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有給休暇を消化してから退職したいです。どのタイミングで退職届を提出すべきですか?
退職を考えているのですが、残っている有給休暇をきちんと消化したいと思っていて、退職届をいつ会社に提出すれば良いのか悩んでいます。
一般的には退職希望日の1カ月前に提出すると聞きますが、有給をまとめて取る場合は、さらに前倒しで提出すべきなのでしょうか?
たとえば「退職希望日の1カ月半前に提出し、最後の2週間を有給消化にあてる」といったスケジュールは可能なのかも気になります。
会社によって制度やルールに違いがあると思いますが、一般的な進め方や、有給をスムーズに消化するための交渉のポイントがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
円満退職には1カ月以上の期間が必要! なるべく早めに伝えよう
私個人の場合ですが、キャリアコンサルタントとして独立するために会社を退職したときは、退職希望日の3カ月以上前には退職の意思を会社に伝え、10日ほど残っていた有給休暇も最後にまとめて使用することを合わせて宣言しています。
その前の職場では、退職の1年前から退職の意向を上司に伝えていました。
退職届は、退職希望日の1カ月前に提出するということは一般的な慣例ではなく、法律上決まっている最低限のルールであるに過ぎません。
正直なところ、退職希望日のちょうど1カ月前に退職届を出されると、会社側は極めて混乱してしまうでしょう。
企業に迷惑をかけない! 余裕を持ったスケジュールで退職しよう
古いたとえで恐縮ですが「立つ鳥跡を濁さず」の言葉通り、退職は可能な限り会社側に迷惑や混乱を招かないよう、十分に準備期間をおいておこないましょう。
仮に退職が急であり、会社側に大きな負担をかけてしまったなどの事態が起きてしまうと、次の職場で悪評が広まりかねません。
有給休暇がどれくらい残っているかにかかわらず、可能な限り退職の前の移行期間は長く取ることをおすすめします。仮に半年程度の期間を作ることができれば、会社側も余裕を持って準備し、有給休暇の消化もスムーズでしょう。
退職希望日から逆算! 1カ月半前には意思を示そう
退職するにあたり、残っている有給休暇をすべて消化したいと考えるのは自然なことです。有給休暇を有効に活用して円満に退職するためには、できるだけ早めに退職の意思を伝え、計画的に進めていきましょう。
有給休暇を消化して退職する場合の一般的な進め方としては、まず自身の退職希望日を明確にします。
そして、その退職希望日から逆算して1〜1カ月半前を目安に退職届を提出し、上司に退職の意思を伝えてください。
その際に、退職日までの期間で有給休暇を消化したい旨をはっきりと伝え、具体的なスケジュールを提案すると良いです。
会社側としては、業務の引き継ぎや人員配置などを考慮する必要があるため、退職の申し出や有給休暇消化の希望は、できるだけ早めに申告することが、双方にとってスムーズな手続きにつながります。
有給休暇は権利! 堂々と消化して次へ進もう
そして、有給休暇の取得に関しては、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
まず、有給休暇は法律で認められた労働者の正当な権利です。そのため、退職時に残っている有給休暇を消化したいと希望する際も、遠慮する必要はありません。堂々とその意思を伝えましょう。
また、会社によっては有給休暇の買い取り制度を設けている場合もありますが、これは義務ではないため、一般的ではありません。したがって、権利として付与されている有給休暇は、退職時にしっかりと行使して問題ないでしょう。
会社に対して不必要に遠慮することはないのです。
計画的な申し出と、自身の権利であるという認識をもつことで、気兼ねなく有給休暇を消化し、気持ちよく次のステップへ進むことができます。
以下の記事では円満退職するための伝え方を解説しています。円満退職を目指している人は、行動に移す前に以下の記事を確認して手順や伝え方を把握しておきましょう。
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