動画選考でライバルと差をつける工夫を伝授|注意点や練習法も解説

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 上原 正光

    上原コンサルティングオフィス代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20038717)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17400467号) SNS:Twitter/Facebook

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  • 木村 千恵子

    Koyori キャリアワールド代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16050754)/キャリア・デベロップメント・アドバイザー SNS:Twitter/Facebook

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  • 渡部 俊和

    合同会社渡部俊和事務所代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16029675) SNS:Facebook

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この記事のまとめ

  • 動画選考は導入企業の意図を知ることが最重要
  • 基本を押さえておくだけで通過率が格段にアップ
  • 小道具や構図で差別化を図れるのも対策の一環

新型コロナウイルス感染症流行の影響もあり、増加傾向にあるオンライン選考。その中でも、就活生が苦手意識を持ちがちなのが、動画選考です。書類選考や面接とも違うので、評価基準がわからないといった声も増えています。

一方で、多くの就活生が馴染みがない選考だからこそ、撮影の仕方や注意点といった基本を押さえれば、確実に高評価を得られます。

この記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、渡部さん、木村さんのアドバイスを交えつつ解説します。動画撮影を始める前にぜひ読んで実践してくださいね。

アドバイザーコメント

動画選考は近年広まりつつある効率的な選考方法

動画選考は、アメリカなど海外ではすでに多くの企業が導入している選考手段です。日本でも最近急速に導入する企業が増えてきています。特に、応募者が集中する人気の大手企業を中心に、航空、商社、建設、メディア、エンタメなどの業界でグループ面接に代わる選考方法として、すでに数百社で導入を始めているようです。

毎年応募者の多い企業側にとっては、グループ面接で必要な会場確保と期間中の面接官の人員確保の面で大きなコストがかかりますが、学生が各自で撮影した動画を集めて選考をおこなう場合は物理的な会場は不要となり、大きなコスト削減が見込めます。

学生側も自分らしさを発揮しやすいメリットがある

さらに、グループ面接では他の応募者の様子が気になり本来の自分らしさを面接官に伝えられない学生も、動画で自己PRや志望動機を伝える場合はあらかじめ準備したうえで撮影できるため、よりリラックスして自分らしさを伝えることが可能になります。

今後は、大手企業での動画選考が定着するとともに、動画選考を導入する企業はコミュニケーション能力を重視する業界と業種を中心に加速していくものと思われます。

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目次

動画選考は意図や基本を押さえることが重要

動画選考は「評価基準がわからないのでどのように対策すればいいかわからない」と多くの就活生が頭を悩ませます。「フリップなどを使ってインパクトに残ればいいですか」「面接と同じように話せばいいですか」と戸惑う人も多いですよね。

この記事では、まずは動画選考が増えている背景と、導入する企業の意図を解説します。そのうえで、動画選考の制作の流れを対策付きでお伝えするので、流れに沿って制作を進めてみてください。

基本を押さえたうえで、ライバルに差をつける一工夫も紹介するので、「第一志望群なので絶対に受かりたい」という人はぜひ実践してみてくださいね。

企業が動画選考をおこなう意図を知ろう

企業が動画選考をおこなう意図

  • 採用活動の効率化
  • 書類だけではわからない魅力を知りたい
  • コロナウイルス感染リスクの軽減
  • 地方学生の取り込み
  • 応募ハードルを下げる

渡部 俊和

プロフィール

企業の選考方法には必ずそれを使う理由があります。動画選考の場合、「感染リスクが理由だろう」と決めつけていたら、表現力を評価されていた、といったギャップに注意しましょう。

相手のニーズを考えることは仕事の場でも重要なので、社会人の練習だと考えて企業側の意図を把握するようにしてください。

基本的に選考フローは、エントリーシート(ES)や履歴書で書類選考をおこない、それを通過した人が面接に進めるという流れが一般的でした。

しかし近年なぜこのように動画選考をおこなう企業が増えているのでしょうか。企業が動画選考を取り入れる理由を見てみましょう。

採用活動の効率化

特に人気の高い企業や大手企業には毎年応募が殺到します。優秀な人材を求める企業も、できれば応募者全員と面接をしたいところ。しかし、採用担当のリソースが足りないため面接に呼ぶ学生の数をある程度絞らなければなりません。

しかしESの内容だけでは学生の魅力を十分に引き出すことができないケースもあります。学生の良さを多面的に判断し、かつ学生の数を絞る方法として、動画選考は非常に効率が良いのです

木村 千恵子

プロフィール

動画選考では、リアルに近い形で学生の特徴を知ることができます。また複数の面接官が同じ学生の動画を任意に繰り返し視聴できるため、選考基準の偏りの是正にも役立てられることから、採用活動の時間やコスト削減を狙う企業に導入されている面があります。

書類だけではわからない魅力を知りたい

ESや履歴書の内容では首を捻ってしまうような学生でも、実際に会ってみると非常に魅力を感じる学生もいるものです。ESだけではその学生の内面的な魅力や人柄などは計り切れません。

多くの企業は学生の人柄や自社とのマッチ度を注視するため、実際の学生の話す姿や雰囲気を知ることで、評価が変わることもあります

そのような学生に出会えるのも、企業が動画選考を取り入れる理由であり動画選考の魅力の一つですね。

渡部 俊和

プロフィール

個人を相手にするBtoCの業界は、対人スキルを重視し面接のウェイトが高くなります。対面の機会が限られる場合は動画選考に前向きになるでしょう。また、慣れないであろう動画を作る過程の努力を評価したい企業もあると思います。

自己PRのエピソードで悩んだら、ツールを使うのが一番オススメ

自己PRのネタを決めても、それを裏付けるエピソードに悩む学生は多いです。しかし、特別なエピソードがなくても受かる自己PRを作ることはできます

そこで紹介したいのが「自己PR作成ツール」です。ツールを使えば、簡単な質問に答えるだけで裏付けるエピソードが思いつかなくてもあなたの強みが完璧に伝わる自己PRが完成します

ぜひ活用して、志望企業の選考を突破しましょう。

 実際にツールで作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

コロナウイルス感染リスクの軽減

現在は新型コロナウイルス感染症の影響で、公共交通機関を使った移動や対面での面接などが減ってきています。そんな中で、対面での面接の代わりに動画選考が使われることも増えてきました。

学生が新型コロナウイルス感染症に感染するリスクを減らせるうえに、実際に会わずとも動画を通して学生と会話をすることで、自社で必要なスキルや素質の有無を確かめることができます

上原 正光

プロフィール

感染防止のため、従来のような対面の面接ではなく、動画やオンラインでの面接を実施する会社が大半です。距離や時間の制約を受けないことから、今まで出会えなかったような学生との接触機会が増えるという効果が出ています。

地方学生の取り込み

学生の中には、現在は地方に住んでいるものの就職は東京をはじめとする首都圏でしたいと考えている人もいます。しかし、従来の就活では対面でおこなう選考が多かったため、地方学生にとっては選考への参加が難しく、都心での就職を諦めてしまった学生も少なくありません。

その中で動画選考が増えてきたことは、自分の選択肢を広げるチャンスと言えるでしょう。動画選考をおこなっている会社であれば、就活にかかる負担や費用が減らせるので挑戦しやすいですよね。企業にとっても、自社に魅力を感じてくれる学生と出会う機会を失わずに済みます

渡部 俊和

プロフィール

反対に、地方企業の採用担当者にとっても、距離のハンデは大きいものでした。リモートワーク主体の求人も増えており、地域を問わず採用できる職種ならば、動画選考は費用と労力の少ないうってつけの方法と言えます。

応募ハードルを下げる

  • A社:ES提出⇒一次面接⇒二次面接⇒最終面接
  • B社:ES提出・動画選考⇒一次面接⇒二次面接⇒最終面接

このような二社があったとき、どちらのほうが「受けてみようかな」と思いやすいでしょう。A社は面接に進むためには書類選考がかなり重要になってきますよね。その点B社は書類選考に併せて動画選考が設けられています。

動画選考では、ESだけでなく動画も用いて直接自分の思いを口で伝えることができます。文章が苦手な学生にとっては、自分の言葉でアピールできる分、ESのみの選考よりも難しさを感じない学生もいることでしょう

動画選考を用いることで、応募のハードルを下げる効果もあるのです。

木村 千恵子

プロフィール

ESにあるような文字数の制限を気にせずに、自分らしい言葉と笑顔を活かして魅力を伝えられることも、就活生にとっては応募しやすい特徴の一つと言えます。

アドバイザーコメント

選考の精度を上げることも動画選考を実施する理由の1つ

実際、企業側もESだけで人物評価をするのは難しいのです。初期段階で落としてしまった応募者の中に良い人材がいた可能性もありますし、選考が進むにつれて人数が足りなくなるなど、採用の見込みがずれてしまうケースも多くなっています。

動画選考は「コストをかけずに初期段階の選考の精度を上げたい」という目的が最も大きいと思われますが、その背景には、短時間での人物の見極めが難しい、面接官のスキルに不安がある(同じような学生を評価してしまいがち)ということもあるかもしれません。本来、組織は多様な人が集まって強みを発揮し、弱みをカバーするものなので、選考の材料は多角的な方が望ましいのです。

動画だからこそその人の姿勢やこだわりが見えるという一面も

また、誰でも簡単に動画やプレゼンテーションソフトが使えるようになった今、あるものを工夫して使ってみる、新しいものに取り組んでみる、というチャレンジ精神やクリエイティビティの部分も動画選考で垣間見える可能性もあります。

そうした人物評価は、対面の面接でも見えにくかった要素なので、発想力を重視する企業などでは動画を作り込む姿勢やこだわりなどが見えるのも動画選考を取り入れる1つの理由になります。

まずは押さえておきたい動画選考の種類

動画選考の種類

  • 自分で動画を撮影・録画し企業に送る
  • 企業からの動画での質問にオンデマンドで答える

動画選考が使われる理由は理解できたと思いますが、実は一口に動画選考と言っても2つの種類があります。

それぞれで動画の撮影の仕方や注意点などが変わってくるので、まずは動画選考の種類を知っておきましょう。そのうえで、自分が受ける選考に合わせた対策ができると良いですね。

動画選考とは?

スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末やパソコンのWebカメラで撮影した動画を、企業が指定する投稿フォームにアップしておこなわれるもの

形式①自分で動画を撮影・録画し企業に送る

まずは、動画選考の主流である、あらかじめ定められた質問に対しての回答を述べる様子を撮影するパターンです。自己PR動画などがこれにあたりますね。

時間制限が設けられており、多くの場合は数十秒から1分程度、質問数によっては3分程度であることが多いです

木村 千恵子

プロフィール

動画選考の際に求められることが多い質問は、自己PRと志望動機だと思います。ほかにも、自己紹介や学生時代に頑張ったことが含まれることもあります。また、1つの質問にはおよそ1分前後の時間指定が多いようです。

形式②企業からの動画での質問にオンデマンドで答える

あらかじめ質問内容が選考前に学生には伏せられているケースもあり、企業から指定されたURLに入ると録画がスタートし、質問が普通の面接のようにその場で提示されます。

①と違って、事前に質問への回答をしっかり固めておくことができないのが難しいところですね。時間も企業や使用ツールによって決まっていたりいなかったりとさまざまです。

また、動画を撮影するのではなく、インターネット経由でライブで面接をおこなうWeb面接もあります。

Web面接の対策はこちらの記事を参考にしてください。
WEB面接マニュアル決定版|よくある失敗を押さえた攻略法5選

自己PRに困ったら「自己PR作成ツール」がおすすめ!

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 実際にツールで作成した自己PR例文 
 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

動画選考の流れ

動画選考の流れ

  • 原稿を作る
  • 練習する
  • 動画を撮る
  • 確認する
  • 企業に送る

それでは実際にどのように動画選考をおこなうのか、その流れを解説していきますね。これから動画選考に臨む人は特に想像を膨らませながら読んでみてください。

①原稿を作る

まずは原稿を作りましょう。すでに質問が決まっている場合は、その質問への回答を考えます。また、こういった動画選考では主に自己PRや志望動機などの定番の質問が聞かれがち。

どんな質問が来るかまだわからない人は、よくある質問はマストで回答を用意しておき、加えていくつかほかの質問も想定しておけると良いですね

上手に話すために、原稿づくりの時点で注意しておくべきことはありますか?

上原 正光

プロフィール

声に出すことを想定して準備しよう

原稿作りの時点で話しやすい言葉を使うようにしましょう。何度か口に出してみて、言いにくいところやつっかえてしまうところは違う言葉にしてみると良いですね。なるべく短い文章にしたり漢字を少なくしたりすると撮影時に読みやすい原稿になりますよ。

自己PRや志望動機の考え方は以下の記事で詳しく解説しています。内容に不安がある人は参考にしてください。
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

制限時間を意識しよう

多くの場合、動画面接では制限時間が設けられていることが多いです。制限時間を超えてしまうと、マイナス評価になってしまったり、評価すらされないことも考えられます。

時間オーバーを防ぐためには、原稿の段階から制限時間を想定して回答に文字数を定めておきましょう。たとえば30秒で話せる文字数はおよそ150~250字と言われています。事前に話す内容を紙に書き起こし、文字数を確認しながら回答を作りましょう。

時間数と目安の文字数

  • 1分…300字
  • 30秒…150~250字
  • 15秒…60字

②練習する

回答ができたら、次は練習をしましょう。「回答さえ覚えればあとは話すだけだから練習はいらない」と考える人もいるかもしれませんが、ぶっつけ本番だと緊張してしまい、言葉に詰まってしまったりとうまく話せないことが多いです。

落ち着いて本番に臨むためには、練習はマストですよ。ただしただ練習をするのではなく、本番を想定して段階を踏んで練習をしていきましょう

STEP①対人で練習

動画選考は伝える相手の姿がわからないので一方的なアピールになりがちです。面接官に向けて話すわけではないものの、動画を「見る」相手がきちんといます。

動画の閲覧者を意識するためにも、まずは面接練習のように、人を相手に練習をしましょう。練習を終えたら、一方的に話していなかったか、聞き取りやすい声だったかなど確認してみると良いですよ。

STEP②本番同様に練習

相手を意識することが身に付いてきたら、次は本番同様にカメラに向かい、実際に録画しながら練習しましょう。どんなに気を付けていても、実際の話し方や雰囲気は意外と自分ではわからないものです。

「意外と目が泳ぐなあ」「ここ聞き取りづらいかも」など、改善点がいくつか見つかるはずです。話す自分の様子を動画に収め、本番に向けてブラッシュアップを重ねましょう。

渡部 俊和

プロフィール

特に名前や結論などの大事な部分が雑にならないように注意してください。話すことは練習量に比例して上手くなるため、1回だけでなく繰り返しおこなうのが良いでしょう。日を空けて自分の録画を見直すときっと驚くはずです。

③動画を撮る

十分練習ができたら、次はいよいよ提出用の動画を撮影しましょう。話す内容については練習で積み上げたものをそのまま伝えれば良いだけです。そのうえでさらに印象を良くするために気を付けたいことをいくつか紹介しますね。

身だしなみ

上原 正光

プロフィール

動画選考は、画面に写っている情報で学生のことを判断せざるを得ません。面接官の視野が狭くなることでより細かい部分にまで目がいき「服装の汚れや乱れ」が目立つと言われます。細かい点には特に気を配りましょう。

