この記事のまとめ
- インターンは何社参加すべきという正解はない
- 複数社に参加するメリット・デメリットを知って判断しよう
- インターンは参加する数よりも就活に活かす意識が大切
- 適職診断
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この記事を読んでいる人に
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インターンシップにそろそろ応募しようと思っても、「インターンは何社参加すれば良いのだろう」「みんなはどれくらい参加してるのかな」と悩んでしまいますよね。積極的に参加すべきとは思いつつ、学業や課外活動で忙しい人もいるでしょう。
インターンは自身の能力を見極めたり、企業理解を深めたりできる貴重な機会です。そのため、周りの数に合わせたり、たくさん応募したりすれば良いわけではなく、自分はどんなインターンに参加すべきかを考えて選ぶことが大切です。
この記事ではキャリアアドバイザーの田邉さん、吉田さん、遠藤さんのアドバイスを交えつつ、インターンの適切な参加数の導き方を解説します。自分は何社参加すべきなのか迷っている人はぜひ参考にしてください。
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インターンに何社参加するかは目的を意識した主体的な選び方が大切
インターンは「何社参加するべき」という誰にでも当てはまる正解はなく、数を気にするよりも、その後の就活にどのように活かすかという目的意識が大切です。2社で十分参考になる人もいれば、5社に参加してやっと満足のいく収穫を得られるという人もいます。
そうはいっても平均や目安がわかるとだいたいのイメージがつくので、この記事ではまずインターンに関する主な平均データを紹介します。たくさん参加すべきか迷う人のために、複数のインターンに参加するメリット・デメリットも解説するので自身の状況と照らし合わせて判断してくださいね。
また、これからインターンに参加する人必見の、インターン改定による最新動向や注意点をキャリアアドバイザーが解説します。本選考に活かすための選び方や参加のポイントも説明するので、最後まで読んで自信をもってインターンに参加しましょう。
インターンに参加することは就活において重要なステップですが、参加前に考えておくべきなのは参加する社数ではなく、何のために参加するかという目的意識です。
学生一人ひとり目的が違うので、どのタイプのインターンに何社参加するかも人によって変わってきます。
インターンの選び方と探し方については以下の記事でより詳しくまとめています。ぜひ参考にしてみてください。
インターンの選び方決定版! 5段階で絞り込むコツと学年別の探し方
あなたがインターンに参加しない方がいい企業をチェックしよう
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
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みんなはインターンに何社参加している? 主な平均データを紹介
インターンにまつわる主な平均データ
- 約8割が大学3年生8月までにインターンに応募
- 平均9社のインターンに応募して6~7社参加
- 「1日以下」がほとんどで「2日以上」のインターン参加は約4割
- インターンに参加する倍率は高い
「みんなはどれくらいインターンに参加してる?」「サマーインターンと秋冬インターンどちらも応募すべき?」「1Dayインターンだけでも良いの?」など、インターンの参加実態が気になる人もいますよね。
だいたいの平均がわかるとスケジュールを立てる参考になり、本選考や内定との関係性も見えてくるので、ここではまずインターンにまつわる主なデータを解説します。
ただし、インターンにたくさん参加すれば内定が取れるわけではなく、忙しさや留学などでインターンに行けない人も中にはいます。データはあくまで平均であることを忘れずに参考にしてくださいね。
約8割が大学3年生8月までにインターンに応募
インターンの参加は必須ではありませんが、ほとんどの学生が応募しています。リクルート就職みらい研究所の2024年卒 就職活動TOPICによると、83.6%の学生が大学3年生の8月までにインターンに応募しています。3月までには実に93.6%が応募しました。
インターンは大学3年生の夏までに参加しようとする人が多く、そうでない人もほとんどが3年生のうちに参加を考えているとわかります。
学生の中にはインターンに参加できておらず焦っている人もいますよね。しかしインターンに参加できなかった人でも、自己分析や企業分析などの対策をすれば、本選考で内定を獲得するチャンスは十分にあります。今からできる対策に力を入れましょう。
インターンに参加するスケジュールをより詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。忙しい人やタイミングを逃した人の対処法も解説しています。
インターンはいつから参加? 応募から選考までのスケジュールを解説
大学2年生が参加できるインターンもあります。早めに参加したい人はこちらの記事でおすすめの探し方や選考に活かす方法を把握してくださいね。
大学2年生もインターン参加が常識? 本選考が有利になるコツを解説
平均9社のインターンに応募して6~7社参加
マイナビの2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査によると、2024卒の学生は大学3年生の12月時点で平均8.8社のインターンに応募しています。ただ、応募したすべてのインターンに参加しているわけではなく、参加数の平均は6.6社でした。
全体 | 文系 | 理系 | |
---|---|---|---|
応募数 | 8.8社 | 9.0社 | 8.5社 |
参加数 | 6.6社 | 6.9社 | 6.1社 |
文系の方が理系よりも応募数と参加数ともにわずかに多くなっています。理系のほうが専門性が高く応募範囲が限られること、研究室などが忙しく就活に割ける時間が少ないことが原因と考えられます。
- 実際のところ、インターンには何社ほど参加する学生が多い印象ですか?
