GPSテスト「思考力」の練習問題9問と解き方! 就活のプロによる解説付き

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田中直香
田中直香
ジョブカード作成アドバイザー
Naoka Tanaka〇情報と経理の専門学校に18年間勤務。少人数クラスの担任として就職支援やSPI指導を担当。個別相談を通じて学生の就職活動をサポート

GPSテストの「思考力」は、批判的思考・創造的思考・協働的思考という3つの観点から、ビジネスで求められる高度な思考能力を測定する問題です。

この記事では、Webテストの指導経験のある田中さんとともにGPSテスト「思考力」の攻略法を解説します。各思考パターンで求められる視点と解き方のコツを理解して、効率よく解答できるようにしましょう。

記事の後半では、9問の練習問題を用意しています。さまざまな思考力の問題を解いて、GPSテストで評価される総合的な思考力を磨いていきましょう。

【コンテンツの制作・チェック・監修体制について】
Webテストコンテンツは、生成AI(人工知能)も活用しながら社内の編集部メンバーが作成したオリジナルの問題となります。チェック・監修体制としては、1問につき、Webテストに精通した外部パートナー最低1人のチェック、Webテストを得意領域とするキャリアコンサルタントによる最終チェックと監修をおこなっています。

問題を解く前に確認! GPSテストのコツ

GPS「思考力」の概要

  • 問題パターン:批判的思考、創造的思考、協働的思考
  • 1問あたりの時間:約77秒
  • 形式ごとの出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(なし)Webテスティング(高)
GPS「思考力」を解くときのコツをわかりやすく教えてください!

ジョブカード作成アドバイザー

田中 直香

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「答えるべき内容」を先に確認する癖を付けよう

中学生程度の読解力があれば十分対応可能ですが、多くの企業で出題されるため対策の優先順位はトップクラスに位置付けられるテストとなります。

基本の解き方は、まず「何が問われているか」を先に確認し、ダミーデータに惑わされない視点を持つことです。

そして応用として、複数の文章から「必要な情報だけを抜き出す」コツを意識しましょう。

登場人物の目的や対立構造をマトリックスやフローチャートで可視化すれば、驚くほどスムーズに正解が見えてきます。本質を見抜く思考力を信じて頑張りましょう。

GPSテスト「思考力」練習問題9問|Webテストのプロによる解説付き!

ここからは、GPSテスト「思考力」の練習問題をWebテストのプロによる解説付きで9問紹介します。3つの思考パターンを各3問ずつ用意しているので、それぞれの思考パターン特有の解き方のコツを身に付けましょう。

GPSテスト「思考力」の問題に初めて取り組む人や、思考パターンの違いがわからない人は、「問題を解く前に確認! GPSテストのコツ」で基本的な考え方を理解してから練習問題に進むのがおすすめです。

問題1(難易度:★★★☆☆)

問題

次の主張の背景にある考え(表には出ていないが主張を支えている考え)として最も適当なものを、A~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

主張)チームの生産性を向上させるためには、メンバー同士が自由に意見を言い合える環境をつくることが重要である。

選択肢


正解:C
まず、主張の内容を「目的」と「手段」に分けて整理する。
目的は「チームの生産性を向上させること」、手段は「自由に意見を言い合える環境をつくること」。
この主張は、自由な意見交換が生産性の向上につながるという論理にもとづく。もし意見交換が生産性に関係ないのなら、この環境をつくる必要はない。
「環境をつくることが重要」という背景には、活発な意見交換が業務効率化などに貢献し、結果として生産性を高めるという前提がある。したがって、Cが最も適当である。

田中 直香

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1文だけの短い問題文ですが、必要な情報を「目的(生産性向上)」と「手段(自由な意見環境)」に分解するのがコツです。

頭の中で「手段→目的」のフローチャートを描き可視化すると、2つをつなぐ欠けたピースが見えてきます。選択肢の「必ず」「不要」といった極端な表現はダミーの可能性が高いため、惑わされず素早く弾きましょう。

