Q

その他
回答しない

海外の短期インターンって実際どうですか?

現在大学3年生で、そろそろ就職活動を意識し始めたのですが、周りの友人が夏休みに海外の短期インターンに参加するそうです。

グローバルな経験は就活で有利になると聞くので、私も興味はあるのですが、短い期間の中では実際どのような経験や学びが得られるのでしょうか?

数週間程度の海外インターンでも、将来のキャリアについて考えるきっかけになりますか?

参加するとして、どのような点に注意してインターン先を選べば良いかなど、プロの視点からアドバイスをいただけると嬉しいです。

また、短期の海外インターンに参加した経験のある方の話も聞いてみたいです。よろしくお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表

渡部 俊和

プロフィールを見る

海外のインターンは職業への理解が深まるチャンス

国内か海外か、短期か長期かにかかわらず、学ぼうとする意欲があれば、経験がないことへのチャレンジから得られるものは必ずあると思います。

短期インターンの場合、具体的に何かが身につくというよりは、会社の雰囲気や情報を得て職業についての理解を深めることがおもな目的になります。

しかし、それが海外であれば言語や文化、環境の違いがあり、何をするにでも国内よりハードルが高いわけですから、そこでのいろいろな体験が刺激にもなるし考えを深める機会になるでしょう。

就活ではないですが、私は商品開発のために商社の担当者と数週間の海外出張をした経験があり、そのときの商社マンの仕事ぶりや現地のインド人のブローカーの多才さに衝撃を受け、自分の働き方を見直した経験があります。

参加する目的に合ったインターンに前向きに参加しよう

たとえ短期間であっても、その経験をどうとらえるかは自分次第なので、どういう状況になったとしても前向きに活かそうと考えてほしいです。

また、インターン先の選択ですが、海外で働くことを念頭におくのであれば、志望する業種に寄せて探すほうが、実益につながる情報が得られるでしょう。

そうでない場合は何を学びに行くのかによります。商流を知りたいとかビジネスモデルを知りたいとか、目的に沿ったモデル企業を探してみると良いのではないかと思います。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

プロフィールを見る

海外のインターンは将来に向けたさまざまな経験を積める

海外の短期インターンは、数週間という限られた期間でも大きな学びと成長のきっかけになります。

まず第一に、日本とは異なるビジネス習慣やコミュニケーションスタイルを直接体験できる点が大きな魅力です。

たとえば、欧米ではミーティングでの意見表明や迅速な意思決定が重視される傾向があり、アジア圏では合意形成に時間をかける文化が根強い傾向があります。ただし、国や企業によって違いも大きいことは留意しておきましょう。

こうした違いに直面することで、自分の価値観や働き方の癖を客観的に認識でき、異文化対応力や柔軟性を短期間で磨くことができます。

第二に、英語をはじめとした語学運用力が向上しやすい環境です。職場ではすべて英語や現地語でのやりとりが基本となるため、学んだフレーズを即実践のなかで使いこなす経験を通じて、読む、書く、聞く、話すのすべての力がブラッシュアップされます。

語学力は就職活動でのアピールポイントになるだけでなく、グローバルな環境で働く自信にもつながります。

第三に、現地で出会う人々との交流が将来の大きな財産になる可能性があります。短期インターンであっても、現地の同僚や他国から集まったインターン生と一緒に仕事や生活を共にすることで、さまざまな価値観や考え方に触れられます。

こうした人とのつながりは、将来の進学や就職、国際的なプロジェクトへの挑戦など、幅広い場面で役立つことがあります。帰国後もメールやメッセージなどで連絡を取り続けることで、さらに関係を深めることができます。

自分にとって最適な内容のインターンを選ぼう

インターン先を選ぶ際には、プログラムの学びの設計が明確かどうかを確認しましょう。

単にオフィスに出社して観察するだけなのか、実際のプロジェクトに一定の裁量を持って参加できるのか、成果物のレビュー体制は整っているかといった点は要チェックです。

また、ビザ申請の補助、住居の手配、緊急時の連絡網など安全対策やサポート体制がしっかりしているかも大切です。費用負担が重い場合は奨学金や大学の支援制度を活用する方法もあります。

実際に参加した先輩からは「短期間でも視野が広がった」、「帰国後の就職活動で留学・インターン経験をきっかけに外資系や商社の選考を突破した」という声が多くの先輩から寄せられています。

数週間の滞在が、自分のキャリアプランや働くイメージを一気にリアルにしてくれるはずです。ぜひ、「何を学びたいのか」、「どんな環境で挑戦したいのか」を明確にして、あなたにとって最適なプログラムを選んでみてください。

あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう

インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
インターンの志望先を決められない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア