この記事のまとめ
- 働くのが怖いと感じる9つの原因を解説
- 正しく対処すれば働くのが怖いという状態から脱却できる
- 働くのが怖い人必見! 働きやすいおすすめの仕事を紹介
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
働くことは、生きていくうえで避けては通れないもの。しかし、「働くのが怖い……」という気持ちを抱えて、就職することをためらったり、今の仕事に拒否反応を感じてしまう人も多いのではないでしょうか。
働くのが怖いという感情は、原因を見つけて正しく対処すれば克服することは十分に可能です。
また、働くのが怖いという感情は、タイミングや原因によっては誰もが感じてしまうものです。「働くのが怖いのは自分だけなのかな……」などと思う必要はないので、不安になりすぎないでくださいね。
この記事では、キャリアアドバイザーの永田さん、上原さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ、働くのが怖いと感じる原因と対処方法を解説します。働くのが怖くて悩んでいる人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
「働くのが怖い=甘え」ではない! 働くのが怖い原因を見つけて正しく対処しよう
働くのが怖いと考える自分に問題があると、自分を責めてしまっていませんか。結論から言うと、「働くのが怖い=甘え」ではありません。人間関係に不安を感じていたり、働くことに対するトラウマがあったりすれば、働くのが怖いと感じてしまうのは当然です。
この記事では、始めに働くのが怖い人がまずやるべき3ステップを解説します。次に、働くのが怖いと感じる9つの原因を解説したうえで、働くのが怖いという状態から脱却する方法7選を解説します。働くのが怖い原因を特定できれば、あとは正しく対処するだけです。
さらに、働くのが怖い人におすすめな働きやすい仕事5パターンも紹介します。自分に合った仕事に就くことができれば、不安や恐れを抱えずに働くことができますよ。
次の記事では、仕事が怖い人の原因と対処法について解説しています。こちらもあわせてチェックしてみてくださいね。
仕事が怖い原因7選! 即効性がある対処法とNG行動も解説
あなたの弱みや性格から受けない方がいい職業がわかります!
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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働くのが怖い人がまずやるべき3ステップ
働くのが怖い人がまずやるべき3ステップ
- 働くのが怖い原因を分析してみる
- 働くことへの着眼点を変える
- 現状から脱却するための方法を考える
働くのが怖いと感じる人の中には、現状に対する不安や焦りがあるものの、どのように対処すべきかわからずに身動きが取れなくなっている人も多いのではないでしょうか。
ここでは、働くのが怖い人がまずやるべき3ステップを解説していきます。「働くことへの恐怖心を克服したいけど何をすべきかわからない……」という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。やるべきことがわかれば、あとは行動に移していくだけです。
①働くのが怖い原因を分析してみる
始めに、「なぜ働くのが怖いのか」を分析してみましょう。働くのが怖い原因は、「自分に自信がないから」「仕事にトラウマがあるから」などと人によってさまざまだと思います。
働くのが怖いという感情を放置してしまうと、徐々にメンタルに悪影響を及ぼしてしまって、心の病気につながりかねません。
働くのが怖い原因がわかれば、原因に応じた対策を講じることができます。「働くのが怖い原因がわからない……」という人は、この記事の中盤で「働くのが怖いと感じる9つの原因」を解説しているので、自分に当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
きっと自分でも、働くのが怖くなってしまう原因は何となくわかっているのではないでしょうか。
しかし、その事柄から目を背けていては、いつまで経っても時間は止まったままです。これから先に幸せな自分を追い求めるなら、まずは現状の自分を知ることが第一歩だと思います。
②働くことへの着眼点を変える
働くことが怖いと感じる人は、「上司から怒られそうで怖い」「仕事で失敗したらどうしよう」などと、働くことに対するネガティブな部分にばかり注目しているのかもしれません。そのような人は、働くことを通じて得られるメリットに目を向けてみましょう。
働くことを通じて得られるメリットとは、たとえば、「働くことで収入を得られる」「働くことを通じて自分を認めてもらえる」「働くことで誰かの役に立てる」などが挙げられます。
働くことへの着眼点をネガティブからポジティブに変換できれば、働くことに対する恐怖心が徐々に和らいでいきますよ。
働くのが怖いと感じている人は意外と多くいます。まずその原因を探るために、自分の心とじっくり向き合うことが大切です。
働くことのメリットの一つを挙げるとするなら、成長や達成感を実感できることです。成長できる環境に身を置くことで、「働く仲間が本気で自分の成長に向き合ってくれる」という実感を得ることができますよ。
③現状から脱却するための方法を考える
働くのが怖い原因を特定し、働くことへの着眼点を変えることができたら、最後に働くのが怖いという現状から脱却するための方法を考えましょう。
現状から脱却するための方法とは、たとえば、「専門機関にキャリアの相談をする」「職業訓練校でスキルを身に付ける」「短期のアルバイトに挑戦してみる」などのような方法が挙げられます。
この記事の後半で、「働くのが怖いという状態から脱却する方法7選」を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
働くことが怖くなりやすいタイミングは?