問題2(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文章を読み、下の問いに答えよ。

<物語1>
ある村で、2人の農民が共同で収穫したリンゴ13個の分け方で揉めていた。「俺のほうが多く働いたから7個だ」「いや、土地は俺のものだから俺が7個だ」と譲らない。そこへ旅人が通りかかり、自分の持っていたリンゴ1個を取り出した。「これを足して14個にしよう。そして2人は7個ずつ持ち帰れば良い」農民2人は納得し、旅人に感謝してリンゴを7個ずつ持ち帰った。

<物語2>
商人3人が、共同出資で仕入れた絹織物23反の分配で争っていた。出資比率により、1人は半分、1人は3分の1、1人は8分の1を受け取る約束であったが、23では割り切れない。そこへ別の商人が通りかかり、自分の絹織物1反を差し出した。「これで24反になる。それぞれ12反、8反、3反を受け取りなさい。余った1反は、私の提案料として持ち帰ることにしよう」商人3人はこれに同意し、円満に分配をおこなった。

問い:「物語1」と「物語2」に見られる共通する問題解決の方法と似た事例はどれか。最も適当なものを、次A~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

選択肢


正解:B
2つの物語の共通点は、当事者間だけでは解決できない分配の行き詰まりに対し、第三者が外部から新たなリソース(リンゴや絹織物)を投入することで、問題全体を調整し解決に導いているところにある。
選択肢の中でこの構造と一致するのはBである。XチームとYチームの予算配分という当事者間の行き詰まりに対し、外部であるZチームが余剰資金という新たなリソースを提供することで、双方が納得する解決を実現している。
したがってBが最も適当である。

田中 直香

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複数の文章を比較する際は、まず「何が問われているか」を確認しましょう。

表面的なデータに惑わされず、共通する問題解決の構造を見抜く力が重要です。当事者の対立、第三者の登場、外部リソースの投入といった要素を抽出し、マトリックスで可視化してみてください。

選択肢もこの抽象化した型に当てはまるものだけを探せば、正確かつスピーディに見極められます。

問題3(難易度:★★★☆☆)

問題

次の会話文を読み、次の問いに答えよ。

サトウ「クライアントのヤマダ産業さんから、検索機能の追加を今月末のリリースに間に合わせてほしいと言われました」
イトウ「え、リリースまであと2週間しかないのに追加ですか? 」
サトウ「顧客の強い要望です。なんとかおこなうのが開発の仕事でしょう」
イトウ「サトウさん、そういう無茶な要求は断ってください。現場の状況をまったくわかっていませんね」
サイトウ「サトウさん、なぜクライアントは急に検索機能が必要だといったのですか? 」
サトウ「競合他社が似たようなアプリを出すらしく、どうしても差別化したいそうです」
サイトウ「なるほど。イトウさん、すべてを実装するのは無理でも、簡易的な絞り込み機能だけなら追加できませんか? 本格的な検索機能は来月のアップデートに回すという条件で」
イトウ「無理です。テスト期間が足りず、バグが出たらどうするんですか。責任を持てません」
サトウ「イトウさんは頭が固いですね。こんなこともできないようでは、今後の案件が取れなくなりますよ」
イトウ「そっちこそ現場を犠牲にして自分の成績を上げたいだけでしょう。絶対に引き受けません」
問い:この問題がなかなか解決しないのは、なぜか。その理由として最も適当なものを、次のA~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

選択肢


正解:C
登場人物の状況を分析する。サトウは顧客の要望と将来の利益を優先し、イトウは納期と品質への責任感から追加を拒否している。
調整役のサイトウは、要求の背景を確認したうえで、簡易機能のみを実装するという現実的な妥協案を提示している。
しかし、サトウはイトウを「頭が固い」と非難し、イトウはサトウを「成績を上げたいだけ」と攻撃している。
2人が相手を言い負かすための感情的な対立に陥り、サイトウの建設的な提案を無視していることが解決を妨げる最大の要因である。したがって、Cが最も適当である。

田中 直香

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対話形式では、「問題が解決しない理由」を見抜きましょう。

登場人物の主張と感情をマトリックスで可視化するのがコツです。サトウとイトウの感情的な応酬により、サイトウの建設的な提案が埋もれている構造をとらえてください。

どちらが正しいかという内容はダミーになりやすいため、惑わされない視点が大切です。議論が停滞する根本原因に注目すれば、スピーディに正解できます。

問題4(難易度:★★★★☆)

