アイティフォーはやばい? 人手不足? 仕事が激務? プロと共に実態を読み解く

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  • 国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Hiroshi Sakai〇大手ICT企業で人事部長・人材開発部長として採用・育成・制度・労務を統括。面接は5,000人超。国家資格キャリアコンサルタントとして就労支援・研修講師も担当。

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  • キャリアコンサルタント

    Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味

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  • 国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

    Yukio Minami○理系大学院修了後、SEとして医療系システムに従事。私立高校に転職後は進路指導やキャリア教育に携わり、カウンセリングなどを通して生徒一人ひとりに合わせた支援をおこなっている

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本企画について

「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。

「アイティフォーはやばい?」

創業50年以上の歴史があるIT企業のアイティフォーですが、人手不足や激務というネガティブな評判も目立ちます。

そこで、この記事では「やばい」という噂について、就活の専門家たちのプロの視点をもとに解説していきます。アイティフォーへの就職を検討している人はぜひ読んでみてください。

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1分でわかるアイティフォー

アイティフォーとは

「一次請け」の独立系SIerで、金融・公共・小売業等に向けたソフトウェアの設計・開発・保守、システム機器販売、インフラ構築までを一貫して提供。また、公共分野向けのBPO(業務受託)サービスも展開しており、地方創生による社会貢献を掲げ、ITの力で地域社会を支える企業。

会社名株式会社アイティフォー(ITFOR Inc.)
従業員数(連結)513名(2026年3月31日現在)
本社所在地東京都千代田区
主な事業・金融機関向けソリューション
・公共機関向けソリューション
・小売業/EC事業者向けソリューション
・キャッシュレス決済ソリューション
・コンタクトセンターソリューション
・セキュリティ・基盤ソリューション
売上高(連結)205億5,225万4,000円(前年同比期0.49%減)(2025年3月期)
経常利益(同)36億6,805万4,000円(前年同比期4.65%減)(2025年3月期)
企業HPhttps://www.itfor.co.jp/
採用HPhttps://www.itfor.co.jp/recruit/
企業情報

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「アイティフォーがやばい」と言われる4つの理由|プロが読み解く

アイティフォーが「やばい」と言われるおもな理由を4つに分けて紹介します。噂に対して具体的なデータを用いながら、実態を説明していきます。キャリアコンサルタントからのアドバイスや分析も参考にして読み進めましょう。

①人手不足で一人あたりの負担が大きいから

口コミサイト等では、アイティフォーの人手不足を指摘する声が挙がっています。

同社が含まれる情報通信業界は、現状慢性的な人員不足が起きています。そのうえで同社は新卒入社者の3年後定着率が98.0%(※1)となっており、情報通信業界の平均72.8%(離職率27.2%から算出)(※2)を大きく上回っていることから、人材を社内に留めることに成功していると言えます。

さらに、離職率はかつて6~7%で推移していたものの、2024年度は3.4%まで低下しています。加えて、若手の研修を強化したり、対面でもコミュニケーションを増やしたりすることで、2023~2024年度に入社した社員の退職者は0名に抑えられています(※3)。

そのため、アイティフォーは深刻な人手不足であるとは言い難いです。

※1 アイティフォー 数字で見るITFOR
※2 新規学卒就職者の離職状況(令和4年3月卒業者)
※3 アイティフォー 有価証券報告書 2025年3月期

プロのアドバイザーはこう分析!企業全体でIT人材の確保に努めている

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

酒井 宏

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アイティフォーが今後、人員確保に苦戦する可能性はあります。

会社の公表資料では現在、SEの人員は決して十分とは言えないと示されており、中期経営計画でも開発力や開発機能の強化、さらなる開発要員の強化に取り組む方針が示されています。

つまり、事業拡大を進めるうえで、エンジニアの増強は会社自身が重要テーマとして認識していると読み取れるのです。

アイティフォーは盤石な基盤を形成している段階である

一方で、会社が公開している採用情報では、3年後定着率98%、平均勤続年数11年10カ月、エンジニア向け1,000時間超の研修なども示されています。

こうした点を踏まえると、現時点で採用や育成の基盤が弱いとは言い切れないが、今後の人員確保を考えるうえでは、事業成長に対して開発体制をどう拡充していくかが継続して注目されるといえます。

