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Q
- ネイリストの履歴書の書き方を教えてください!
- 履歴書の書き方についてですね。特に志望動機が苦手とのことなので、まずここについてお伝えします。志望動機は言い換えると「どうしてネイリストになりたいの?」と「たくさん会社があるけどどうしてうちの会社がいいの?」といった質問に答えてくださいということなのです。 質問者さんはどうしてネイリストになりたいと思ったのか、それをノートに書き出しましょう。履歴書に載せることを考えず、素直な気持ちを書き出してみてください。箇条書きで複数書くことを意識すると、より書きやすくなるかと思います。 次に、どうしてその会社がいいのかについても、同様に素直な気持ちで書いてみましょう。家から近いから、お給料がいいから、店内の雰囲気がいいから、研修がしっかりしてそうだからなど、飾らない気持ちをそのまま書くことが大事です。 これらを書き出すことで志望動機は驚くほど書きやすくなります。ただし忘れてならないのは、就職したい企業の「どんなところが素敵だと思ったのか」「その企業のどこが自分にピンときたのか」も書くことです。それが「どうしてその会社がいいのか」の理由の根拠になります。 まとめると、なぜネイリストになりたいと思ったのか、どうしてその会社がいいと思ったのか、そしてその根拠、この三つを含めて書けば志望動機は大丈夫です。 履歴書はそれぞれの項目での注意点を押さえることが大切 最後に資格や学歴の書き方、印象の良い写真などについてです。 資格はネイリストになるために役立ちそうなものがあれば書きましょう。資格があまりにも多すぎると見にくくなってしまうので、仕事に関係なさそうであれば特に書かなくても構いません(普通自動車免許は書いても大丈夫)。 たとえば英語の資格やスコアを持っていれば外国人のお客さんにも対応できるというアピールになるので書いても良いですし、色彩検定などをもっていれば書きましょう。学歴は「◯年3月 ◯◯高校◯◯科 卒業」から書くと良いと思います。 印象の良い写真は写真館やスタジオに行くのが最も確実です。撮り直しもでき、データもくれます。写りが良くなるようにアドバイスもしてくれます。スピード写真は安価で手軽ですが、仕上がりを重視するなら多少お金をかけてでも写真館にいく方が良いでしょう。
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Q
- 就活のレポートの正しい書き方が分かりません。
- 企業がこのようなケースでレポートを通して見ようとしていることは「就活生のリアルな能力と人柄」です。具体的な例を挙げるならば、論理的思考力やストレス耐性、これまでしてきた就活の準備の深さ、物事の考え方や価値観などがあります。 エントリーシートとの違いがよくわからないとのことですが、まず、エントリーシートは時間制限もなく落ち着いた環境で、いろいろなものを参考にしながら事前に準備して書くことができます。 しかし選考でのレポートは制限時間を設けられたうえで、その場で考えなければならないため、まず単純に緊張するでしょう。そのような状況下でも出題された課題に対して落ち着いて問題を整理し、適切な表現で文章を書き上げる能力が求められることがエントリーシートとの大きな違いです。 また、これまでの人生でどのような生き方をしてきたのかも、その場で書くことになれば本当のことが現れやすくなります。企業はそこに「就活生のリアルな能力と人柄」が表れると考えているのです。 PREP法などを活用し論理的な文章を書き慣れておこう レポートへの対応のコツとしては、論理的な文章の書き方に慣れておくことが必要です。具体的には「結論、その理由、具体例、再度結論」というPREP法が最も有名です。ロジカルな文章を書く時にはこの型を意識するだけでぐっと伝わりやすくなります。 エントリーシートを書く際もこのPREP法の型を意識して書くようにしておくと、レポートにも生かせますよ。何よりも早めに自己分析を深めておくことが大事ですね。 自分は何を大事にして仕事を選ぼうとしているのか、何に興味があり、どんな経験をしてきたのかなどをあらかじめ言語化しておくと、レポートが書きやすくなります。 よく出題されるレポートのテーマとしては「今回の選考に向けてした準備はどのようなものか」「学生時代に頑張ったこと」「今までの挫折経験」「なぜうちの会社に入りたいのか」「10年後の自分の姿」などはよく聞きます。 もし事前に選考内容を調べてレポートがあることが分かれば、口コミサイトなどで確認しておくと安心でしょう。
