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グループワークとワークショップの違いは何ですか?
就職活動の選考で、先日ある企業からグループワークの案内が届き、別の企業からはワークショップの案内をもらいました。
グループワークもワークショップもどちらもグループで何かをするものだと思っているのですが、違いについて明確に把握したいです。
自分のイメージでは、ワークショップはよりフランクに、チームでわきあいあいとしつつ、ワークを通して仕事や業界を学ぶというイメージがあります。
一方グループワークは意見を出し合ってパワポや模造紙にまとめてプレゼンし、ときに評価の対象になるといったような、堅いイメージがあるのですが、合っていますか?
就活におけるグループワークとワークショップの違いを明確にすることで、準備の量や内容、心構えなど変わってくると思うので、これらの立て付けや目的、内容などの詳細な違いを教えていただけないでしょうか?
上記が合っていたとしても補足などがあればお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業について知るのがワークショップ! 選考の一部なのがグループワーク
質問者さんのように「言葉の定義をしっかりと考える」という姿勢は、とても大切です。仕事をするうえでも、この「言葉の定義を明確にする」という意識はあらゆる場面で役立ちます。
さて、今回は就活におけるグループワークとワークショップの違いについてですね。まず結論からお伝えすると、「この2つを明確に区別しているとは限らない」というのが現実です。
つまり、企業によって「うちはこれをワークショップと呼んでいる」「同じような内容だけど、うちはグループワークと呼んでいる」といったように、呼び方にばらつきがあります。
ただ、言葉の意味をたどると、それぞれに本来的な違いはあるため、理解しておきましょう。
まず、ワークショップは「参加型の学習」という意味を持つ言葉で、どちらかというと「学ぶ」という目的が根底にあります。
一方、グループワークは「集団で何かに取り組むこと」に主眼があり、就活の場面では、そこでの様子を企業側が観察して、評価の材料とすることが多いです。
つまり、ワークショップは「知る・学ぶ」ことを中心とした位置付けで、企業理解を深めたり、社員やほかの学生との交流をうながしたりする狙いがあります。対してグループワークは「選考の一部」という側面が強く、発言の仕方や立ち回り方が見られることになるでしょう。
企業ごとの位置付けはさまざま! 受け取った説明文から読み取ろう
とはいえ、これはあくまで一般論です。質問者さんが案内を受け取った企業が、どのような意図で名称を使っているかは、実際の内容を見てみないとわからない部分もあります。
そのうえで、質問者さんが抱いている「ワークショップはフランクな雰囲気で学びが中心、グループワークは評価を意識した堅めの場」というイメージは、十分的を射ているといえるでしょう。
企業からの案内文のなかで「目的」がどう書かれているかを読み取りつつ準備ができると安心ですね。
グループワークは選考でワークショップは理解の場である!
グループワークとワークショップは、その目的と評価ポイントが異なります。
グループワークは、与えられた課題を時間内に解決できるかを見る選考の要素が強く、候補者を評価し、絞り込みをおこなう意図で実施されることが多いです。そのため、課題解決能力や協調性が見られます。
目的が違うため評価ポイントも異なることを理解しておこう!
一方、ワークショップは、参加者の学生に企業への興味や理解を深めてもらうエンゲージメント向上が主目的です。
ワークショップでは、社員から助言を受けながら実際の業務に近い体験をするケースが多いでしょう。そのため評価ポイントも異なり、議論への積極性や参加意欲が評価される傾向にあります。
両者の違いを理解し、それぞれの場で求められる役割を意識して振る舞うことが大切です。
服装や発言姿勢は、いずれの場合もビジネスの場にふさわしい態度を心掛ければ問題ありません。
グループワークの具体的な内容や評価ポイントなどについては以下の記事で解説しています。初めてグループワークに参加する人や、なかなか攻略できなくて悩んでいる人などはぜひ参考にしてください。
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