参加数も種類も人によってさまざま
私の周りの学生では一概に一人何社とはいえず、たとえば半日~1日の選考なしのインターン(オープン・カンパニーに相当)を中心に5~10社参加する人もいます。
一方で、選考を受けて3日~1週間程度の本格的なインターンにじっくり取り組む人もいますね。
志望企業のインターン日程が重なったり、急用が入ったりして応募したインターンに参加できなくなることもあります。辞退する場合の流れや注意点はこちらの記事で確認しておきましょう。
インターンシップの辞退は慎重に! 誠意が伝わる連絡方法とは
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「1日以下」がほとんどで「2日以上」のインターン参加は約4割
インターンの参加社数の平均がわかりました。では、それぞれどのようなインターンに参加しているのでしょうか。リクルート就職みらい研究所の2024年卒 就職活動TOPICによると、2024卒のインターンの期間別に見た経験割合と参加数は、大学3年生3月時点で以下の通りでした。
経験割合 | 平均参加数 | |
---|---|---|
1日以下 | 92.2% | 8.68社 |
2日以上~5日未満 | 38.3% | 1.95社 |
5日以上 | 13.7% | 1.25社 |
「1日以下」のインターンを経験した学生は9割を超えていますが、「2日以上~5日未満」の数日間のプログラムに参加した人は合計38.3%と、全体の約4割でした。「5日以上」の長期プログラムに参加した人は13.7%に留まり、その参加数は約1社です。長期インターンで数を絞ってじっくり取り組むより、短期間のインターンに数多く参加する学生が多いといえます。
- 周りに長期インターンに応募した人はあまりいないのですが、やっぱり参加した方が良いのでしょうか?
はっきりとした目的がないなら無理に参加する必要はない
長期インターンのほうが、選考に有利になったり、成長できたりするなどのメリットが多そうですよね。このようなことを考えると、周りに長期インターン参加者が少なくてもとりあえず参加した方が良いのでは、と不安になる人もいると思います。
しかし大切なのは、長期インターンに参加することであなたがどうなりたいのかを考えることです。目的なしに長期インターンに参加しても成長はできません。
志望企業が明確にある人や習得したいスキルがある学生なら長期インターンの参加がおすすめですが、目的が特にないまま参加するのはおすすめではありません。
そもそも、インターンにはどんな種類があるのか気になる人もいるのではないでしょうか。次の記事では、インターンの期間について詳しく解説しています。ぜひ読んでみてくださいね。
インターンの期間は3種類! 期間別のメリット・デメリットを解説
インターンに参加する倍率は高い
インターンの応募数や参加数の目安がわかったと思いますが、インターンは応募すれば必ず参加できるわけではありません。
応募者全員が参加できるインターンも中にはありますが、ほとんどのインターンは募集人数以上の学生が集まった場合、応募後に選考をおこないます。中には書類選考だけでなく、面接選考を実施する企業もあります。
特に誰もが知っているような有名企業は倍率が優に100倍を超えるため、インターン応募が始まる前の大学3年生春までには、Webテストや面接の対策が必要です。直前になって焦らないように、早めの対策を心掛けましょう。
インターンに参加するには選考通過のポイントを理解することが不可欠です。インターンの選考対策をより詳しく知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
インターンのESの書き方
インターンシップ参加をつかむエントリーシートの書き方|例文あり
インターンの志望動機の作り方
例文19選|インターンシップの志望動機づくりはこれで完璧!
インターンの自己PRのポイント
例文18選|インターンシップ選考を勝ち抜く自己PRは5ステップで完成!
インターンの面接対策
インターンシップの面接を突破する3つのカギ|質問と回答例12選
多ければ良いとは限らない! インターンに複数参加するメリット・デメリット
インターンに関する平均データを見てきました。過去の学生は平均で8~9社のインターンに参加していると聞くと、自分もたくさん参加しなくてはいけないと感じる人もいるかもしれません。
しかし、インターンの参加社数は多いほど良いとは限りません。ここでは複数のインターンに参加することで得られる3つのメリットと、注意すべき2つのデメリットを紹介します。両者を理解したうえで、自分の希望や状況に適切な数を考えましょう。
あなたがインターンに参加しない方がいい企業を確認してください!