動画選考において身だしなみは通常よりも気を付けたいところ。特に髪型は、通常の面接では問題なくとも、動画では天候や時間帯の違いによっては光の当たり具合が変わることで影ができてしまい、顔全体が暗く見えてしまうこともあります

また服装はスーツが基本ですが、下半身は見えないだろうと考え上半身だけ身なりを整える人もいますね。何かの拍子に不用意な姿が映りこんでしまう可能性もあるので、必ず上下きちんとスーツを着用しましょう。

身だしなみの注意点

  • 髪型…基本の身だしなみは必ず意識+いつもよりも顔がよく見えることを意識
  • 服装…上下スーツ着用は必須

身だしなみなどのマナーはこちらの記事でも詳しく解説しているので、マナーに不安がある人はぜひ参考にしてください。
面接マナーを攻略! 不合格を避ける基本からWeb対策まで完全網羅

撮影環境

身だしなみ同様に意識したいのが撮影環境。自分をアピールするために最善の環境で撮影したいですよね。撮影場所は、白やベージュなどの無地の壁を背景にすることをおすすめしています

また、背景にものが映りこまないよう、周りのものはすべて片づけるか無地の布をかぶせておくなどしましょう。企業は背景からもあなたの人柄や性格を想像します。背景が散らかっていては、あまり良い印象は持てないですよね。

撮影環境の注意点

  • 背景…白かベージュなど明るい無地の壁が望ましい
  • 周辺環境…画面にものが映りこまないよう、事前に片づけるか布をかぶせて見えないようにする

また、撮影する場所だけでなく通信環境にも注意が必要です。特にオンデマンドの場合はインターネットへの安定した接続が重要になります。

建物に備え付けのWi-Fiだと、住民の状況によっては接続が悪くなってしまうので、光回線やポケットWi-Fiを使うことをおすすめします。

準備すべきもの

動画をスマートフォンで撮影する人は、三脚やブックスタンドなどでスマホを固定させておきましょう

手に持ちながらの撮影では手振れで画面が安定しない可能性が高く、企業にとって少し見にくくなってしまいます。腕も疲れてきて、回答に集中できないこともありますよ。

動画選考の撮影で準備すべきもの

  • 三脚
  • スタンド
  • ブックスタンド

表情・目線

画面越しの場合、対面よりも表情が暗く見えてしまうこともあるでしょう。自分では微笑んでいるつもりでも、相手からは表情がこわばっているように見えているかもしれません

「少し大げさかな?」と思うくらい、いつもよりも明るい表情を意識しましょう。練習の際にも回答だけでなく表情にも気遣えると良いですね。

また、動画を撮影しているとどうしても画面に映る自分に視線が固定されやすいですが、採用担当者から見ると下を向きながら話しているように見えてしまいます。再生時に採用担当と目を合わせるには、画面の自分は見ずにカメラに目線を向けましょう。

表情や目線の注意点

  • 表情…口角をいつもよりも上げて、微笑むよりもにっこりした笑顔を意識
  • 目線…画面ではなくカメラを見る
  • 位置…カメラの正面か少し上に目線が来るように

上原 正光

プロフィール

表情や目線以外に、全体的に「良い雰囲気を感じ取ってもらうこと」を意識してください。普段以上に明るくはきはきとした雰囲気を出すことを心掛けましょう。

話し方

画面越しの場合、話し方には特に注意が必要です。はきはきと話すことは通常の面接でも大切ですが、動画では対面時以上にはきはきと、明るく話すことを意識しましょう。面接時と同じでは、聞き取りづらいこともよくあります。

また、制限時間があると時間ばかりを気にしてしまい、焦りから早口になってしまいこともあるでしょう。大切なことは「自分の魅力を伝える」ことです。落ち着いて、相手がいることを意識した話し方を心掛けましょう。

話し方の注意点

  • 声の大きさ…普段よりも少し大きめを意識する
  • 話し方…普段より口をしっかり動かすことを意識してはっきり話す
  • 声のトーン…普段より1トーン明るく話す
  • 話すスピード…焦りすぎない。相手に届けることを意識する

渡部 俊和

プロフィール

「言い切る」ことも心掛けると良いですね。普段の会話で言い切ることは少ないと思いますが、選考用の動画では話す内容も結論もはっきりしているはずなので、「えー」とか「あのー」などを繰り返さないよう、文末をはっきり言い切りしましょう。

④確認する

撮影が終わったら、一度録画を確認しましょう。その際は、ここまでで挙げた注意点を満たしているかを特にチェックすると良いですね

企業によっては撮り直しができる場合があるので、もし気になるところがあれば再度撮影しましょう。

この動画で良いのかいまいち自信が持てません。確認する際のチェックポイントを教えてください。

木村 千恵子

プロフィール

5つのチェックポイントを第三者を交えて確認しよう

確認ポイントとしては、①提示されている質問にきちんと答えているか、②話のポイントがわかりやすいか、③話す声の大きさとスピードは適切か(普段よりも若干大きい声でゆっくりめ)、④指定された時間内に収まっているか、⑤自然な笑顔で話せているか、をチェックしましょう。

