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国家公務員の一般職の面接カードで志望動機は何を書くべきですか?
国家公務員の一般職の面接カードで、志望動機としてどのようなことを書けば良いのか悩んでいます。
民間企業の就職活動も並行して進めており、公務員試験対策に割ける時間が限られているため、効率的に準備を進めたいと思っています。
正直なところ、公務員を志望する明確な理由がまだ見つかっていないのですが、漠然と「安定しているから」「社会貢献したい」といった思いはあります。
面接カードの志望動機欄で、採用担当者の心に響くような具体的な書き方や、アピールすべきポイントがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「何を成し遂げたいか」「何に興味があるか」を具体化しよう
質問文にある「安定しているから」「社会貢献したい」といった記述は、採用する側からは好ましく思われない可能性が高いです。
これらは誰もが言う当たり前の理由であり、そのうえで採用担当者は、志望者が国家公務員として具体的にどのような仕事をしたいのか、何を成し遂げたいのかを知りたがっています。
志望する省庁によって異なるものの、その省庁独自の業務に興味があるといった具体性を持った記述は、一般的に好印象を与えます。
こうした内容を説得力を持って書くためには、日頃から政治や経済に関するニュースに積極的に関心を持ち、情報を読み込んでおくことが不可欠です。
今からでも、志望する省庁の政策や仕事内容について調べてみてください。
自分のスキルと業務内容の重なりを示すことがカギ
自分がおこないたい仕事の記述内容は、具体的で実際的あればあるほど印象に残りやすくなります。
可能な範囲でOB・OGへのインタビューや公的なイベントに参加し、実際に省庁などで働いている職員から仕事について聞きましょう。
そのような仕事に質問者の方の特性が生かせる部分があるかも考えてみることが必要です。
なぜ民間企業でもなく地方公務員でもないのかの理由を明確化しよう
「社会貢献したいから」という動機だけでは、正直、国家公務員の志望動機としては弱いです。
なぜなら、それは多くの人が漠然と持っている思いだからです。国家公務員は非常に人気のある職種であり、限られた採用枠に対して、明確な意志を持った人たちが本気で臨んできます。その中で、志望動機が曖昧なままでは通過は難しいのが実情です。
では、どうすればよいのか。まず「なぜ地方ではなく国家なのか」「なぜ民間企業ではダメなのか」「あなたが考える社会貢献とはどのようなことなのか」といった問いに、自分の言葉で答えてみてください。その答えこそが、志望動機に書く内容になります。
つまり「自分にとって社会貢献とは◯◯であり、それは民間企業では実現しにくいから」といったロジックです。もし「国家公務員としての社会貢献」がどのようなものかイメージしにくい場合は、そもそも業務内容の理解が不足している可能性があります。
最低限の情報収集は必須
「公務員試験対策に割ける時間がない」とのことですが、競争率の高い国家公務員を目指す以上、最低限の情報収集は必要不可欠です。まずは興味のある省庁のHPなどを見て、どのような仕事をしているのかを具体的に把握してみましょう。
大事なのは、他人から与えられた言葉ではなく、自分の内側から出てきた納得感のある理由(動機)を持つことです。こういったことを考えて言葉にするのは簡単ではありませんが、競争率の高い仕事に応募してくる人たちはこういうところを練り込んで臨んできます。
今からでも遅くないので、先のポイントを参考に「自分の言葉」で、志望動機を見つけてみてください。
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