インターンでは、自分が適正のある企業を選ぶことが大切です。向いていない企業のインターンに参加しても、学べることは少なく、無駄な時間を過ごしてしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、自分が適性のある企業をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
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メリット①インターンの選考に慣れることで本選考に活かせる
先述の通り、インターンに参加するには多くの場合書類選考やWebテスト、面接などを受ける必要があります。内容も必ずしも本選考より簡単というわけではなく、自己PR、ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)、志望動機など本格的な準備が必要です。インターンでこれらの対策に慣れた人と、本選考で初めて経験する人とでは大きく差がつくでしょう。
インターン選考の内容の例
- 書類選考
- 面接選考
- 適性検査
- グループディスカッション
特に面接は練習と本番とでは緊張感も段違いで、予想外の質問や深掘り質問をされることもあります。面接の場面で堂々と話せるようになるには本番に慣れることが重要です。その企業を志望している人はもちろんそうでない人も、複数のインターンに応募するとそれだけ実践の場数を踏めるのです。
メリット②複数のインターンを比較して業界・企業選びの参考にできる
一つのインターンだけに参加する人はその企業の特徴しかわかりませんが、複数のインターンに参加する人は企業ごとの社風、求められる能力、志望者の特徴などさまざまな要素を見比べることができます。自分がよりマッチするのはどんな仕事かというのも、実感を持って判断することが可能です。
やりたい仕事がすでに決まっている人でも、その業界しか見ていないと、後から「本当にこの企業で良いのだろうか」と悩むことがよくあります。複数の業界・企業のインターンを経験すれば、「やっぱりこの仕事がしたい」と確信できる人もいれば、「この業界もおもしろそう」と新しい可能性に気付く人もいるでしょう。
このように就活の早期段階で業界や企業を見比べて、将来のキャリアをじっくりと比較検討できるのは、複数のインターンに参加する大きなメリットです。
- インターン参加中は特にどんなところに気を付ければ良いでしょうか?
学生気分の受け身の姿勢ではなく社会人として参加しよう
企業はボランティアでインターンを開催しているわけではなく、人件費を含めた時間と労力をかけてしっかりと計画しています。なぜならそこで投資した時間や労力の分、リターンが見込めるからです。ここでいうリターンとは「求める人物像に合う学生/そうでない学生の選別」です。
インターンに参加している態度やインターン中のパフォーマンスは必ずチェックされていると思ってください。うまくアピールできていれば高評価につながりますが、消極的な言動はマイナス評価になります。
たとえばグループワークでほとんど発言しなかったり、メモや議事録をまったく取っていなかったり、オンラインならカメラオフで参加をしたりなどは要注意です。
インターンは学校の授業ではないので、学生気分は捨てて、社会人の第一歩として真摯な態度で臨みましょう。
メリット③本選考につながるチャンスが増える
インターンを採用活動の一貫としておこなう企業もあり、複数のインターンに参加するとそれだけ採用担当者にアピールできる機会が増えます。
もちろんインターンには学生が業界理解・仕事理解を深めるという目的がありますが、採用を意識している企業も多いのが実情です。リクルートの就職白書2023データ集によると、インターン・1Day仕事体験の目的として「入社意欲の高い学生を絞り込む」を挙げた企業は半数以上の51.4%、「学生のスキルを見極める」と回答した企業も約4割にのぼります。
さらに企業によってはインターンで活躍を見せた学生を早期選考に案内することがあります。そうでなくても意欲や能力を印象付けることができれば本選考で有利になるため、インターンへの参加自体が企業へのアピールになるのです。
複数のインターンに参加する場合、数が多すぎるかどうかは社数よりも日数で判断したほうが良いです。
1Dayのインターンに10社参加しても全部で10日ですが、3〜5日の複数日程のインターンに10社参加すると数十日になってしまいます。そうすると忙しさのあまり良いパフォーマンスができない恐れがありますよね。
人にもよりますが、たとえば長期休暇中にインターンに参加する場合、その半分以上の日程がインターンで埋まってしまうならさすがに多すぎるだろうと感じます。
インターンのメリットをさらに理解して活用したい人は、こちらの記事を参考にしてください。8つのメリットと、おすすめなインターンの特徴を解説しています。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説
インターン参加により選考の有利・不利についてはこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが回答しているので参考にしてみてください。
インターン参加前必須!