問題

次の主張の背景にある考え(表には出ていないが主張を支えている考え)として最も適当なものを、A~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

主張)地域の伝統文化を後世に残すためには、若者が興味を持つような現代的なアレンジを加えるべきである。

選択肢


正解:B
主張を目的と手段に分ける。
目的は「地域の伝統文化を後世に残すこと」、手段は「若者が興味を持つような現代的なアレンジを加えること」。
ここでは、文化を残す手段として「若者の興味を引くこと」に特化している。これは、文化を未来へ引き継ぐ主体が若者であり、彼らの関心や参加がなければ継承が途絶えてしまうという考えが根底にあるからである。
したがって、Bが背景にある前提として最も適当である。

田中 直香

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前提を見抜く思考力が重要です。

文章から目的「伝統文化の継承」と手段「若者へのアレンジ」を抽出し、フローチャートで状況を可視化しましょう。手段から目的をつなぐ「次世代の担い手」という論理を導き出すのがコツです。

また「必ず」「のみ」等の極端な表現はダミーになりやすいため、惑わされない視点を持つことが正解への近道です。落ち着いて構造をとらえましょう。

問題5(難易度:★★★★☆)

問題

次の文章を読み、下の問いに答えよ。

<物語1>
ある王国の話である。3人の騎士が、王から褒美として与えられた17頭の馬の分配で言い争っていた。第1の騎士は半分を、第2の騎士は3分の1を、第3の騎士は9分の1をもらう権利を持っていたが、17頭ではうまく分けられない。そこへ賢者が自分の馬を1頭連れてきて、合計18頭にした。第1の騎士は9頭、第2の騎士は6頭、第3の騎士は2頭を受け取った。すると1頭余ったため、賢者は自分の馬を連れて帰った。誰も損をすることなく、分配の争いは収まった。

<物語2>
ある村で、3つの農家が共同で使うため、11日間の水利権を得た。農家Aは半分、農家Bは4分の1、農家Cは6分の1の権利を持っていたが、11日間ではうまく分けられない。そこへ隣村の村長がやってきて、自分たちの水利権1日分を貸し与え、合計12日間とした。農家Aは6日、農家Bは3日、農家Cは2日使った。すると1日分余ったため、隣村は自分たちの1日分を回収した。3つの農家は納得し、争いは解決した。

問い:「物語1」と「物語2」に見られる共通する問題解決の方法と似た事例はどれか。最も適当なものを、次A~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

選択肢


正解:C
2つの物語は、当事者間では割り切れない分配の問題に対し、外部のものが一時的にリソース(馬や水利権)を提供して全体の数を調整し、計算を成り立たせたうえで、余った分を外部のものが回収するという共通の構造を持っている。
選択肢の中でこの構造と一致するのはCである。3つの団体による19万円の分配に対し、市役所が一時的に1万円を貸与して計算を成り立たせ、分配後に余った1万円を回収することで問題を解決している。ゆえにCが最も適当である。

田中 直香

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表面的なデータに惑わされず共通の構造を見抜きましょう。

マトリックスで可視化し「割り切れない分配」「第三者のリソース貸与」「実行」「返却」の4ステップを抽出するのがコツです。

この型に一致する選択肢を探せば、複雑な文章でもスピーディに正解できます。焦らず構造を見抜くことが、正確な読解と時間短縮の鍵となります。

問題6(難易度:★★★★☆)

