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社会人の自己分析でSWOT分析をおこなう場合の進め方を教えてください。

最近うっすらと転職を意識するようになり、社会人経験を振り返って自己分析しようと思っています。自己分析の方法のなかにSWOT分析というものがありますが、この方法はどのようにおこなえば良いのでしょうか?

学生時代の自己分析とは異なり、仕事での経験やスキルを自己分析にどう落とし込めば良いか、また、客観的に自分を見つめ直すためのポイントなどがよくわかりません。

SWOT分析の項目であるStrength, Weakness, Opportunity, Threatは理解していますが、社会人の場合、それぞれの項目に具体的にどんなことを入れていくと自己理解につながるのか例やアドバイスをいただきたいです。

特に、Weakness(弱み)やThreat(脅威)をどのようにとらえて自己分析すべきなのでしょうか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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社会人のSWOT分析は事実ベースで自己成長の道筋を描こう

社会人としてSWOT分析をおこなう際は、まず自分の経験を事実にもとづいて整理することから始めましょう。

Strength(強み)には、過去に目標を達成した具体的なプロジェクトや、周囲から高く評価されたスキルを挙げます。

たとえば「新規顧客開拓で前年比20%増を達成した」、「後輩の指導によってチームの生産性を向上させた」など、数値や具体的なエピソードを添えることで、客観性が高まるでしょう。

Weakness(弱み)では、自分が苦手と感じた業務や、つまずきやすかった場面を率直に書き出します。

たとえば「締切管理が甘く、リカバリーに時間を要した」、「自分のアイデアをうまく言語化できず、議論で埋没してしまった」など、実際の業務で感じた課題を具体的に示して、今後の自己改善の方向性を明確にしましょう。

強み×機会と弱み×脅威のそれぞれでプランと対策を立てよう

Opportunity(機会)には、自社や業界の成長分野、新たな資格取得支援、社外ネットワークの活用など、自分が強みを活かせる外部リソースをリストアップします。

たとえば、DX推進部門の立ち上げ、社外研修や業界セミナーへの参加機会など、自分の得意分野と結び付けられる環境を見つけることがポイントです。

Threat(脅威)では、業界変化による業務削減リスクや、AI・自動化による役割の変化などを挙げ、自分のポジションをどのように守り、成長させていくかを考えます。

最後に、SWOT分析をクロスさせて強み×機会ではキャリアを伸ばすためのプランを、弱み×脅威では今後強化すべきスキルや対策を明確にしましょう。

こうして可視化された自己分析は、転職や社内昇格に向けた説得力のある志望動機や自己PRの基礎となります。

キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

有馬 恵里子

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社会人のSWOT分析はビジネス視点が重要! キャリアの棚卸しを

社会人がSWOT分析をおこなう際は、新卒のときとは少し視点を変えることが重要です。

S(強み)では、性格的な長所に加え、ビジネスで直接活かせる知識・スキル、持ち運び可能なポータブルスキル、そして自身のポジティブな性質などを洗い出します。

W(弱み)では、自分に足りない経験やスキル、今後のキャリアにおいてネックになりそうなところを客観的に書き出しましょう。

外部環境と未来を見据えることが重要! ライフステージの影響なども視野に

そしてO(機会)とT(脅威)は、自身を取り巻く社会状況や未来予測を考慮に入れます。

これにはAI(人工知能)などを活用して業界の未来を調べたり、自身の結婚や出産といったライフステージの変化がどう影響するかを考えたりすることも含まれるでしょう。

特に弱みや脅威については、それらを掛け合わせて対策を考えます。弱みを克服するだけでなく、どうカバーするかという視点で分析を進めると良いですね。

「具体的な自己分析の方法がわからない」と疑問を持つ人は以下の記事を参考にしてください。就活に役立つ自己分析の方法を解説しています。

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