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経理を目指す就活生は何をアピールすべきでしょうか?
現在、就職活動中で、企業の財務活動を支える「経理」の仕事に強い関心を持っています。大学の簿記の授業で財務諸表に触れたことをきっかけに、数字を通して企業の動きを読み取る面白さを知りました。
経理職を目指す就活では、どのような強みや経験を企業にアピールすれば良いのでしょうか? やはり簿記の資格は大きな武器になりますか? 学生時代に経理に直接かかわるようなアルバイト経験はありませんが、それでも有利に働くアピールポイントがあれば知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
経理職の就活では素養や仕事に対する姿勢をアピールするのが吉
新卒での経理職採用で、企業が学生に期待することとしては社会人としての素養と仕事に対する姿勢です。
・数字に対する正確性、根気強さ、慎重さ、几帳面さ
・部署内、他部署とコミュニケーションが円滑に取れるか
・学ぶ意欲が高いかどうか
これらのアピールできると良いと思います。
数字への強みや学ぶ意欲を素直に、かつ具体的に伝えよう
簿記の資格も、必須ではありませんが持っていると、就活時はもちろん就職後も武器になります。
・資格取得を通して経理の仕事により興味を持った
・勉強する過程の中で〇〇の分野が特におもしろかった
・資格取得を通して自分のこんな強みを見つけられた」
資格をアピールするときは、取得した事実ではなく取得までの過程のなかでの自身の変化を具体的に伝えることが大切です。そうすることで、学ぶ姿勢や仕事への姿勢にも説得力が出ますよ。
経理職は事務職の一種です。事務補助、レジ作業、在庫管理など、お金や数字に触れるアルバイトの経験や、サークル活動での会計担当などはアピールポイントの1つになります。
質問者さんが書いている、「数字を通して企業の動きを読み取る面白さを知った」は、とても良い志望動機だと思いますよ。
どういう場面で、どう感じたのかなど、自分の当時の感情を深掘りして具体化することで、さらに厚みのある内容になるはずです。また、なぜその企業で経理職をやりたいのかを企業研究で深めていきましょう。
経理志望は資格だけでなく人柄や姿勢も伝えよう!
経理を目指すにあたって、簿記の資格はアピール材料の1つです。
企業は即戦力につながる知識やスキルを求める傾向にあり、もし簿記2級以上を取得しているのであれば、経理の仕事をしたいという意欲と基礎的な力の証明になります。
ただ、資格だけに頼らず「なぜ経理に関心を持ったのか」「どんな姿勢で学びを深めてきたのか」を具体的に伝えることも大切です。
簿記の授業で数字から企業の動きを読み取る面白さを感じたという体験などは、あなたの人柄や価値観、熱意を伝える良い要素になります。
経験や価値観を交えて自分らしさで差をつけることが大切
たとえ、アルバイトで経理の業務に直接かかわっていなかったとしても、日頃のお金の管理や正確な情報のやりとり、学生時代の責任感、継続的な取り組みなどの経験があれば、それを経理に通じる強みとしてアピールできますよ。
また、こうした強みは、営業事務、財務、総務、人事、販売管理といったほかの職種へのアピールでも有効です。
正確さや事務処理能力は営業事務に、数字への関心は財務や経営企画にというように、職種の幅を広げる視点を持つことで、より多くの選択肢が広がっていきます。
どんな経験も無駄にはなりません。今までの努力と誠実な姿勢を振り返りながら、それらが伝わるようにあなたらしい歩みを進めていきましょう。
以下の記事では経理の具体的な仕事内容や就職に向けた対策方法などを解説しています。経理への就職・転職を検討している人は、一度目を通しておきましょう。
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