Q
その他
回答しない
就活中ですが、ブラック企業しかないように思えてしまいます……。
就職活動をしているのですが、求人を見ていると、いわゆる「ブラック企業」と思われるような労働条件の会社ばかりに見えてしまい、不安を感じています。
このまま就活を続けて、本当にブラック企業しか選べないような状況になってしまうのではと考えると、精神的にもつらいです。
専門家の方の視点から、ブラック企業を避け、安心して働ける企業を見つけるには、どんな点に注意して企業選びをすれば良いのか教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
見分け方のポイントを押さえてブラック企業への就職を回避しよう
就活は、草木の生い茂る未開拓のジャングルに足を進めるようなものだといえます。
企業情報を見ていると、何もかもが怪しく危険に思えることもあるでしょう。
以下に、企業情報を検討する際の注意点をいくつか挙げるので、ぜひ参考にしてみてください。
・急募・頻繁に求人情報を出している
頻繁に求人を出している企業は、従業員が定着せず離退職が激しい企業である可能性があります。
退職者が多い企業には、労働環境が悪い、人材育成をしないなどといった特徴があり、人が定着しません。それ故に常に人手が欠如していて、人員の補充を急いでいる傾向にあるのです。
そういった企業の場合、あらかじめ退職者が出ることを想定していることが考えられます。頻繁な募集や、長期間の求人情報掲載がある場合には怪しいと思って良いでしょう。このような会社は、概ねブラック企業の可能性が高いといえます。
通常の採用プロセスでは、3ヶ月弱ほどあれば採用する人材が決まりますが、あまりにも頻繁に、または長期的に求人情報が出ている企業には注意しましょう。
・同業他社と比べて条件が非常に良い・悪い
賃金が同業他社と比較して好条件すぎる会社は、入社後に極端なノルマや時間外労働を強いられる可能性があります。
労働時間が短めなケースや、賃金が安い会社にも注意しましょう。実際は長時間勤務だったり賃金に見合わない労働環境だったりと、提示された条件の裏に過酷な実態が隠されていることがあります。
また、給与にあらかじめ残業代が含まれている場合にも注意が必要です。そういった場合、残業への強制力が増します。可能であれば、通常賃金と残業代がクリアな報酬体系になっている企業を選びましょう。
・募集要項に具体性がない
求人の内容がふわふわしていて、具体性がない求人票もブラック企業に見られる特徴の1つです。
そういったケースでは、別業務を斡旋される可能性があります。実際にあった例として、Webデザイナーの求人に応募したら研修という名目でテレアポを強要されたというものがありました。業務内容に具体性のない求人には、十分に注意しましょう。
・口コミの評価が良くない
就職や転職に関するWebサイトや雑誌などに掲載されている口コミも、ブラック企業を見分けるのに役立ちます。評価の悪い口コミが多い会社は避けたほうが良いでしょう。
万が一悪い評価が見当たらなくても、あなた自身が違和感を感じたなら、その会社は辞めておくのが無難です。
高評価が並んでいても、好ましい労働環境の条件は一人ひとり異なります。あなたにとってベストだと感じられる企業を探すことが大切です。
・面接で上司や社長の意見が絶対視されている
面接に進んだ際のブラック企業の見分け方として、トップダウンの指示しか受け入れられない社風かどうかに着目してみましょう。
上層部の利権の強い企業では、新しい意見が却下されやすく、古い体質のまま業務を遂行し続ける傾向があるため、いずれ衰退する可能性が高いといえます。
たとえ経験が浅い従業員の意見だとしても、「良い」と思った意見を積極的に取り入れる姿勢のある会社は、今後も発展していく期待が持てるため、そういったことを目安に企業を選定してみましょう。
まずは自分のなかでの「ブラック企業」を定義するべし
質問者さんのなかで「どの企業もブラック企業しかないのでは……」と感じる場合、まず「自分にとって何がブラック企業の条件なのか」を明確にしましょう。
たとえば残業が多いことが問題なら、残業時間の少ない企業を諦めずに探すことが重要です。
自分のなかのブラック企業の定義がはっきりさせてから、その条件に当てはまらない仕事を探てみましょう。
自分の条件と照らし合わせよう! 人を大事にする企業がおすすめ
自分が定めたブラック企業の条件をもとに、そうではない企業を探す場合、仕事内容や働き方など、どんなポイントでブラックな要素を特に避けたいのかが見えてくるはずです。
もっとも避けたい条件、すなわち自分が就職するなかでもっとも優先したいことを明確にし、採用担当の人に丁寧にヒアリングをおこなってみましょう。そうすることで、自分の避けたい条件とのすり合わせができ、ミスマッチも防げます。
私自身が避けたほうが良いと思うのは、人を大事にしない企業です。ぜひ、従業員の健康や働きがいなどをしっかりケアしてくれる企業を選んでほしいと思います。
以下の記事ではブラック企業の特徴を解説しています。適切な方法でブラック企業を見抜き、自分に合った企業に就職できるようにしましょう。
関連記事
ブラック企業の特徴! 4つの場面でアウトな企業を見抜く方法を紹介
「ブラック企業を避けて就職したい!」と考えている人が大半なのではないでしょうか。記事ではキャリアコンサルタントとともにブラック企業の特徴について解説します。ブラック企業かどうかを見極める方法も紹介しているので、仕事探しをしている人はぜひ参考にしてくださいね。
記事を読む

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。
適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。
簡単な質問に答えて、あなたの強み弱みを分析しよう。
今すぐ診断スタート(無料)
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人