問題

次の会話文を読み、次の問いに答えよ。

ワタナベ「今回の新作プロモーションですが、予算のほとんどをSNSのインフルエンサー起用に回すべきです。いまどき雑誌広告なんて誰も見ませんよ」
ヤマモト「ブランドのイメージがあります。安易にSNSで拡散させると、安っぽいブランドだと思われてしまいます。従来通り雑誌と直営店のイベントに注力すべきです」
ワタナベ「ヤマモトさんは時代遅れです。若年層を取り込まなければ、売上は落ちていくばかりですよ」
コバヤシ「お2人のいうこともわかります。そこで、新作のなかでもカジュアルな商品はSNSで若者向けにPRし、高価格帯のメイン商品は従来通り雑誌で展開するというように、ターゲットごとに媒体を分けるのはどうでしょうか? 」
ヤマモト「そんな中途半端なことをすれば、ブランドの世界観がぶれてしまいます。絶対に反対です」
ワタナベ「本当に柔軟性がないですね。そんなことだから新規顧客の獲得ができないんですよ。私が責任を持つので、私の案で進めます」
ヤマモト「勝手な真似は許しません。これまでの取り組みを台無しにする気ですか」

問い:この問題がなかなか解決しないのは、なぜか。その理由として最も適当なものを、次のA~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

選択肢


正解:C
ワタナベはSNS活用による新規開拓を主張し、ヤマモトは従来の媒体によるブランドイメージの維持を主張している。対立する2人に対し、コバヤシは商品層とターゲットに応じて媒体を使い分けるという合理的な折衷案を提示した。
本来であればこの案を軸に議論を進めるべきだが、ヤマモトは「世界観がぶれる」と即座に拒絶し、ワタナベも「柔軟性がない」と相手を非難して自分の案を強行しようとしている。
双方が感情的になり、建設的な提案に歩み寄る姿勢を持たないことが解決を阻害している。したがって、Cが最も適当である。

田中 直香

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議論が平行線をたどる理由を見抜きましょう。

主張とスタンスをマトリックスで可視化し、コバヤシの合理的な折衷案をワタナベとヤマモトが感情的に拒絶している構造をとらえるのがコツです。

個別の主張はダミーであり、惑わされない視点が不可欠です。議論が噛み合わない真の原因に注目すれば、スピーディに正解を導き出せます。構造を冷静に分析して正解を掴みましょう。

問題7(難易度:★★★★★)

問題

次の主張の背景にある考え(表には出ていないが主張を支えている考え)として最も適当なものを、A~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

主張)企業が長期的な利益を生み出し続けるためには、環境保護活動に積極的に投資することが不可欠である。

選択肢


正解:C
目的は「企業が長期的な利益を生み出し続けること」、手段は「環境保護活動に積極的に投資すること」である。
利益の追求と環境保護は一見すると無関係に見えるが、主張ではこれらをつなげている。長期的な利益を得るためには顧客からの継続的な支持が必須であり、環境に配慮しない企業は社会から見放され、事業の存続ができなくなるという論理が隠れている。
したがって、Cが隠れた前提として最も適当である。

田中 直香

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背景にある隠れた前提を見つけましょう。難易度が高くても「目的(長期利益)」と「手段(環境投資)」を抜き出す手法は同じです。

「手段→(?)→目的」のフローチャートで可視化し、空白に入る「消費者や投資家の支持」を特定してください。この論理に合わない飛躍やダミーに惑わされない視点が正解へのカギです。

問題8(難易度:★★★★★)

問題

次の文章を読み、下の問いに答えよ。

<物語1>
2人の姉妹が、1つしかないオレンジをめぐって喧嘩をしていた。どちらも「自分がオレンジを1つ丸ごと使いたい」と主張して譲らない。そこへ母親がやってきて、なぜオレンジが必要なのかを尋ねた。すると、姉は「果肉を絞ってジュースを作りたい」といい、妹は「皮をすりおろしてケーキの香りを付けたい」と答えた。母親はオレンジの皮を剥いて妹に渡し、残りの果肉を姉に渡した。こうして姉妹は、どちらも自分の目的を完全に果たすことができた。

<物語2>
2つの農家が、村で共有している1台のトラクターの利用期間をめぐって対立していた。春の種まきの時期が重なり、互いに「最初の2週間は自分が使いたい」と主張していた。村長が間に入り、それぞれの作業内容を詳しく聞いた。すると、農家Aは「午前中に土壌を耕す作業に集中したい」といい、農家Bは「午後から夕方にかけて種をまく作業をおこないたい」と答えた。村長は、午前を農家A、午後を農家Bが使うという時間帯別のシフト制を提案した。両者はこれに同意し、期間を削ることなく作業を終えることができた。