性格診断で自分の強みを確認しよう!
インターン前は自分の強み・弱みを把握して、職業適正を知ることが大切です。しっかり自己理解をしないと自分に向いていないインターンに参加することになりかねません。
そんな時は「性格診断」を活用してください簡単な質問に答えるだけで、あなたの性格を分析して、ぴったりの職業を診断できます。
性格診断を活用して有意義なインターンを過ごし、就活を成功させましょう。
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デメリット①学業やほかの選考対策に時間を割けなくなる
一方、インターンに多数参加するとどうしても忙しくなり、学業やそのほかの選考対策に時間を割けなくなります。多くのインターンが始まる大学3年生の夏頃はゼミや研究室も盛んになり、忙しい人もいるでしょう。また、就活では自己分析や面接練習、テスト対策などインターン以外の活動も必要です。
インターンの予定を入れすぎて本分である学業が疎かになり、単位を落としたりやりたい勉強ができなかったりしては本末転倒です。複数のインターンに応募する際は、事前に試験期間やアルバイトのシフトを確認しておくなどスケジュール管理をしっかりおこない、数をこなすことが目的にならないようにしましょう。
- 大学3年生の9月まで留学中で、サマーインターンに行けないのですが大丈夫でしょうか? サマーインターンが一番重要だと聞いて不安です。
参加できない人はほかにもいるので今できることに集中しよう
夏のインターンに参加できなくても、慌てなくて大丈夫です。留学以外にも部活動やフィールドワークなどで参加できない人もいれば、インターンの選考に通らなくて結果的に参加できない人もいます。
インターンに参加できない分、充実した留学生活を送ることや、メディアや企業のホームページなどで企業研究をおこなうことで、就活の準備はしっかり進みますよ。
デメリット②インターンごとの準備や振り返りが中途半端になる
インターンは参加して終わりではなく、参加前から企業研究をして気になることや疑問点などをリストアップしたり、参加後は感想や学びをまとめたりなど、就活にどのように活かすかが大切です。
インターンの予定をたくさん詰め込むと、一つひとつの準備や振り返りに割ける時間が少なくなります。そうすると参加中に何を質問すべきかわからず、インターンでの気づきや感じたことも忘れてしまうなど、せっかくの機会が中途半端になりかねません。準備万端で参加する学生に比べて積極的な発言や行動ができず、本選考へのチャンスを活かしきれないこともあるでしょう。
インターンはやみくもに応募するのではなく、それぞれの準備と振り返りができる余裕を持たせてスケジュールを立てる必要があります。たくさんのインターンに参加したい人は特に注意してくださいね。
インターンで予定が埋まって毎日忙しく過ごすうちに、就活が順調に進んでいる気分になるのも危険です。参加した成果が自分の中に残るよう、当日は意識を集中させて参加することと、参加前の予習や参加後の振り返りを必ずおこなうことを心掛けてください。
インターンは何社参加すべき? 最新動向をキャリアの専門家が解説
複数のインターンに参加するメリットと注意点を把握できたら、いざインターンを選ぶ前に、インターンの最新動向を理解しておきましょう。
文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省が合同で発表したインターンシップを始めとする学生のキャリア形成支援に係る取組の推進に当たっての基本的考え方(令和4年6月13日改正)により、インターンは「インターンシップの4類型」としてルールや定義が改定されています。
主な対象 | 概要や目的 | 就業体験 の有無 | 学生情報の 採用活動 への活用 | |
---|---|---|---|---|
タイプ1: オープン・カンパニー | 学部生・ 大学院生 すべて | ・企業説明会、職場見学 ・企業や業界の情報提供、PR | なし | ✖ |
タイプ2: キャリア教育 | 学部生すべて | ・働くことや自分らしさなどについて考えるプログラム | 任意 | ✖ |
タイプ3: 汎用型能力・専門活用型インターンシップ | 大学3年生・ 修士1年生 | ・就業体験 ・自らの能力の見極め ・評価材料の取得 | 必須 | 採用活動開始以降は〇 |
タイプ4: 高度専門型インターンシップ | 修士課程・ 博士課程の 学生 | ・就業体験 ・実践力の向上 ・自らの専門性を活かす | 必須 | 採用活動開始以降は〇 |
今回の改定により、就業体験のない説明会やセミナーは厳密にはインターンではなく「オープン・カンパニー」と定義され、学生情報を採用に使用することを禁止されています。一方で、職業体験型のインターンである「汎用型能力・専門活用型インターンシップ」と「高度専門型インターンシップ」は採用活動に結びつけることを政府から正式に許可されました。
この改定により、インターンはどう変化するのでしょうか。「1Dayインターンだけで良いのかな?」「本格的な長期インターンにも参加すべき?」と疑問に感じる人もいるでしょう。短期・長期・理系などの種類別に、インターンの最新動向やおすすめ参加数をプロのキャリアコンサルタントに聞きました。
吉田さんに質問! 短期インターンの動向とおすすめ参加数
1Dayや2Dayなどの短期インターンは、どのように変化するのでしょうか。また、説明会などのオープン・カンパニーはどのように活用するのが良いのでしょうか。ここではキャリアコンサルタントの吉田さんに短期インターンの動向を聞きました。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る短期インターンは大学1~2年生にも裾野が広がり早期化する