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Q
- 就活セミナーとは何のことなのかよく分かりません。
- 就活セミナーとは「就活はこういう風に進めれば良いんですよ」という、就活のやり方を教えてくれるイベントなのです。 一方合同説明会は、新卒採用を予定している会社が「ウチはこんな会社で、こういう人を求めています」のような企業が就活生に自社をアピールするイベントで、インターンは興味のある会社の業務を体験して自分に合うかどうかを確かめるものです。 就活セミナーでは、就活全体のスケジュールやいつ頃から何を始めれば良いかということに加え、業界研究や企業研究のやり方、エントリーシートの書き方や自己分析のやり方などを教えてくれます。 就活の基本的な部分がまだぼんやりしている状態であれば参加を検討しても良いと思いますよ。既にそれらは理解していて、実際にどのような会社があるのか具体的に知りたいということであれば、合同説明会に参加して会社の話を聞いてみるのが良いでしょう。 今の自分の就活レベルに応じたイベントに参加しよう 質問者さんはとりあえず説明会に参加して企業の情報を集めるところから始めているとのことですが、就活セミナーに参加した方が良いかどうかの判断は、前述のとおり、就活全体のイメージがつかめているかどうか、で考えてみると良いと思います。 たとえば「インターンはいつ頃開催されるかわかっている」「本選考の開始時期を分かっている」「自己分析の意味を理解しており、既に始めている」「業界としてどのようなものがあるか把握している」などの就活の基本知識です。 これらに対してまだクエスチョンマークが付くようであれば、一度就活セミナーに参加してみても良いかもしれません。
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Q
- 再就職できないときはどうすれば良いですか?
- 質問者さんは20代後半とのことですから、まだまだ十分再就職は可能です。質問者さんの年齢で正社員での就業経験があるにもかかわらず就職活動がうまくいかない場合、3つの原因が考えられます。 1つ目は「行動量が少ない」場合です。単純に応募数が少ないだけというケースですね。転職活動として10〜20社への応募はごく普通です。もし質問者さんがこれくらいの応募をしていないのであれば、まずは行動量を増やすことから始めてみてください。 その際のポイントは同時並行して応募をすること。1社応募して、その結果が出てから次の一社を探し始めて応募する、というやり方だととても時間がかかります。自分がピンときた会社に複数同時に応募し、並行して選考を進めていくことが大切です。 2つ目は、応募業界or条件を絞りすぎているケースです。「自分にはこの経験があるからこの業界で」と最初から業界を決めつけてしまって、他の選択肢を潰してしまうことがあります。20代でしたら未経験で採用してくれる会社はかなり多いはずです。 たとえば介護業界などは慢性的な人手不足ですから、20代の応募者だとかなりの高確率で採用されるでしょう。またIT業界などもエンジニア不足です。未経験でも研修で知識を身につけてもらえればOKという会社も多数あります。そういうところを探して応募してみると高確率で採用をもらえます。 3つ目の原因は、求人の探し方が良くないケースです。たとえば、自分がよく見る求人サイト1つ〜2つだけで探している、ハローワークの求人でしか探していない、もしくは転職エージェントに登録してそこからの連絡を待つだけなど、求人情報の集め方が狭すぎると就職活動は難航します。 大切なのはこれらの方法を併用することです。自分にぴったりの求人はどこにあるか分からないので、なるべく広く求人情報を収集しましょう。 転職フェアで採用意欲の高い企業の担当者と話してみることもおすすめ 就活を効率的に進めるためにはリアルで開催されている転職フェアに参加することがおすすめです。ネットに「転職フェア」と自分の住んでいる地域名を入力して検索してみてください。直近で開催される転職フェア情報がゲットできます。 転職フェアのメリットはいきなり担当者と話せることで、書類で落とされることがありません。 転職フェアに出店している企業は採用意欲がかなり高いので、そこの担当者と直接話せるのはかなりおすすめです。是非試してみてください。
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Q
- 働きたくない女性はどうしたらいいですか?
