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20代です。働くのが怖いです。
現在20代前半の者です。周りの友人たちは就職活動を終えたり、社会人として働き始めたりしていますが、私は一度早期退職を経験し、その後働くのが怖くて就活すらしていません。
社会人としての責任の重さ、職場の人間関係を構築すること、仕事で成果を出さなければいけないというプレッシャーなどを考えると、どうしても一歩を踏み出せません。
ニュースで長時間労働やハラスメントの問題を見聞きすることも多く、社会に出て働くこと自体がすごく怖いことのように感じてしまうんです。
私は器用な性格ではないので「ちゃんと仕事ができるだろうか」「失敗して周りに迷惑をかけたらどうしよう」と心配にもなりますし、人とかかわることも苦手なので「厳しい上司や苦手な同僚がいたら職場に行くのも怖くなりそう」と職場環境にも恐怖心が出てきてしまいます。
周りがどんどんと自立していくのを見ると、自分だけが取り残されているような焦りも感じるので、このままではいけないのはわかっています。でも、どうしても働くのが怖いです。
こんな風に働くことを怖がってしまうのは、自分がおかしいのでしょうか? この恐怖心とどう向き合っていくべきでしょうか。どうすれば働くのが怖くなくなるのか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「働くのが怖い」は悪くない! 20代の不安は行動で変えられる
質問者さんは今、毎日をどのように過ごしていますか? もし現在、完全に無職の状態であれば、まずはアルバイトから始めてみてはどうでしょうか。
私がこう提案するのは、質問の内容を見て、あなたが「次は失敗できない」「完璧な社会人にならなければ」などと過剰な責任感を持っていると思ったからです。
質問者さんは、アルバイトとして働くことに対しても「正社員でなければダメだ」「この年齢で回り道している時間なんてない」と、また別のプレッシャーを感じるかもしれません。
しかしそのような自分を追い詰める気持ちが、「仕事が怖い」という悩みをさらに重くしているのではないでしょうか。
完璧を目指すのではなく、小さな一歩を踏み出すことで未来を動かそう
キャリア理論には、プランド・ハプンスタンス・セオリー(計画された偶発性理論)という考え方があります。
この考え方は、「キャリアや人生は、偶然の出来事によって形作られることが多い。だからこそ、偶然をチャンスに変えるための姿勢が大切だ」というものです。
そのために役立つのが、好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心の5つの要素になります。
まずは外に出てみて、新しい人と出会い、これまでとは違う経験を積んでみましょう。
そうした行動が、思いがけない偶然を引き寄せ、人生が動き出すきっかけになると私は考えます。その行動の活動費を捻出するためにも、アルバイトは役に立つはずですよ。
悩むことは誰にでもある! 自分を認めたうえでできることから始めよう
働くことへの不安を抱くのは、決しておかしいことではありません。
たとえば、一度早期退職を経験した人だけでなく、仕事の期間にブランクがある人や未経験の職種に挑戦する人、過去に職場で嫌な思いをした人など、さまざまな背景を持つ多くの人が「また失敗したらどうしよう」、「新しい環境でうまくやれるだろうか」といった、働くことへの恐怖心を感じるものです。
まずは、あなたの気持ちを「怖いんだ」と素直に認めるところから始めてみてください。
働く環境や人間関係などは事前にしっかり情報収集することも大切
そのうえで、働くことを大きな一歩ととらえずに、まずは小さな経験を積む場として切り分けてみると、心が少し楽になります。心理学的にも、スモールステップで段階的にチャレンジすることは、不安や恐怖を和らげる有効な方法とされています。
たとえば、週1回のボランティアや短期のアルバイト、インターンなどをお試しの仕事としてとらえ、「今日は何か新しい発見があった」と感じられることを目標にしてみましょう。
決して完璧を目指す必要はありません。そこで出会った人に「お疲れさまです」と声をかけてもらえるだけでも、自分が社会のなかで役割を果たせている実感につながります。
上司や同僚とうまく付き合えるかどうか、といった心配もあるかもしれませんが、最初から完璧な人間関係を築こうとする必要はないのです。
誰にでも苦手な相手に出会うことはあるため、そうなったとしても自分を責めず、まずは挨拶をきちんとするなど、基本的なコミュニケーションから始めてみてください。これが人間関係づくりの第一歩となります。
またニュースで目にするような過酷な労働環境は、たしかに一部の企業で存在していますが、現在は働き方も多様化しています。
リモート勤務やフレックス制、短時間勤務など、柔軟な働き方を導入している企業も増えているのです。
ただし、依然として過重労働や人間関係のストレスが大きい職場もあるため、企業選びの際は慎重な情報収集が必要になります。
就職活動や転職活動を進める際には、企業説明会で1日の仕事の流れ、残業の有無、有給休暇の取得状況、職場の雰囲気など、具体的な働き方について質問し、自分に無理のない環境かどうかをしっかり確認しておくと安心ですよ。
恐怖心と向き合うコツは、一歩踏み出す勇気を小さいものでも積み重ねていくことです。面接で緊張してしまったときも、挑戦した自分を自分自身で認めたり、信頼できる人に話して褒めてもらったりすることで、少しずつ自信につながっていきます。
働くことに不安を感じる理由は、責任感の強さや真面目さ、過去の経験などさまざまです。あなたのペースを大切にしながら、少しずつ社会のなかで自分らしい居場所を作っていってください。
その先には、これまで感じたことのない達成感や安心感が待っています。あなたならきっと乗り越えられるはずです。応援しています。
現在働いている人のなかには「働くのが怖い」と感じている人もいるかもしれません。以下の記事ではそのように考える人の原因の突き止め方や現状の抜け出し方などを解説しています。
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