この記事のまとめ
- 音楽業界の厳しい一面も把握して本当に目指すべきかをよく考えよう
- 音楽業界にはたくさんの職種があり、自分に合った仕事を見つけることが大切
- 「音楽が好き」という気持ちだけでなく熱意や戦略もアピールしよう
音楽好きの人にとって音楽業界は就職先の選択肢の一つかと思います。音楽業界の仕事は多岐に渡り、それぞれ業務内容も大きく異なります。
そこで、「音楽業界にどんな仕事があるか全体像を知りたい」「音楽業界に就職したいけど、自分に合っているのかわからない」「どうしたら音楽業界に就職できるのだろうか」などと疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。
この記事ではキャリアアドバイザーの渡部さん、田邉さん、吉田さんと一緒に音楽業界の主な職種や向いている人、対策方法などを網羅的に解説します。音楽業界への就職を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
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多種多様の職種がある! 音楽業界の特徴を理解して自分に合った仕事を見つけよう
音楽業界の仕事は音楽を作ることだけではなく、その音楽を届けたり、管理するなどさまざまな仕事があります。
これらの仕事の中にもたくさんの職種が存在し、それぞれが役割を果たすことで音楽を届けられるようになるのです。しかし、たくさんの仕事があるがゆえに「どの仕事が自分に合っているかわからない」と思う人もいるのではないでしょうか。
この記事の前半では音楽業界の基本情報や将来性、各職種の特徴などを解説します。最初に音楽業界の全体像をつかみましょう。
そして、記事後半で就職が有利になるスキルや対策方法、音楽業界に就職するメリット・デメリット、志望動機の例文など就職に役立つ情報を解説します。後半まで読むことで、音楽業界に就職できる可能性を高められます。
最初に音楽業界の特徴をつかみ、その特徴をもとに就活の攻略方法を把握して、選考を突破しましょう。
仕組みを理解しよう! 音楽業界の特徴
音楽業界は音楽を提供することだけが仕事ではありません。ほかにもあらゆる要素があり、仕組みを理解しなければ就職後に「やりたかった仕事と違う」と後悔してしまう可能性があります。
また。「音楽が好きだから」という理由だけで仕事を続けるのは難しいです。仕事を楽しみながら続けるためにも、まずは仕組みや特徴を理解して、音楽業界の全体像をつかみましょう。
音楽業界のビジネスの流れ
音楽は数段階のプロセスを経て、リスナーの耳に届きます。具体的には、音楽業界は以下の流れでビジネスが成り立っています。
音楽業界のビジネスの流れ
アーティスト・レコード会社
↓
流通会社
↓
販売会社
↓
消費者(リスナー)
つまり、アーティスト・レコード会社が作った音楽を販売業者へ流通し、販売業者がリスナーに届けるという流れです。また、音楽そのもので利益を上げるだけでなく、コンサートのチケット代やグッズ販売、メディアの出演などによって利益を得ることもあります。
実際はさらに多くの人・業者がかかわりますが、これが音楽業界のビジネスの大まかな流れになります。
音楽業界を構成する4つの要素
音楽業界は歌手やミュージシャンが目立ちますが、さまざまな要素が力を合わせることでリスナーに音楽を届けられます。そして、音楽業界は大きく分けて以下の4つの要素によって構成されています。
アーティスト | 歌手やミュージシャン、ダンサーなど、音楽や表現を生み出す |
レコード会社 | 契約しているアーティストとともに音楽を制作し、レコーディングをして完成させる |
流通業者 | レコード会社からCDを仕入れて、全国各地のCDショップにCDを配送する |
販売業者 | CD・DVDショップのことで、消費者にそれら商品を売る |
上記4つによって我々の耳に音楽が届くようになっています。アーティストにだけ目が行きがちですが、これらの要素によって音楽が成り立っていることを把握しておきましょう。
音楽業界の仕事はジャンルによっても特徴が異なります。ポップス系はメディアや編集、配信系の仕事も多くなりますが、クラシックの場合は教育の仕事が多くなります。
合唱やピアノなどの一般市民が数多く参加できる音楽活動では、それを教えるというビジネスも幅広く存在します。
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音楽業界の現状
音楽業界の現状
- 市場規模が縮小傾向にある
- アイドルビジネスが流行している
音楽業界は変化が激しく、数年前と現在では市場規模や流行が大きく異なります。これを理解していなければ、入社後の活躍の仕方をイメージしにくくなるので、音楽業界の現状をしっかり捉えましょう。
ここからは、音楽業界の現状を解説します。「イメージしていた音楽業界と違う」とならないためにも現状は理解しておきましょう。
こちらの記事では音楽にかかわる仕事をまとめています。音楽にかかわる仕事に就きたい人は併せて参考にしてみてください。
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市場規模が縮小傾向にある
1990年代半ばをピークに音楽業界の市場規模は縮小傾向にあります。その理由に、音楽以外にもたくさんの娯楽が存在するようになったことが考えられます。
1990年代半ばは有名なプロデューサーの楽曲が次々とヒットし、業界全体が盛り上がりを見せていました。しかし、2000年代以降のインターネットやスマホの普及によって、ゲームや動画などの音楽に代わる娯楽をする人が増えました。
現在、かつての音楽業界の盛り上がりは冷めつつあり、音楽以外を娯楽とする人が増えたことから市場規模が縮小傾向にあると考えられています。
音楽業界の市場規模が縮小した理由として、YouTubeや音楽アプリなど無料で利用できるプラットフォームが広まったことも考えられます。
今までは有料でしか得られなかった楽曲も無料でも楽しめるようになったため、業界に流入する資金が減っているというのが事実です。
アイドルビジネスが流行している
現在、音楽配信サービスの登場によってCDの販売数が減少しています。しかし、ゼロになったわけではありません。
CDを購入することでイベントに参加できたり、限定パッケージを販売したりするなど、アイドルビジネスによってCDを販売しているケースがよく見られます。
近年、音楽配信サービスが盛り上がりを見せている中で、CDを購入することで限定グッズが手に入ったり、好きなアイドルに会えたりするなど、音楽配信の枠に収まらないアイドルビジネスが流行しています。
そして、このアイドルビジネスは今後も需要があると予想されているため、継続して流行すると考えられています。
コンサート需要が高まっている
アイドルビジネスの流行にともなってメディアへの露出が増え、多くの人がただ音楽を聴くだけでなく「アーティストに会ってみたい」「生で音楽を聴きたい」というニーズを持つようになりました。このニーズを満たせる一つの手段にコンサートがあり、現在需要が高まっています。
また、アーティストの歌声だけではなく、キャラクター性や容姿も重視する人は一定います。
