらい、セリフを暗記して自然に話すというのは難易度が高い行為なのです。
準備した内容を「話し慣れる」ように練習しよう
暗記するのではなく、練習を繰り返して話し慣れておくことが大切です。スポーツで何度も同じ動きを繰り返して、スムーズに動けるようにするのと似ていますね。
たとえば「◯◯大学◯◯学科◯年の◯◯と申します。本日はよろしくお願いいたします。」という最初の自己紹介。
特に難しいと感じないかもしれませんが、普段このような言い回しをしないので、いざ緊張した面接の場面で口にすると、噛んでしまったり早口になってしまうこともよくあります。「言い慣れない言葉を何度も何度も声に出して練習し、言い慣れておく」ことを意識して準備してみてください。
人前で話をすると練習の効果がさらに高くなります。まずは自分一人で口に出して練習して、慣れてきたと思ったらほかの人に協力してもらい、その人の前で話してみるのです。恥ずかしい気持ちになったり緊張したりするかと思いますが、その状態が面接の練習にもなるので、とてもおすすめですよ。
面接の練習方法は、こちらの記事を参考にしてください。自分に合った方法で効果的な練習をしましょう。
暗記をすると棒読みになり自分の言葉として伝わりにくい
面接前に回答を暗記すると棒読みになることが多いので、面接前の暗記はおすすめできません。面接官は、自分の言葉で回答していないと受け取る可能性があります。
また緊張して暗記した言葉を忘れると、覚えたすべての回答を忘れてしまうリスクがあります。
回答の概要を整理することを意識してみよう
自己紹介、志望動機、自己PR、ガクチカなど予想される質問について、回答を暗記するのではなくどういった回答をすべきかをキーワードで整理してみてください。
たとえば自己PRであれば、自分の強みは「最後まで諦めないこと」、エピソードは「サークル活動の成果」、企業で活かすことは「営業職として売上向上に貢献する」など、伝えたいキーワードを押さえておくことで、回答が組み立てられます。
キーワードを覚えておくことで回答を組み立てやすくなり、キーワードの一部を忘れても回答ができなくなることはありません。応募職種にもよりますが、上手く流暢に話せるかではなく伝えるべき回答ポイントをしっかり伝えることが重要です。
面接前は回答内容を暗記するのではなく、伝えるべき回答のポイントを整理しましょう。
面接に苦手意識がある人は、こちらの記事も参考にしてください。苦手意識の要因に合わせて対処する方法をまとめています。
こちらのQ&Aでも、面接で話すことを暗記していくのはダメかという疑問にキャリアアドバイザーが回答しています。
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