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文系は就職が悲惨なくらい難しいって本当ですか?

就職活動を始めたばかりの大学生です。周りから「文系は就職が悲惨だ」「理系に比べて就職が圧倒的に難しい」というような話を聞くことが多く、正直とても不安になっています。

実際に、文系が就職活動で不利になることはあるのでしょうか? もし不利になる点があるとすれば、具体的にどのような理由からなのか教えていただきたいです。

また、文系でも希望する企業や職種に就職するために、今からどんな準備をしておけば良いか、具体的なアドバイスをお願いします。文系ならではの強みを活かす方法や、就職活動でのアピールポイントなど、ぜひ教えていただきたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

大内 裕美

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文系だから就職が不利とは一概に言えない

就職活動を始めたばかりで周りの方から「文系は理系に比べて圧倒的に難しい」とお聞きしたのですね。とても心配になっているのかなとお察しします。

結論から言いますと「一概には言えない」という考えです。

これまでの就職活動市場ではもしかすると文系が不利に感じる先輩方も居たかもしれません。

そして受け入れ側の企業の業態によっても理系を求める企業と文系を求める企業があったのかもしれませんね。

その需要と供給のバランス、たとえば自分が文系で求める企業は理系を求めているといった事もあったかもしれません。視点を変えて考えてみるといいかもしれません。

文系の強みとは何でしょうか。理系の強みとは何でしょうか。考え方の特徴としては文系は、文章で考える、分析する、定性的であるという見方があるかもしれません。

では理系となると数字やデータで考える定量的であり対照的と言う見方があるかもしれませんね。

ITやAIの時代では強みの活かし方次第でチャンスが広がる

では、この2つは必ずしも共有出来ないものなのでしょうか。この対照的に感じる事の橋渡しをしてくれる要素に近年のITやAI(人工知能)のツールを用いたものがあります。

この先の未来に文系の強みである文章力や理解力、そして理系の強みでる数字やデータを扱うスキル、この両者を人間では完璧には出来ないところをITツールがカバーしてくれる時代に突入しています。

学んで得た力は強みになっています。その強みを活かしたうえで、どのような分野に進みたくて、どのようなところをご自身が苦手に感じているのか。

就職活動の準備として、まずはご自身の強みと弱みをきちんと棚卸しをしたうえでその企業が求めるものに自分が即戦力になれるポイントを見つけてアピールするというのはどうでしょうか。

弱みを知りそれが技術の進歩で弱みでない今があり、強みが更に強みになるのがITやAIの時代です。まずは自分自身をもっと知ってみましょう。

キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

有馬 恵里子

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文系でも強みを活かせば就職は十分可能

文系が不利と言われる理由は、おそらく理系よりも専門的な領域を持っていない場合が多いからだと思われます。

研究職や技術職など、新卒であってもスキルが求められる職種の場合には大学時代に学んだことがベベースにもなるので、たしかに理系の方が有利ということも考えられます。

ただ私は、文系の方がキャリアの可能性が広いと思っています。

もちろん人によりますが、文系ならではの一番の強みとしては、興味の広さやコミュニケーション力だと思います。

理系に比べると授業で学ぶ学問領域が幅広いため、物事に広く興味を持つことができます。

興味の広さと対人スキルをどう言語化するかが鍵

学んだ知識や経験の掛け合わせで希望業種や職種を広げていけるので、日頃から自分がどんなことに興味を持つか、それがどう活かせるか考えるようにしましょう。

また、文系の場合、議論や発表の機会が多いため、論理的な思考力やいろいろな価値観の人との関係構築力も鍛えられます。

グループワークの経験や国籍も含めて多様な人とかかわった経験などを具体的なエピソードとして伝え、そのなかで身についたコミュニケーション力をアピールすると説得力が増します。

以下の記事では文系におすすめの就職先や選び方などを解説しています。「文系出身でどこに就職すべきか迷っている」と悩みを抱えている人は、視野を広げるためにもぜひ参考にしてください。

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