Q
大学3年生
男性
ロールモデルが見つからない場合、どうすれば良いですか?
就職活動を進める中で、将来の目標や「こうなりたい」と思えるロールモデルが見つからず、漠然とした不安を抱えています。周囲の友人は具体的な目標を持っているように見えて、自分だけが将来のビジョンを描けていないのではないかと焦りを感じています。
ロールモデルがいないと、どんな仕事を選べばいいのか、どんなスキルを身につけるべきなのかがわからず、就職活動の軸が定まりません。このままの状態で就職しても、本当に自分が納得できるキャリアを歩めるのか心配です。
ロールモデルが見つからない場合でも、自分らしいキャリアを築いていくためには、具体的に何から始めれば良いでしょうか? 将来の方向性を見つけるための考え方や、今できることについて、キャリアコンサルタントの方からアドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
見つけるのは難しい! まずは色んな人を見てみよう
学生の段階で明確なロールモデルがいる人のほうが少数派です。社会に出てから、社内外での多くの出会いを通じて理想の人を見つけていくケースが圧倒的に多いので、焦る必要はまったくありません。
また、ロールモデルがいないと就職活動がうまくいかないというわけでもありません。無理に一人に絞ろうとせず、まずはさまざまな価値観に触れることを意識してみてください。
たくさんの生き方を知ることは、人生をどう生きたいかの気づきを得るキッカケになります。
社会人と交流! 人生を考えるきっかけにしよう
大切なのは、積極的に社会人と会う機会を作ることです。アルバイト先の社員の人に話を聞くのも良いでしょう。「学生」という立場は、社会人と接点を持つうえで非常に貴重です。
「学生のためなら」と協力してくれる大人は多いはずです。これは学生の特権ですから、ぜひ活用して、自身の人生をどう生きていきたいかを考えるキッカケにしてください。
必須ではない! 自分のあるべき姿を探し続けよう
ロールモデルは必ずしも必要ではありません。いなければ困るというものでもないでしょう。
新しい分野に進めばロールモデルはいないですし、現代はさまざまな新しい働き方がどんどん出てきています。
ロールモデルが見つからなくても、自分らしいキャリアを築くために、自身の「あるべき姿」を追い求めることを見失わなければ問題ありません。
どんな人でも良い! 生き方のロールモデルを探そう
たとえ仕事上のロールモデルが見つからなくても、生き方のロールモデルを見つけることはできます。
たとえば、同じ職場の同じような仕事をしている人以外にも、生き方のロールモデルを見つけることはできるでしょう。
親戚の中にバリバリキャリアを積んだ女性がいるとか、そういった人の生き方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
有名な人でも構いません。たとえば、私は前の国連高等弁務官の緒方貞子さんがとても好きで、彼女のような生き方の人になりたいと考えています。そういった人がいるのは心強いでしょうし、そちらに求めるというのはいくらでもいるのではないでしょうか。
あまり仕事のロールモデルととらえなくても、生き方のロールモデルを求めるというほうに視点を変えてみるのも良いかもしれません。そうすることで、精神的な支えになることもあります。
身近な人でなくても、たとえば私の知り合いには、母親の妹でバリバリのキャリアウーマンだった女性が、女性らしさを失わずに良い生き方をしている人がいます。たまにその人と会ってお話するだけでもすごくリセットされて良い、という話を聞いたことがあります。
ですから、あまり身近にいなくても構いません。たまに会うとか、その人の本が出ているなら本を読んでみるとか、そういった形でも良いでしょう。
ロールモデルが見つからない人は、こちらの記事も参考にしてみてください。自分の理想のロールモデルの見つけ方やロールモデル探しに取りかかる前の準備などについて解説しています。
次のQ&Aでも自分にとってのロールモデルの探し方がわからない相談者にキャリアコンサルタントがアドバイスをしています。併せてチェックしてみましょう。
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