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理系が目指せる国家公務員の職種は?
大学で理系の学部に所属しています。将来は国家公務員として、専門知識を活かせる仕事に就きたいと考えているのですが、理系の知識が活かすには、具体的にどのような職種があるのでしょうか?
研究職のイメージが強いのですが、技術系の知識を活かして行政に携わる仕事もあるのでしょうか? もしそうであれば、どのような省庁で、どのような分野の仕事があるのか教えていただきたいです。
また、理系の知識以外に、国家公務員として働く上で求められるスキルや適性についても知りたいです。理系学部から国家公務員を目指す上でのアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
農林水産省や経済産業省などで理系の知識を活かせる
研究職のイメージが強いとのこと、その通りで技師として入るのが一般的かと思います。
実は、私自身が農業の勉強をしながら行政系にはいった経験を持っています。なので、理科系の知識や技術を活かして行政に携わる仕事というのも確かにあります。
基本的な技術の面や理科系の考え方、論理的な思考を活かしながら行政の仕事をすることは非常に有効だと思っています。
省庁としては非常に横断的になりますが、どちらかというとやはり農林水産省や、技術系だと経済産業省といったところが活躍しやすいでしょう。
完全に事務や財政のほうになっていく総務省や財務省となると、ザ・技術系という面ではダイレクトに活かせる場所は少ないかもしれません。
理系の知識以外にも対話力や文章作成なども磨いておこう
理系の技術や知識以外に、国家公務員として働くうえでのスキルや適性としては、まず体力が必要になってくると思います。
体力に加え、これはビジネスパーソンとして基本的なことですが、コミュニケーション能力、チームで協力して働いていける能力も必要です。
そして、行政においては特に文章の扱いです。法律を読み込み、それを解釈して文章をつくるという仕事がかなり多くなってきます。このあたりはまったく無視するということはできません。
行政のなかで必要な、文章の理解力や作成能力というのは絶対に必要になってくるので、ここにさらに技術面をプラスでPRできると強いかなと思っています。
省庁職員や研究員! 理系の力を活かせる分野を見つけよう
国家公務員だと、省庁の技術系職員や国立研究所の研究員などになるでしょう。たとえば、インフラの整備にかかわる、大気汚染の問題にかかわるといったものです。
働き方としては、総合職として政策の立案に関わる、また、一般職として地域で実務業務に従事することも可能です。総合職の場合は、全国転勤や海外への派遣もあります。
そして、研究員としての働き方については、国のニーズに沿った研究が求められるため、問題解決に向けた基礎研究などが多くなるかもしれません。
分野はいくつかあるので、自分の専門分野が活かせる場所がどこになるのか、どのような分野で社会に貢献できるのかを考えてみましょう。
国家公務員になるために早めの試験対策をしよう
国家公務員になるためには、最初に国家公務員試験を受ける必要があります。この試験に合格することで各省庁などを受けることができます。
そのため、国家公務員を目指す多くの学生は1年以上前から試験対策を開始しています。
大学内で講座を用意している大学もあれば、多くの専門学校もあるのでそのような場所を利用している学生が多いと感じています。
保険のために民間企業も並行して受けたいという相談を受けることが多いのですが、民間の採用試験が忙しい時期と勉強に時間を使いたい時期が重なるため、最終的には国家公務員だけの受験に絞る学生がほとんでであることを覚えておきましょう。
以下の記事では国家公務員の種類をわかりやすく解説しています。漠然と国家公務員と目指しているものの、どのような種類があるかわからないと疑問を持つ人は、視野を広げるためにもチェックしておきましょう。
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