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OB訪問で聞いてはいけないことはありますか?
もうすぐ初めてのOB訪問を控えています。企業や仕事について深く知る貴重な機会なので、積極的に質問したいと考えているのですが、OBの方に対して聞いてはいけないことや、失礼にあたる質問をしてしまわないか不安です。
せっかくお時間をいただくので、OBの方に不快な思いをさせたり、常識がないと思われたりするような質問は絶対に避けたいです。
OB訪問で聞いてはいけないことはあるのでしょうか? たとえば、給料や福利厚生など、踏み込んだ質問は避けるべきでしょうか?
また、質問をする際の注意点や、もし間違って不適切な質問をしてしまった場合の対処法など、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ネットで調べてわかるような質問はOB訪問では避けよう
私の意見では、OB訪問において最もNGな質問とは、ネット検索すればすぐにわかるような情報を聞くことです。
OB訪問の相手はすでに社会人です。あなたのOB訪問に対応していただいている間も、給与が発生し、別の本来業務をする時間は削られているという事実を重く認識してください。
そのような状況下で、ネットで調べればすぐにわかることを質問されたOBの人は、どのような感情を抱くでしょうか。
最悪の場合、自分は就活生にAIロボットか何かと思われているのではないかと不快な気持ちになるでしょう。
仮に相手に不快な思いをさせてしまったと察したときは、とにかく早めに謝罪をするべきです。謝罪はスピード勝負であることを心に留めてください。
それではどのような質問をするべきかですが、基本的にはネット検索しても調べられないことです。企業の実際の内情や、OBの人が就活や仕事で経験してきたオリジナルな出来事と言ってもよいでしょう。
企業に聞かないとわからないことへの質問をしよう
たとえば給与や福利厚生などは確かに踏み込んだ質問ですが、多くの場合でネット上に公開されているものです。
公開されている記述ではわからないこと、たとえば企業ホームページ(HP)に「福利厚生として〇〇制度を導入しました」と書かれていたとすれば、「先輩は〇〇制度を使ったことはありますか?」「使ってみて、実際はどのように感じましたか?」というような質問であれば、適切な質問と言えるのではないでしょうか。
企業が不快に感じるような直接的な質問はやめよう
「年収はいくらくらいですか」など、年収に関する直接的な質問はマナー違反とされることが多いです。
また、福利厚生や残業時間について聞きたい場合も、「残業は多いですか」「ブラック企業ではないですか」といった直接的で失礼な聞き方は避け、「御社ではどのような働きかたに関する制度がありますか」といった聞き方をすると良いでしょう。
そのほか、ネット上のネガティブなうわさについて質問したり、競合他社と比較して給与などをたずねたりするのも、相手に不快感を与える可能性があるため避けるべきです。
丁寧な言葉で質問相手に焦点を当てた質問をしよう
質問する際は、相手個人に焦点を当て、「〇〇さんはどのように感じましたか」「どのような点にやりがいを感じていますか」といった聞き方をすると、自然で失礼にあたりにくいでしょう。
もし不適切な質問をしてしまったと感じたら、すぐに「先ほどの質問は不適切でした。申し訳ありません」と謝罪することが大切です。
聞きにくいことをたずねる場合は、「差し支えなければ」「もしよろしければ可能な範囲で」といったクッション言葉を使うと、相手への配慮が伝わります。
OB・OG訪問のアポの取り方や実際の流れなどについては以下の記事で解説しています。「どのような流れで進めれば良いかわからない」と疑問を持つ人は、事前にチェックしておきましょう。
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