生でアーティストの歌声を聞けたり、顔を見られることもコンサートの需要が高まっている要因の一つとして考えられます。
- 音楽業界におけるアイドルビジネスは、何をきっかけに流行するようになったのでしょうか。
ファン同士のつながりや同性からの支持が新たな流行を生んだ
以前はテレビの歌謡番組を中心に、1人または数名までのグループによるアイドルが生まれていましたが、1990年代になると「モーニング娘。」、「AKB48」など大勢のアイドルグループがあらわれ、ファン同士のつながりを含む新しい消費形態を生み出しました。
また、宇多田ヒカル、浜崎あゆみなどアーティスト志向のアイドルは同性からも支持を得る新しいアイドル像となりました。
このあたりがアーティストの流行の形が変わった転換点であったように思います。
国全体が経済的に停滞して以前のような大きなヒットは出なくなりましたが、その代わりにSNSや配信サービスが進化して、楽曲の単価は下がっていても消費者への訴求力は格段に向上しているといえます。
将来性はある? 音楽業界の今後の展望
音楽業界への就職を目指すにあたって、「将来音楽業界の仕事がなくなることはないのか」と将来性に関して不安に思う人もいるのではないでしょうか。
結論、音楽配信業界はさらに成長することが予想されます。ここからは、音楽業界の今後の具体的な展望を解説します。
サブスクリプションサービスの活用が増加する
前述の通り、音楽配信サービスの市場が成長中ですが、その中でもサブスクリプションサービスを利用している人が増えています。サブスクリプションサービスとは、楽曲を購入するのではなく、月額料金制で数万曲が聴き放題になるサービスです。
現在、多くの人がSpotifyやApple Musicなどのサブスクリプションサービスを利用して音楽を聴いています。今後も利用者数が増え、音楽業界を引っ張っていくことが予想されています。
ライブ配信の需要が拡大する
2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響でコンサートやライブができない時期がありました。その際にコンサートやライブの代替手段の一つとなったのがライブ配信です。
ぴあ総研の国内オンラインライブ市場に関する調査によると、2020年のリアルライブ参加率が13.9%、有料オンラインライブの参加率は10.4%だったのに対して、2021年はリアルライブ参加率が13.5%、有料オンラインライブ参加率が16.4%と、逆転しているという結果が発表されました。
ライブ配信であれば移動や会場の制限がないため、より気軽に参加できるようになります。また、コンサートのチケットが手に入らなかった場合でも、ライブ配信でコンサートを見られることもあります。
2022年以降、コンサートやライブを実施するアーティストが増えてきましたが、今後もライブ配信の需要は拡大し続けることが予想されます。
音楽業界の展望のヒントとしてほかにも注目したいのが、2023年6月にYOASOBIの「アイドル」が米ビルボード・グローバル・チャートで日本語楽曲として史上初の首位を獲得したことです。
これにより、今まで以上に「日本の音楽」を国内ではなく国外に向けて送り出す動きが起こると予想できます。
多種多様! 音楽業界の主な職種
前述の通り、音楽業界には多種多様な職種があり、たくさんの人の力によってリスナーが音楽を楽しめています。
そして、音楽業界の仕事は幅広くあることから、就職を検討している人は、職種を網羅的に把握していなければ「違う職種が良かった」と後悔してしまうことも考えられます。
ここからは、各職種の具体的な仕事内容を解説します。音楽業界の職種を網羅的に把握して、自分はどれをやってみたいか、何が向いていそうかなどを考えてみましょう。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
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①音楽を制作する仕事
音楽を制作する仕事
- アーティスト
- スタジオミュージシャン
- 作詞・作曲家
- 編曲家
- サウンドクリエイター
音楽を制作するのはアーティストだけではありません。あらゆる人の協力があって一つの音楽が制作されます。具体的にどのような仕事があり、どんな役割を果たすのか解説していきます。
アーティスト
「音楽」といったらアーティストを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。アーティストは歌手や楽器を演奏する人、ダンサーなどを指します。
アーティストになるには、芸能プロダクションやレコード会社が主催するオーディションに参加したり、路上ライブを繰り返して才能をアピールしたりするなどの方法があります。
一般的な就職活動をして目指せるものではないため、アーティストを目指す人は音楽に特化した努力が必要になります。
スタジオミュージシャン
スタジオミュージシャンとは、楽器を演奏してアーティストの楽曲をサポートするミュージシャンを指します。コンサートやライブの際にバックで演奏したり、CDのレコーディングに立ち合ったりします。
スタジオミュージシャンはレコード会社や芸能プロダクションに所属することがほとんどです。また、フリーランスとして活動する人もいます。
作詞・作曲家
作詞家は、レコード会社やアーティストなどから依頼を受け、楽曲に合う歌詞を作成します。一方で、作曲家は依頼に対して、アーティストのイメージに合わせたり、求められる方向性を汲み取ったりしながら曲作りをするのが仕事内容です。
作詞・作曲を自らおこなって歌うシンガーソングライターもいますが、作詞・作曲家は映画やドラマ、CMとのタイアップ曲を依頼されることが多々あります。
また、校歌や社歌の制作を依頼されるケースもあります。
編曲家
編曲家は「アレンジャー」とも呼ばれ、作曲家が制作した曲にアレンジを加える仕事です。使用する楽器や演奏の組み合わせなどを考え、原曲にアレンジを加えてレコーディングできる状態にまで仕上げます。
編曲家はギターやキーボード、ドラムなどさまざまな楽器を演奏することや、DTM(デスクトップミュージック)でアレンジすることなどが求められます。音楽系の大学・専門学校で編曲を学んだ後、音楽制作会社やスタジオなどで経験を積むのが一般的です。
サウンドクリエイター
サウンドクリエイターとは曲を制作する仕事です。作曲家と似ていますが、サウンドクリエイターは映画やドラマ、CM、ゲームなどで流れる効果音やBGMなどの制作もおこないます。
ゲーム会社や音楽制作会社に就職する、またはフリーランスとして実績を積むことでサウンドクリエイターとして働けます。なお、どちらの場合でも独学または専門学校などでサウンドクリエイターに必要なスキルを身に付けることが必要です。
サウンドクリエイターに含まれることもありますが、DJやシンセサイザープログラマーも音楽制作の仕事に当てはまります。
DJは実は日本での印象と世界での印象がまったく異なり、欧州で人気のあるDJはコロナ禍以前では年収数十億円を稼ぐ職業でした。
②音楽を完成させる仕事
音楽を完成させる仕事
- プロデューサー
- ディレクター
- レコード会社のスタッフ
- ローディー
- CD制作業者