できれば、自分でチェックしたうえで、学校のキャリアセンターの職員や教務の先生などに見てもらい、不自然な点や気になるところを指摘してもらうのが良いですね。

⑤企業に送る

確認が完了したら、いよいよ企業への提出です。基本的には提出用のフォーマットが指定されていたり、ナビサイトにそのままアップロードすれば良いことが多いです

フォーマットが指定されていない場合

もし提出フォーマットが指定されていなければ、Googleドライブやクラウドにアップロードすると良いでしょう。アップロード先のURLを送れば企業も動画を確認することができます

企業へ一報入れる

企業への送信が完了したら、企業に一報入れましょう。無言で送るよりも挨拶があったほうが企業も気付きやすく、親切ですよね。細かいところではありますが、多少なりとも良い印象につながるかもしれません。

送信メッセージ

TO〇〇〇〇@theport.jp

CC

件名選考用動画送付のご連絡/就活大学 港太郎

株式会社〇〇人事部
採用担当〇〇様

お世話になっております。
就活大学 文学部英米文学科の港太郎と申します。

先ほど、選考用の動画をお送りしましたのでご連絡いたしました。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認の程よろしくお願いいたします。

————————————
港 太郎(Minato Taro)
就活大学 文学部英米文学科
〒100-2345
東京都港区青山1丁目2-3-4
コーポ青山506
t-minato@shukatsu-u.ac.jp
090-1234-5678
—————————————

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。 学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。 サークル長を務めていたフットサルサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携が取りきれていないことが問題でした。そこで、大学側に掛け合い週に二回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声かけを行いました。さらに、週末明けに今週の活動の詳細をメンバーにメールで配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。 問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしてきたいと考えております。

ライバルに差を付ける一工夫

次に、さらに自分を印象良く見せ、ライバルに差を付けるためのコツをお伝えします。

動画だからこそできる工夫や、自分のことをより知ってもらうためにできることはたくさんあります。ぜひ自分の動画で試してみてください。

あいさつですべてが決まる! 最初と最後の印象を大切に

アピールの中でもっとも重要なものは、最初と最後の挨拶です。人間には、最初と最後の印象に大きく左右される初頭効果終末効果があると言われています。

そのため、どんなに回答が魅力的でも、初めと終わりがあいまいであれば回答そのものもあいまいに感じられるかもしれません。

また、採用担当の元には多くの動画が届きますよね。そのすべての動画を初めから終わりまで確認するのは非常に手間です。初めのあいさつだけで学生を評価し、見る動画と見ない動画を決めていてもおかしくありません。最後まできちんと自分を見てもらうためにも、挨拶には一番気を遣いましょう。

アドバイザーコメント

元気な第一声で明るい人柄を印象付けよう

驚くべきことに、私たちが出会ってから相手への印象を持つまでに要する時間は「3~15秒」と言われています。

ほんの一瞬で決まってしまうので、清潔な見た目や明るい表情、ハキハキした返答や優しい口調を最初から心がけ、良い印象を持ってもらえるようにしましょう。対面でも動画でも人の印象には最初の第一声が大きな影響を与えます。

当然話す内容は大切ですが、それと同じくらい印象が大事です。自然な笑顔が出るように、表情に気を配りましょう。また、冒頭と同じくらい最後の印象も強く残ります。最後に元気な挨拶で締めくくることで、明るい印象を残すよう意識してみてください。

撮影の構図にこだわろう

動画選考の撮影時の構図

撮影をするうえでは構図が非常に重要です。自分の見え方によっては大きく印象が変わるからです。撮影をするうえでおすすめの構図が2パターンあるので紹介します。

バストショット

胸のあたりから頭の先まで映るような構図をバストショットと言います。バストショットだと上半身の動きもわかりやすいうえに、表情が非常によく見えます。いきいきとした表情や笑顔を見せるのにはぴったりですね。

ミディアムショット

バストショットに比べて、腰当たりまでが映るような構図をミディアムショットと言います。

上半身がすべて映る分、身振りや手振りが見えやすく、元気な印象や話をわかりやすく伝えるのに向いています。小道具などを使う場合は、顔が隠れない十分なスペースを確保できるのでこちらがおすすめです。

上原 正光

プロフィール

撮影の際は映える背景を選ぶことも大切です。白や明るいグレーの壁などが良いですね。大きめの模造紙を購入して、背景にして撮影するのがおすすめです。

自宅の他、大学の教室や会議室を借りて撮影するなどの工夫をして背景を無にすると、人事担当者の注意は本人の印象にクローズアップされます。

小道具をうまく使って目を惹こう

小道具を使った目の惹き方

  • フリップ
  • 過去の成果を表現できるもの

動画と面接の大きな違いは、自分らしさを存分に発揮できるところです。動画だからこそ、自分のことをさらにアピールできるような小道具を使ってより印象付けましょう。

このとき、小道具を使うことに気が向きすぎて、顔とかぶってしまったりうまく声が届いていないなどということにならないよう気を付けましょう。あくまでも自分の話がメインで、小道具は印象を良くするための要素ですよ。

小道具①フリップボード

よく学生が使う小道具がフリップボード。スケッチブックなどにアピールポイントを書き込み、それを見せながら話を進めることで話の内容を強調します。

たとえば自己紹介では自分の名前、自己PRでは強みやエピソードなどを箇条書きにして示すことができますね。言いたいことが可視化できるので、アピールが伝わりやすくなります。

