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履歴書の「私の特徴」と自己PRとの違いがわかりません……。
履歴書にある「私の特徴」という欄と自己PR欄は、どのような違いがあるのか全然わかりません。
どちらも自分の長所や強みをアピールする同じような項目だと思うのですが、書き分ける必要はあるのでしょうか? もし書き分ける必要がある場合、それぞれの欄でどのような点を意識すれば良いのか教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「私の特徴」と「自己PR」は問われている目的が異なる!
たしかに「私の特徴」と「自己PR」とそのまま聞くと、両者の違いはわかりにくいですよね。
では、少し視点を変えた例をもとに考えてみましょう。
たとえば、あなたが電気屋さんに掃除機を買いに来たお客さんだと仮定してみてください。購入の際には、どんな情報を知りたいでしょうか?
「この掃除機は軽量・静音設計、吸引力も業界最高水準です。連続使用時間は30分になります」これは製品の性能の説明ですね。
一方で、「静音設計なので夜でも使えます。軽いので力の弱い女性や子供でも扱いやすく、忙しい方の時短にも役立ちます」これはその掃除機を使う人にとってのメリットや活用シーンの話になります。
履歴書では客観的な情報と企業から見たメリットの話とを使い分けよう
つまり、企業の採用もこれと同じ考え方ができるのです。
就活における私の特徴は、先ほどの例でいえば製品の性能に該当し、性格や行動傾向、価値観などの客観的な情報を伝えるものになります。
一方自己PRは、例に挙げた製品のおすすめポイントと同じで、自分の強みが企業でどう役立つか、企業にどんなメリットをもたらすのかをアピールするものなのです。
この2つをしっかり使い分けることで、あなたの魅力をより的確に、そして効果的に企業へ伝えることができます。履歴書を作成する際は、ぜひ意識してみてくださいね。
「私の特徴」と「自己PR」はいつの自分を示すかに違いがある
結論として、履歴書の私の特徴は過去から現在の自分についてを、企業の求める人物像に合わせて書くものです。そして自己PRは、私の特徴から生まれる、その企業に貢献できる未来の自分に焦点を当てて伝えます。
履歴書の場合、文字数が200~300字以内になるように調整することが必要です。
その前提を踏まえつつ、私の特徴の具体的な書き方としては、一文目は結論を完結に書き、その結論を証明するエピソードを続けましょう。最終文には、そのエピソードから学んだことを書きます。
この一連の流れで重要なのが、企業が求めている人物像と一致しているかどうかです。結論は1つでも、それを裏付けるエピソードが複数ある場合、企業に合わせてどれか1つに絞らなければいけません。複数のエピソードを書くのは避けましょう。
2つの項目をしっかり書き分けて自分が採用すべき人材であることを示そう
一方自己PRは、結論→エピソードという流れは同じですが、最後だけ変わります。その強みやエピソードを踏まえて、働く際にどのようなメリットが企業側にあるのかを伝えることがポイントです。
業界・企業分析をもとに応募先企業が抱える事業課題などを把握し、それを解決するために、自分のどんな強みで貢献できるのかを説得力を持って述べましょう。
また、履歴書の私の特徴と自己PRのエピソードは変えるのがおすすめです。エピソードにバリエーションを出すことで、あなたのさまざまな面を見せることができます。
以下の記事では、履歴書における私の特徴欄の書き方を解説しています。「私の特徴欄をどう書けば良いかわからない」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。
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