結論からいうと、今回の法改定で就活がより早期化・長期化するようになると感じています。タイプ1は引き続き多くの企業で実施されると思いますが、タイプ2が増え、かつ大学3年生だけでなく1〜2年生向けにも裾野を広げてインターンを実施する企業が増えると予想されます。
早くから自分のキャリアについて主体的に考え、行動してきた学生と、就活の時期になってからなんとなく動き始めた受動的な学生とでは圧倒的な差がつきます。実際、私がコーチングしている学生達も、大学2年次から日系大手に内定をもらうケースが増えてきました。
今までであれば、ベンチャーや外資系ではこのような動きがありましたが、日系企業もついに就活早期化を意識した動きになってきた印象があります。ぜひ早くから準備し、積極的かつ主体的にインターンに参加していきましょう。
複数業界・企業を見比べて理解を深められるのが強み
また参加社数については、短期インターンの平均参加数が6〜7社であることを踏まえると、興味のある業界で3〜5社、あまり興味のない業界で2〜3社ほど見ておくと良いでしょう。
特に、興味のある業界は複数社参加することによって業界・仕事理解をより深めやすくなり、各社の競合している部分や強み・弱みを明確にすることができます。
また興味のない業界も見てみることによって、なぜ興味がないのかを言語化でき、より客観的な目線で志望企業を見れるようになります。ただの食わず嫌いだったというケースもよくあり、短期であれば時間的負担も少ないので、積極的に参加することをおすすめします。
ただし上記はあくまでも目安です。例年、30社以上のインターンに参加する学生もいれば、1社も参加しない学生もいます。それを踏まえてあなた自身のペースで参加していきましょう。
短期インターンの選び方で後悔しないように、こちらの記事も併せて確認しましょう。短期インターンならではのメリットや特徴をより詳しく解説しています。
短期インターンのメリットとは? 後悔しない選び方も解説
遠藤さんに質問! 中期・長期インターンの動向とおすすめ参加数
短期インターンの動向を見てきました。では、主に5日以上の中期・長期インターンはどのような変化があるのでしょうか。注意点や参加の目安をキャリアコンサルタントの遠藤さんに聞きました。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る長期インターンは就業体験や社員との交流の密度が上がる
タイプ3・4のインターンは期間が長く、講義や学生同士のグループワークだけでなく社員の指導とフィードバックをともなう就業体験が必須となるため、企業はプログラム内容を充実させ、対応する社員の確保など受け入れ態勢を整える必要があります。
また、インターンで得た学生の情報を後々の広報・選考活動に使用することができるので、学生一人ひとりにしっかり目を行き届かせるようになると思われます。
こうした企業側の状況をふまえると、参加する学生にとっては密度の濃いプログラムに参加することで企業について深く理解できるようになり、指導してくれる社員とのかかわりを持つこともできます。
選考対策とスケジュール調整も大切
このようなチャンスを手にするためには、中期・長期のインターンの選考に対して今まで以上の準備が求められると予想されます。
また参加が確定してからの欠席を避けるために、エントリーの段階からスケジュールが重ならないよう注意しておきましょう。1つのインターンが長期にわたるため、1回の長期休みで1社か2社でも参加できれば良いのではないかと思います。
次の記事では、学年別におすすめのインターンを紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
インターンとは|大学生向けのおすすめのインターンを学年別に解説
インターン前にあなたが受けないほうがいい職業を確認してください
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
田邉さんに質問! 理系・専門職インターンの動向とおすすめ参加数
理系向けのインターンや、専門職のインターンはどう変化したのでしょうか。ここでは最新動向や活用方法、おすすめ参加数をキャリアコンサルタントの田邉さんが解説します。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る理系向けや専門型のインターンは実践を積む機会になる
インターン4類型の改定により、理系など専門職を志望する学生のインターンは、就活でアピールするための実績をつくる場に変わっていくことが予想されます。
今までも修士・博士課程の学生は、長期インターンに参加して実績を作り、就活でのアピールに役立てていました。一方で学部生は、実績を積める場を探すハードルが高く、文系学生と同じように説明会型のインターンに参加する学生がほとんどでした。
しかし今回の改定で、企業がタイプ3の専門活用型インターンを整備することが考えられます。すると、今までよりも実績をつくる機会が増えて、学部生も学生時代に実務経験がより積めるようになることが予想できます。
数よりも質が大事なので参加数は1~2社が適切
専門型インターンは参加した数が多くても就活で評価される可能性は低いです。数よりもインターンでの実績の有無や貢献度が重要なので、参加するプログラムでどのような経験を得られるのかを見極める必要があります。
参加する企業数にこだわらずに、あなたが成長したいと思うプログラムを提供している企業のインターンに応募しましょう。
理系の就活では特に、学びを活かせる道や経験をアピールできる選考対策を考えることが必要です。より詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
理系のおすすめ就職先11選|進路選びから就活対策まで完全網羅
研究職は難易度が高く、独自の対策をする必要があります。研究職に興味がある人はこちらの記事で具体例な仕事内容や選考対策を確認しましょう。
研究職ってどんな仕事? 狭き門を勝ち抜くための志望動機例も紹介!