問い:「物語1」と「物語2」に見られる共通する問題解決の方法と似た事例はどれか。最も適当なものを、次A~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

選択肢


正解:B
2つの物語は、限られたリソース(オレンジやトラクター)の奪い合いという対立において、表面的な要求ではなく、それぞれの「背後にある真の目的(ニーズ)」を明確にし、それらが実は競合していないことを見つけ出して解決する構造を持っている。
選択肢の中でこの構造と一致するのはBである。1台の社用車をめぐり、真の目的が「荷物の運搬」と「移動」で異なっていたため、相乗りという形で双方のニーズを同時に満たし、問題を解決している。ゆえにBが最も適当である。

田中 直香

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対立の裏にある「真の目的」を見抜きましょう。

データに惑わされず「要求」と「本当の目的」をマトリックスで可視化するのがコツです。これにより、一見矛盾する要求が実は競合していないと気づけます。

選択肢はこの構造に基づき、双方のニーズを同時に満たすものを選び出してください。抽象化してとらえる視点を持つことが、スピーディかつ正確な正解への鍵となります。

問題9(難易度:★★★★★)

問題

次の会話文を読み、次の問いに答えよ。

タカハシ「駅前の森林を伐採して大型商業施設を建設しなければ、この町の税収は減少の一途をたどります。反対派は現実を見ていないのではないですか? 」
ナカムラ「希少な動植物の生息地を破壊することは許されません。経済効果という目先の利益にとらわれた愚行です。絶対に阻止します」
スズキ「専門家の調査によれば、希少種の生息エリアは森林の北側に集中しています。南側のみを開発し、北側は保全エリアとしてエコツーリズムに活用してはどうでしょうか? 」
タカハシ「南側だけでは規模が小さく、誘致企業が納得しません。だいたい環境派はいつも経済の足を引っ張るばかりですね」
ナカムラ「少しでも手をつければ生態系は崩れます。推進派は血も涙もない連中だ。スズキさんのような日和見主義の提案など聞く耳を持ちません」
タカハシ「なんだと。町の未来を潰そうとしているのはそっちだろう」

問い:この問題がなかなか解決しないのは、なぜか。その理由として最も適当なものを、次のA~Eのうちから1つ選び、記号で答えよ。

選択肢


正解:C
タカハシは経済発展を、ナカムラは環境保全を重視し、真っ向から対立している。スズキは専門家の調査にもとづき、開発と保全のエリアを分けるという客観的で合理的なハイブリッド案を提示している。
しかし、タカハシは「環境派は足を引っ張る」と相手の立場を非難し、ナカムラは「推進派は血も涙もない」と人格攻撃をおこなったうえで、スズキの提案すら「日和見主義」と切り捨てている。
両者が感情的な非難の応酬に没頭し、問題解決に向けた代替案の検討を放棄していることが最大の原因である。ゆえに、Cが最も適当である。

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人物の目的と態度をマトリックス等で可視化するのがコツです。

まずは、感情的な応酬により合理的な折衷案が無視されている構図をとらえてください。

議論の内容(環境対経済)はダミーであり、惑わされない視点が不可欠です。停滞の真の理由に注目すればスピーディに正解できます。

GPSテスト「思考力」を対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!結論と根拠を見分ける特訓が高得点へと導く

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GPSの思考力問題は、コツをつかめば必ず得点源にできます。

おすすめの練習方法は、論理構造をパターン化することです。特に「対立する意見から共通の解決策を見出す頻出問題」は重点的に対策しましょう。

学習は1日20分、2週間ほどニュース記事の結論と根拠を分ける訓練をスキマ時間でおこなうのが効果的です。

情報の整理には図が必須! 必要となる要素を見極める力を養おう

問題を解く際の注意点は、登場人物の感情や極端な表現に引きずられないことです。複数の資料から「必要な情報だけを抜き出す」ことを意識し、複雑な問題ではマトリックスやフローチャートで状況を可視化するテクニックが有効でしょう。

客観的な事実のみを整理し、論理の糸を解きほぐす練習を重ねれば、本番でもしっかり実力を発揮できます。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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