小道具➁過去の成果を表現できるもの

また、小道具として効果的なものに「過去の成果を表現できるもの」があります。たとえば部活などでの頑張りを示す表彰状やトロフィーなどがそれにあたります。

表彰状を片手に、部活動での頑張りや成果を示すと、話の内容に説得力が出ますね。また、ずっと練習に使っていたシューズやユニフォームなどを見せてこれまでの努力を見せることもできます。

過去の成果を表現できる物の例

  • 表彰状
  • トロフィー
  • メダル
  • シューズやユニフォーム

木村 千恵子

プロフィール

サークルやボランティア活動などの話をするときに、活動の様子をイメージしやすいように仲間と一緒に写っている写真を拡大したものを見せると、活動に積極的にかかわっている雰囲気が伝わって話の内容をイメージしやすくなります。

照明に気を配ろう

動画だからこそ気を付けなければならないものの一つに照明があります。先ほどもお伝えした通り、光の当たり具合によっては影ができてしまい、自分の表情が暗く見えてしまうことも。

絶対に避けたいのはダウンライトの場所。自分の斜め上から光が当たる場所がベストです

自然光を活かす

もっともカメラ写りがよくなるのは自然光です。そのため自然光のある日中に撮影することをおすすめしています。

ただし、光が強すぎるのは逆効果。逆に顔が白飛びしてしまい、明るすぎて表情が見えないこともあります。自然光が真正面からあたる場所は避けましょう

レフ版を使う

光が足りず、どうしても暗くなってしまうときは、レフ版を使うことをおすすめしています。レフ版と聞くと「用意が難しい」と考えてしまうかもしれませんが、この場合は白い画用紙や模造紙などでかまいません

白は光を反射しするので、適度な光を当てられます。顔色が明るく見えますよ。

レフ版はカメラの範囲に映らない位置で、あごの下に置くと良いでしょう。

「相手」をいつもより意識して話す

一般的な面接では、面接官に自分の言いたいことを理解してもらおうと工夫して話しますよね。

しかし動画選考では、動画を撮ることや制限時間内に話し切ることを第一に考えてしまい、早口になりやすい傾向があります。しかしそれでは、動画を見る相手にあなたの魅力が伝わりにくくなってしまいます。

目の前にいなくとも、自分の話を聞く相手がいることを意識して話すことを心掛けましょう。対面ではない以上、相手はあなたの雰囲気などを直接感じることはできません。いつもよりも「相手に届ける」ことを意識しましょう。

相手に話を届けるコツ

  • 笑顔は絶やさない
  • 身振りや手振りは少し大げさに
  • 目でも訴えかける

アドバイザーコメント

相手に届けるためには「納得」と「共感」を得ることが大切

選考の目的はあくまでも「共に働く仲間探し」です。何を伝えるにしても、相手の「納得」と「共感」を得られるように、という観点を忘れないでください。

「納得」は論理的な整合性であり、話す内容にもかかわることですが、「共感」は好き嫌いや感情など、論理的ではない根拠のないものです。たとえば「話が上手すぎて軽薄な感じがする」という人がいるとします。話が上手いことは論理的、客観的に考えれば決してマイナスではないはずなのですが、実際にはそういう人が選考で落ちてしまうこともよくあります。その人を「仲間」として選ぶかどうかの根拠は、全てが論理で説明できるものではないのです。

正解がないからこそ自分らしく臨もう

話が上手いことを好感をもって見る人もいれば、下手な話を一所懸命になりながら汗をかいて話す姿に好感を覚える人もいます。「共感」を得られるための決まった「答え」はありませんが、それは実際の仕事の場でも同じことであり、不確実なことに立ち向かう姿勢も選考の一部と考えましょう。結局は自分らしくベストを尽くして「伝えよう」とすることが一番大事です。

【撮り直しが可能な場合】撮影上の注意点と対策

企業の使用ツールによっては、自分が納得いくまで撮り直しをおこないもっとも出来が良いものを提出できるケースと、本番一発勝負で撮り直しができないケースの2パターンがあります。

撮り直しが可能なケースでは、何度も撮り直せる以上、完璧を目指して動画撮影をおこなう人が多いかと思います。

ここで大切なのは「完璧」の意味を見失わないこと。動画選考を取り入れる意図を理解し、相手に自分の人柄や言いたいことをしっかり伝えることを心掛けましょう。

注意点:暗記厳禁! スラスラ話すことが重要ではない

撮り直しができる場合、すでに質問が定まっていることが多いです。回答に詰まらないよう練習を重ねることは大切ですが、機械的な受け答えになってしまうのであれば回答の暗記は避けた方が良いでしょう。

採用担当が見たいのはあなたの人柄や雰囲気です。しかし暗記をしてしまうとどうしても回答が機械的になってしまい、本来のあなたが見えにくくなります。言葉に詰まらないことは大切ですが、そこだけを意識しないようにしましょう。