音楽を制作しただけではリスナーに音楽を届けることはできません。音楽の商品化を目的に完成させる必要があります。音楽を完成させる具体的な仕事内容を見ていきましょう。
プロデューサー
プロデューサーは音楽を制作する際の完全責任者・プロジェクトリーダーのような役割を担います。アーティストや楽曲の売り出し方や方向性などの企画をして、発売までを導くのが仕事内容です。
具体的には、予算を立てて制作費を確保したり、ミュージシャンなど楽曲制作にかかわる人を選んだり、スケジュール管理をしたりします。また、プロモーションの企画も楽曲制作と同時に進めます。
なお、新卒で音楽プロデューサーになれることはほとんどありません。実績を積むことで任命されるようになります。
ディレクター
ディレクターは音楽制作の制作現場を統括する現場責任者です。作詞・作曲家の選定やジャケット写真の選定、レコーディング現場のマネジメントなどをおこないます。
なお、ディレクターには原版制作ディレクターと制作進行ディレクターの2種類があります。原版制作ディレクターは歌手に歌を教えたり、編曲家に指示をしたりするなど、高度な音楽スキルが求められます。制作進行ディレクターは楽曲がスケジュール通りに完成するようにマネジメントするのが主な仕事です。
これらのディレクターになるには、芸能プロダクションやレコード会社でアシスタントディレクター(AD)として経験を積んでいく必要があります。
プロデューサーはディレクターの上司に当たるポジションの仕事です。プロデューサーが企画全体の責任を負うのに対して、ディレクターはプロデューサーの部下というポジションで現場の監督をおこないます。
レコード会社のスタッフ
レコード会社に就職することで音楽にかかわることができます。しかし、レコード会社にも多数の部署があり、部署によって仕事内容が異なります。
たとえば、アーティストと打ち合わせをしたり、CDショップに売り込んだりする営業部や、出来上がった楽曲を宣伝する広報部などの部署があります。
また、ミュージックビデオの内容を考えたり、ジャケット写真を制作したりするなど、アーティストと打ち合わせを重ねてブランディングをしていくこともレコード会社の仕事です。
ローディー
ローディーとは、アーティストがより良い音楽を制作できるようにサポートするアシスタントのことです。ボウヤと呼ばれることもあります。
具体的にはコンサートやライブの際に楽器の運搬やセッティングをしたり、ギターやベースの弦を張り替え、エフェクターの電池を交換したりすることが仕事内容です。
また、コンサート中にマイクが壊れたり、ケーブルが絡まったりするなどのトラブルが発生した際に対応するのもローディーです。
アーティストが所属する事務所やローディーの専門会社、楽器のレンタル会社などに就職することでローディーになることができます。
CD制作業者
CDはプレス工場で製造されます。レコード会社が製造するCDの枚数を指定し、依頼に合わせてCDを製造します。
なお、前述の通り、CDの販売数は減少し、CD制作業者への依頼数も減っています。しかし、プレス工場で製造されているのはCDだけではありません。自動車で使われるパーツや家電製品のパーツなども作られています。
ものづくりに興味がある人はCDを制作するプレス工場をチェックしてみるのもおすすめです。
ものづくりをする業界である、メーカーへの就職を目指す人は以下のQ&Aで文系がメーカーに就職する方法を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
就活は、適職診断から始めてください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶことが大事です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そんな時は「適職診断」を活用して、志望する企業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。
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③音楽を届ける仕事
音楽を届ける仕事
- テレビ・ラジオ局のスタッフ
- CDショップのスタッフ
完成した音楽を消費者に届けて初めて価値が生まれます。音楽を消費者に届ける仕事にはテレビ・ラジオ局や、CDショップのスタッフなどがあります。これらの仕事について詳しく解説します。
テレビ・ラジオ局のスタッフ
テレビやラジオは影響力が強く、かつ消費者は無料で聴くことができるため、認知拡大につながります。テレビ・ラジオ局で働くと音楽関係の仕事ばかりではありませんが、音楽に携わることは十分に可能です。
なお、テレビ・ラジオ局は倍率が高いため入念な対策が必要になります。
テレビ・ラジオ局への就職を検討中の人は、こちらの記事を参考にして就活のイメージをつかみましょう。
テレビ局への就職を有利にする6つの方法|志望動機例文も紹介
CDショップのスタッフ
CDショップのスタッフは、消費者に直接音楽を届けることができます。なお、CDショップのスタッフは正社員だけでなくアルバイトでも可能なため、在学中にCDショップでアルバイトしてみるのもおすすめです。
しかし、近年CDの販売数が減少していることから、CDショップも縮小傾向にあります。CDショップのスタッフとして働きたいと考えている人は、現状と将来性も含めたうえで検討するようにしましょう。
新型コロナウイルス感染症が収束し、「モノ消費」から「コト消費」に変化している昨今では、ライブやイベント需要の高まりとともにチケット販売業界も盛り上がっていく可能性が高いです。
特に、ぴあ、HMV、イープラスは業界大手として名高く、ぴあはセブン&アイ・ホールディングスの関連会社、HMVはローソンの子会社など、ほかの業界ともつながりがあります。ぜひ位置づけを確認しておきましょう。
④アーティストを管理をする仕事
アーティストの活動をスムーズにしたり、認知度を広げたりするにはしっかりマネジメントをしなければいけません。このマネジメントをするのが芸能プロダクションです。
ここからは、アーティストを管理する芸能プロダクションの仕事内容について詳しく解説していきます。
芸能プロダクション
前述の通り、アーティストがスムーズに活動したり、認知度を広げたりするためにマネジメントするのが芸能プロダクションの仕事です。所属しているアーティストが売れるための方法を考え、実行していくことが求められます。
また、芸能プロダクションに就職した場合、マネージャーやファンクラブの運営、グッズの販売、イベントの運営なども手がけます。
なお、芸能プロダクションにはアーティストだけでなくタレントや芸人も所属していることがあるため、必ずしも音楽に携われるとは限りません。
アーティストを支える仕事のひとつにマネージャーがあります。芸能マネージャーを志望している人は以下の記事をチェックしてください。仕事内容や志望動機の書き方を解説しています。
11例文|芸能マネージャーの夢をかなえる志望動機の書き方を解説
こちらの記事では芸能関係の仕事についてまとめています。音楽業過に限らず芸能関係の仕事に興味のある人は参考にしてみてください。
未経験でなれる芸能関係の仕事|憧れの職業に就くためのプロセスは?
⑤ライブ・イベントに携わる仕事
ライブ・イベントに携わる仕事
- ライブハウスのスタッフ
- イベンター
- 舞台監督
- 舞台美術スタッフ
- 照明スタッフ
- PAエンジニア
近年、アイドルビジネスの流行によってライブやコンサートなどのイベントをするアーティストが増えました。
コンサートプロモーターズ協会のライブ市場調査によると、2022年時点でのライブ・コンサートによる収入が10年前よりも約2倍に増加するほど盛り上がりを見せています。なお、この調査は全国各地のコンサートプロモーターズ協会の正会員社を対象としたものです。
ライブ・イベントは多くの人の仕事によって成り立っています。それぞれの仕事内容について解説します。
ライブハウスのスタッフ
コンサートホールやライブハウスでイベントを開催するにあたって、チケットの確認や顧客の誘導、グッズの販売などをしなければいけません。その役割を担うのがライブハウスのスタッフです。
なお、アルバイトとしてライブハウスのスタッフをすることも可能です。興味がある人はまずはアルバイトを経験してみるのがおすすめです。
イベンター
イベンターはコンサートやライブの会場を手配したり、アーティストに出演の交渉をしたり、コンサートまでのスケジュールを管理したりする仕事です。コンサートやライブを実施するにあたって欠かせない存在となります。
また、スタッフの手配や宣伝プロモーションなどもイベンターの業務範囲です。
業務範囲の広さや責任からプレッシャーはありますが、終了後は大きな達成感を得られるでしょう。イベンターになるにはイベント会社に入社するのが近道です。
舞台監督
舞台監督は舞台上の最高責任者です。イベント中はアーティストや照明、音響、大道具などさまざまな役割の人が舞台周りで働きます。意図に沿った演出をするために、舞台周りで働く人に指示するのが舞台監督です。
舞台監督になるにはイベントの制作会社や劇団に就職して経験を積むのが一般的です。入社後すぐになれるものではないことに注意しましょう。
舞台美術スタッフ
舞台美術スタッフはイベントで使用する設備や装飾をデザイン・制作する仕事です。イベント中に使用する道具や背景など、舞台の演出にかかわるあらゆるもののデザイン・制作をします。
舞台美術スタッフはただ手先が器用なだけではなれません。アーティストや脚本家などの意図を汲み取って、その意図を反映させられるような演出にしなければいけません。そのため、コミュニケーション能力も求められるのです。
舞台美術スタッフになるには、専門学校や大学で必要なスキルを身に付けたうえで、美術制作会社に就職したり、フリーランスの舞台美術家に弟子入りしたりする必要があります。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
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照明スタッフ
照明スタッフはイベント中に照明器具を活用してライティングによる演出をします。会場の雰囲気を盛り上げたり、アーティストの魅力を最大限引き出したりすることを目的としています。
照明スタッフは事前に舞台監督やイベントのディレクターと打ち合わせをして使用する照明やライティングの方向性などを決めます。また、照明器具の搬入、配置、撤去なども仕事の一部です。
照明スタッフになるには、専門学校や大学で知識・スキルを身に付け、映像制作会社や照明専門会社に就職する必要があります。アルバイトとして働きながら経験を積み、正社員に登用されるといったケースもあります。
PAエンジニア
PAエンジニアはライブやコンサート、イベントなどの際に、音響機器を操作して、会場全体の音を作り上げる人を指します。同じアーティストでも会場によって適切な音の出し方が異なります。PAエンジニアは会場に適した音を作り上げ、盛り上げるための重要な役割を担うのです。
なお、PAエンジニアの仕事はアーティストやプロデューサーとの打ち合わせ、機材のセッティング、当日の音の調整など幅広くなっています。
専門学校や大学で音響や機材の操作などに関する知識を学び、音響会社やライブハウスなどに就職することでPAエンジニアとして働けるようになります。
ほかにも劇場やコンサートホールなど、自治体などが管轄する公的施設の運営の仕事もあります。
照明・音響・舞台監督などは民間企業1社がまとめて請け負うことも多いですが、会場を貸し出す側のスタッフにも、機器の調整など一定の音楽知識が必要な場合があります。
⑥楽器を販売する仕事
楽器を販売する仕事
- 楽器店
- 楽器メーカー
楽器を提供することも音楽業界の仕事の一つです。一般的な消費者やアーティストなどに楽器を販売したり、楽器を制作したりするなどの仕事があります。
楽器を趣味としている人は、楽器を販売する仕事も選択肢の一つにしてみてはいかがでしょうか。ここからは、楽器を販売する仕事の詳細を解説します。
楽器店
楽器店は消費者に対して楽器を直接販売します。小売業に分類され、実際に演奏して音を聞いてもらったり、これまでの経験を活かしておすすめの楽器を紹介したりするなどの接客が必要になります。
顧客に向けて実際に楽器を演奏することが多々あるため、楽器を演奏することが好きな人は楽器店で働くこともおすすめです。
なお、楽器店のスタッフの場合、アルバイトとして働ける店舗もあります。学生のうちにアルバイトを経験してみて、自分に合うかどうかを判断してみるのもおすすめです。
楽器メーカー
楽器メーカーは楽器を制作したり、楽器店など楽器を必要とする顧客に自社の楽器を卸したりすることが主な事業内容です。営業職や企画職、事務職など部署や職種が分けられ、それぞれ仕事内容が大きく異なります。
楽器メーカーへの就職は、大学を卒業して新卒として入社するのが一般的なルートです。大手メーカーの場合は倍率が高くなるため、入念な対策が必要になります。
楽器メーカーへの就職を志望する場合、「音楽が好き」という熱量だけでなく、「どう自社に貢献するか」も明確にしなければいけないことは把握しておきましょう。
