Q
大学3年生
男性
インフラ業界のホワイト企業の特徴には何がありますか?
就職活動中の大学3年生です。自分は、社会インフラを支える業界に関心を持っています。事業の社会貢献性や安定性に惹かれている一方、激務などブラック企業も多いと聞きます。
 
 インフラ業界のなかで、ホワイト企業を見つけるにはどうすれば良いでしょうか? 具体的なインフラ業界のホワイト企業の特徴や見極め方などについて教えていただきたいです。
 
 そもそも、インフラ業界で、働きやすい環境を整えられているホワイト企業はどのくらいあるのでしょうか? 実態としてブラック企業が多いのか、逆にきちんとホワイトなところもあるのか、皆さんの見解をお伺いしたいです。
 
 キャリアコンサルタントの方から見て、インフラ業界でのホワイト企業の見極め方や就職を目指すうえで重視すべきこと、この業界で長く働き続けるためのアドバイスなどをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
ホワイトの基準は自分次第! 納得する条件を決めよう
まず大前提として、「これはホワイト、これはブラック」という絶対的な基準があるわけではありません。ホワイトというのは相対評価であり、あなたにとってホワイトといえるかどうかが重要です。
そのため、まず最初に、あなたにとってのホワイトとはどういうものかという自分なりのホワイト項目を明確に決めましょう。
たとえば、「残業はまったくゼロでなくても、月20時間くらいまでなら良いかな」というのであれば、あなたにとって月20時間までの残業はホワイトといえるでしょう。
そのうえで、一般的にホワイト企業の特徴として挙げられることが多いのは、有給休暇取得率、平均残業時間、離職率などです。
これらは、企業がホワイトかどうかをよく見極めるうえでの指標になります。
仕事内容も一つの基準! 企業単位でも比較しよう
しかし、条件がそろっていても、あなた自身がその仕事内容に合わないと感じれば、ホワイトとは感じられないでしょう。
インフラ業界といっても、電力、ガス、通信、鉄道、建築、土木、プラントなど多岐にわたります。業界全体の大枠で判断するよりも、企業単位で詳しく見ていくべきです。
まず自分が興味のあるインフラ業界の企業を具体的に見ていき、その企業がホワイトの基準に合致するかどうかを確認しましょう。
もしその企業が合わないと感じたら、その業界のなかで他の企業を見てみるというように、企業単位で比較検討してください。
その際に、前述の有給取得率、離職率、平均残業時間といった指標が、企業の体制を見極めるうえで役立つでしょう。
事業の安定性と労働環境の管理体制を見てみよう
インフラ業界で働きやすい、いわゆるホワイト企業は、公共性の高い安定した事業基盤に加え、明確な労働時間管理と職務分掌が制度化されている点が共通しています。
たとえば、変形労働時間制を採用しつつも時間外労働を厳しく管理したり、夜間勤務の部署には十分なリフレッシュ休暇を付与したりと、社員の健康に配慮した人員配置がおこなわれています。
また、福利厚生面では、ライフラインを維持するという使命感を支えるため、手厚い住居手当や災害時の家族補償制度などが整備されていることも特徴です。
数値や評価に注目! 信頼性のある情報を見極めよう
就職活動で企業を見極める際は、求人広告の美辞麗句に惑わされず、有給取得率や平均勤続年数といった客観的なデータ、さらに第三者機関による安全衛生評価などを比較検討しましょう。
そうすることで、その企業の本当のホワイト度を判断しやすくなります。
以下の記事ではおすすめのホワイト企業を40選紹介しています。また、ホワイト企業の特徴や見極め方などをも解説しているので、「ホワイト企業に就職したい」と考えている人はぜひ参考にしてください。
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