何社参加するか迷ったら! 状況別のおすすめインターン活用方法
状況別のおすすめインターン活用方法
- 志望業界が決まっている場合
- 志望業界が決まっていない場合
インターンの最新動向や応募数の注意点を解説してきました。インターンに参加するイメージがついたと思いますが、それでも何社参加すれば良いのか悩む人もいるかもしれません。
迷っている人向けに、「志望業界が決まっている場合」「決まっていない場合」の状況別に、おすすめのインターン活用方法を解説します。いつ・どれくらいのインターンに参加すべきかわからず不安な人は、自分の状況に合わせて参考にしてみてくださいね。
①志望業界が決まっている場合
志望業界が決まっている場合のインターン参加例
- 志望業界のインターン:3社
- 少し興味がある業界のインターン:2社
- 周囲におすすめされた業界のインターン:2社
志望業界がすでに決まっている人は、その業界のインターンだけ参加すれば良いと思っているかもしれませんが、あまりおすすめしません。先述の通り、就活では一つの業界しか見ていないと後悔したり、可能性を狭めたりする可能性があるからです。
例のように、志望業界のインターンに多めに参加し、ほかの業界も1〜3社ほど見てみましょう。自分のことは周囲のほうがよくわかっていることもあるので、親しい人や教授に自分に合いそうな仕事を聞いてみるのもおすすめです。
もしくは、大学のキャリアセンターや就職エージェントで相談することもできますよ。おすすめされた業界のインターンにぜひ参加してみましょう。
もちろん紹介した例は目安です。忙しい人は最低でも2社を比べる、反対に時間に余裕のある人は志望業界の長期インターンに参加するのも良いですね。無理のない範囲で、業界理解や適性理解を深めましょう。
- 志望企業のインターンに参加していないと本選考で不利になりますか?
志望企業のインターンに参加していなくても不利になることはない
インターンはあくまでも採用活動の一貫であり、それだけが選考のルートではありません。実際に、インターンへ参加していなくても、採用倍率が高い企業で内定を獲得している人は多数いますよ。
逆に、インターンに参加していたとしても、たとえば遅刻を繰り返したり、挨拶がなかったりと失礼な態度で臨むと、採用担当者からの印象を下げることにつながります。インターンへ参加したからといって油断してはいけません。
②志望業界が決まっていない場合
志望業界が決まっていない場合のインターン参加例
- 興味がある業界のインターン:5社
- 周囲におすすめされた業界のインターン:3社
志望業界が決まっていない人こそ、やりたいことを見極めるチャンスと捉えてインターンを積極的に活用しましょう。例のように複数の業界のインターンを組み合わせて参加するのがおすすめです。
まだ何に興味があるかもわからない場合は、周囲の人に自分に合いそうな業界・職種を聞く、インターン情報サイトでまずどんなインターンがあるか見てみるなどして幅広く応募するのがおすすめです。
インターンの情報サイトの例
- OfferBox:学生のおよそ2人に1人が利用する
- インターンシップガイド:掲載数が多く全国47都道府県の企業を扱う
- ユアターン:長期インターンの情報が豊富
ほかにも大学のキャリアセンターでおすすめのインターン情報がないか相談したり、OB・OG訪問をして先輩たちがどんなインターンに参加していたか聞いてみたりすることもできます。志望業界が決まっていない人は、まずは情報収集してみて興味のあるインターンを見つけましょう。
志望業界がまだない人は、まずはどんな業界があるかを押さえることも大切です。業界ごとの仕事内容や働き方をこちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでおきましょう。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!
業界の絞り方に悩んでいる場合は、こちらの記事もおすすめです。後悔しない絞り方と注意点を解説しています。
業界の絞り方で就活失敗? 後悔しない絞り方7選と必須の準備を解説
- インターンに参加した数を本選考で聞かれることはありますか?
確認する企業は多いが少ないからといって心配はない
もちろん聞かれることはあります。「インターンに参加した=その会社のインターン選考を通過している」ということなので、インターン参加社数が多いほど、その学生が優秀であるという仮説が成り立ちますよね。
特にいろんな業界よりも1つの業界で複数社のインターンに参加している学生は、比較的その業界とマッチしている可能性が高く見えます。しかし採用に直結するというよりは、雑談の中で聞くような内容です。
本質的な評価は志望動機やガクチカで確認されるので、実際にインターンに1社も参加しなくても人気企業に内定する学生は何人も見てきました。参加社数が少ないからといって、必要以上に心配しなくても大丈夫です。
インターンは何社参加するかよりも就活に活かす意識が大切
インターンは何社に参加するという数字にこだわるよりも、参加中に多くのことを吸収して就活に活かす意識が大切です。たくさん参加してもピンと来る企業がない、何も学びがない、という状態は避けたいですよね。
ここではインターンからできるだけ多くのことを学び、その後の選考に活かすための秘訣を解説します。インターン応募~参加後までのステップごとのポイントを理解して、インターンを自分の将来に最大限活用してください。
①できるだけ複数の業界のインターンに応募する
インターンは一つの業界だけにたくさん応募するよりも、できるだけ複数の業界のインターンに参加することを意識してください。繰り返しになりますが、複数の業界を見比べることでその後の方向性がより確かなものになるからです。
インターンを幅広く探すには、先述のインターン情報サイトや就活サイトを活用しましょう。ほかにも、大学のキャリアセンターで相談する、企業HPや採用サイトで直接探すなどの方法があります。最近では企業がSNSで採用情報やインターンの情報を発信していることもあるので、気になる企業のSNSをチェックしておくのもおすすめです。
興味のある業界があまりないと、参加するインターンが1社程度になりそうな人もいますよね。
スケジュールに余裕がないのであれば1社でも問題ありませんが、もし時間を作れるなら複数社に参加してみるのをおすすめします。インターンに参加することで興味を持てる業界が新たに見つかる可能性があるからです。
②インターンに参加する目的を決めておく
インターンは何となく参加するのではなく、最初に目的を決めておくことも大切です。目的を明確にするとどんなインターンに応募すべきかがわかるだけでなく、参加前にどんな準備をすれば良いかもわかります。以下の例のように、インターンで自分が何を得たいのか書き出してみて、目的に合うインターンを探しましょう。
目的別のインターンの選び方の例
- 「キャリア選択の仕方や働くことについて教えてほしい」→キャリア教育型
- 「どんな仕事が自分に合うのか見極めたい」→オープン・カンパニーや1Dayインターン
- 「会社の雰囲気や社員の人柄を知りたい」→就業体験のあるインターン
- 「自分の能力や適性を確かめたい」→就業体験のあるインターン、長期インターン
目的を決めてインターンを選ぶことができたら、今度はその目的を達成するために、「グループワークの対策をする」「企業情報を調べて質問を用意する」など、行動を明確にし、準備を進めていきます。そうすると当日も自信を持って参加でき、より多くのことを吸収できますよ。
インターンの準備のより詳しい内容は、こちらの記事で紹介しています。ぜひ参考にして万全の態勢で臨んでくださいね。
インターンは準備が成功の分かれ道! 万全の用意で企業の心をつかもう
③インターン中は社員やほかの参加者と積極的に交流する
インターンで優秀な学生を見つけたいという企業は多いため、インターン参加中の態度もチェックされています。そのため受け身で参加するのではなく、自ら周囲を巻き込んだり、積極的な提案や発言をしたりして活躍する意欲を見せましょう。
難しい場合は話をよく聞いてメモを取り、何か一つは質問するようにするのもおすすめです。優秀な結果を残すと早期選考に招待してもらえたり、顔と名前を覚えてもらうことで本選考でも有利になったりする可能性があります。
また、周囲とかかわることで自分自身も社員の人柄をより理解できる、気になることを質問できる、どんな人がその会社を志望しているのかわかるなどの収穫も得られますよ。企業理解を深められるせっかくのチャンスなので、社員に積極的に質問して参加者とは協力的なコミュニケーションを取ってみてください。
- インターン中に企業は学生のどんなところを見ていますか? 好印象の学生の特徴や、おすすめの質問はありますか?