楽器販売には楽器店や楽器メーカーだけでなく、貿易会社でも携われます。
楽器の中には国内で製造しているものだけでなく海外メーカーの商品もあり、そのような楽器は楽器店が直接買い付けるのではなく、貿易会社が輸入して楽器店に卸しているからです。
海外メーカーの楽器の買い付けや、海外の楽器を国内に広める仕事がしたい人は貿易会社で働くのもおすすめです。有名な企業だと野中貿易などがあります。
貿易の仕事はこちらのQ&Aでキャリアコンサルタントが詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみましょう。
- 自分に向いている音楽関係の職種がわかりません。
自己分析と企業研究で自分の軸を見つけよう
自己分析をおこない、自分のやりたいこと、ありたい姿、貢献していきたいことを言語化します。企業研究では、具体的にどんな職種があるのか、それぞれどのようなキャリアを歩めるのかを確認しましょう。
この2つを組み合わせたら、「自分の軸」が見つかります。
それでも向いている職種がわからないのであれば、もしかすると音楽業界には向いていない可能性もあります。好きなことや興味があることと仕事やビジネスはまったくの別物です。
仕事やビジネスに求められるものは結果なので、自分には何ができるのかをしっかりと言語化するようにしましょう。
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受けない方がいい職業を診断しよう
就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。
就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。
- 自分に合う職業がわからない人
- 入社後のミスマッチを避けたい人
- 自分の強みを活かせる職業を知りたい人
音楽業界の主な就職先
ここまで音楽業界の主な職種を解説しましたが、「実際に音楽業界に就く際にどのような企業に就職すれば良いかわからない」という人もいるのではないでしょうか。音楽業界には、同じ職種でもさまざまな企業が存在します。
ここからは、音楽業界の5つの主な就職先を解説します。自分が志望する職種に就くにはどのような企業に就職するべきかをチェックしましょう。
①芸能プロダクション
芸能プロダクションの基本的な業務は所属するアーティスト・タレントのマネジメントをおこなうことです。事務所と呼ばれることもあり、所属するアーティスト・タレントをどのように売り出すかなどを考えます。
具体的な仕事内容は担当アーティスト・タレントの育成やスケジュール管理に加え、タレントの発掘、テレビやラジオの制作会社、広告会社などへの営業活動などがあります。担当タレントのその日の仕事によって始業や就業時間が異なるため、不規則なスケジュールとなります。
そして、芸能プロダクションに入社するには、採用試験を受けて内定をもらうことが一般的なルートとなっています。
②レコード会社
レコード会社の仕事内容は、アーティストと契約してCDやDVDなどの音源を制作し、販売することです。具体的に多くのレコード会社は以下の3つを事業としています。
レコード会社の主な事業内容
- 音楽ユーザー向け事業
- 企業向け事業
- アーティスト向け事業
音楽ユーザー向け事業では音楽作品の企画・制作・プロモーションをするレーベル事業やライブ・イベントの制作・運営などがあります。そして、企業向け事業では、企業とアーティストをマッチングさせて、企業のブランド価値を高めるといったことをします。
そして、レコード会社によってはアーティスト向け事業として、アーティストのマネジメントやファンクラブの運営など芸能プロダクションに近い事業に取り組んでいる場合もあります。
③音楽出版社
音楽出版社の主な仕事は、契約を結んでいるアーティストやレコード会社が生み出した楽曲の著作権の管理と、開発業務です。
管理業務では、作家と楽曲ごとに著作権契約を結んで、著作権管理事業者に届けます。そして、著作権管理事業者から受け取った著作権使用料を、契約している作家と自社で分配するという流れになっています。
また開発業務では、音楽の制作からヒットさせるまでのすべての作業をおこないます。
音楽出版社の業務内容はほかの企業と比べても、音楽に関する幅広い仕事にかかわれるといえるでしょう。
自らが携わったアーティストや楽曲が、ヒットしたり流行を生み出したりと、世の中に大きな影響を与えることができるのは音楽出版社の大きなやりがいになるでしょう。
一方で、上記にあるようなさまざまな職種の人との報告・連絡・相談がとても大切になり、信頼関係で成り立っている面もあるので、一つのミスが大損害になる怖さも併せ持っています。
④イベント運営会社
イベント運営会社は、音楽に関するイベントやコンサート、フェスなどの企画や運営をおこなう会社です。イベントの企画やアーティストのキャスティング、スポンサーの募集、当日の運営など、音楽イベントに関するすべてをおこないます。
前述の通り、近年はアイドルビジネスの流行にともなってコンサート需要が高まっています。音楽フェスやライブ、コンサートなどは今の音楽業界を支えているといっても過言ではありません。
実際に開催する際は、力仕事もあり体力も求められますが、現代の音楽業界を盛り上げていることにやりがいを感じられる仕事です。
⑤著作権管理会社
著作権管理会社は、作詞・作曲家や音楽出版会社などから委託を受けて、楽曲の著作権を管理することが仕事内容です。
著作権とは作品を創作した人に与えられる権利で、どう使われるかを決めることができます。しかし、著作権を個人で管理するのは手間や時間がかかるうえ、問題が発生した場合に楽曲に悪影響をもたらす可能性もあるのです。
このような手間やリスクを軽減するために作詞・作曲家、音楽出版会社などは著作権管理会社に委託をします。
そして、時代の変化にともなって音楽の在り方も変わっているため、著作権管理会社で働く際は、音楽ユーザーと向き合い、時代に適応することが求められます。
- 音楽業界の就職先を決めきれません。どう選べば良いですか?
