Q
大学4年生
女性
福祉業界の将来性について教えてください。
現在就職活動中の大学4年生です。私は福祉業界に興味があるのですが、業界の将来性について気になっています。
少子高齢化が進んでいるため、福祉業界は今後も需要が高まるのではと思う一方で、人手不足で、労働環境が悪いというイメージがあります。実際のところ、福祉業界の将来性はどうなっていくのでしょうか?
運動部なので体力面はあまり心配していないのですが、安定して収入を得られる業界なのか気になっています。また、これから福祉業界で働くうえで、どのようなスキルや考え方が求められるようになると思われますか?
もしよろしければ、専門家の方からの意見やアドバイスをお聞かせください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
福祉業界の将来は明るい! 新しい視点を持とう
福祉業界は、高齢化やダイバーシティ推進の流れを受け、今後も需要はますます高まっていくと考えられます。
特に、問題が起きてから対処する予防ではなく、問題が起こらないように先回りして手を打つ未病の考え方が重要です。
たとえば、高齢者福祉の分野では、「いかに介護が必要な状態にならないようにサポートするか」といった視点での新しい事業が増えてくるでしょう。
やりがいが大事! どの分野で働きたいか明確にしよう
人手不足や労働環境については、確かに課題を抱える事業所もありますが、すべての企業がそうではありません。
キャリアとしては、まずはお金や安定性も大切ですが、それ以上に「福祉業界のどの分野で、どのような仕事がしたいのか」を明確にすることが、やりがいを持って長く働き続けるうえで最も重要になります。
AIに代替されない業界のため将来性は心配ない
福祉業界は、社会にとって不可欠な仕事であるという認識が高まっており、職場環境も徐々に改善傾向にあります。
AI(人工知能)などでは代替しにくい職種であるため需要は高く、今後も将来性がある分野と言えるでしょう。
収入面での課題は解決できない可能性も! マイナス面も理解しておこう
将来的には、ロボットなどの機械化により肉体的な負担が軽減され、利用者のメンタルケアに重点を置けるようになる可能性があります。
しかし、利用者からの利用料が高く設定できないため、収入面での課題は依然として残っていくでしょう。
助成金に頼る構造的な問題があるため、人件費削減や機械化による効率化など、費用面での工夫が引き続き求められる業界と言えます。
以下の記事では福祉業界の特徴や向いている人などを解説しています。福祉業界への就職を視野に入れている人は、事前にチェックしておきましょう。
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