- とても難しい問題だと思います。本来ならばじっくりヒアリングをして、質問者さんの状況をさらに詳しく教えてもらい、今の状況になっている内的・外的要因の両面から今後のアクションについてアプローチ方法を考えていくべき内容です。 とはいえ、こうした場所ですから、いただいた質問からある程度の推測をしてアドバイスをしたいと思います。 まず一般的な話をすると、人間がやる気を失うのは自分が手をつけていることに対して「目的・意義」が見出せないときです。質問者さんも「何のために働いているのか…」とこれに似た状態なのでは、と推測します。 一応「お金のために」という目的はあるにしろ、それは「お金がないと生活できないから」という自分の気持ちとは別なところから生まれている目的です。やはりどこかしら自分で定義した目的や意義がなければやる気というのは起きにくいものです。 こういう話をすると「将来何をしたいのか」という質問をする必要がありますが、これを明確に答えられる人は多くありません。「将来◯◯をやりたい」というのは非常に難しい答えといえます。 意義を見つけるには「やりたいこと」ではなく「なりたい姿」を考えよう このような悩みを抱えたときに重要なのは「やりたいこと」ではなく「これからどのような状態で生きていきたいか」という自分自身の状態、言い換えると「在り方」を考えることです。 「人間関係に気を使うことなくのんびり暮らしたい、お金はそこそこで良い」、「毎年海外旅行に行けるくらい経済的に裕福な状態でいたいから、そのための仕事として割り切る」のような「状態・在り方」を言葉にしてみるのです。その在り方を実現させるための方法を考えるといろいろな道が浮かんできます。 今は黙々と働いてお金を貯めるのが良いという判断になるかもしれないし、資格をとって給料の水準をあげる選択に行きつくかもしれません。地方など固定費のかからない場所に引っ越し、これまでの経験を生かしてフルリモートでゆるゆると最低限のお金を稼いで暮らす、などの選択もあるでしょう。 未来の理想の在り方のために「今」があると思えれば、少しだけ「目的・意義」が生まれてくるはずです。 また、単純に心身ともに疲れが溜まっているというケースもあります。このような場合の効果的な対策は「運動」です。このアドバイスをすると多くの方が「運動ですか……?」と訝しがるのですが、心身の不調回復に対する運動の効果は極めて高いと言えます。 物事に対する捉え方が前向きになったり、気持ちが上向きになるのですが、これは気のせいではなく科学的に証明されていることです。先に挙げた「自分の在り方」を考えることと合わせて実践すると効果大ですのでよかったら試してみてください。
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Q
- ベンチャー企業に就職するメリットって何ですか?
- まず少し言葉の定義の話をしますね。「大企業」と「大手企業」とは厳密には異なります。前提として「大企業」の定義として法的に定められているものはありません。 一応の基準として厚生労働省では雇用者が1000人以上を「大企業」と区分けしており、中小企業庁の区分けだと業種ごとで大企業の基準が異なります。たとえば、製造業だと資本金3億円以上かつ雇用者が300人以上が「大企業」の定義です。 一方、「大手企業」とは雇用者数や資本金が先にあげた基準に達していなくても、業界でのシェアや認知度が高ければ「大手企業」と位置付けられることがあります。つまり業界シェアが大きく、認知度が高くても会社の規模は中小企業という企業もあるのです。 質問者さんが書いている「福利厚生や福利厚生がしっかりしている」というのは「大企業」の方の話になりますね。 そしてベンチャー企業についてですが、これにも明確な基準があるわけではありませんが、一般的には新しいビジネスやサービス、商品を展開している設立数年の企業のことをいいます。 ベンチャー企業は大企業ではできない責任ある業務を早くに経験できる 質問者さんの質問内容からすると「大企業」と「ベンチャー企業」の違いの部分について気になられているようなので、そこに焦点を当てて話しますね。 ベンチャー企業は大企業に比べて会社の規模が小さく、組織も未成熟な場合があるため社員一人一人が担う業務が多岐にわたることがよくあります。 その分大企業では経験できない責任ある業務を早い段階から経験でき、成長しやすいという面があるでしょう。デメリットとしてはその分業務量が多くなる傾向があるのは事実です。 それでもベンチャーに行きたいという就活生は「早くビジネスマンとして成長したい」という意欲が強い人が多いように思います。 「ブラックな噂も見られた」とのことですが、たとえば残業が多い状態を「ブラックだ」と感じる人もいれば、とにかく仕事を覚えて成果を早くあげたいという人にとっては「気にならない」という人もいます。この辺りは本当に人によって感じ方が大きく変わるでしょう。 大企業かベンチャーかで悩んでいるのであれば、まず質問者さん自身がどのような社会人生活を送りたいのか言語化しておくのが良いかと思います。 「バリバリ働いて大きく稼ぎたい」「仕事とプライベートはきっちり分けて、仕事だけに没頭したくない」「一生困らないような専門的な知識やスキルを身につけたい」など、どのような状態になりたいかをイメージして言葉にしましょう。 その上で、ベンチャー企業に向いている人をお伝えすると、自分の成長に投資できる人、向上心の強い人はベンチャー向きです。 またベンチャーは仕事を自分で生み出すことや、自分で判断をする場面も多くなりますから、自己管理ができる人や変化が好き、チャレンジが好きという人も向いているといえます。
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Q
- 自己分析で自分に合った仕事を見つけるにはどうすればいいですか?