音楽業界が良いなら選ぶよりまず入ることが大切
そもそも求人の多い業界ではないので、選択の余地はほぼないと思います。関連する求人があれば片っ端から受けるくらいの姿勢でないと、なかなか受ける企業が見つからないでしょう。
音楽業界はまず入ることが最大のハードルです。アーティスト以外の職種であれば、まず業界に入ってからビジネスモデルを知り人脈を築くなどして、やがて希望の仕事や新しい分野に移っていくことも可能ですよ。
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確認必須! 音楽業界に向いている人の特徴
確認必須! 音楽業界に向いている人の特徴
「音楽が好きだから」という理由だけで音楽業界を目指す人もいますが、それだけでは不十分です。実際に働いてみたら「思っていたのと違う……」と後悔する場合があります。
音楽業界には向き不向きがあります。ここからは音楽業界に向いている人の特徴を解説します。自分が音楽業界に向いているかどうかをチェックしてみましょう。
①音楽に情熱を注げる人
大前提として「音楽が好きで音楽業界を盛り上げたい」と、音楽に情熱を注げる人は音楽業界に向いています。
音楽業界では、スケジュールが不規則だったり、アシスタント時代は給料が安かったりするなど、楽しいことばかりではありません。そのような状況でも仕事を続け、「音楽業界を盛り上げたい」と情熱を注げる人が向いています。
②新しいものを作るのが好きな人
世の中には数えきれないほどの楽曲、多数のアーティストが存在します。その中でヒットを生み出すには、これまでにはない新しいものを生み出す必要があります。
年代によって流行や人気のジャンルなどはありますが、それらを追っているだけでは大ヒット作を生み出すのは難しいでしょう。むしろ、流行を生み出したり、新しいジャンルを確立させることが求められます。
ゼロから新しいものを作るのは決して簡単なことではありませんが、それが好きで創作を続けられる人は音楽業界に向いています。
③流行に敏感な人
音楽業界は流行を追うだけでなく、新しいものを生み出す必要があることを解説しましたが、流行を常に把握しておくことは非常に重要です。流行を押さえていなければ、新しいものを生み出しても消費者に刺さらない可能性が高くなるからです。
つまり、流行を押さえたうえで新しいものを生み出すことが求められるということです。
SNSで最新情報をキャッチしたり、エンタメのニュースを見るのが好きな人は音楽業界に向いているかもしれません。
④コミュニケーションスキルに自信がある人
音楽業界で生き残るには縦・横のつながりを構築することが重要になります。自分・自社の力だけでアーティストや楽曲をヒットさせるのは難しく、そのほかの芸能プロダクションやレコード会社、イベント会社などの力が必要になるからです。
音楽業界で人脈があることは交渉や取引をする際に有効になります。人脈を広げるためにもコミュニケーションスキルに自信がある人は音楽業界に向いています。
⑤チームで協力できる人
音楽は1人で完結するものではありません。楽曲の制作やレコーディング、配信、販売、イベントの運営など、数多くの人と一緒に作り上げていきます。そのため、チームで協力することが求められるのです。
また、技術系の職種に就く場合、最初は上司のアシスタントから始めることがほとんどです。アシスタント時代は上司とアーティストの両方とコミュニケーションを取らなければいけないため、うまく立ち回ることも必要とされます。
このように、音楽は1人で作るものではないと念頭に置き、チームで協力できる人は音楽業界に向いているといえます。
適性を読んでみても、「そもそも自分の性格や強みがわからない」という人は、こちらの記事を参考にして自己分析をしてみましょう。自分が音楽業界に向いているかどうかわかるかもしれません。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る音楽への情熱はもちろん柔軟性や体力も必要
職種にもよりますが、音楽業界は「変化対応力のある人」が向いているでしょう。
音響や照明など舞台管理全般をおこなう会社のコンサルティングをしたことがあるのですが、ロックやポップス系の海外アーティストの公演などではイレギュラーが頻繁に起こり、リハーサルが予定時間を超える、出演者が来ないなどのトラブルや、機材の故障なども日常茶飯事です。
それでもそれらのトラブルを乗り越えてコンサートが成功すれば最高の達成感があるのですが、残業や深夜業務も多く、離れていく人も多いです。
働きやすさよりも音楽にかかわることを重視する人が向いている
またクラシックの指揮者や演奏家の場合も、ホールや練習会場を使える時間は極力練習に振り分けているので、打ち合わせなどはやはり深夜になることが多いです。
イベンターはイベンターで集客に常に悩んでいて、景気の悪化が続いて協賛や後援を取り付けるのが難しく常に課題を抱えています。
処遇の面でも、アーティストやクリエイターにならない限りは決して恵まれた業界ではありません。
音楽が好きで情熱を持ち続けられる人、顧客やファンの喜びを力にして頑張れる人、変化をストレスに感じることなくむしろ面白がれる人、そんな人が向いている業界だと思います。
柔軟性に自信がある人は選考でアピールしてみましょう。以下の記事では、柔軟性の自己PRの作り方・伝え方を解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
13例文|柔軟性の自己PRで理解必須の注意点と伝え方のコツ
アピールできる! 音楽業界への就職が有利になるスキル
音楽業界への就職が有利になるスキル
- 職種に応じた専門的なスキル
- 語学力
- コミュニケーションスキル
- PCスキル
音楽業界に就職するにあたって、保有していれば就活が有利になるスキルがあります。スキルを身に付けておくと、自己PRでアピールすることができます。
音楽業界を志望している人は、これから解説するスキルを保有しているか確認し、なければ大学生のうちに身に付けておきましょう。
職種に応じた専門的なスキル
照明スタッフやPAエンジニアなど、特に技術系の職種に就く場合、職種に応じた専門的なスキルが必要です。これらのスキルは専門学校で身に付けたり、アシスタントとして働く中で覚えたりすることになります。
また、芸能プロダクションやレコード会社などでは、担当アーティストを売り出すためのマーケティングスキルや企画力が必要になります。これらのスキルは大学のイベントを運営したり、書籍を読んだりすることで大学生のうちからでも身に付けられますよ。
PAエンジニアをはじめ、エンジニアにはさまざまな種類がありますが、以下の記事ではそれぞれ取るべき資格を解説しています。エンジニア就職を目指している人は、適切な資格を取得することで就職を有利に進められますよ。
エンジニアの種類別のとるべき36の資格|選び方や勉強方法も解説
- 音楽業界では新卒の就活でもスキルが重視されますか?