対策:人を相手に練習しよう

相手に言いたいことをきちんと伝えることを意識すれば、一方的な話になることを避けられます。練習の際は人を相手に練習することをもっとも大切にすると良いですね。

相手の反応が見えるので、どこが刺さるのか、どこを強調すれば良いのかがわかります。暗記ではなくアピールするべきポイントだけ押さえて、本番に臨むと良いですね。また、練習ごとに自分の話や人柄は伝わったか、相手に確認してみるとさらに良いでしょう。

アドバイザーコメント

完璧を求めずに自然体で臨むことも大切

撮り直しができる場合、提出用の録画には、どうしても完璧を求めてしまいがちになります。しかし、面接官が求めているのは、ありのままの自然体の学生の人間性と良さがわかるビデオです。

選考用の動画なので、もちろん皆さん自分を良く見せたいですし、良い自分を演出する感覚もある程度必要ですが、あまり動画選考用のビデオで完璧な自分を演出しすぎると、実際の面接のときに余計なプレッシャーを感じることになってしまいます。

面接とのギャップが大きくならないように気を付けよう

実際の面接で、面接官に動画選考用のビデオとのギャップが大きすぎると感じられてしまうのはもったいないですよね。まるで暗記したかのようにスラスラと質問の答えを話すよりも、顔の表情も豊かで声にも張りがあり、自分の言葉で熱意を伝えることが一番大切です。

必要以上に自分を良く見せようとせずに、ありのままの自分を録画すればよいという姿勢でビデオに収めることを目標に録画に臨んでください。録画を始める時は、最初にゆっくりビデオカメラに自然な笑顔を向けてから話し始めると、自然体を意識できるためおすすめです。

【撮り直しができない場合】撮影上の注意点と対策

撮り直しができないとなると、本番は非常に緊張してしまいますよね。また質問の内容が決まっていなければ、ピンポイントに質問の対策もできず、不安に思う人が多いことでしょう。ポイントは当日に焦らないこと。そのための対策や注意点を見ていきましょう。

注意点:想定外の質問への対応が重要! 動揺した様子は見せない

撮り直しができないケースでは、答える質問が当日その場で出されることがよくあります。想定外の質問が来ると焦ってしまいますよね。また人によっては言葉に詰まってしまうかもしれません。

企業は、想定外の事態に対してに学生がどのような対応をするかを見たいと思っています。

どんな質問が来ても、まずは笑顔で「はい」と答えることを意識しましょう。「はい」と答えるだけで、自分に余裕が生まれ、意外と落ち着くものです。動揺した様子は見せずに、落ち着いた対応を心掛けましょう。

落ち着いて質問に臨むための行動

  • 深呼吸をする
  • 撮影前にのびをする
  • 軽くストレッチをして身体をほぐす

対策:基本の面接対策はマスト! 想定できる質問を洗い出しておこう

答える質問がわかっていない場合にもっとも有効な対策は、考えられる質問の回答を考えられるだけ用意しておくことでしょう。基本的に、動画選考は一次面接の前など比較的早いフェーズでおこなわれるため、深掘りした質問がされることは少ないことが考えられます

基本的な質問は何が来ても動揺せずに答えられるように、準備しておきましょう。

基本的な質問

  • 自己紹介をお願いします。
  • 自己PRをしてください。
  • 志望動機を教えてください。
  • 学生時代に頑張ったことは何ですか?
  • 長所と短所を教えてください。
  • 就職後はどんな仕事がしたいですか?

基本的な質問の対策方法は以下の記事をチェックしてくださいね。

自己紹介
面接は自己紹介が命運を握る! 良い第一印象を残す秘訣と例文12選

自己PR
例文12選|面接必勝の自己PRはエピソードが最重要!

志望動機
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

ガクチカ
例文13選|誰でも「刺さるガクチカ」が完成する4ステップを解説

長所と短所
「長所と短所がわからない」の脱出方法10選|例文や伝え方も紹介

就職後にしたい仕事
例文10選|入社後にやりたいことの回答で押さえるべきコツは?

その他の頻出質問や回答例はこちらの記事で紹介しています。
面接の質問150選!回答例から答え方まで質問対策を完全網羅

アドバイザーコメント

リラックスした状態で臨むには念入りな準備が不可欠

どのような場合でも、人はある程度リラックスした状態の方が良いパフォーマンスができます。撮り直しができない場合、準備をしっかりやれてさえいれば、あとは自分の持っているものを出すだけと割り切って、「開き直る」ことで緊張状態がほぐれリラックスできますよ。

もし準備が十分にできなかった場合も、結局はその場で何とかするしかないので開き直るのは同じなのですが、ある程度やれることをやったうえで臨むのと、不安や後悔を感じながら臨むのとでは心理状態が大きく違います。練習や準備は本番で成功するメンタルのためにおこなうと考えて、念入りに準備をしておきましょう。

準備を尽くしたうえでありのままの自分を見せよう

「開き直る」などと言うと「何もぜずありのままの自分で良いのではないか」と誤解する人もいるのですが、準備を尽くしたうえでの「ありのまま」と何もしない「ありのまま」は全く違います。同じミスをした場合でも、後者には成長性や将来性が感じられませんよね。新卒採用はまさに将来性を買う場なので、心構えの部分も大事にしてほしいと思います。

よくある疑問に回答!

