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就活の面接で性格をどうアピールすれば良いですか?
就活の面接で自分の性格について聞かれることがあるらしいのですが、どのように答えるのが正解なのか悩んでいます。
自分の性格はお調子者、負けず嫌いで、計画的な作業は苦手ですが本番には強いタイプだと思っています(笑)。あと、友人には周りをよく見ているといわれます。
企業に言える範囲だとしたら負けず嫌いとか、本番に強いとか周りが見えているといった良い部分だと思いますが、それも企業に伝えるべき性格なのかよくわかりません。
正直な性格を伝えるべきなのか、それとも企業が求めていそうな答えを言うべきなのでしょうか。
口コミサイトなどを見てみると、「自分の性格を一言で表すと?」という質問もあるみたいなので、それに向けてどのように回答を準備すべきか、アドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
企業に合わせないで! ありのままの自分を伝えよう
企業が求めていそうな答えを意識する考え自体を、一度見直してみることをおすすめします。 企業が知りたいのは「あなたがどんな人か」だからです。
もし企業に合わせるように自分を作って採用されたとしても、本来の自分を活かせない部署へ配属されるなど、入社後にミスマッチが起こる可能性があります。
たとえば、「お調子者で負けず嫌いな性格で、計画的な作業は苦手だが本番には強いタイプ」という自己評価があるなら、それがどんな場面でどう現れるのか、シーンを具体化してみましょう。
さらに、その性格をほかの言葉に言い換えられないか考えてみてください。お調子者は、ムードメーカーや社交的、負けず嫌いは粘り強いや責任感があるといったように、ポジティブな言葉で表現できます。
また、「周囲をよく見ている」といわれた経験があるなら、どういうときにそう感じたのか、具体的な話を聞いてみるのも良い方法です。
構成を意識してあなたの魅力を効果的にアピール!
アピールする際は、「私の性格は〇〇です」という結論、具体的なエピソードを交えた理由、「だから私の性格は〇〇です」という再度の結論という構成を意識すると、話が伝わりやすくなります。
もし一言で表すのであれば、まず自分の性格を具体化したうえで、漢字一文字や一つの単語など、いくつかの選択肢を出してみましょう。
そして、どの表現が自分にしっくりくるか、なぜその一言(一文字)で表したのかを言語化できるように準備しておくと良いです。
性格のアピールは企業目線で伝えるのがコツ
就活の面接では「正直に答えるべき」と言われるものの、実際にはどこまで率直に伝えて良いのか悩みますよね。
そんなときは、面接の目的を思い出してみましょう。採用担当者が最終的に知りたいのは、「自社に馴染めそうか」「自社にどのように貢献してくれそうか」という2つの点です。
社風や価値観に合う表現へと言い換えてみよう
この2点を意識したうえで、応募企業の社風や求める人物像に合わせて、表現の仕方を工夫することを推奨します。たとえば、実力主義で社内競争が激しい企業であれば、「負けず嫌い」という表現はプラスに働く可能性が高いです。
一方で、調和やチームワークを大切にする企業では、「負けず嫌い」よりも「最後まで粘り強く取り組む」と言い換えることで、より好印象を与えられる可能性があります。
つまり、「お調子者」「本番に強い」「周囲をよく見ている」といったあなたの個性も、相手に伝わりやすい言い方に変えて準備することが大切です。
また、「計画的な作業が苦手」といった弱みも、裏を返せば「突発的なことに強い」「臨機応変に対応できる」といった強みにもなります。伝え方一つで印象が大きく変わるのです。
最後に、「自分の性格を一言で表すと?」という質問には、企業の価値観にマッチしたキーワードを選び、それを裏付ける具体的なエピソードとともに伝えると良いでしょう。説得力のあるアピールに繋がります。
たとえば、周囲をよく見ているタイプなのであれば、下記のように伝えてみましょう。
「飲食店のアルバイトで洗い場を担当していた際、ピーク時にホールが手一杯になっているのに気づき、自主的に料理の配膳を手伝いました。店長からも「助かった」と声をかけられ、周囲を見て行動できる力は、自分の強みだと実感しました」
ぜひ、参考にしてみてくださいね。