②残業が多く激務だから

アイティフォーは月の平均残業時間を14.1時間(※1)と公表しており、これは情報通信業界の平均16.5時間(※2)を下回っています。また、2022年度から2024年にかけて、残業時間は減少傾向にあります(※3)。

さらに、同社は2025年度の目標として、平均残業時間を10時間に設定しており、業務効率化や労働時間の平準化などによって、より働きやすい環境を作るための取り組みを進めています。

注意点として、激務と言われる要因は複数考えられますが、一つは業界特有の繁閑の差が挙げられます。プロジェクトによっては納期の直前のように多忙になる時期があり、一時的に激務になる可能性を考慮しておきましょう。

※1 アイティフォー 数字で見るITFOR
※2 厚労省 毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報
※3 アイティフォー 有価証券報告書

プロのアドバイザーはこう分析!激務は残業時間の長さだけではない

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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アイティフォーで「激務」が発生する瞬間、それは単なる忙しさではなく、「社会との約束を守るための正念場」でもあります。

というのも、同社が強みを持つ金融(地銀など)や公共機関のプロジェクトでは、システムを止めて良い時間は極めて限られています。

そのため、大規模なシステムの切り替えやバージョンアップは、年末年始やゴールデンウィーク、あるいは連休の深夜に集中する傾向があります。

このほかの皆が休んでいる時に、高い緊張感の中で作業するというプレッシャーが、「激務」という噂の正体です。

プレッシャーのあるなかでも残業時間は抑制されている

また、90%以上が「一次請け(プライム)」であるということは、トラブルが起きた際に「逃げ場がない」ことも意味します。

顧客から直接「いつ直るんだ」という声を受け止める立場にあるため、有事の際の心理的・物理的な負荷は、下請け企業のそれとは異なるものです。

しかし、平均残業時間が14.1時間まで抑制されているのは、そうした山場以外の時期を徹底して平準化し、無理のない工数管理ができている証拠でもあります。

これらの情報から、自分に合った働き方なのかを、改めてイメージしてもらえればと思います。

③お堅い社風が残っているから

アイティフォーは金融機関や公共機関などに向けたソリューションを展開しています。そのため、正確な金額の計算や厳格なセキュリティ等が求められるため、お堅い社風であるというイメージを持たれている可能性があります。

確かに、仕事内容に厳格さが求められることは事実ですが、社員の平均年齢や平均勤続年数(※1)(※2)を見ても、情報通信業界内では平均的であり、いわゆる老舗企業のようなお堅い社風であるとは決して言い切れません。

情報通信業界の平均アイティフォー
平均年齢40歳8ヶ月40歳2ヶ月
平均勤続年数11年9ヶ月11年10ヶ月

さらに、同社は社員が自由に服装を選択できるセルフビズ、対話を促進させるオフィスレイアウトの変更(※2)などを導入して、職場環境の改善を図っています

そのため、現状にお堅いイメージを持っている人がいたとしても、それは改善される見込があると言えそうです。

※1 厚労省 令和6年賃金構造基本統計調査の概況
※2 アイティフォー 有価証券報告書 2025年3月期

プロのアドバイザーはこう分析!止めてはいけない業務で発生する責任がある

国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

南 幸雄

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アイティフォーが持つ「規律」は、単なる古い社風ではないと感じます。

地方銀行など金融インフラを支える同社にも、絶対に止めてはいけないという社会への責任感が共通しています。

離職率がIT業界平均より大幅に低い事実は、「長時間で頑張る働き方」から、社員一人ひとりの家族や暮らしの時間を大切にする文化へ移ろう、いわば働き方の過渡期の成果です。

誰かの役に立つやりがいと向き合ってみよう

ネット上の刺激的な言葉に不安を感じる気持ち、よくわかります。

私も教育の現場で学生と向き合うなかで、数字や噂の裏にある「人の体温」を大切にするようになりました。

私自身、病院のシステム導入でネットワークがつながった瞬間、「これで現場の負担が軽くなり、その先の患者や家族の暮らしが楽になる」と想像し、静かな誇りを覚えたことがありました。

地味なことでもコツコツと専門性を積み上げ、裏方として人の役に立つことに喜びを感じられる人にとって、そこは「孤独を感じない居場所」となるはずです。

周囲の評判に惑わされず、その誠実さが自身の価値観と響き合うか、ぜひ確かめてみてください。

④特定のスキルしか身につかないから

アイティフォーはIT技術で幅広いソリューションを提供していますが、その中でも特に、銀行などの金融機関に向けたシステムに強みを持っています。そのため、特定のITスキルしか身に付かないと感じている人もいるのではないでしょうか(※1)。

アイティフォーのメイン事業

  • 金融機関向けソリューション
  • 公共機関向けソリューション
  • 小売業/EC事業者向けソリューション
  • キャッシュレス決済ソリューション
  • コンタクトセンターソリューション
  • セキュリティ・基盤ソリューション

しかし、同社はプロジェクトの90%以上が一次請け案件(プライム案件)という特徴があります(※2)。そのため、他企業と比較すると、上流工程から下流工程までのすべてで経験を積むことができるとされています。

より幅広い技術に触れていきたいと考えている人にとっては物足りなく感じてしまうことがあるかもしれませんが、エンジニアとしての経験を積むには十分な環境ととらえることもできます

※1 アイティフォー 事業概要
※2 アイティフォー 職種紹介

プロのアドバイザーはこう分析!仕事のなかで専門的スキルを高められる

国家資格キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

酒井 宏

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アイティフォーで積み上げられる強みは、金融や公共、小売・EC、決済、コンタクトセンター、セキュリティ・基盤といった分野で、業務理解を深めながら専門性を高められる点にあります。

会社が公開している情報を見ると、同社は一次請けの独立系SIerとして、上流工程から設計、開発、保守、運用まで一貫してかかわる体制を採っています。

金融分野では、地方銀行の7割以上で採用されている債権管理システムもあり、社会性の高い業務システムに継続的にかかわれることも特徴です。

専門領域で高い市場価値を身に付けよう

特定サービスに強い会社は、スキルが限定的に見えることもあるが、実際には業界ごとの業務知識や、要件整理、導入後の改善対応まで経験できる点に強みがあります。

幅広い技術を浅く学ぶタイプではないが、特定領域で専門性を積み重ねる経験は、市場で評価される力につながります。

特に、顧客の業務を理解したうえで、長く使われる基幹システムにかかわった経験は、ほかの現場でも生きる土台になりやすいです。

アイティフォーは働きやすさの整った企業である

人手不足や激務などの噂について実際のデータを確認してみると、定着率が高かったり、残業時間が平均的だったりしました。そのため、「やばい」とされている理由について、詳細を調べることで、実態を知ることができるので、志望する企業については正確な情報を掴みましょう。

アドバイザーのリアル・アドバイス!単純な技術志向以上に向いている特徴がある

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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アイティフォーへの就職を検討している人に伝えたいのは、ここは「最先端のキラキラした技術を追いたい人」よりも、特定の領域で誰にも負けない専門性(ドメイン知識)を持ち、長く信頼されたい人に最高の環境だということです。

アイティフォーに向いている人・適性として、まず挙げたいのは「職人気質」と「責任感」を兼ね備えている人です。

金融や公共のシステムは、新しさよりも「正確性」が命です。1円のズレも許されない世界で、地道なテストや検証を「面白い」と思える誠実さがあるかどうかが分かれ目になります。

また、「上流工程」で顧客の悩みに耳を傾けたい人にもおすすめしたいです。一次請けがメインなので、若手のうちから顧客と直接対話する機会が多いです。

単にコードを書くだけでなく、ビジネスの仕組みそのものをITで解決したいという志向性が求められます。

スキルよりも理解度! 企業への思いを深掘っておこう

アイティフォーを目指すなら、「なぜ地銀なのか?」「なぜ公共ソリューションなのか?」という、扱う「業種」への興味を徹底的に深めてください。

最新のプログラミング言語に詳しいことよりも、地方銀行が今抱えている経営課題を語れる学生のほうが、この会社では「お、わかってるな」と一目置かれます。

大変なこともありますが、とはいえ「3年後定着率98%」という数字は、入社後のギャップが少ないことの裏返しでもあります。ぜひ、その「手堅さ」を自分のキャリアの武器にしたいのか、自分に問いかけてみてくださいね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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