Q
その他
回答しない
履歴書で契約社員を正社員と偽ると本当にバレるのでしょうか?
以前の職場で契約社員として入社しました。転職活動の履歴書で正社員と記載した場合、企業にバレてしまう可能性はあるのでしょうか?
バレてしまった場合、内定取り消しなどの不利益が生じるのではないかと心配です。正直に経歴を記載することが重要だとは理解していますが、少しでも有利に進めたいという気持ちもあります。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
嘘が発覚する可能性は高い! 偽るのはやめよう
実際に偽って応募するケースは残念ながら存在するようです。嘘をついていると判明した場合、内定前に気付けば選考過程でお見送りになります。
しかし、労務関連の確認は入社手続きや内定を出す段階でおこなわれることが多いため、雇用保険の区分などで発覚するのは内定後というケースも少なくありません。
その場合は、何らかの処分や内定取り消しといった対応になるでしょう。
事情により考慮されるケースも! 最終の雇用形態による
ただし、複雑な事情があるケースも考慮されることがあります。
たとえば、親会社の合併にともない一時的に雇用形態が変更されたなど、やむを得ない理由があり、それが妥当であれば問題視されないこともあるのです。
また、試用期間中を契約社員とし、その後正社員に転換する企業の場合、最初から正社員として記載されていても厳密には問題視されないことが多いと思います。
問題となるのは、一貫して契約社員であったにもかかわらず、正社員と偽って記載するようなケースです。
途中で正社員に転換しているのであれば、職務経歴上は正社員と記載しても大きな問題はないと考えられています。
疑わしい点があれば、本人に直接確認されることもあり、特に派遣社員であった場合などは雇用元が異なるため、事情を詳しく聞かれることになりますよ。
契約社員を正社員と偽るのは危険! 誠実な説明が信頼につながる
転職活動を少しでも有利に進めたいという気持ち、とてもよくわかります。
ですが、履歴書に偽りを記載することは経歴の詐称にあたり、発覚すれば内定取り消しや、最悪の場合は解雇につながることもあるため、要注意です。
発覚するタイミングとしては、以下のような場面が考えられます。
まずは、前職への照会をおこなうリファレンスチェックです。そして、面接時の受け答えの矛盾、雇用形態や退職理由の記載がされている退職証明書の提出によって発覚します。
契約社員であっても、正社員と同じく社会保険に加入していた場合は、年金手帳や雇用保険被保険者証からは発覚しづらいかもしれません。
しかし、それを「バレにくいから良いだろう」と考えてしまうと、万一発覚したときに、信頼できない人という印象が強く残り、今後に評価にも大きな影響を及ぼすリスクがあることを忘れてはいけません。
「なぜ契約社員だったか」を前向きなエピソードとして伝えよう
むしろ、契約社員だったことをあなたの人柄や前向きな姿勢を伝える材料に変えてみるのはいかがでしょうか。
たとえば、「契約社員としての募集しかありませんでしたが、どうしても携わりたい仕事だったため入社を決意し、正社員と同等の責任を持って取り組んできました」などと伝えてみましょう。
ほかにも、「勤務態度や実績は評価されていたものの、会社の制度上、正社員登用がないと聞き、あえて更新を断って転職を決めました」と伝えるのもポジティブな印象になりますね。
このように背景を語ることができれば、誠実さと行動力が伝わり、好印象を持たれることもあります。
虚偽の記載に迷いがあるのは、あなたが本来、誠実な人だからこそです。その気持もあなたの強みの一つだと思います。ぜひ、自信を持って就職活動に取り組んでくださいね。
以下の記事では就活で嘘をつくことのリスクについて解説しています。また、盛ることについても言及しているため、「少しでも自分を良く見せたい」と盛ったり、嘘をついたりすることを考えている人は、目を通しておきましょう。
関連記事
就活で嘘はアリ? 盛ることや嘘をつくリスクを採用側の視点で解説
「就活=嘘つき大会」と言われるほど就活では嘘ばかりという噂もありますが、就活での嘘はそのほとんどがバレるのが現状です。嘘がバレると面接でネガティブな評価を受けるだけでなく、最悪の場合内定が取り消される場合もあります。この記事では就活で嘘をつくリスクや嘘がバレる理由、嘘なしで内定を勝ち取る方法を解説します。キャリアコンサルタントの見解も交えて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
記事を読む

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。