- 自己分析で性格の特徴や強み、弱み、興味関心などが浮かび上がってきたのであれば、次は業界研究に取り組んでみましょう。業界研究を進めると、それまで取り組んできた自己分析にも新たな気づきが生まれるという相乗効果もあります。 まずは「世の中にはどのような仕事があるのか」という業界情報をたくさん仕入れることが大切です。たとえば海外旅行に行きたいと思っても、どんな国があって、それぞれの国にどんな魅力があるのかを知らなければ旅行先を絞り込めないのと同じことです。 パンフレットや旅行雑誌などを使って、どのような国が人気なのかを調べ、その国の名所やおすすめは何かという情報を仕入れれば仕入れるほど「ここに行きたいな」という思いが湧いてきますよね。 始めから進む業界や仕事を一つに限定せずに就活をしながら絞り込もう 就職活動も自己分析がある程度進んだら次は業界研究です。就活サイトには「業界研究」というページがあることが一般的です。まずはそのページを見ることから始めるのが良いかと思います。 業界は大きく分けると8つに分類できます。メーカー、商社、小売、金融、サービス、マスコミ、ソフトウェア・通信、官公庁・公社・団体です。 それぞれの業界で扱う商材は何か、主な顧客は誰か、どのようにして売上をたてるのか、といったことを調べていくと「何か楽しそう」と感じるものが出てきます。最初の段階では業界を一つに絞る必要はなく、複数の業界に興味が湧いても良いのです。そこからインターンや企業説明会に参加しながらさらに絞り込んでいけば良いでしょう。
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Q
- インターン用エントリーシート(ES)の写真の注意点が知りたいです
- まず、インターンの詳細で「服装自由」と書いてあるようですが、基本的にはインターンもスーツ着用が好ましいと考えておきましょう。 長期インターンになると期間が数ヶ月になることもあるので、そのような場合はオフィスカジュアルでOKということもあります。とは言え「どちらかわからないならスーツ」と思っておいてください。 ESに載せる写真もスーツ着用が良いですね。繰り返しますが「迷ったらフォーマル寄りが正解」と覚えておきましょう。なぜならフォーマルにして失礼になることはないからです。 スーツにしておいて「いや、そこまでかしこまらなくても大丈夫だよ」と教えてもらうのと、「服装自由とはいえ、普通スーツでしょ……」と言われるのとではダメージが全く違います。 写真館で撮ることが一番安心 写真を取る方法で最も安心なのは写真館です。撮影の時に身だしなみのアドバイスをくれます。「ネクタイが少し曲がってますよ」とか「髪の毛が目にかかっているので少し流しましょうか」などですね。こういったアドバイスに加え、撮り直しもできデータももらうことができます。 その分値段も3,000円〜8,000円くらいの費用がかかるため、写真に費用をかけたくないなら、すぐに撮れて値段も700〜1,000円程度のスピード写真を活用するのも一つの手です。 ただ、スピード写真については写真のクオリティについては全く問題ないのですが、きちんと撮れるかどうかは自分次第であり、データをもらえないことが最大のデメリットです。 就活では様々な就活サイトに自分の写真を登録することもあり、その時に使える証明写真データがないとかなり不便になるでしょう。現在はスマホで証明写真を撮るアプリなども出ていますが、個人的には写真は投資しても良い部分だと思います。
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Q
- パワーポイントを使った自己PRの対策法を教えてください。