働くことが怖くなりやすいタイミングは?
- 就活中
- ニート・無職
- 離職中
そもそも、働くのが怖いと感じてしまう原因がタイミングのせいというケースも考えられます。タイミングによっては誰もが働くのが怖いという感情に陥りやすいので、「働くのが怖いと感じる自分は異常なのかな……」と不安になる必要はありません。
これから、働くことが怖くなりやすいタイミングを解説するので、今の自分の状況と照らし合わせながら確認してみてくださいね。
就活中
就活中は、実際に働くイメージが湧かなかったり、応募した会社が自分に合っているかどうかわからなかったりするため、働くことが怖くなりやすいタイミングと言えます。
アルバイトなどで働く経験をしている人も多いと思いますが、一般的にアルバイトは正社員よりも責任の軽い仕事の場合が多いです。そのため、働くことの本当の厳しさをまだ経験していない状況と言えます。
就活中に感じる働くことへの恐怖を克服するためには、OB・OG訪問やインターンシップに参加して、「実際に現場の人はどのように働いているのか」を調べておくことをおすすめします。働くことの実態をつかむことができれば、怖いという気持ちが軽くなっていきますよ。
OB・OG訪問の進め方がわからない人は、以下の記事を参考にしながら準備をしましょう。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅
インターンの流れや参加方法を詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説
ニート・無職
ニートや無職の人は、今まで働いた経験が少なかったりする場合が多く、自分に自信を持てない傾向にあるため、働くことが怖くなりやすい状態と言われています。
また、ニートや無職の人は、家にこもって外に出かける機会が減るため、人とかかわる機会が少ない傾向にあります。すると、人とかかわるハードルが高くなってしまうので、働くのが余計に怖くなってしまうのです。
ニートや無職の人が仕事への怖さを克服するためには、悩みを一人で抱え込まずに誰かに相談することが大切です。おすすめの相談先は、記事後半の「①専門機関にキャリアの相談をする」で解説しているのでチェックしてみてくださいね。
- 現在、無職の既卒です。このままではダメだと思いつつも、働くのが怖くて就活に踏み出せません……。
まずは「何が怖いのか」を明確にしよう
まず一番に考えるべきことは「敵を知ること」だと思います。怖いという感情があったとしても、「何を怖いと感じているのか」「その発端となる出来事は何だったのか」ということを明確にする必要があります。
おそらく大抵の場合は、「人とのコミュニケーション」へ行き着くことが多いでしょう。仮にお金の問題だったとしても、それがそのまま恐怖心につながるとは考えにくいですね。
仕事の内容が不安だとしても、つきつめれば「ミスやトラブルで上司や顧客に怒られたらどうしよう」と人への恐怖を感じていることが多くあります。
ただ漠然と恐怖を感じる中でも、「それが人間関係によるものなのか」というところまで考えてみると、解決の糸口が見つかりやすいです。
ニートから就職するための方法は以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ニートから就職は可能! 成功に導く3つの方法を解説
無職で就職への不安がある人は以下の記事を参考にしてみてください。就職のコツを解説しています。
無職期間は工夫次第で武器になる! 仕事探しと市場価値アップのコツ
離職中
一度就職したものの、ネガティブな理由で離職してしまった人も、働くことが怖くなりやすい状況と言えます。ネガティブな理由とは、たとえば、「仕事で失敗したトラウマがある」「過去にハラスメントを受けた」というようなものが挙げられます。
仮に再就職できても、「ここでもまた前の仕事と同じような状況になってしまうのではないか」という不安から、ますます働くことが怖くなってしまうのです。
離職中の人が仕事への怖さを克服するためには、まずは自分の考え方を見直しましょう。記事後半の「働くのが怖いという感情から脱却するための考え方のコツ」で解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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働くのが怖いと感じる9つの原因
働くのが怖いと感じる9つの原因
働くのが怖いと感じる原因は、人間関係が怖いというような内的要因や、トラウマやハラスメントなどの外的要因など、人によってさまざまです。また、発達障害や心の病気などが原因で、働くことが怖くなるケースもあります。
ここでは、働くのが怖いと感じる9つの原因を解説します。「なぜ働くのが怖いか」の原因がわかれば、適切な対処方法を取ることができるので、自分の状況と照らし合わせながらチェックしてみてくださいね。
①人間関係が怖い
職場の人間関係が上手くいかなかった人や、他人とのコミュニケーションが苦手な人は、人間関係に対して恐怖心があるため、働くのが怖いと感じてしまう場合があります。
また、職場で親しく話せる人がいなかったり、本音を話せる上司がいなかったりしても、仕事の悩みを吐き出せる場がないので働くのが怖いと感じてしまうでしょう。
会社の人間関係で悩む人は多いと思います。人間関係に不安がある人は以下の記事を参考にしてください。一人でできる仕事と選び方を解説しています。
一人でできる仕事50選|失敗しない仕事選びの3ステップも解説!
