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志望動機を「安定しているから」とするのは良くないでしょうか。

ある企業の志望動機を「安定しているから」という内容にしようか迷っています。その企業は規模が大きく、事業内容も安定していることから、志望動機になるのではないかと考えました。

ただ、志望動機を「安定」にするとマイナスな印象になると聞いたこともあり、真偽を教えてほしいです。企業側は志望動機が「安定」と言われたときに、どのような印象を受けるのでしょうか。

もしも志望動機を「安定」にする場合、マイナスな印象にならないためにはどうしたら良いですか? 高評価につながる言い換え方などがあれば教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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ベストアンサー

キャリアコンサルタント/公認心理師

吉野 郁子

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安定がテーマの志望動機は企業に受け身な印象を残す場合がある

「安定している」という志望動機に留まると、他力本願で受け身な印象を受けます。

企業が事業活動を継続できる背景には、社員たちが努力を重ね、利益を出し続けている姿があります。企業への就職は、そんな社員の仲間に入ることなので、志望動機では会社のためにどのような努力をする覚悟があるのかを伝えましょう。

安定から一歩踏み込んだ志望動機を考えるためには、希望している企業がこれまでにどのような努力をしてきたのかを知ることが大切です。規模拡大と事業の安定化には、必ずといって良いほど企業が懸命に努力してきたことがあります。

それらを調べ尽くして志望動機を考えれば、「安定しているから」という受け身にも捉われかねない内容にはならないと思いますよ。

自己分析と企業研究をもとに強みを活かして貢献できる方法を伝えよう

もしも「安定」に強いこだわりがある場合は、硬い表現になりますが「永続的な企業繁栄への貢献」などと言い換えることも検討してみましょう。自分の強みを活かして企業に貢献できると伝えられれば、高評価につながるはずです。

自分の強みやそれをもとに貢献する方法を志望動機で伝えるためには、自己分析と企業研究という就活では王道な方法を確実に実践することがおすすめです。納得いくまで2つの方法を実践したうえで、志望動機を作ってみてくださいね。

自己分析を始める前にこちらの記事をチェックしてみてください。自己分析のやり方と就活への活かし方を徹底解説しています。

企業理解を深めるためには、こちらの記事の3ステップを参考にしてください。正しいやり方を身に付けて、就活を有利に進めましょう。

キャリアコンサルタント/コラボレーター代表

板谷 侑香里

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安定をテーマに志望動機を作るときは背景やビジョンも必ず伝えよう

「安定しているから」という志望動機は、スタートアップなど挑戦する人材を求める傾向にある業界では、マイナスな印象になる可能性があります。

一方で、大企業のような事業内容や業績が安定している企業であれば、比較的受け入れられやすい傾向があります。

もしも志望動機を「安定」にする場合、ただ単に「安定しているから」とそのままの言葉で述べるのではなく、「安定」を望む背景にある思いやビジョンも合わせて伝えることを意識していきましょう。

安定している企業だからこそできることも盛り込もう

たとえば志望動機の表現を「安定した経営基盤のうえで成長に貢献したい」や、「安定した環境の中で長期的にスキルを磨き、キャリアを築きたい」といった形にすると、安定する企業だからこその内容となり高評価が期待できます。

また、「安定しているからこそ、時代の流れを踏まえた新規事業に取り組むことができる」など、安定していることによるポジティブな側面を踏まえた言葉にしていくこともおすすめです。

安定している企業だからこそ、どんなことをしていきたいのか。今までの経験をどのように活かして、貢献していくことができそうなのか。長期的なキャリアプランを描いたうえで、納得のいく志望動機を練り上げてくださいね。

安定を理由にした志望動機をエントリーシートに書くときは、受かる内容にするためのコツを実践しましょう。こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

安定を理由にした志望動機を面接で伝えるときは、ESと同じ対策をしているだけでは不十分なことがあります。こちらの記事を参考に面接での回答内容を練っておきましょう。

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