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商社の一般職はお嬢様が多いって本当ですか?
就活中の女子大学生です。商社の一般職に興味があるのですが、ネットやSNSで「商社の一般職にはお嬢様が多い」という印象があります。
実際、採用される方はそのようなバックグラウンドの人が多いのでしょうか? もしそうだとすると、一般家庭で育った私には不利になるのではないかと不安です。
なぜそのようなイメージがあるのか、また実際のところどうなのか、ご経験から教えていただけますでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
商社にお嬢様が多いというのは噂で気にする必要はない
「商社の一般職はお嬢様が多い」という話は、私自身はあまり聞いたことがありません。
いわゆるお嬢様大学でキャリア指導をおこなうこともありますが、商社の一般職を志望する学生はそれほど多くなく、多くは第一志望の企業を目指し、それがかなわなければほかの選択肢を考えるというパターンが一般的です。
そのため、本当のお嬢様はそもそも就職して働いていないケースも多いのではないかと感じています。
一部企業を除いて学歴や家柄が合否に影響することはない
また、大手企業などでは、今でも親の職業をたずねる会社が一部に存在するようです。
そうした背景から、ある種のフィルターがかかっている可能性は否定できませんが、これは公に言えることではありません。
私が指導する学生のなかでは、意欲のあるお嬢様は企業の総合職を目指したり、将来的に親の会社を継いだりするケースが多いように思います。
そのため、学歴や家庭環境が直接合否に影響するとは考えにくいと思っておきましょう。
お嬢様が多いのは昔の話! 家柄は就職に影響しない
「商社の一般職はお嬢様が多い」という印象は確かにあります。ですが、それはひと昔前のことです。現在では、以前と比べ門戸が広がりつつあります。
商社の採用に偏りがあるという情報の背景には、縁故入社があります。
商社は、国内外の企業や個人を繋ぐことを職務とするため、○○さんのご子息や△△さんのご令嬢といった人物が、先方からの信頼を得やすいといった理由から血縁者などの入職が好まれる傾向にあったのです。
しかし、近年減少傾向にあります。そのため、一般家庭で育ったからといって就職で不利になることはありません。
正当に評価してもらえる企業を見極めて就職活動をしよう
とはいえ、完全に廃止されているわけではありません。今でも、根強く縁故採用が残っている企業も一部見受けられます。
上記のことから、同族経営が色濃く残っている企業があることも念頭に置き、就職活動を進める必要があるでしょう。
また、縁故採用と似て非なるものに、リファラル採用があります。縁故採用が血縁を重んじるものである一方で、リファラル採用は社員の紹介による採用活動です。
こちらは、紹介者の評価に基づいて人材を判断することが重視されるため、縁故採用よりも公平性が高いとされています。ただし、この場合も幼い頃から英才教育を受けてきた富裕層の知的水準が高評価となることが考えられます。
このように、商社には一定数、お嬢様が多数在籍する要素があるということは事実です。ですが、血縁にとらわれず、正当な評価制度を設けている企業も多数あります。ぜひ、自分の生まれた家庭に自信を持って、就職活動を進めてください。
以下の記事では商社の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。特に5大商社への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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