②自分に自信がない
自分に自信がない状態で働き続けると、常に「周りに迷惑をかけていないかな」と周囲を気にして疲れてしまって、働くのが怖いと感じてしまう場合があります。
また、自分に自信がない人は、仕事でミスをしてしまうとさらに自信をなくしてしまうなどと、負の連鎖に陥りやすくなります。
働くのが怖いと感じる既卒・第二新卒の人は、新卒で就職できずに自分に自信をなくしてしまっているケースが多いです。
既卒・第二新卒の人が自信を持つためには、自分の強みやアピールできるようなポイントを自己分析から見出しましょう。
自己分析のやり方がわからない人は、以下の自己分析マニュアルを参考にしてみてくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
③今までに働いた経験がない
今までに働いた経験がない人も、働くのが怖いという状態になりやすいです。たとえば、就活中の学生や、就職しないまま卒業した既卒生、就職しないまま結婚して扶養に入った人などが例に挙げられます。
このような人は、働く前から「仕事で大きなミスをしたらどうしよう」「上司から怒られたらどうしよう」「長く続けられなかったらどうしよう」などと、起こってもいないことに最悪の想定をしてしまいがちです。
働いた経験がないので、「働くこと=厳しく大変なもの」ととらえている可能性があります。
④仕事を辞めてからブランクがある
働いた経験はあるものの、仕事を辞めてからブランクがある人は、体力が落ちていたり、仕事の感覚が鈍っていることが多いため、働くのが怖いという状況に陥りやすくなります。
たとえば、正社員経験のある現在フリーターの人や、正社員を離職して現在無職の人、産休や育休で仕事から離れている主婦や主夫などが例に挙げられます。
⑤仕事で失敗したトラウマがある
「仕事でミスをして周りに迷惑をかけた」「上司や顧客から怒られた」などといった仕事で失敗したトラウマがある人も、働くのが怖いと感じやすくなります。
仕事でトラウマを経験した人は、同じ仕事を続けていても「また失敗をするのではないか」と感じてしまう恐れがあります。
また、仮に転職しようとしても、「次の場所でも同じ目にあったらどうしよう」と働く前から過剰に不安や恐怖を感じてしまう可能性が高くなります。
既卒・第二新卒が仕事のトラウマを乗り越えるコツは2つあります。1つ目は、「似たような経験を通してガムシャラに乗り越える」ことです。2つ目は「二度と同じような経験をしない環境に身を置く」ことですね。
会社員としては、やはり前者のやり方で逃げずに立ち向かっていくことでしか、トラウマを乗り越えることはできないかなと思います。コツは乗り越えたいという強い気持ちを持つことです。
あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
⑥過去にハラスメントを受けた
「職場の上司にパワハラをされた」「先輩からセクハラな発言を受けた」など、過去にハラスメントを受けた人も働くことが怖いという状態になりやすいです。
ハラスメント行為を受けた被害者は、心に深い傷やトラウマを負うことになって最悪仕事を辞めざるを得なくなったり、再び働くことが難しくなるケースもあります。
⑦働くことに対するネガティブな話を聞いた
周りの人やSNSなどから、「働くようになってから心を病んでしまった」「休みがほとんどとれない」「夜遅くまで残業がある」などといった働くことに対するネガティブな話を聞いてしまうと、働くのが怖いと感じるようになってしまうケースがあります。
働くことに対するネガティブな話を聞いてしまうと、「働いたら自分も同じ目にあうのではないか」と働く前から不安や恐怖を感じてしまうので、就職や転職をためらってしまうケースが出てきます。
さまざまなことに共通して言えることですが、他人の話がすべて自分にも当てはまるものでもありません。人の環境、感じ方、考え方はまったく違います。
そもそも話の真偽のほども定かではありません。ネガティブな話は目に付きやすいものです。ポジティブな話もたくさんあるはずなので、そちらに目を向けるようにしましょう。
次の記事では、激務といわれる業界について解説しています。働くのが怖いと感じている原因が、残業や労働時間などの人は、ぜひ読んでみてくださいね。
激務といわれる業界12選|無理せず自分らしく働ける環境の見つけ方
⑧ADHDなどの発達障害の可能性がある
ADHDとは「注意欠如・多動性障害」の略称の発達障害で、日常的に忘れものやミスが多かったり、一度に複数のことをするのが苦手であるといった特徴があります。
ADHDを持つ人は、仕事が上手くいかなかったり、人間関係のトラブルを引き起こしてしまったり、日頃から悩みを抱え、働くことへの恐怖心を抱いてしまうことも多いのです。
⑨うつ病などの心の病気の可能性がある
うつ病や適応障害などの心の病気が原因で働くのが怖くなってしまうケースもあります。
病気が原因で、働くのが怖いと感じる自分自身を責めてしまったり、働くことに対して焦りや不安を過剰に感じてしまうのです。