動画選考について、よく学生から相談される質問について紹介します。多くの学生が疑問に思う内容もあるでしょう。ここで、動画選考に関する疑問はすべて解消しておきましょう。

①カンペは見て良いの?

暗記がダメな理由は「あなたの人柄がうまく見えないから」とお伝えしました。カンペを読んでも同じことです。用意された回答をそのまま答えてしまうのは、暗記同様あなたの魅力が伝わりづらいです。

また、目線がカメラを向いていないため、どこか集中していないように感じてしまいますし、カンペを読んでいることはすぐにばれます。暗記した言葉からは入社への熱意が感じられないため、印象はマイナスになってしまうでしょう

なかなか文章を覚えられません……。カンペや暗記以外にいい方法はありませんか?

木村 千恵子

プロフィール

丸暗記ではなくキーワードで覚えよう

面接官が求めているのは、ありのままの、自然体の学生の人間性と良さが分かるビデオです。そのため、まずは大枠を覚え、あとは自分の言葉で話す意識でいると良いでしょう。

具体的には、文章そのものを覚えようとせずに、伝えたいことの流れに沿ってキーワードを決めておき、そのキーワードの順番に話を進めていくと、丸暗記よりも自然に話すことができます。

②撮り直しはできる?

撮影の失敗は怖いですよね。撮り直しに関しては、企業次第になります。たとえば特に決まったツールはなく、ただ「動画を撮影して送る」ということであれば、納得のいくまで撮り直しをし、出来が良いものを送ることができます。

しかし企業が使用するツールによっては、撮り直しの回数が定められていたり、そもそも撮り直しができないものもあります。

撮り直し前提で臨んだ結果、実は撮り直しができなかったということがないように、事前に撮り直しの可否について確認してから撮影するようにしましょう

③編集や加工は必要?

特に女性に多いですが、自分をよく見せたいと考えて、スマホアプリなどで自分の顔を少し加工して動画を撮影する人もときどき見受けられます。企業によっては加工を禁止するところもありますが、指定がない場合でも顔そのものの加工は控えたほうがベターです。

また、企業はあなたの編集技術を評価したいわけではありません。もちろんクリエイティブ系の企業だと、編集も求める場合がありますが、特に指定がなければ加工や編集はおこなわず、撮ったままの動画を送りましょう

④服装は私服OK?

基本的にスーツで臨むのが無難でしょう。私服は企業によっては悪い印象を与えかねないからです。通常の面接同様に臨むようにしましょう。

ただし、自分という人柄をアピールしたい際は、ユニフォームや衣装などを身に付けて撮影しても問題ありません。むしろ話す内容が部活やサークルでの取り組みの場合は、そういったものを身に付けていたほうが人柄や努力が伝わりやすいでしょう。

⑤カメラの向きは?

カメラの向きに関しては多くの学生が悩むことでしょう。結論としては、どちらのカメラを使っても問題はありません。インカメラは話しながら自分の表情を確認できますが、確認できる分目線が動きがちです。動画を見る相手にしてみると、目線の揺れは非常に気になります。

そのため、練習の際はインカメラで自分の表情を逐一確認し、本番は外カメラで臨んだほうが無難でしょう。また、スマホの場合横向きで撮影することをおすすめしています。

渡部 俊和

プロフィール

顔の大きさが変わるので、カメラとの距離を調節することも大切です。また、身振り手振りがどこまで映るかも調整すると良いですね。

大切なのはスラスラ話すことよりも人柄が伝わること

ここまで動画選考での注意点や対策についてお伝えしてきましたが、実際に動画を撮影する際は、企業が動画選考で何が知りたいのかを心に留めたうえで対策・撮影をおこないましょう。

大切なことは自分の人柄や雰囲気を企業に伝えること。回答を暗記してスラスラと答えることが求められているわけではありません。

もちろん回答に詰まってしまうことは避けたいですが、必ずしも「完璧な回答ができなかったから不合格」となるわけではありません。あくまで自分をアピールすることを念頭に置いて臨むようにしてくださいね。

これから動画選考の準備をします。企業に人柄をしっかり伝えるためにアドバイスをください。

上原 正光

プロフィール

相手に与える印象を意識して臨もう

企業や職種によって評価ポイントは異なりますが、共通して言えるのは、短い時間では話している内容と共に印象が大事だということです。内容以上に「あなたの雰囲気を感じ取ってもらうこと」にもこだわってください。

動画で実際に話している姿を見ることで、紙に書いてある文章を読むだけでは伝わってこないその人の雰囲気、その人らしさを感じることができます。

声の調子や顔色で伝えられる人柄が大きく変わってくるものです。笑顔でハキハキと明るく話をすること、嘘をつかず真の自分を出すこと、曖昧な表現を避けきちんと話をすることに気を付けると人柄が伝わりやすくなりますよ。

対策を万全にして動画選考に臨もう

動画選考は対面での面接と違い勝手が効かない分、苦手意識を持っていたり不安を感じる人が多いでしょう。しかし、動画選考だからこそ工夫できるポイントもあり、しっかりと対策をおこなえば、面接につなげるための大きなチャンスとなります。

ESだけではわからない雰囲気や人柄を伝えること。動画選考の目的をしっかりと理解して、万全の対策をおこない動画選考に臨んでくださいね。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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