- パワーポイントでスライド作成から発表までを通しておこなう選考ですね。 まずその場でテーマを与えられ、そのテーマに関する発表資料をパワーポイントで作成します。その後資料を使ってプレゼンするという流れになると思いますが、資料作成1時間、プレゼン3分のようにそれぞれに制限時間を与えられることになるでしょう。 与えられるテーマは全く予想がつきませんが、たとえば「私の趣味紹介」とか「私の地元紹介」のような個人的な内容だと作成しやすいです。社会的な内容だと資料集めに苦労するかもしれません。 とはいえ、テーマがどのようなものになったとしても対策方法としては同じです。まずはパワーポイントでのスライド作成に慣れておくこと。文字の大きさや背景色の変え方、画像の貼り付け方など、スライドを作成するときの操作について慣れておけば、作成の時間を短縮できます。 パワーポイントの作成だけでなくプレゼンの練習もしよう 事前練習として何枚もスライドを作ってみることをお勧めします。20〜30枚くらいは練習で作成すると操作方法に慣れてきます。その際は、闇雲に作るのではなく、1冊パワーポイントの作成に関する本を参考に練習しましょう。 見やすいスライド資料のポイントを踏まえて練習すると効果的な資料が出来上がります。その上で、プレゼンの練習もしておくとさらに良いでしょう。出来上がったパワーポイントを使い、発表の制限時間を決めて練習することが大切です。 1人でぶつぶつ話しながら、スライドに合わせて話す練習をします。この資料作成とプレゼンの練習を実際にしている人としていない人とでは確実に差が出ます。面倒臭いと思われがちですが、だからこそ練習をしておくと他の人と差が生まれやすいのでぜひ取り組んでみてください。
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Q
- 理系院生の就活ってどうしたらいいですか?
- 理系の大学院生は就活に有利と言われることがあります。実際質問者さんも「理系院生なんだし大丈夫だろ」と言われたとのこと。確かに有利な面もありますが、対策によっては就活を失敗する人もいるのでしっかりと準備することが大切です。 まず、質問者さんは修士なのか博士なのか文面からではわからないのですが、修士課程だということで進めていきますね。 大学院生はゼミや学会発表など研究と就職活動を並行しないといけないのでとても大変ですが、「博士課程に進学しない」と決めたなら就職活動の時間をしっかり確保すると自分の中で決めた方が良いでしょう。 この時点で心を決めず、何となく研究もしながら就活もやらないといけない、という心理状態では満足な就活準備ができず、たとえ理系院生だとしても準備なしに就活に臨めば失敗する可能性があります。 ここでいう失敗とは内定が取れないということだけでなく、自分の希望とは異なる企業へ就職することも含みます。 理系院生としての強みを最大限活かせれば即戦力になれる可能性も 修士1年のうちから就活準備をしておくことで、理系院生という有利な条件を最大限活かして自分の希望する企業へ就職することができるでしょう。理系院生の有利なポイントは研究内容が業務と直結していることもよくあり、即戦力として見てもらえることがあります。 就活準備の方法としては基本的に学部生と変わりません。まずは自己分析をして自分の興味や関心を言語化します。また研究内容を他人にわかりやすく説明できるようにも準備しておきましょう。 そこから興味のある業界や企業を探し・情報収集します。この際の注意点は、自分の専門分野にこだわりすぎず、ある程度の幅を持って業界や企業を見ていくことです。業界研究・企業研究を進めていくうちに徐々にターゲットが絞れていくことはありますが、最初から絞りすぎるのはお勧めしません。 理系院生は特定の企業に対して大学からの推薦枠というものもあります。推薦枠だとかなり優先的に採用されるので内定獲得の確率は上がります。 ただし、学校推薦なので内定決定後に「やっぱり他の企業がいい」と思っても内定を断ることが難しいというデメリットがあります。それが負担に感じる場合は自由応募で自ら応募先を探していくのが良いでしょう。