また、心の病気は完治しても再発するリスクが高いため、無理せず自分に合った働き方を模索することが大切です。
働くのが怖いという感情から脱却するための考え方のコツ
働くのが怖いという感情から脱却するための考え方のコツ
- 働くことのやりがいや楽しさを考える
- 働くことはお金を稼ぐ手段と割り切る
- 人生は働くことだけではないと考える
- 逃げ道はたくさんあることを意識する
働くのが怖い人の中には、「働くこと=辛いこと」とネガティブにとらえていたり、「仕事で失敗したら後がない」と自分を追い込んでいる人も多いのではないでしょうか。
働くのが怖いという感情から脱却するためには、まずは自分の考え方を見直す必要があります。ここでは、働くのが怖いという感情から脱却するための考え方のコツを解説していきます。
考え方次第で働くことへの恐怖がなくなっていくこともあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①働くことのやりがいや楽しさを考える
働くのが怖いという人は、働くことを「辛そう」「怒られそう」「失敗しそう」などとネガティブにとらえすぎている可能性があります。仕事は生活の中で多くの時間を占めるものなので、つらいと感じていると長く続けていくことができません。
まずは、「働くこと=やりがいや楽しさがあるもの」と考えましょう。働くことへのやりがいや楽しさを持つことができれば、働く意欲やモチベーションを上げることができます。
働くことに対するポジティブ面に注目していけば、働くのが怖いという感情から抜け出すきっかけになりますよ。
働くことのやりがいや楽しさの例
- 誰かに喜んでもらえる
- 人や社会の役に立てる
- 自分を認めてもらえる
- 自分の成長を感じる
- 報酬がもらえる
私は、働くことを通じて人とかかわって何かを作り上げたり、達成することができたときに、やりがいや楽しさを感じることが多いです。働くことにおいて、「他人と共感できる何か」を大事にしています。
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
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②働くことはお金を稼ぐ手段と割り切る
働くのが怖いという人は、「働くこと=何かを成し遂げなければいけないもの」などととらえて、自らハードルを上げている可能性があります。
そもそも、人はなぜ働くのでしょうか。それは生きるためです。養ってくれる家族がいない限り、働かなければ生きていくことができません。
そのため、仕事はお金を稼ぐ手段と割り切ることも時には必要です。そうすれば、働くうえで辛いことがあったとしても、「仕事はお金を稼ぐため」と気持ちを切り替えることができます。
③人生は働くことだけではないと考える
働くのが怖い人の中には、「働くことに失敗したら人生が終わりだ……」などと、働くことが人生のすべてであるような考え方をしている人も多いでしょう。
もちろん、働くことが生きがいの人は多くいます。しかし、人生のすべてではありません。家族や友人、趣味やプライベートも人生の大切な時間です。
周りの人とのかかわりやプライベートの時間など、仕事以外のことに意識を向けることができれば、働くことが怖いと考える時間が徐々に減って気持ちが軽くなっていきますよ。
④逃げ道はたくさんあることを意識する
働くのが怖い人の中には、「一つの仕事をずっと続けなければいけない」「仕事は辛くても辞めてはいけない」などといった固定観念に縛られている人も多いのではないでしょうか。
しかし、合わない仕事を続けて身体や心を壊してしまっては元も子もありません。働くことが原因で追い詰められている人は、休むことやその環境から逃げることを考えても問題ありません。大切なのは、自分の身体と心の健康です。
「仕事を辞めても別の道はたくさんある」という考え方を持つことができれば、無理をしすぎて身体や心を壊す前に立ち止まることができます。
仕事をする以外の道の例
- 貯金があるうちは好きなことをする
- 職業訓練校に通ってスキルを身に付ける
- 新たな道を目指すために学校に通う
- 負担の少ないアルバイトをする
- 実家に戻って家族の手伝いをする
- ワーキングホリデーに行く
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る働くのが怖いという感情を誰かに聞いてもらおう
働くのが怖いと思うようになったからには、それなりの理由があるはずです。なぜそう思うようになったのか、どうしてその思いから抜け出せなくなっているのか、じっくりと見つめ直す機会を作ることが大切です。
自分一人だけで考えていては、どうしても気分が塞いでしまって、暗い気持ちになってしまうだけだと思います。ぜひとも他人の力を借りてみてはいかがでしょうか。昔の友人に連絡を取ってみて、ざっくばらんに今の状況を聞いてもらうことはできませんか。
カウンセラーに今後の進め方を聞いてみるのもおすすめ
どうしても友人が見当たらない場合には、カウンセラーと話をしてみましょう。カウンセラーはさまざまな事例を経験しているので、客観的で専門的な見地から話を聞いてもらえます。自分の思いを共有してもらった後に、今後の進め方をじっくり、ゆっくりと相談していくと良いと思います。
悩んでいる時間が短いほど、快方に向かいやすくなります。勇気を振り絞って他人の力を借りてみようと思えることが、働くのが怖いという感情から抜け出すコツです。
仕事を休むことに罪悪感を抱いている人は以下の記事を参考にしてみてください。仕事を休むことについてまとめています。
仕事を休むのは甘えではない! 休む理由と伝え方のいろはを解説
以下のQ&Aでは、どうしても働きたくない人に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、以下のQ&Aでは、世間体が気になるものの本音は働きたくない人に向けてキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
働くのが怖いという状態から脱却する方法7選
働くのが怖いという状態から脱却する方法7選
ここまで、働くのが怖いという感情から脱却するための考え方のコツを解説しました。では、実際にこれからどのように行動していけば良いのでしょうか。
ここでは、働くのが怖いという状態から脱却する方法7選を解説していきます。すぐにできるものばかりなので、これから解説する方法を実践して、働くのが怖いという状態から抜け出しましょう。
①専門機関にキャリアの相談をする
働くのが怖い人の中には、どう行動すれば良いかわからずに不安を一人で抱えている人も多いのではないでしょうか。
そのような人は、現在学生で就活中なら大学のキャリアセンターや民間のエージェントに、現在無職やフリーターの既卒、第二新卒ならハローワークや民間のエージェントに相談しましょう。
キャリアの専門機関に相談すれば「なぜ働くのが怖いのか」を深掘りしたうえで、自己分析から企業選び、選考対策まで、就活を二人三脚でサポートしてくれます。
働くのが怖い人におすすめの相談先の例
- 新卒応援ハローワーク
- わかものハローワーク
- 地域若者サポートステーション
- 民間のエージェントサービス
- 働くのが怖い既卒・第二新卒は、ハローワークと民間のエージェントサービスのどちらを利用すべきでしょうか?
話してみないと相性がわからないのでどちらも利用してみよう
就職相談機関には、カウンセラーがいます。そのカウンセラーとの相性が大切な要素になります。自分に合うか合わないかは、話をしてみないとわかりません。
ハローワークでも民間のエージェントサービスでも、利用できるならまずは話をしてみることをおすすめします。ハローワークでは、既卒・第二新卒のための特別相談コーナーを用意している場合もありますよ。
以下の記事では、就活の相談先について詳しくまとめています。こちらの記事は新卒向けですが、就活の相談先は既卒・第二新卒にも共通するので併せてチェックしてみてくださいね。
就活の相談先14選! 良い決断ができる相談相手の選び方も解説
②職業訓練校でスキルを身に付ける
「スキルがないから働くのが怖い……」という人は、国が支援している職業訓練校に通うことをおすすめします。
職業訓練校に通うことで、働くうえで役立つスキルを無料で身に付けることができます。身に付けたスキルは就職後に役立つだけでなく、書類選考や面接で自己PRとしてアピールできるのも大きなメリットです。
職業訓練校の申し込みの流れや受けられるプログラムは地域によって異なるので、興味のある人は実際に近くのハローワークを訪れて確認してみましょう。
スキルを身に付ければ自分に自信を持つことにもつながるので、働くことへの恐怖心が軽くなっていきますよ。
職業訓練校で受けられるプログラムの例
- PCスキル
- 簿記会計
- WEBデザイン
- プログラミング
- 医薬品登録販売
- 介護
- 調理
- 農業
※地域によって異なります
③仕事に役立つ資格の勉強を始める
自分に自信がない人や、今までに働いた経験がない人は、やりたい仕事や興味がある仕事で役立つ資格の勉強を始めることをおすすめします。
資格の勉強を通じて専門知識やスキルが得られれば自信にもつながるので、働くのが怖いという不安が少なくなりますよ。
また、資格を取得すれば書類選考や面接でアピールできるので、選考の通過率を上げられるというメリットもあります。
「やりたい仕事が決まっていないから何の資格を取るべきかわからない……」という人は、一般的に就職で有利になる資格を取得することをおすすめします。以下の記事で就活に有利な資格を解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
就職に有利な資格33選|業界・状況別であなたに合った資格を解説
④短期のアルバイトに挑戦してみる
働いた経験がない人やブランクがある人は、「いきなり1日8時間働けるかな……」「週5日働く体力があるか不安……」という理由から、働くのが怖くなっているケースも多いでしょう。
そのような人が、いきなりフルタイムの正社員職に就職してしまうと、体力的にも精神的にもついていけなくなってしまって、働くことに対する恐怖心がより増してしまう恐れがあります。
まずは、短期のアルバイトに挑戦して働くことに慣れるところから始めましょう。アルバイトの仕事は正社員の仕事よりも時間を短く調整できるだけでなく、責任が軽くて働きやすいものが多いので、生活のリズムを作りやすいメリットがあります。
「働くのが怖いからといって、フリーターになるのは実際どうなんだろう……?」と悩む人もいるでしょう。以下の記事でフリーターのリアルや将来性を解説しているので、ぜひ目を通してみてください。
フリーターとは? 正社員とのリアルな違いや将来性を徹底解剖
働くのが怖い人が短期のアルバイトに挑戦するメリットは、いきなり正規雇用で働く前に慣れることができる点です。正社員の仕事の感覚をつかむには最適だと思います。
ただデメリットとしては、「退職が面倒」という部分があります。どれだけ短期と言えど辞めるための手続きをしなければいけないので、引き止めに合う確率もゼロとは言えません。
⑤心の病気の場合は医療機関を受診する
働くのが怖いという感情は、心の病気が原因で引き起こされるケースもあります。
「気分が憂鬱」「気力が湧かない」「好きなことに興味がなくなる」などといった状況が長く続く場合は、うつ病などの心の病気の可能性も考えられるので、心療内科などの医療機関を受診することも検討してみてください。
心の病気が疑われる場合は、無理に就活をせずに、まずは医師の指示に従ってしっかりと休養を取ることを優先してくださいね。
「辛いけど病院に行くのは抵抗がある……」という人は、厚生労働省によるまもろうよ こころをチェックして、相談窓口を利用するのも有効です。電話でもSNSでも利用できるので、ぜひ活用してみてくださいね。
⑥プライベートで没頭できる趣味をつくる
働くのが怖い人の中には、退勤後や休日も仕事のことを考えてしまうなど、仕事とプライベートの切り替えが上手くできていない人も多いのではないでしょうか。
仕事以外に楽しみや生きがいを作れば、働くようになってからつらいことがあっても、上手く仕事から現実逃避をして切り替えることができます。
たとえ仕事で失敗したとしても、「自分には〇〇があるから大丈夫」と思えるような没頭できる趣味を見つけておくことをおすすめします。
プライベートで没頭できそうな趣味の例
- インドアな趣味の例:
読書・映画鑑賞・アニメ鑑賞・音楽鑑賞・楽器・スポーツ観戦・料理・手芸・裁縫・観葉植物・歌を歌う・ベランダ栽培・プログラミング・アクセサリー制作 など - アウトドアな趣味の例:
旅行・ドライブ・ランニング・ウォーキング・ハイキング・登山・フットサル・水泳・ジム・ヨガ・ダンス・キャンプ・舞台鑑賞・美術館巡り・グルメ巡り など
映画鑑賞の趣味は就活でアピールできます。以下の記事では、就活で映画鑑賞の趣味をアピールするコツを解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
就活で「趣味は映画鑑賞」はOK? 圧倒できる3つのアピールのコツ
⑦自分に合った働きやすい仕事を選んでみる
働くのが怖い人の中には、そもそも自分に合っていない仕事に就こうとしている人もいるのではないでしょうか。
たとえば、人とかかわるのが怖い人が営業職や販売職などへの就職を考えていたとしたら、「働くのが怖い」と感じてしまうのは当然です。
そのため、働くのが怖い人は「どのような仕事でどのような職場環境なら働くことに対して恐怖心を抱かないか」を考えたうえで、自分に合った働きやすい仕事を選びましょう。
次の章で、働くのが怖い人におすすめの働きやすい仕事5パターンを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
自分に合った仕事を見つける方法は、以下の記事でも解説しています。こちらの記事は新卒向けですが、既卒にも共通する内容なのでぜひ参考にしてみてくださいね。
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る働くのが怖いと感じる原因を見つけて対策を練ろう
既卒・第二新卒が働くのが怖いという状態から脱却するには、自分自身を理解するために自己分析をおこなうことから始めましょう。自分の怖いという感情がどこからくるのかを明確にすることで、なぜ怖いという感情が湧いてくるのかの原因がわかります。原因がわかれば対策ができるようになります。
また、仕事に対するイメージを明確に持つことも重要です。働くことが怖いものではなく、自分自身にとってどのような良いことがあるのかという視点を持って考えることで、働くことが怖いとは感じにくくなるかもしれません。
