Q

大学2年生
女性

法学部女子の就職先にはどんな選択肢がありますか?

法学部に通っている女子大生です。法律の勉強は好きですが、法曹志望ではないため、就職先について少し不安を感じています。

周囲は公務員志望や民間企業志望とけっこうバラバラで、法学部女子にはどんな進路が現実的なのか、自分に合う道がよくわかりません。

一般企業で自分の学んだ法律知識が活かせる職種はあるでしょうか? もしあれば具体的な職種例やその職種を目指すうえでの就活ポイントなどについてアドバイスしていただきたいです。

もし過去に私と同じような学歴を持つ就活生に会ったことがある人は、その人がどういうキャリアを進まれたのか、教えていただけませんか?

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/一般社団法人テツナグ代表理事

若林 宏美

プロフィールを見る

企業法務・コンプライアンス部門が人気の職業

大学によると思いますが、相談者さんの言うとおり、法学部出身だからといって法曹界に就職したい学生ばかりではありません。

就職は、大学時代に学んだ知識を活かした職種を選ぶ人もいますし、まったく違う分野の仕事に就く人もいます。

相談者さんは、法曹以外で今の知識を活かしたいということですので、そうした学生に人気があるのは企業法務やコンプライアンス部門での仕事です。

この2つは、特に法学部で学んだ知識を活かしたい学生に人気で、大手企業でしか求人がないため倍率が高めかもしれませんが、希望にマッチしているので挑戦してみても良いかもしれません。

選考対策のカギは志望動機の深掘りとスケジュール管理

企業法務やコンプラ部門の面接では、「なぜ法曹界ではなく、この仕事(会社)を選んだのか」という志望動機の部分を深掘りされる傾向があります。

そのため、直接的に法律に携わるのではなく、企業内で活躍したいと思った明確な理由を準備しておくことが、面接突破の一つのポイントに。

また、応募自体多い職種ではないため、いろいろなサイトで情報を入手して、気になる企業のエントリー漏れがないようにすること、スケジュールがかぶらないように、エクセルなどで管理するのもポイントです。

もし、こうした職種にピンとこないようであれば、キャリアセンターで過去の就職実績を教えてもらったり、OG訪問で話を聞いてみたりして情報収集するのもおすすめですよ。

就活塾「我究館」副館長/キャリアコンサルタント

吉田 隼人

プロフィールを見る

法学部だからと縛られないで! 可能性は無限に広がっている

法学部に所属しているからといって、必ずしも法律の専門知識を直接活かす職業に就かなければならないわけではありません。

実際、私がこれまで何十人と見てきたなかで、法学部出身の女子学生の就職先は無限といえるほど多様です。

公務員はもちろん、コンサルティング、金融(銀行・証券・保険)、メーカーなど、あらゆる業界で活躍しています。

在学中に学んだ法律知識は、企業の法務部や人事部などで活かせる可能性がありますが、新卒で希望の部署に配属されるかは運の側面が強く、自身でコントロールすることは困難です。

学んだ知識は武器になる! 広い視野でキャリアを描こう

例外として、法律事務所の秘書職などは法学部の知識と親和性がありますが、ほとんどの場合、学部で学んだことに固執する必要はまったくないのです。

むしろ、「法学部だから法律を活かさなきゃ」という思い込みが、あなたの可能性を狭めてしまうかもしれません。

もっと自由に、フラットな視点で、広い世界に目を向けてみることをおすすめします。

その方が、きっとあなたに合う仕事が見つかるはずです。

法学部卒におすすめの就職先は以下の記事で解説しています。「法学部で学んだことを活かしたい」「どのようにして仕事を選べば良いかわからない」と悩む法学部出身の人はぜひ参考にしてください。

関連記事

法学部におすすめの就職先は? 主な進路や法学部必須の対策を解説

法学部の就職先は多岐に渡り、視野を広げて就活することが重要です。この記事では就活生向けに、法学部におすすめの就職先や法学部生がするべき対策を解説します。キャリアアドバイザーによる企業側の視点も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

記事を読む

法学部におすすめの就職先は? 主な進路や法学部必須の対策を解説

あなたが受けないほうがいい業界・職種を診断しよう

就活では、自分に合った業界・職種が見つからず悩むことも多いでしょう。

そんな時は「業界&職種マッチ度診断」が役に立ちます。簡単な質問に答えるだけで、あなた気になっている業界・職種との相性がわかります

自分が目指す業界や職種を理解して、自信を持って就活を進めましょう。

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア