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ガクチカで筋トレはダメでしょうか?

就職活動のガクチカで、筋トレについて話したいと思っています。大学時代に自分で目標を設定し、継続的にトレーニングに取り組んできました。

努力や達成感を感じた大切な経験なのですが、アルバイトや学業、ボランティアなどを話す友人と比べると、「筋トレって自己満足じゃないの?」と不安になってきました。

採用担当者は、ガクチカとして筋トレの話をどのように受け取るのでしょうか? やはり他のテーマの方が無難で、評価されやすいのでしょうか?

もちろん、筋トレを通じて得た学びや成長を言語化して伝える準備はしています。ただ、それでも「筋トレ」というテーマ自体が弱いと見なされることがあるのか気になっています。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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筋トレは懸念を払しょくした伝え方で最強のガクチカにしよう

筋トレはガクチカとしてアピールすることも十分可能です。

確かに「自分だけの自己満足」と受け取られる懸念もありますが、重要なのは筋トレを通じてどのようなスキルやマインドセットを身につけ、それをビジネスの場でどう活かせるかを明確に示すことです。

たとえば、トレーニングメニューを自ら設計し、週単位・月単位で計画と実績を比較しながら改善してきた経験があれば、目標設定力やPDCAサイクルの運用力をアピールすることができます。

さらに、途中で停滞期や怪我などの逆境を乗り越えるためにトレーニング方法や栄養管理を見直し、メンタルの持ち直し方を工夫した経験は、逆境耐性や問題解決力の裏付けとなり得ます。

また、筋トレをただ孤独に続けるのではなく、ジムのコミュニティに参加して仲間同士で励まし合ったり、後輩にフォーム指導をしたりした場合には、リーダーシップやコミュニケーション力を培ったエピソードとして伝えることも可能です。

個人競技に見えがちな筋トレでも、トレーナーとの目標共有や「SNSで同じ目標を持つ仲間と情報を交換した」といった他者との協働エピソードを盛り込むことで、チームワークや主体性をアピールできるでしょう。

一方で、「重量を上げた」、「部位別トレーニングを〇カ月継続した」といった定量的な成果だけを語ってしまうと、ビジネスへの応用が見えにくくなるため注意が必要です。

スキル・経験・価値観をストーリーで伝え仕事にどう活かせるかまで示そう

必ず「なぜその目標を設定したのか」、「どんな壁に直面し、どのように解決したのか」、「結果として何を学び、次にどう活かそうとしているのか」を因果関係をもって語ることがポイントとなります。

たとえば、「限られたトレーニング時間のなかで最大の成果を出すため、効率的なメニュー設計や時間管理の方法論を学んだ。御社のプロジェクト運営でも同様に、限られたリソースの中で最大の成果を出す姿勢で貢献したい」といった形で結びつければ、説得力のあるガクチカになるでしょう。

結論として、筋トレというテーマ自体が弱いわけではありません。

大切なのは「何を学んだか」、「それをどのように仕事に応用できるか」をストーリー化し、応募先の求める価値観や業務課題としっかり紐づけることです。

そうすれば、ガクチカとして筋トレを選んだことが、むしろほかの就活生と差をつける強みとなる可能性があります。どうぞ自信をもって臨んでみてください。

キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

楳内 有希子

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筋トレも何を得たのかを回答できれば立派なガクチカになる!

たしかに、ガクチカはアルバイトや学業、ボランティア、ゼミ活動など周囲とのかかわりが見える経験が選ばれやすい傾向にあります。

そのため、個人的な取り組みである筋トレが評価されるのかと、不安になるのも無理はありません。

ですが、大切なのは筋トレを通して自分が何を得たのか、筋トレをどのように考えているのかというように、自分なりの答えをもっていることです。

たとえば、「確かに最初は自己満足だったかもしれないけれど、続けていくうちに目標設定や習慣化できるようになった。記録や振り返りをすることで体調管理といった自分の成長を実感できるようになった。だからこの経験は、将来仕事に取り組むときの粘り強さや自己管理にもつながると感じている」というように話すことができれば、それは立派なガクチカです。

「なぜ続けたか」と「どう活かせるか」を自分の言葉で伝えよう

「自分にとって筋トレとは何か」「なぜ続けてこられたのか」「それを社会人としてどう活かせるのか」という問いに向き合い、自分の言葉で伝えられるようになれば、筋トレは自己満足をこえて、自分の強みを育てたチャレンジとして面接官の心に残るはずです。

これを機に、これまでの経験を今一度振り返ってみましょう。

以下の記事では採用担当者に響くガクチカの作り方を解説しています。多くの企業の面接で聞かれる可能性が高い質問であるため、事前に回答を準備して確実に高評価を得られるようにしておきましょう。

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