「働くとどのような良いことがあるか」は人によって千差万別です。自分で見つけることができない場合は、キャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントに相談してみてください。相談することによって、自分の中で悩みを組み立てることができない場合でも、相談相手が組み立ててくれます。
小さな成功体験を積み重ねることが自信につながる
さらに簡単なことで良いので、自分で働くという環境を積極的に作ることもおすすめです。アルバイトやボランティア活動から人と触れ合いながら目標を立て、小さな成功を積み重ねてください。そうすることで、だんだんと自信を持つことができるようになりますよ。
働くのが怖い人におすすめ! 働きやすい仕事5パターン
働くのが怖いと感じる人は、焦って自分に合っていない仕事に就職してしまわないように注意しましょう。なぜなら、自分に合わない仕事に就いてしまうと、失敗したときに自信を失ってしまって、さらに仕事が怖くなるという悪循環にはまってしまう恐れがあるからです。
では実際にどのような仕事なら、働くのが怖い人でも働きやすいのでしょうか。これから、働くのが怖い人におすすめの働きやすい仕事5パターンを紹介します。
①在宅でできる仕事
在宅でできる仕事は、通勤のストレスや対面で人とかかわることで生じるストレスを回避できるので、働くのが怖い人にとって働きやすい仕事と言えるでしょう。
在宅でできる仕事の中には、エンジニアやWEBデザイナーなど、ITの専門スキルを必要とする仕事もあります。しかし、これらの仕事は入社後に研修をおこなう企業も多いので、未経験でも就職することは可能です。
また、近年さまざまな企業でリモートワークが導入されるようになったので、在宅で働きたい人は、ナビサイトで求人を探す際に「リモートワーク導入」という条件で調べてみましょう。
在宅でできる仕事の例
- システムエンジニア
- プログラマー
- WEBライター
- WEBデザイナー
- カスタマーサポート
在宅でできる仕事は、自分のペースで仕事を進めることができるというメリットがあります。
ただし、こもりっきりで自分一人の時間だけにもなりがちなので、少しずつでも人と接する機会を持つようにすることが大切です。
Webデザイナーの仕事について詳しく知りたい人は、以下の記事をチェックしてみてください。
Webデザイナーになるには? 仕事内容から将来性まで徹底解説
在宅でできる仕事については以下の記事で詳しくまとめているので参考にしてみてください。
自宅でできる仕事50選! 自宅で働くメリットとデメリットも解説
②人とあまりかかわらない仕事
一般的に、営業や販売などの人を相手にする仕事は、どうしても相手に振り回されたり、苦手な人とかかわらなければいけない場面が出てきてしまいます。
一方で、人とあまりかかわらない仕事は黙々と自分のペースでできるものが多いので、人間関係にあまり悩まされずに働くことができるのが大きなメリットです。
そのため、人とあまりかかわならい仕事は、対人関係に恐怖を感じる人にとっては働きやすい仕事と言えるでしょう。
人とあまりかかわらない仕事の例
- 警備員
- 清掃員
- 農家
- 工場作業員
- 配送ドライバー
- 検針員(電気・ガス・水道)
人とあまりかかわらないでできる仕事としては、データをまとめる仕事が挙げられます。
指示通りにデータを作成する仕事なので、PCスキルがあればあまり人とかかわらずに仕事をすることができますよ。
以下の記事でも人とかかわらない仕事を解説しているので、併せて参考にしてみてくださいね。
人とかかわらない仕事35選! 求める条件別におすすめの職種を紹介
③ルーティンワークの多い仕事
ルーティンワークの多い仕事は、一度仕事を覚えてしまえば、慣れていくと働きやすくなるのが大きなメリットです。
また、ルーティーンワークの多い仕事は、専門的な資格やスキルを必要としないものも多いので、未経験でも就職することが可能です。
そのため、特に自分に自信のない人や、今までに働いた経験がない人、仕事を辞めてからブランクがある人にとって働きやすい仕事と言えるでしょう。
ルーティンワークの多い仕事の例
- 事務職
- ルート営業職
- コールセンター
- 工場作業員
- 受付・窓口スタッフ
ルーティンワークの多い仕事のメリットは、覚えやすい仕事や軽作業の業務が多い点です。
体力とやる気さえあれば専門知識も不要なので、一度覚えてしまえば苦にならないのが良いところですね。
デメリットは独自性が発揮しにくい点です。自分らしさや自分の価値観を重視している場合には、働きにくさを感じてしまうでしょう。
軽作業の志望動機について悩んでいる人はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。ポイントについてキャリアコンサルタントが詳しく解説しています。
OK例文7選|軽作業の志望動機がすぐに書けるようになる4ステップ
ルーティンワークの多い代表的な仕事は事務職が挙げられます。事務職を志望する人は、以下の記事を参考にしながら対策を進めていきましょう。
