Q
大学3年生
男性
公務員以外で安定した仕事ってどんなものがありますか?
就職活動中の大学生です。安定した仕事に就きたいと考えているのですが、公務員試験の勉強にあまり気が進まず、公務員以外で安定していると言われる仕事を探しています。
「安定」の定義も漠然としているのですが、給与が極端に変動せず、福利厚生もしっかりしていて、できれば将来性もあるような仕事が良いなと思っています。具体的にどのような業界や職種が挙げられますか?
また、公務員以外の安定した仕事に就くために、今からどんなことを準備しておけば良いのか、何かアドバイスがあれば教えていただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
業界の将来性と企業の立ち位置に注目しよう
「給与が極端に変動せず、福利厚生もしっかりしている」というのが安定の定義であれば、旧体質の企業がそれにあたる考えられます。
いわゆる大手と言われる、昔からある上場企業は安定していると言えるでしょう。そこまで大幅な給与アップは期待できないかもしれませんが、年功序列で給与も上がります。
一方で、大手企業であっても、倒産する可能性は否定できません。そのため、必ずしも将来性とセットであるとは言いづらいのが現状です。
だからこそ、私が思う安定とは「市場性と将来性がある業界の企業」だと考えます。
業界で言えば、医療や介護業界はなくなる可能性が低く、IT業界に関しても今や切り離すことができない業界でしょう。
まだ不安定な要素は多いものの、AI(人工知能)産業に関しても、これからの時代に必要なツールなため、業界として確立していく可能性が高いです。
成長業界で地盤を築く企業が狙い目!
このように、市場性と将来がある業界のなかで安定したポジションを築けている企業は、その先の安定性も担保されている傾向にあります。
とはいえ未来が予測できない現代だからこそ、変化はつきものです。世の中の動きに敏感になり、伸びている業界のなかでポジションを築いている企業に注目することをおすすめします。
民間企業にも安定性はある!
給与が極端に変動せずに、福利厚生も充実している、さらに将来性もあるという安定した仕事は、公務員以外にも十分に存在します。
むしろ、将来性という観点では、自身のスキルを向上させるスピードが速い民間企業の方が、より安心できる選択肢となる可能性も高いです
一般的に安定している仕事としては、電力・ガス・水道といった生活インフラ企業や通信キャリアが挙げられます。
さらに、生活協同組合や農協系の金融機関、大手インフラ系企業の子会社なども、景気変動の影響を受けにくく、福利厚生も手厚い傾向にあります。
将来に求めるものは「自分軸で」考えよう!
ただし、将来性はまた別の観点が必要です。自分の求めるものが、業界の将来性なのか、企業の将来性なのか、あるいは自身のスキル向上の将来性なのかを、まずは考えてみてください。
企業の安定性を見極めるには、独占的な市場で規制に基づいた収入モデルか、継続的な収益が見込めるストック型のビジネスかをチェックすると良いでしょう。
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