新卒でも知識や経験がある方が有利
照明スタッフやPAエンジニアなどの仕事は、専門的な仕事で専門学校があるほどです。そのためすでに学んでいたり、アルバイトやインターンで実績を積んでいたりする学生の方が優遇されることは多いです。
ただし音楽業界の専門的な職種は人手不足のため、未経験でも採用をおこなっているケースはあります。とはいえ知識や経験があった方が優遇されるため、学生時代からできる対策を考えて実践しましょう。
語学力
近年、CDから配信へと音楽の提供方法が変わったことにともなって、海外に音楽を提供することがこれまで以上に簡単になりました。つまり、アーティストは海外進出のチャンスがつかみやすくなったということです。
しかし、アーティストを売り出す職種の人の語学力が欠けている場合、海外進出のチャンスを逃してしまう可能性があります。
担当するアーティストとともに音楽業界で生き残るためにも、英語をはじめとする語学力は身に付けておくことをおすすめします。
就活においてどの程度の英語力が求められるかを知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。現在のレベルでも十分か、またはどのようにしてレベル上げすべきかがわかるようになりますよ。
英語力は就活への影響大! 求められるケースとレベルを徹底解説
自分の英語力を自己PRでアピールしたいと考えている人は、こちらの記事を参考にして自己PRを作成しましょう。
自己PRで英語力を最大限アピールするには? 英語面接対策も解説
コミュニケーションスキル
前述の通り、音楽業界では1つの楽曲を制作し、消費者に提供するまでにたくさんの人が力を合わせることになります。また、アーティストがイメージする楽曲やジャケット、グッズ、イベントにするためにも、イメージの詳細を引き出して、それを関係各所に伝えて実現する力が求められます。
このように、音楽業界で理想とするものを生み出し、多くの人に知ってもらうためにはコミュニケーションスキルが必要になります。そのため、大学生のうちからコミュニケーションスキルを発揮した経験をしておくと、就職が有利になる可能性が高まります。
PCスキル
音楽業界に限ったことではありませんが、就職する前にPCスキルを身に付けておいて損はありません。音楽業界で働く場合も、関係各所とのやり取りやスケジュール管理、動画・音響の編集など、PCで作業することがほとんどです。
志望する職種によっても異なりますが、メールの使い方やMicrosoft Excel、Microsoft PowerPointなどの基本的なことに加えて、動画編集ソフトや音響編集ソフトの使い方を身に付けておくと、就職が有利になる場合があります。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る音楽業界で活躍するには積極性も不可欠
音楽業界では実績の有無だけでなく、「コネ(コネクション)」も重要になります。
実績を作って声をかけてもらうのを受動的に待っているだけでなく、すでに活躍している人とかかわって活動の機会を自らつかみに行くことも大切です。そのためにはコミュニケーション力だけでなく、自ら積極的に行動できることが求められます。
たとえばコネクションがあれば人手が足りないときに応募するよう声をかけてくれたり、アーティストであればライブなどの機会も与えてくれたりします。
このように、仕事の幅を広げるためにも自分から関係を広げていくことが重要なのです。
業界に入ってからだけでなく就活でも積極性が求められる
これは就活でも同様で、音楽業界の求人はネットに掲載されていないこともあるため、情報を自分でリサーチしなければなりません。
またアーティスト志望であれば応募に実際の音源が必要になるため、準備を含めると他業界に比べて積極的な行動が求められます。
就活段階から業界で求められるスキルが試されていると捉えて、自ら情報収集をして能動的に行動することを意識しましょう。
音楽業界に就職することのメリット・デメリット
職種によっても異なりますが、音楽業界に就職するとやりがいを感じられることがある一方で、厳しさや大変さを痛感することもあります。
具体的にどのようなやりがい・メリットなのか、厳しさ・デメリットなのかを解説します。厳しい一面も把握しておくことで、就職後に「思っていたのと違った」と感じることを防ぐことができますよ。
音楽業界のやりがい・メリット
音楽業界の一番のやりがいは、自分がかかわった楽曲制作やイベントなどによって、多くの人に感動を与えられたり、喜ばせられたりすることです。ライブやコンサートなどであれば、来場者が感動している姿を目の前で見ることができます。
また、自身が担当するアーティストの人気が高まっている様子を見られたときもやりがいに感じるでしょう。売り込みやスケジュール管理、現場への帯同など大変なこともありますが、その分人気が高まったときの喜びは大きくなります。
言うまでもなく、音楽にかかわって生活できること自体も最大のやりがいになるでしょう。
それ以外にも一般の人にはない知識を得られる、アーティストとその作品やストーリーを身近に感じられる、ほかでは得られない人脈ができる、などもメリットではないかと思います。
音楽業界の厳しい一面・デメリット
音楽業界に就職した場合、一般的な企業とは異なるスケジュールで働くことが多々あります。たとえば、早朝・深夜のテレビ収録や夜に開催されるライブ、土日祝日のイベントなどにも対応しなければいけません。そのため、家族や友人と過ごす時間を合わせられなくなることがあります。
また、技術系の職種の場合、最初はアシスタントという形で仕事をするため、自分の思い通りにならなかったり、給料が安かったりすることがあります。
このような厳しい一面・デメリットがあることを把握したうえで、それでも音楽に情熱を注げる人は音楽業界への就職がおすすめです。
音楽業界は短期間でクオリティの高い作品作りをするため、仕事のボリュームが多いだけでなく納期のプレッシャーがかかることも大変な面です。
そのため、音楽業界で活躍したいという熱意だけでなく、忍耐力も求められています。
- 音楽業界で働く場合、どのくらいの経験を積めばアシスタントから卒業し責任のある立場になれますか。
3~5年が一般的だが単に継続するだけでは難しい
もちろん会社や状況にもよりますが、3〜5年が一つの目安といえるでしょう。
人によってはもっと早くキャリアアップする人もいれば、10年経ってもずっとアシスタントのままというケースもあります。
大事なことは、責任ある立場になる前から、そういった視座を持って仕事をおこなうことです。
アシスタントはアシスタントの仕事ができて当たり前です。責任ある立場に立つということは期待以上の仕事をこなして初めて評価されます。
常日頃から勉強したりコミュニケーション力を高めたりしていきながら、いつ昇格してもすぐに結果を残せるよう、日々精進することが大切です。
音楽業界を目指す中で「音楽業界はやめておけ」と周囲から反対され、不安になった人もいるかもしれません。こちらのQ&Aで同じような悩みにキャリアコンサルタントが回答しているので、ぜひ併せて確認してください。
参考にしよう! 音楽業界の志望動機の例文
ここからは、就職先別で音楽業界の志望動機の例文を紹介します。どれだけ音楽業界に適性があっても、志望動機でその熱意をうまく伝えられなければ不採用となる可能性があります。
自分の音楽業界への熱意をアピールするためにも、例文を確認し、参考にしながら志望動機を作成しましょう。
①芸能プロダクション
芸能プロダクションの志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、縁の下の力持ちとしてタレントまたはアーティストの可能性を最大限に引き出す仕事がしたいからです。
私は幼少期から音楽が好きで、テレビ番組を視聴することはもちろん、ライブやコンサートにもよく行っていました。
当時は「この人がすごいから人気がある」と思っていたのですが、あるテレビ番組で私の好きなアーティストの方が「マネージャーの〇〇さんのおかげで今の私がある」と話していたことを覚えています。
このとき、タレントやアーティストのマネージャーとして働くことに魅力を感じました。
入社させていただいた場合は、担当する人の可能性を最大限に引き出し、ヒット作を生み出せるよう精一杯努めたいと考えています。
マネージャーを志そうというきっかけとなる出来事をわかりやすく書けていると思います。しかし、きっかけしか書かれていないので、もう少し具体的な志望動機も必要です。
特になぜ「可能性を最大限に引き出す」ことがしたいのか、深掘りすると良いでしょう。
縁の下の力持ちであることが長所な人は、こちらの記事を参考にして自己PRを作成しましょう。自分の魅力や強みを存分に伝えられる自己PRが作成できるようになります。
縁の下の力持ちとは? 魅力が伝わる自己PRのコツと例文15選
②レコード会社
レコード会社の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、音楽制作に携わり、多くの人に感動してもらえる楽曲を世に出したいと考えているからです。
私は学生時代にバンドを組み、ギターを演奏していました。世間に知られるほどの人気があったわけではないのですが、楽曲制作にはこだわりを持って取り組んでおり、自分達でレコーディングもしていました。
現在、バンドは解散して音楽活動はおこなっていないのですが、ギターは毎日触っており、知り合いのバンドのレコーディングの手伝いなどもしています。
このような経験から、レコード会社に興味を持ち、貴社を志望させていただきました。入社させていただいた際には、アーティストのこだわりを引き出し、ベストな楽曲を制作できるよう努めてまいります。
レコーディングの経験があるのはプラス要素ですね。
この文章自体は問題ないと思いますが、アーティスト志向も少し見えるので、この後の具体的な話の中で、こだわりの部分の方向性が合うか合わないかが大きなポイントになると思います。
③音楽出版社
音楽出版社の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、楽曲制作に幅広くかかわり、一人でも多くの人に心に刺さる音楽を届けたいと考えているからです。
幼少期は根暗な性格で、友達もできず多くの時間を一人で過ごしていました。そんなときに心の支えになっていたのが音楽です。
私は〇〇さんの「△△」という曲が好きです。理由は、私にそっと寄り添ってくれるような歌詞で、いつも勇気づけてくれるからです。この音楽とともにさまざまな困難を乗り越え、根暗な性格も克服し、今があります。
私がした経験のように、一人でも多くの人の心に刺さり、感動と勇気を与えられるような楽曲制作に携わりたいと思い、貴社を志望させていただきました。
音楽が好きである熱意は伝わるものの、「その企業でなければならない理由」が書かれておらず、熱意が少し伝わりづらいです。
より高い志望度をアピールするためには、「その企業でなければならない」と感じさせられるエピソードも取り入れましょう。
④イベント運営会社
イベント運営会社の志望動機の例文
私が貴社を志望した理由は、ライブやコンサートで一人でも多くの方を笑顔にしたいと考えているからです。
私は幼少期から音楽が好きで、ライブやコンサート、フェスに行くことが多々ありました。幼いながらも、これらのイベントはアーティストだけでは成り立っておらず、スタッフの協力があって皆が満足するものになっているということは認識していました。
いつしか自分がイベントを運営する側に回りたいと考えるようになりました。そして、自分が音楽の魅力を最大限に引き出し、一人でも多くの人を笑顔にしたいと考えています。
入社させていただいた際には、アーティストのケアはもちろん、来場者が満足のいくイベントになるよう努めてまいります。
音楽業界志望者にありきたりな文章になってしまっているのがもったいない印象です。
幼いながらもアーティストではなくスタッフに着目していたのは、何かきっかけになるエピソードがあったのでしょうか。
その部分を深掘りすると、もっとあなたらしい志望動機になると思います。
⑤著作権管理会社
著作権管理会社の志望動機の例文
私が貴社を志望する理由は、形のないものを守りたいと考えているからです。
近年、CDやDVDが売れなくなっており、配信サービスを活用する人が増えています。それにともない、著作権に関する意識が薄れて権利に反することをおこなう人も増えてきました。
現段階では大きな問題になっていないかもしれませんが、この状況が続くと、最悪の場合いずれ大きな問題となり音楽や映画などがない世の中になる可能性もあります。そのような状況は誰も望んでいません。
著作権に関する仕事に携わり、著作権に関する問題を引き起こさないためにも私が力になりたいと思い貴社を志望させていただきました。
基本的な考え方が明示されていて無難な文章ですが、著作物の権利については複雑な問題や解釈に迷う論争が数多く起きています。
「著作権に関する問題を引き起こさないため」という部分はやや言い過ぎに感じるので、現状についての理解不足を懸念されるかもしれません。
熱意と戦略もアピール! 入念な対策で音楽業界への就職を実現させよう
音楽業界で働き続けるためには「音楽が好き」という気持ちだけでは不十分です。会社の利益に貢献しなければいけないことに加え、不規則なスケジュールでの仕事が要される場合があります。そのため、熱意や会社を成長させる戦略も一緒にアピールすることが大事です。
そして、音楽業界は人気業界であるため、入念な対策が必須です。この記事で解説した音楽業界で求められるスキルや例文を参考にして、自分の強みを存分に伝えられる自己PRや志望動機を作成し、音楽業界への就職を実現させましょう。
アドバイザーコメント
吉田 隼人
プロフィールを見る音楽業界は好きという気持ちだけでなく覚悟が必要
最後にあなたに判断してほしいのは、音楽を趣味として向き合っていくのか、音楽を仕事として向き合っていくのか、という点です。音楽を仕事にする覚悟があるのかを自分に問いかけましょう。
よくエントリシート(ES)を添削していて目にする志望理由は、「音楽が好きだから音楽業界に行きたい」というものですが、はっきりいってあまりにも短絡的です。
「やりたい」という想いだけでできるほど、社会人は甘くありません。やりたいことをやるためには、やりたくないこともたくさんしないといけません。その覚悟があるのかを確認しましょう。
ビジネスの視点で自分がどんなことを提供できるのか考えよう
またやりたいことを仕事にするためには、自分には何ができるのかをしっかり自己分析する必要があります。音楽が好きなことはあくまでもきっかけに過ぎません。
音楽を仕事にするということは、結果や成果を求められます。あなた自身には音楽業界でどんな課題が解決できるのか、どんな価値を提供できるのかというように、社会人の視座で何ができるのかをしっかりと言語化するようにしましょう。
今後、日本の音楽業界は、SNSや動画サービスのさらなる発展、日本のアニメやアイドルの海外進出などでこれまで以上にグローバル化が進み、市場も大きくなると予測されます。可能性や夢が無限にあるビジネスです。
もし本当にこの道に進みたいのであれば、ぜひビジネス的な視点で音楽業界と向き合っていきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/就活塾「我究館」講師
Hayato Yoshida〇東証一部上場の人材会社で入社2年半で支店長に抜擢。これまで3,000名以上のキャリアを支援。現在はベストセラー書籍「絶対内定」シリーズを監修する我究館でコーチとして従事
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