事務職の4つの誤解に要注意! 仕事内容・適性・選考対策を徹底解説
こちらの記事では早く仕事を覚えるコツをまとめています。ルーティンワーク以外でも実践できるので参考にしてみてください。
特徴10選|仕事を覚えるのが早い人になる8つのポイントを解説
以下のQ&Aでは、ルート営業の実態についてキャリアコンサルタントが回答しているので要チェックです。
④ノルマなど精神的負担が少ない仕事
働くのが怖いという人の中には、プレッシャーに弱い人や、精神的にあまり強くない人も多いのではないでしょうか。
そのような人は、高いノルマがある仕事や、命やお金を扱うようなミスが許されない仕事に就いてしまうと、精神的な負担となってメンタルがつぶれてしまう恐れがあります。
そのため、「自分は精神的にあまり強くない」という自覚がある人は、精神的負担が少ない仕事を選択肢に入れることをおすすめします。
ノルマなど精神的負担が少ない仕事の例
- 事務職
- 総務職
- 警備員
- 清掃員
- 工場作業員
- 図書館司書
精神的負担は人間関係で生じることが多いので何とも言いにくいのですが、ノルマがない仕事は精神的な負担が軽減されます。
その観点では、図書館司書や事務職は比較的おすすめです。
以下の記事でもメンタルが弱い人に合う仕事を解説しています。こちらも併せてチェックしてみてくださいね。
メンタルが弱い人に合う仕事とは? 無理せず納得の道を見つける方法
⑤未経験者を採用している仕事
未経験者を採用している仕事は、最初から高い能力を求められないため、スキルや経験がなくても働くことができるのが大きなメリットです。
また、未経験者を採用している仕事は、すぐに新人を受け入れられる体制が整っている場合も多いので、働くのが怖い人にとって働きやすい環境である場合が多くあります。
未経験者を採用している仕事を探す際は、ナビサイトで「未経験者歓迎」という条件で調べると出てきますよ。
未経験者を採用している仕事の例
- 事務職
- 営業職
- 販売・サービス職
- コールセンター
- 受付・窓口スタッフ
未経験者を採用している仕事として、介護施設や医療機関の調理・配食の仕事が挙げられます。
施設系の調理場は多くの食事を作る現場ですが、食品メーカーの技術革新により簡単な調理で済む場合も多くなっています。
以下の記事では営業に向いてない人の特徴を解説しています。「自分が営業に向いているかどうかわからない……」という人は、ぜひ確認してみてくださいね。
営業に向いてない人の16の特徴|不向きな人におすすめの道も解説
以下の記事では販売職の実態を解説しています。販売職志望の人は必ず目を通しておきましょう。
販売職を徹底調査! 仕事内容から就活を成功させるコツまで紹介
以下の記事では未経験からITの業界に就職する方法を解説しています。IT業界を志望する人はぜひ参考にしてみてくださいね。
未経験からIT業界に就職する秘訣とは? 必要なスキルまで徹底解説
焦りは禁物! 働くのが怖い人は自分のペースで少しずつ克服していこう
働くのが怖いという感情をすぐになくすことは困難です。しかし、少しずつ時間をかけて対処すれば克服することは十分可能です。
現在「働くのが怖い……」と悩んでいる人は、この記事で紹介した考え方のコツや、対処方法を実践してみてくださいね。焦らず自分のペースで、働くことに対する恐怖を克服していきましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る働くことは怖いことばかりではない
これまで生きてきた中の嫌な出来事が尾を引いてしまい、働くことに対してネガティブに感じてしまっているのですよね。私も、これまで会社員として働いてきた中でさまざまな嫌なこと、苦しいこと、泣きたいこと、いろいろありました。
一方で、人とのかかわりの中で得た自分の成長や、顧客から「ありがとう」と言われたときの涙が出るほどの嬉しさ、ずっと厳しくされて嫌気が差した上司からのうれしかった褒め言葉など、働くことで喜びを得てきたこともまた事実です。
まだ起こっていない出来事に対して不安になる必要はない
働くことは、決して不安や恐怖だけではないと思います。ただ、これから飛び込んでいく会社や組織が初めての場所や人なので、どうしても怖いと感じてしまいますよね。
しかし、たとえば入社半年後や一年後を想像してみてください。上手く溶け込んでそれなりに頑張ってやれている自分をイメージできる気がしてきませんか?
どっちにしても、まだ起こっていない出来事や未来に対して嘆いていても仕方ありません。それはただの憶測なので、この先は自分次第でどのようにも変えていけるはずです。
しばらく働いて理想の状態にならなければ、それはまたそのときに考えましょう。まずは行動することが大事ですよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
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