入社後にも必要となる学ぶ姿勢やチームワークを見ている
企業はこの学生が新入社員としてやってきたらどうだろうという視点で見ています。指導を受ける場面では素直に話を聞く、わからないことは質問する、学ぼうという意識を持っているかが見られます。
チームで何かをおこなう場面では、ほかの人と協力してチームに貢献しようとしているかもチェックしています。
質疑応答の場面では受け身でいるのではなく、企業や業務内容について予習していることが伝わり、社員だからこそ答えられることについて質問を用意することが大切です。こうした姿勢を見せると、良い印象を持つ企業が多いですよ。
インターンで社員に何を質問すれば良いのかわからない人は、こちらの記事を参考にしてください。質問例70選と、聞き方のポイントも解説しています。
インターンでおすすめの質問70選|深い情報を引き出す5つのコツ
④インターンの感想や学びを振り返る
インターンが終わったらそのままにするのではなく、振り返りも非常に重要です。インターンで気づいたこと、成長した部分、さらなる疑問点などを忘れないうちに書き出しましょう。
振り返ってみてその業界や企業の志望度が上がった場合は、どんなところを魅力に感じたのかまとめておくと本選考でも伝えることができます。反対に合わないと感じた場合は、何が合わなかったのかを整理して、よりマッチするのはどんな仕事かを考えてみましょう。
感想や学びを振り返った後は、企業にお礼のメールを送ることも大切です。マナーであると同時に、担当者に自分を印象付けることもできます。特に、お世話になった社員の名前を入れたり、印象深い話について触れたりすると企業への熱意もアピールできますよ。
インターンのお礼メールの例
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名インターンのお礼【〇〇大学〇〇学部3年 港太郎】
〇〇株式会社 新卒採用担当 〇〇様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部3年の港太郎と申します。
先日は貴社のインターンに参加する機会をいただき、誠にありがとうございました。
インターンを通して、働くうえでは自分の意志を持ち、
常識や慣例を疑って考えることが大切だと学びました。
特に代表の〇〇さんがお話されていた「〇〇〇〇」という言葉が印象的で、
社会人になってからも大事にしたいと思います。
このたびは、学びの多い機会をいただきありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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港 太郎(みなと・たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科3年
Tel:090-xxxx-xxxx
Emai:xxxxx@xxxx.com
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何社参加するかは関係ない! 目的意識をもってインターンに参加しよう
インターンに複数参加するメリット・デメリットと、状況別のおすすめ参加数を解説しました。インターンに何社参加するかに正解はなく、参加する目的を明確にして、自分の就活に活かす意識が大切です。
インターンに何社参加する場合でも欠かせないポイントも解説したので、自分の目的に合ったインターンを選んで、積極的な姿勢で参加して有意義な経験にしてくださいね。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見るインターン参加は誰にとっても圧倒的なチャンスになる
ここまで記事を読んで、どんな感想を持ったでしょうか。やるべきことが明確になりポジティブになった人もいれば、やるべきことの多さに自信を失った人もいることでしょう。
結論から伝えますが、大丈夫です。この記事を検索し、たどり着き、ここまで読んでくれているということは、それだけ主体性や行動力があるということです。ただし、まだ油断は禁物です。就活に向けてその行動力を活かし、しっかりと準備をしていきましょう。
企業が求める人材をイメージして活躍しよう
インターンに参加することは圧倒的なチャンスになります。特に、学歴やガクチカ、英語力、リーダーシップ、面接などに自信のない学生こそチャレンジしてほしいものです。
そういった経験やスキルがなくても、インターンではサポート力や積極性、バランス力、コミュニケーション力、情報収集力、諦めない力、そして未来への成長幅などアピールできる部分が山ほどあります。
企業はESがうまく書けていたり、面接で上手に話せたりする学生を採用するわけではありません。企業が一緒に働きたいと思う学生を採用するのです。一緒に働きたいと思う人材とはどんな人材なのか。それを言語化し、そんな人材になれるよう行動・成長していくことが大切です。
今後、インターンの定義の改正によってインターンの重要度はますます上がり、倍率も高くなることが予想されます。ES、グループディスカッション、面接としっかり準備をして、インターンのチャンスをつかみ取り自分自身を成長させていきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
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